本当に大切なものは見えない

古いフィルム・カメラで、ありふれた身の回りを撮っています。日常の中の一瞬を捉え、読み解く写真になっていれば・・・

如月の月

妻がTVを見ていた。
面白いという。
写真をみて俳句を詠む。
それを先生が採点、才能あり、凡人、才能なしにランク付けする。
一緒にぼんやりと見ていが、
確かに小気味がいい。
思わず身を乗り出してTVを見ていた。
添削を受ければ、確かによい俳句になる。
しかし、欠点は少なくなるが、面白みが減る句もあった。
ありきたりの句になる恐れもあるなぁ~~

プロが指導する写真クラブに似ている・・・・
プロの指導を受けると、見栄えする構図になっていく。
素人は 上手く写真がとれるようになったと喜ぶ。
しかし、徐々に、己の写真を見る目が 
指導者の目に置き換わっていくことに 気づいていない。 
クラブ全員の写真が似た構図の写真に収斂していく。
お稽古ごとの世界かも。
特に 定年退職し暇をもてあました 我ら老人にとっては。
お稽古事には(権威ある)段位は必要、それが励みになる。
写真なら、写真コンクールに入選すること、
ブログのランキング、あるいは「いいね」の拍手の数かなぁ。

妻に 撮った一枚の写真を見せた。
如月1058-32
そして一句。
「如月や 戸越の里の わび住い」
落語ネタ。まねは駄目でしょう、と才能なし査定。
それではと推敲し、
「如月や 廃屋の壁に 枝の影」ではどう?
如月(きさらぎ)は2月、月の文字が使われていても、「月」のイメージは希薄。
昼か夜 どちらで読んだ句かイメージふらつく。陳腐な表現、凡人査定。
「寒月や 廃屋の壁に 枝の影」では?
イメージはできたけど 写真の映像を説明しているだけでしょう。やはり凡人でしょう。
「寒月や 床にさしいる 枝の影」
すこしはいいか。でも凡人。
「烈風に きさらぎの月 ゆれており」
擬人法? 暗喩? 10年早い、上手く歌おうとする魂胆ありあり。
容赦ない評価。
「寒月や 主(ぬし)なき家の 天の空」
あるいは、
「寒月や 主(ぬし)なき家に 天の空」かなぁ・・・・
これ、誰かの句を真似てない?駄目、だめ そんな句は。

なかなか 妻の「才能あり」はいただけない。
キーになる言葉を選び、言い換えたり、その組み合わせを換えてみただけ、詩心なしは致し方なし。
真似だ、剽窃していないか?と厳しい評価をいただいた。

凡人査定でもいいではないか。
残された時間は少ない。
他人の評価など どれほどの意味を持つ?
己の眼で写真を撮る。それを楽しめれば・・・・それでいい。
他人の眼で写真を撮るなど真っ平だ。
そう思うことにした。
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  1. 2018/03/10(土) 13:38:51|
  2. ある場所、ある瞬間
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Alchemyst Sasaki

Author:Alchemyst Sasaki
散歩にカメラの生活もついに12年目に突入。10年も続ければ、何かを掴めると思ったが、デジタルカメラの渦に弾き飛ばされ、未だ写真の眼を掴めないでいる。
絶滅危惧種のフィルムカメラでは、無理なのかなぁと嘆息。
冷蔵庫に100フィート長巻フィルム4缶、保存してあるので、
あと一年は撮り続けられます。それからどうするか考えることにしました。

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