本日午後(9月14日)写真グループ「彩遊」の打ち合わせがあり、新橋へ。
打ち合わせ終了後、駅前を 30分ほど スナップしてきました。
使ったカメラは、ソニーのNEX-3。レンズは、コンタックスⅠ時代のゾナー50mm F:2。レンズの製造番号から1933年製 御年80歳のレンズです。歴代の所有者が、大事に、そして過酷に、使われたのか、小生の掌に乗ったときは、前面のガラスは曇りガラス状態・・・大事に拭き清められ過ぎたようです。
古いレンズを、最新のデジカメで使用。趣味の世界ですね。、
帰ってきて、直ちにブログに載せることができました。便利です。フィルムではこういうわけにはいきません。

このレンズ、強い光があると、細かな拭き傷で反射しフレアーがかかります。時にはそれが ソフトフォーカスレンズの味わいを醸し出すと、贔屓目に評価しています。・・・本当はジャンク品、ゴミ箱行きのガラクタレンズでしょう。
看板の文字「新橋のハイボールは角から。」が、霞んでいます。現代のレンズでは、キリキリに写ってしまう・・・そうならないのが、このレンズの 奥ゆかしいところでしょう。自転車にピントを合わせています。大きく拡大しても、自転車、現代レンズ並みの解像度で写っています。問題は周辺部の解像度低下でしょう。

街頭に灯が点りました。オレンジ色の光芒、凄みがありますね。古いf:2ゾナーでも、細かな傷がなければ、電灯にこのような光芒は出ません。欠点を長所に・・・人材ならぬ玉材活用術。

ミスマッチのような、うら若い女性が通り過ぎるショットもあるのですが・・・「プライバシー」の問題もあるかも(三ツ星レストランも前ならOKでしょうが・・・)と、割愛しました。替わりに 人なしのカットを載せます。画面の周辺部にフレアーが残っています。

50mmレンズ、NEXのAPSのサイズだと、75mmレンズの画角に相当。もう少し短いレンズで、前に1歩出て撮影できたら、街灯の曲がった部分まで入れることできたのでしょうが・・・まあ、これもスナップショットです。周辺部の解像度低下とフレアーが出やすいため、独特の写りになっていると思います。鉄塔は錐のように鋭くは写りません。ソフトフォーカス、眼には穏やか、こんな感じも良いなぁ。
擦りガラス状態のレンズ、また別の味わいが出てきます。これで、ポートレート写真撮ったらどうだろうと、楽しみにしています。
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- 2013/09/14(土) 22:18:07|
- オールドレンズの密かな楽しみ
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