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本当に大切なものは見えない

古いフィルム・カメラで、ありふれた身の回りを撮っています。日常の中の一瞬を捉え、読み解く写真になっていれば・・・

衝動買い    

フォーマットの大きなフィルムで 写真を撮ってみたかった。
しかし、おおきなフォーマットの写真、そんなには撮らないだろう。(体力の限界、財力の限界)
せいぜい 300カットくらいだろう。
今ブロニー(120)フィルム、 1本1000円くらいする。
30本使うとなると3万円になる。
カメラにかける予算は3万円以下と腹積もりしていた。
Mamiya-6は使っているが、6×6cmのレンジファインダーカメラ。
同じ、6×6cmのフォーマットなら、一眼レフがいい。
ハッセルは高価すぎる、狙うならブロニカだろう。
6×7,8,9なら レンジファインダーでもいい。(Fuji 670 680 690をイメージしていた。)

調べるつもりで、新宿の中古カメラ店巡りをしてみた。
東口に在ったラッキーカメラは、なくなっていた。(後で調べたら 移転したようだ)。
その足で、ミヤマ商会へ。
新宿1123-7
店舗は昔と変わらず同じ場所にあった。
大判、中判のカメラは少ない。
壊れて動かないFuji 645が予算の半値近くで売られていた。
店員に話を聞く。電子シャッターなので、修理は難しいという。
それに 電池も2,3年前に製造中止。
修理できるところがあるかさがし、(修理、受けるとこあるかなぁという顔をしていた。)
電池は海外を探して求めないと使えない、もう無理でしょうとの返事。
動作品なら、高くても売れますといっていた。
電子シャッターになったカメラは 避けたほうがよさそう。
古い機械式カメラを候補にしたほうがいいようだ。

東口、アルプス堂へ。
新宿1123-9
PENTAX 6x7があったが、高価、小生の予算額を超える。
富士の67、68,69はなかった。

仕方なく、西口へ抜ける地下道を歩き、西口へ出る。
狙いは、地下にあるカメラBOXと二階にある中古カメラ市場。
この二店舗、入り口に看板はあるが、見つけにくい場所。
新宿1123-12
カメラBOXには 6,6の二眼レフはあったが、候補とするカメラは少なかった。
そのなかに すすけたMamiya Press 一式が置かれていた。
フィルムホルダーは6×9cm。
値段は予算の半分くらい。この選択肢もあったと気づく。
動作品か、店員の老人(小生と同年くらい)に確かめたが、
それは客が置いていったもので(委託販売)よくわからないという。
わかる人が 明日くるので、そのときき来てくれれば・・・・という。
互いに老人、老人に明日はない。

中古カメラ市場へ。
新宿1123-13
ここも中判カメラは、二眼レフが主流。
ハッセル、PENTAX 6x7、ゼンザ・ブロニカもあった。
Fujiの670,680,690はない。
ハッセル、PENTAX 6x7は予算オーバー。
ブロニカS2は 動作品で予算内に納まる。
これかなぁと思ったが、
近くに カメラBOXでみた Mamiya Pressが置いてあるのを発見。
程度は、ずっといい。
店員に 動作品か確認したところ、使えるという。
一週間以内なら、クレームに応じるという。
ブロニカS2より高かったが、予算内・・・・衝動買いしていた。
MamiyaPressDSC01556.jpg
MamiyaPressDSC01554.jpg
撮影に必要な一式 全て入っている。
手提げの紙袋に入れてくれたが、重い。
近くのMAPカメラと、カメラのキタムラを予定していたが、これが限界。
すぐに帰宅し、早速 テスト撮影。
120フィルムだと 1本で8カット撮影できる。

その中の一枚
アオリ撮影1121-5
このカメラ 光軸を傾けるアオリ操作を行なうことはできる。(スウィング、ティルト)
しかし、光軸をずらすアオリ操作はできない。(ライズ、フォール、シフト)
上手く使えば、眼前から無限遠までピントを利かせることができる。

