また次の日、同じ公園へ行く。
違うのは、レンズとフィルム。

この公園へ通うのも3日目になった。
桜は、7分から8分咲きというところだろう。

Retro400SフィルムにR2(赤)あるいはR72(720nmカット)フィルターの組み合わせで撮影すると、
赤外線フィルムで撮ったような効果となり、植物は白く写ってしまう。
Ortho25フィルムとYA3(オレンジ)フィルターだと、
植物はコントラスト高く、諧調性も豊かに撮影できる。
写真表現に一番直結するのはフィルムだ。
レンズでもカメラでもないと思う。
フィルムを替えるとトーンの調子、粒状性、解像感を変えることできる。
そして、現像液の選択と現像方法を選ぶことにより、写真表現の幅は広がる。
レンズの違いはそれほど大きな影響を与えない。
ライカのエルマーでとろうが、コンタックスのテッサーで撮ろうが、
それが写真表現の深いところまで関係するとは考えにくい。
まして、それを操作するカメラの違いは、もっと小さなものになる。
ところが、写真好きは そのカメラに異常な関心を示してしまう。
ライカでなければカメラでない。
ニコンがいい、いやキャノンだ、オリンパスだ・・・・
レンズはツアイス、いやライカだ、・・・・、
○○は神のレンズと崇拝したり、あれは糞レンズと蔑んでみたり。
カメラやレンズの薀蓄を語りたくなる。
写真表現に直結するとしてもごくわずかなのに・・・思わず議論に花が咲いてしまう。
あたかも写真表現の中核にある問題と錯覚してしまうのだろう。
小生にもそんな傾向はある。
ばかばかしいと思いながら、レンズのちょっとした描写の違いに、思わず気を引いてしまう。
だめですねぇ。本質が見えていないのでしょう。
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- 2018/04/05(木) 09:51:41|
- 桜
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