FC2ブログ

本当に大切なものは見えない

古いフィルム・カメラで、ありふれた身の回りを撮っています。日常の中の一瞬を捉え、読み解く写真になっていれば・・・

二重露光 失敗が技法に

フォーカルプレーンシャッターカメラでは、フィルム巻取りが、シャッターチャージと連動しているので、二重露光のエラーは起きませんが、昔のレンズシャッターカメラでは別操作、二重露光する危険が常にありました。
その、失敗ネガから思いがけない画像が出てくることがあり、面白がって、それを積極的に技法として使う人も居ました。何回も画像を重ねてネガ上に記録するわけなので、図形感覚の優れた人向きの技法です。
去年、「薄(すすき)を追って」を撮影していたころ、ススキを二重露光で撮影したことがあります。
結果は失敗作のオンパレード。没にして、薄の写真には入れませんでした。
手法は簡単、撮った画面を絵コンテにしておき、フィルムを巻き戻し、重ねる画像を、その絵コンテを元にフレーミングし撮影。
作品の出来は、センスで決まります。残念ながら、そのセンスのなさを思い知りました。
二重露光458-4a
戸越公園でまずススキを撮影しておき、五反田へ移動し、ビルを重ねて撮影。シュールレアリズム的な写真でしょうか?
二重露光458-5a
常識を覆すような光景を作ることができます。(作る写真) 一瞬あれ、と注意を引いても、写真そのものの質が高くないと・・・やはり駄作でしょう。技法は簡単、しかし、使いこなすのは難しい。
ネガ2枚重ねて引き伸ばし機にセットして焼くとか、印画紙に露光したあと、ネガを替え、覆い焼きなどの技法で、自分のイメージになるよう多重露光するなど、手の込んだことをする人も居ました。
現在は、デジタルの時代、レタッチソフトでレイヤーを重ね、合成写真の領域に入っているので、いまさらということかも・・・
忘れさられるべき技法ということでしょう。
そんな、忘れ去られた技法ですが・・・もう一度 見直してみようかと 思っています。
二重露光458-10a
銀塩の多重露光の写真 見かけなくなりましたが、だれか、チャレンジする人居ませんかね?
スポンサーサイト



  1. 2013/09/08(日) 07:17:10|
  2. 写真の技法
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0
<<秋立つ | ホーム | 都心の銅像   有楽町近辺を ふらふらと 散歩>>

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバック URL
http://alchemystsasaki.blog.fc2.com/tb.php/109-7c868533
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

プロフィール

Alchemyst Sasaki

Author:Alchemyst Sasaki
Phone-Cameraの時代、フィルムで撮ることの意味合い、意義はあるだろうか?と懐疑的になっている。写真の置かれている場所・期待・求められているものが根底から変わってしまったのかもしれないと思っている。
それでも、もう一年白黒フィルムで遊んでみるつもりでいる。

最新記事

月別アーカイブ

カテゴリ

読み解く写真、心に残る写真を・・・ (126)
思い出の写真 (25)
遥かなる寧夏 (35)
新幹線の見える街 品川 (6)
フィルムの眼 (106)
レンズの眼、カメラの眼 (36)
デジタルカメラは記録機器 (13)
映し出された世界 (29)
水辺の光景 (19)
勝島運河 (17)
写真の技法 (147)
旅行・観光 (7)
ある場所、ある瞬間 (101)
デジタルで遊ぶ (29)
Silent City (8)
??? (22)
Street Photograph (26)
都会の景観 Tokyo (203)
Night walk in Tokyo (33)
散歩 (273)
猫、犬、鳥 (9)
白木蓮 (19)
黒い花 怪しい花 (59)
樹、草、花  (70)
桜  (139)
ひまわり (38)
竹林 (11)
八つ手 (9)
百日紅(さるすべり) (29)
オールドレンズの密かな楽しみ (33)
人物 ポートレート 踊り (35)
Photo彩遊 (27)
品川宿 (9)
その他  (32)

メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

検索フォーム

RSSリンクの表示

リンク

このブログをリンクに追加する

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード

QR