fc2ブログ

本当に大切なものは見えない

古いフィルム・カメラで、ありふれた身の回りを撮っています。日常の中の一瞬を捉え、読み解く写真になっていれば・・・

風景写真  ソ連時代のレンズ

区役所前の公園の白木蓮を追いかけていた頃、撮った風景写真。
歩道橋に登り、品川駅方面を撮影した。
Zorki-Induster501060-#1-6
計画経済の時代のカメラ。
ノルマを果たせばそれでいいと、粗製乱造、品質に問題あるのではと思ってしまうが、
そんな心配は無用。ソ連の人も写真が好きなのだろう、いいカメラを作っている。
ただ、計画経済なので、不具合を検討し、更に新しいカメラをつくるという考えには なりにくい。
しかし一機種でも何万台、何十万台も生産するので、技術は枯れ、労働者のスキルはあがり、品質は安定している。
当倍確認
ネガを約1300万画素相当でPCに画像を取り込んでみた。
レンズはInduster-50 50mm F:3.5。
ツアイスのテッサー50mm f:3.5のコピーレンズだが、
遜色ない解像度を持っている。

画像の一部を切り取り、画素当倍で示すが、コントラストも充分高い。
第一三共研究開発センターの文字、どうにか判読できるし、
レインボーブリッジも分かる。
時計の時刻も判読でき、右下のレンガの壁もしっかりと捉えている。
銀粒子の大きなRetro400Sのフィルムを使ったので ピクセル当倍の像は粗くなったが、
銀粒子の小さなRetro80S,Ortho25などのフィルムを使って撮影したら、銀粒子の粒界は消え、
もっとはっきりと読み取れるだろう。
レンズとしての解像力はかなり高いレンズです。
-------------------------
ソ連のレンズ、10年ほど前 手に入れたもの。
そのころは安かったし、中古店の棚にも沢山並んでいた。
其の中でも 安いものを探したので 
一本2000円から3000円程度で手に入れることができた。
品質にばらつきがあるのではと(安かったので)、4本も手に入れていた。
内わけは、
固定鏡2本(1959年製、1967年製) 沈胴鏡2本(1964年製、1980年製)
試したけど、皆同じ、問題ない良いレンズでした。


スポンサーサイト



  1. 2018/04/21(土) 11:39:22|
  2. 都会の景観 Tokyo
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0
<<はなみずき | ホーム | お堀の樹>>

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバック URL
http://alchemystsasaki.blog.fc2.com/tb.php/1158-959badd7
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

プロフィール

Alchemyst Sasaki

Author:Alchemyst Sasaki
未だフィルムカメラの沼から抜け出せない。
もう一年白黒フィルムで遊んでみるつもりでいる。

最新記事

月別アーカイブ

カテゴリ

読み解く写真、心に残る写真を・・・ (139)
フィルムの眼 (163)
レンズの眼、カメラの眼 (58)
写真の技法 (152)
写真にとり憑かれた人達 (4)
青写真 (1)
新幹線の見える街 品川 (10)
映し出された世界 (29)
水辺の光景 (21)
立会川 (9)
勝島運河 (22)
旅行・観光 (7)
ある場所、ある瞬間 (167)
デジタルカメラは記録機器 (13)
デジタルで遊ぶ (30)
Silent City (9)
??? (31)
Street Photograph (27)
都会の景観 Tokyo (252)
思い出の写真 (25)
遥かなる寧夏 (35)
Night walk in Tokyo (41)
散歩 (331)
猫、犬、鳥 (10)
白木蓮 (31)
黒い花 怪しい花 (87)
樹、草、花  (102)
桜  (181)
ひまわり (43)
竹林 (11)
八つ手 (10)
百日紅(さるすべり) (29)
オールドレンズの密かな楽しみ (38)
人物 ポートレート 踊り (37)
Photo彩遊 (27)
品川宿 (21)
その他  (33)
オリンピック残映 (5)

メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

検索フォーム

RSSリンクの表示

リンク

このブログをリンクに追加する

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード

QR