小型船も この時期多く見かけるようになった。

手漕ぎのボートか、船頭さんが櫓をこぐ屋形船で花をめでるなら、
「乙なもんですなぁ」、「粋なもんですな。」といえるところだけど・・・・・

花筏をみていると、
「 ねがはくは花のもとにて・・・・」と詠嘆し、
「ゆく河の流れは絶えずして、・・・」と現実の追認するだけでは、
収まりきれないものを感じる。
「粋なもんですな。」で済ませていいものだろうか?
世界をどう捉えるのか?と問われていると感じた。
もっと外への働きかけがあっていい。
ルバイヤートの詩の世界を思い浮かべていた。

水辺を流れる花筏を、そんなに急いで蹴散らすのは
誰への気兼ねか、嫉妬やら、
花、ひとたび散ったら戻らない。
楽しんでおけ、己が身を蹴散らされないうちに。


ペルシャの大学者にして詩人のオマルハイヤームが、日本の桜の散りいく姿をみたら、
どんな4行詩を詠んだろうか?
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- 2018/04/14(土) 08:00:04|
- 桜
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