ライカ・スクリューマウントのカメラを使い出したのは、2000年を過ぎてから。
安原氏が個人でカメラ会社を興し、一式カメラを販売したニュースを知ってから。
デジタルの流れは始まっていた。
一眼レフでもないレンジファインダーカメラを新たに作り、販売するなど、暴挙に近い。
しかし、当倍ファインダーカメラという部分が 引っかかる。
安原氏の意気を感じ、思わず購入していた。
当倍だが、ファインダーの視野性は良くない。
設計の責任は安原氏だろうが 生産は中国メーカー。
設計(メカ)は良くとも、今ほど 中国メーカーの生産管理体制は良くない。
次々に、小さなトラブルが発生、だましだまし使うことになる。
その後、コシナがBessaシリーズのカメラを生産し、販売が始まる。
ここで勝負あった。
結局、BessaRを購入、以後 ライカマウントのレンズは BessaRで使うことになった。
Zorki-4に手を出したのは それから数年たってから、当倍ファインダーというふれこみに「くらっ」としたのかも。
ソ連製のkievはそれ以前から手を出し、優秀なレンズが使えると喜んでいたことも一因だろう。
ソ連製なら 安くても いいカメラでは・・・・

西側諸国では次々と新製品を出し購買意欲をそそるが、
計画経済では そのようなことは起こらない。
そのため 一機種のカメラを長期間生産し、生産されたカメラは膨大な数になる。
数合わせの生産であっても、多量に長期間生産すれば、不具合は改善され、枯れた技術になっていく。
意外と、ソ連製カメラ、頑丈で信頼性は高いと感じている。
(Kievは 使えるようになるまで 大変だったけど・・・今はトラブルなしで使えている。)
購入したZorki-4は 1967年製 40年くらい前に(いまだと50年前)作られたもの。
機構的には何の問題もない。枯れた技術・・・問題なく使えた。
購入金額は1万円を超えなかった。おそらく7千円くらいだったと思う。
しかし、シャッター幕はゴム引き布だったので、使っていると、ひびが入り、光線漏れがでてきた。
その部分を補修しながら使っていたが・・・・この3年 使わずに防湿庫で眠っていた。

付いていたレンズは1980年製、このレンズもなかなかのもの。
テッサーのコピーだが、作りなれているのだろう・・・描写力は一級品だと思う。

ただし、フードをつけていないので 逆光の撮影では このようなゴースト(光芒)が出やすい。

レンズの描写力、小生のレベルでは充分。これ以上高性能レンズがあっても、小生の腕では、使いきれないだろう。
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古いカメラなので、欠点もある。
重い、パララックスの補正がない、シャッター音が大きい、フィルムの巻き戻しの操作性が悪い・・・
しかし、カメラとしての基本は充分に持っている。
ライカのコピーカメラなので、シャッター幕の交換をしてくれる修理屋さんは まだいる。
メインとして多用するなら 修理屋さんに交換を頼むが・・・・
時たま使うのであれば 応急補修して使えばいい。
決断はゆれますね。
7千円で購入したカメラに2万~3万円の費用をかけてシャッター幕交換をすべきか・・・・
Nikon SPは躊躇することなく入院させましたが。(えこひいき)
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- 2018/03/11(日) 12:24:15|
- 白木蓮
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