性懲りもなく戸越公園の庭に咲く「しゃくなげ」(石楠花)を撮りにいく。
デジタルの時代、美しい花を 美しく撮っても たいしたことではなくなった。
それは簡単だ。
スマホでもコンパクトデジカメでも 撮れてしまう。
ではなぜ?性懲りもなく・・・・
こう撮れるはずだという思い込みが強いのだろう。
しょうがないなぁと思いながら、カメラを抱えて戸越公園へ。

黒い花弁の石楠花が撮りたかった。

フィルムで撮影する場合、
撮影されたフィルムは、暗室で、化学薬品を使って現像され、できたネガを、印画紙に焼き付けていた。
そこで初めて、意図したように撮れたか、駄目だったか、意図した以上によく撮れたかが判明する。
失敗したくないので、撮影する前にどうしようかと思案する。
フィルムを選び、フィルターを選び、現像液を選び、現像法を工夫してネガを作る。
撮影から現像まで 緊張感がある。
今、デジタルの時代、その緊張感は薄れている。
その場で、どう撮れたか液晶画面で確認できる。
不満なら、その場で撮影を修正し 再度撮ってみる。
フィルムと違い、メモリーに記録されただけ、沢山写して、あとで選べばいい。
写真を撮ることの緊張感がなくなり(いい面も沢山あるなぁ)、お手軽になる。進歩でしょう。
画像データーは カメラ本体で、あるいはPCのソフトで現像し、プリンターで紙にプリントする。
レタッチソフトのフィルタープログラムは高機能。
デジタル暗室と評し、レタッチソフトを使って画像を綺麗に作っている。
確かに黒い花弁の石楠花、レタッチソフトを使えば、簡単に変換(作る)できるかも・・・・
でも、少し、ちょっとでも デジタルでは出せないトーンできないものか
フィルムに拘る小生、そんなことを夢想している。
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- 2018/04/27(金) 07:52:24|
- 黒い花 怪しい花
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