本当に大切なものは見えない

古いフィルム・カメラで、ありふれた身の回りを撮っています。日常の中の一瞬を捉え、読み解く写真になっていれば・・・

船がいく

桜が咲く時期になると目黒川を上る船が出てくる。
その数も、年をおうごとに、増えてくるように思える。
観光船がいく1074-27
「咲いた桜になぜ駒つなぐ 駒が勇めば花が散る」
満開の桜の幹に、馬をつなぐ無粋さを とがめながらも、
馬の姿と花吹雪、地面に散った白い花びらのイメージは 美しい。
江戸時代の端唄、俗謡だが、ウイットに富んでいる。
それだけ、おおらかな気持ちで 暮らしていたのだろう。
観光船がいく1073-20
川の両岸から桜の枝がせり出し、目黒・雅叙園あたりになると花のトンネルになる。
満開のとき、この観光船に乗り、水面から桜を見たら、それはさぞかし綺麗だろうと思う。
しかし、満開を過ぎたら、少しは控えてくれないかと、思ってしまう。
土手から桜を楽しむ人の前で、
綺麗な花筏が無残に壊されていくのを、
船に乗る人は気づいていない。
観光船がいく1071-14
せめて、満開を過ぎたら、観光は和船に限定し、
艪でゆったりと舟遊びということにはならないだろうか?
無理かなぁ。
観光船がいく1075-11
いぜんは、大崎のこのあたりで 綺麗な文様の花筏を見かけたが、
いまは、ほとんど見なくなった。
観光船がいく1073-16
目黒川の花見は、有名スポットになったらしい。
遊覧船の人気がでれば、船会社の売り上げは増え、経済的な効果はある。
中目黒の両岸の桜並木の人気は高い。
人で溢れ、店舗の売りあげもいい。
需要を喚起し、その需要に答えているだけ。
そこで金儲けして何が悪い?
いえ、悪くはありませんが・・・

しかし、なにか大切なものを、
見失っているのでは・・・・少々不安を感じている。
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  1. 2018/04/07(土) 12:20:58|
  2. 桜 
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Alchemyst Sasaki

Author:Alchemyst Sasaki
散歩にカメラの生活もついに12年目に突入。10年も続ければ、何かを掴めると思ったが、デジタルカメラの渦に弾き飛ばされ、未だ写真の眼を掴めないでいる。
絶滅危惧種のフィルムカメラでは、無理なのかなぁと嘆息。
冷蔵庫に100フィート長巻フィルム4缶、保存してあるので、
あと一年は撮り続けられます。それからどうするか考えることにしました。

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