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本当に大切なものは見えない

古いフィルム・カメラで、ありふれた身の回りを撮っています。日常の中の一瞬を捉え、読み解く写真になっていれば・・・

135mmレンズでスナップショット

昔読んだ 写真雑誌の一節。
「広角レンズなら、
これでいい思っても、更に一歩前に出て撮る。
望遠レンズは技術で撮る。広角は度胸、望遠は技術。」
度胸も撮影技術もない若造にとっては、少々きつい言葉だった。
それがトラウマになって、広角でも望遠でもない50mm標準レンズを多用してきた。
今になっても、望遠レンズには苦手意識が強い。

それを克服すれば、まだ、写真を撮り続けようという気持ちになるのでは・・・・
と、新年早々の散歩に135mmのレンズをつけたカメラを持ってでていた。
スナップ写真1045-26
スナップ写真1045-24
スナップ写真1045-29
やはり難しい。
どう狙うか、どう切り取るか・・・まだ良くわからない。
沢山失敗しないと駄目ということか。
フィルムは低感度のOrtho-25を使用。戦前のフィルムの感度はISO:25程度だったのだろう。
ISO:100のフィルムなど超高感度フィルムだったかもしれない。
そんな時代でも、135mmの望遠レンズを使い、(プロは)町でスナップショットを撮っていた。
手持ちスナップなら、手振れしないよう1/125秒以上早いシャッターを切りたいところ。
晴れた陽の当たる場所でも、f:8/125秒だろう。
ちょっと曇ったらf:4/125秒となってしまう。

当時のカメラ使いは、カメラに習熟し、卓越した技術を身につけ、
手持ちで1/50秒、とか1/25秒で撮影していたのかも。
そんな追体験をしている。
フィルムの発達に助けられていたことを痛感している。

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  1. 2018/01/11(木) 19:03:03|
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もう一年白黒フィルムで遊んでみるつもりでいる。

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