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本当に大切なものは見えない

古いフィルム・カメラで、ありふれた身の回りを撮っています。日常の中の一瞬を捉え、読み解く写真になっていれば・・・

東京駅から水道橋まで(2)      皇居東御苑

皇居の東御苑の開放日だったので、通り抜けした。
東御苑1136-15
東御苑1136-17
御苑内を散策する人の過半数は外国の方達。
日本人は2,3割だろう。
日本人かと思うと、中国語を話していたり、韓国の方。
東南アジア、南米と思しき人、西洋人も混じる。
英語を話す人が意外と少なかった。
東御苑1136-18
東御苑1136-23
らぶらぶな二人。
ドイツ語でもフランス語でもない。
スペイン語とも思えなかった。
ハンガリーかなぁ?
(20年以上前、仕事の関係でブタペストへ行ったことがある。
カルチャーショック、公園で堂々と抱擁するカップルを見た。
それが 当たり前のことと 現地で会った商社の人から聞く。)
東御苑1136-26
コシナが製造したBessaR ライカ・スクリューマウント(L)のカメラを使った。

レンズメーカーなのに、時々、カメラを作ってみようという気になるらしい。
2000年ごろ 時代は既にデジタルカメラの時代に入っている。
コシナは古いレンズを使う人の需要はまだあると 
そのニッチな市場向けにBessaシリーズのカメラを製造した。
BessaRはその中の一品種、小生が使うフィルムカメラの中では 一番最近のもの。
製造後まだ15年くらいのカメラです。
Nikkor50mmレンズDSC01612
使いやすいカメラですが、距離計の精度が高くないので、
明るいレンズを使い、近距離の撮影では問題がでてくるでしょう。
当倍ファインダーだったら・・・・よかったのですが。
MマウントのBessR2A?かは当倍ファインダーだったかも。

レンズは日本光学のLマウント用 50mm F:2を使用した。
戦前、海軍御用達の光学機器メーカー、戦後は軍隊の仕事がなくなったので、
民生用に仕事を転換、
昭和22年(1947年)最初に売り出した 50mm F:2レンズ、2000本のうちの1本。
沈胴タイプ(Crash-able)のレンズです。
ドイツのツアイスは 日本光学にとっては先生。
師を真似て 戦前既にキャノン向けに、ゾナータイプのレンズ(Lマウント)を作っていたという。
写真右は、その真似られたソナー 50mm F:2レンズ。
コンタックスマウント用。1937年製。大戦をはさんで10年の隔たりがある。
ツアイスのTコートは1936年から実用化されたというが、このレンズはノンコートです。
一方、ニコンのレンズは1947年製、敗戦国ドイツの技術は、PBレポートとなり自由に使えるようになり、
このニコンのレンズ、既にコーティング処理が施されています。

しかし、この二つのレンズ、描写力をテストしたことがあるが、判別できないほどよく似ていた。
ゾナー独特のボケ方、収差まで 一致していました。
日本光学は終戦(敗戦)の時点で すでにツアイスと同等のレンズ設計技術と生産技術に達していたということでしょう。
その後ニコンはツアイス先生の作ったコンタックスマウントのS型ニコンを作るようになる。

右のカメラはキエフです。
ソ連時代、東独側にあったコンタックスの工場を、工場ごとソ連邦の一国、ウクライナのキエフに移築し作ったカメラ。
ネームプレート以外はコンタックスⅡと同じもの。いわばコンタックスⅡのクーロンカメラと呼べる物です。(パクリではない)
キエフでは この工場をあと2つ作り、生産量を3倍にする計画だったという。
計画経済なので、そうしたかも。
そうなると年間18000台のコンタックスⅡが生産でき、これを全世界に売り捌いたら・・・・
日本のカメラ産業、戦後のスタートアップ 難しかったろうと思う。

そんなこと、こんなこと考えると・・・.また楽しい。


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  1. 2018/09/29(土) 12:25:22|
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Author:Alchemyst Sasaki
Phone-Cameraの時代、フィルムで撮ることの意味合い、意義はあるだろうか?と懐疑的になっている。写真の置かれている場所・期待・求められているものが根底から変わってしまったのかもしれないと思っている。
それでも、もう一年白黒フィルムで遊んでみるつもりでいる。

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