FC2ブログ

本当に大切なものは見えない

古いフィルム・カメラで、ありふれた身の回りを撮っています。日常の中の一瞬を捉え、読み解く写真になっていれば・・・

デジタル レタッチで 画像を作る

旧ソ連製のInduster-50 50mmF:3.5のレンズを4本持っている。

4本のうち2本は固定鏡、袴の部分は着脱でき、
袴をはずすとソ連製一眼レフカメラ、ゼニットのレンズとして使用できる。
その袴部分をもう一つのInduster-50につけ、鏡胴を伸ばしてデジタルカメラに取り付けた。
接写カメラDSC01462
こうすることで、被写体まで90cmくらいまでしか近づけなかったカメラが、レンズ先端から20cmくらいにピントがくるようになる。
そうして撮影した赤い椿を レタッチソフト(PSE)の機能を使用し白黒画像に変換、各種のフィルターで画像処理してみた。
椿BWDSC04665 BW変換
カラー画像を白黒変換。
椿BWDSC04665 エッジ光彩 モノクロ
エッジ光彩フィルター処理。花弁にエッジがかかったようには思えないが、「めしべ」の部分にぬめりと光のエッジを感じる。
椿BWDSC04665 BW変換 光彩拡散
光彩拡散フィルターだと、シュール感が増す。
椿BWDSC04665 BW変換 エッジ・ポスタリゼーション
これも面白い。フィルムでは出せない。
椿BWDSC04665 ソラリゼーション・モノトーン
フィルムで行なうソラリゼーションとは 違うなぁと思う。
椿BWDSC04665 木炭画
パステル調、墨絵風とかいろいろなアート系フィルターもあったが、
変換してもあまり好きになれない画像になった。
上手くパラメーターをあわせられないからでしょう。
レタッチソフトを教えるプロ、それを使うプロ(プロラボ)がでてくる理由でしょう。

インスタ映えする写真を撮りたいという需要は多い。
レタッチソフトのフィルター・ソフトがすでに組み込まれている機種もあるようだ。
それで撮影すると、見目好く、肌は潤いしみ一つなく、眼もぱっちり大きくなっているのかも。
レタッチソフトで 画像を感動的、印象的、キャッチーに(加工)する・・・この流れは止まるはずもありません。
それも 写真なのでしょう。
-----------------------
その昔、白黒フィルムが全盛の頃、
写真家は 撮ったフィルムを暗室で現像、己の手で印画紙に焼いていた。
(中には、弟子にやらせたり、プロラボに頼むプロもいたと思うが)
森山大道も、暗室で格闘していた一人だろう。
しかし、デジタルカメラに替えた今、
PCの前に座り、レタッチソフトを自ら操作して画像を作っているとは 思えない。
おそらく外部の画像処理ソフトに習熟したプロに依頼し、彼の狙う画像をつくって貰っているのだろう。

絵師がいて、彫り師がいて、刷り師がいて 一枚の版画が完成する。
絵師は名前が記憶されるが、彫り師、刷り師の名前は残らない。
しかし、版画のできばえは、彫り師、刷り師の技量にかかっている。
昔の写真家はそれを一人でこなすことができた。(しない人もいたけど)
それが可能だったのは、モノトーン(白黒)写真だったから。
皮肉なことにデジタルの時代に入り、
プロの写真家は 単なる絵師になったということだろう。

しかし、個人でも、明るい暗室で現像し、
それをプリンターで打ちだして写真を作ることが可能になっている。
絵師、彫り師、刷り師の三役をこなせる環境になった。
ほかの人の手助けは必要ない。
アマチュアとして写真を楽しむには 申し分ない環境になったと思う。

 



スポンサーサイト



  1. 2018/05/01(火) 10:23:30|
  2. 黒い花 怪しい花
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0
<<勝島運河にて | ホーム | 椿 デジタルカメラで>>

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバック URL
http://alchemystsasaki.blog.fc2.com/tb.php/1167-aeba0714
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

プロフィール

Alchemyst Sasaki

Author:Alchemyst Sasaki
Phone-Cameraの時代、フィルムで撮ることの意味合い、意義はあるだろうか?と懐疑的になっている。写真の置かれている場所・期待・求められているものが根底から変わってしまったのかもしれないと思っている。
それでも、もう一年白黒フィルムで遊んでみるつもりでいる。

最新記事

月別アーカイブ

カテゴリ

読み解く写真、心に残る写真を・・・ (117)
思い出の写真 (25)
遥かなる寧夏 (35)
新幹線の見える街 品川 (6)
フィルムの眼 (81)
レンズの眼、カメラの眼 (31)
デジタルカメラは記録機器 (13)
映し出された世界 (28)
水辺の光景 (18)
勝島運河 (16)
写真の技法 (146)
旅行・観光 (7)
ある場所、ある瞬間 (93)
デジタルで遊ぶ (29)
Silent City (8)
??? (21)
Street Photograph (26)
都会の景観 Tokyo (195)
Night walk in Tokyo (33)
散歩 (234)
猫、犬、鳥 (9)
白木蓮 (18)
黒い花 怪しい花 (53)
樹、草、花  (63)
桜  (118)
ひまわり (38)
竹林 (11)
八つ手 (9)
百日紅(さるすべり) (29)
オールドレンズの密かな楽しみ (33)
人物 ポートレート 踊り (35)
Photo彩遊 (27)
品川宿 (9)
その他  (31)

メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

検索フォーム

RSSリンクの表示

リンク

このブログをリンクに追加する

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード

QR