アオリは初めての経験。
本で読んで知ってはいたが、120フィルムのMamiya Pressで、できるとは思わなかった。
早速テスト。
中判 100mmのレンズでf:3.5と開放絞りだが、手前から奥までピントは 綺麗に結んでいる。

現像は TRI-Xに使っていた(A)現像液、微粒子現像液を使う。
ネガを3200dpiで取り込んだが、7000万画素の画像になった。
当倍に拡大してチェックしたが、銀塩粒子は目立たない。
個人的には必要ないけど、
フィルムスキャナーを4000dpiとか6400dpiに対応したものに交換したら、一億画素も夢でない。
すごいものだと・・・・楽しくなってしまった。

これは 以前 このブログ 2015年6月22日の記事に載せた、同じ場所の写真。
零式カメラⅡ 2015年6月22日記事
丈夫なボール紙のお菓子の箱を改造して作った自作の零式Ⅱカメラ。
アルミ缶を切り出して 径の違う絞り板を作り、百円ショップで購入した虫眼鏡セットを利用し レンズを調整した。
120フィルム(T-MAX100)をカットして、カメラに装着した。
絞りは スライドさせると、L1からL5まで選べる。
L4は孔の径から f:45と計算した。(L5にすると f:96)
セコニックの入射光式で測定し、露光時間を決めて撮影。
そのときから 6×9のフォーマットを狙っていたのですね。
百均のおもちゃレンズでも、絞れば、意外とシャープに取れるものです。
1930年代初頭アメリカに、Group f/64というクラブがあったほど。
(有名写真が輩出しています)
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ピントグラスをルーペで観察し、ファインダーの距離計と実際のピントが連動しているかチェックしたが、
レンズの最短撮影距離1mまで正確に一致していた。
アオリ操作でフィルムホルダーを後退できる(さすが MAMIYAー6と同じ方式!)ので、平行に後退させると
フィルム面から50cmのところまで接写可能だった。
なんと ファインダーの距離計を使わないなら、50cmの接写ができる!!

妻のポートレートを撮ってみた。
絞りf:5.6、1/30秒、1/60秒、でストロボはシンクロしていた。
レンズシャッターなので、ストロボは全速(~1/500秒)でシンクロするはず。
戸外で日中シンクロが 簡単に行なえそうだ。

約7000万画素の画像を得る。
当倍になるまでPC画面で拡大し確認したが、きわめてシャープ。
これなら、半切に伸ばしても、粒子のでない綺麗な写真になる。

重いのが欠点、三脚に載せて使うことになる。
確かに面白いカメラ、純機械式なので 頑丈だろう。
駄目になったとしても、
フィルムホルダー、本体(ファインダーと距離計)、レンズユニットの3つに分割されているので、
駄目になったユニットを 交換すれば また使える。
合理的だと思う。
しかし、300カットも撮ったら もういいかという気になっているだろう。
重い。老人には重すぎる
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Canon Autoboyを持って新宿散歩&中古カメラ店巡りをした。
フィルムは15年ほど前購入したFujiのネガカラーフィルム。
数年前 机の引き出しにあったのを見つけ 冷蔵庫へいれて保管してあった。
フィルム全体にカブリを生じていたが、
フィルムスキャナーで取り込み、PSE(フォトショップエレメントVer.6)でコントラスト、明るさ、色調整をしてみた。
どうにか画像を復元できた。
カブリで不鮮明なカラーネガから、
これだけの画像を調整できるレタッチソフトの実力 すごいものがある。

Mamiya Press で 6×9判のカラー写真を撮ったら、7000万画素の画像を得る(3200dpi取り込み) 
色の深みもデジタルよりあるように思う。
レタッチソフトで調整したら、すごい写真になるかも・・・・
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  1. 2018/08/18(土) 13:59:55|
  2. レンズの眼、カメラの眼
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Author:Alchemyst Sasaki
Phone-Cameraの時代、フィルムで撮ることの意味合い、意義はあるだろうか?と懐疑的になっている。写真の置かれている場所・期待・求められているものが根底から変わってしまったのかもしれないと思っている。
それでも、もう一年白黒フィルムで遊んでみるつもりでいる。

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