本当に大切なものは見えない

古いフィルム・カメラで、ありふれた身の回りを撮っています。日常の中の一瞬を捉え、読み解く写真になっていれば・・・

一富士、二鷹・・・

気を取り直し、もう一度 五反田 TOC (東京卸売りセンター)の屋上へ。
こんなカメラを選んで、撮影しました。
使用したカメラDSC00908
レンジファインダー用の望遠レンズでは、これが一番長いレンズ。
富士山を撮るので、距離は無限に合わせておけばいい。
135mmのファインダーをホットシューに付ける。ファインダーはキャノン製だった。
カメラは、西ドイツに拠点を移し、戦後最初に作ったContaxⅡa 初期のブラックダイアル。
レンズは日本光学(ニコン)製 135mm F:3.5 コンタックスマウント用。
S型Nikonに付けると(マウントは同じ)微妙にピントが外れる。
コンタックスのクーロンカメラ Kiev(キエフⅡ、Ⅱa)なら、ピントは正確に合う。
レンズ、ファインダー、カメラ、それに撮影者、すべて古い骨董品にようなもの。
フィルムはOrtho25を使用。YA-3(オレンジ)フィルターを付けて撮影した。
フィルムの感度はISO:25だが、
フィルターの露光倍率は3絞りなので(パンクロフィルムなら2絞り)、
ISO:3という低感度フィルムで撮ることになる。
富士1044-19
露光計は内蔵されていないので、勘(経験)で絞りとシャッターを決めた。
常用しているISO:400の露出から、7段開けて撮影すればいい。
冬の快晴、ISO:400なら f:11/500秒、7段開けると、f:4/30秒が適正露光だろう。
ただし、ContaxⅡaに1/30秒はないので1/25秒にした。(露出計を携帯しないのはボケ防止です。)
135mmの望遠レンズを手振れなしで撮影できるはずもない。(風景写真の鉄則は丈夫な三脚を使うこと。)
鉄柵に寄りかかり、カメラを鉄柱に押し当てて撮影した。
柵は高さが2m以上ある。
柵の間にレンズをいれ、自由にフレーミングするため、レンズの鏡胴は細いほうがいい。
ニコンレンズのフィルター径はΦ43mm 鏡胴の一番太いところで47mmくらい。
このレンズが限界だろう。これ以上 太いと自由に富士山を狙えない(一部欠けてしまう)
富士1044-23
江戸の町から富士山を見ることができた。
現在でも、空気が乾燥し、快晴の天気になれば、見ることができる。
ただし、高い建物に登ればの話だが・・・・
富士1044-25
1/25秒で撮影したカットは手振れしていた。
1/50秒(一絞りアンダー)で撮ったカットに手振れはなかった。
富士山をくっきり出すため、全体を暗く落としたが、そのため地上の建物のディテールは失われた。
フィルムには、地上の暗い部分の画像も薄っすらと記録されていた。
暗室で印画紙に焼き付けるなら、地上部分は覆い焼きして、画像のトーンを合わせるところ。
「ネガは楽譜、プリントは演奏」
もう一度、フィルム・スキャナーの取り込み条件を変えて、デジタル化してみようかという気になっていた。
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昨日は快晴だった。食事を済ませ、Orth25、長巻フィルムをカット、マガジンに詰めて、カメラに装着。
家を出たのが10時、帰宅したのが10時50分。
この写真、おそらく10時半頃に撮影したのだと思う。
朝からカメラを持って外出することなどめったにない。
もう一度、富士山の写真に挑戦する?
・・・・そういうことはしないでしょう。
見栄えのいい富士の写真、沢山の人が撮っています。
特にデジタルになってから写真のクオリティーは上がった。
フィルムで撮っても見劣りするだけ。
これは 単に Ortho25フィルムの感光特性とYA-3フィルターを組み合わせたら、
富士山をくっきり撮れるかなぁとテストしたまで。
キャッチーな富士山を撮ることが目的ではありません。
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昨日と異なり、東京は曇り、時たま小雨も降ってきました。
これでは 散歩にカメラというわけにはいかない。
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  1. 2018/01/08(月) 15:09:48|
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Alchemyst Sasaki

Author:Alchemyst Sasaki
散歩にカメラの生活もついに12年目に突入。10年も続ければ、何かを掴めると思ったが、デジタルカメラの渦に弾き飛ばされ、未だ写真の眼を掴めないでいる。
絶滅危惧種のフィルムカメラでは、無理なのかなぁと嘆息。
冷蔵庫に100フィート長巻フィルム4缶、保存してあるので、
あと一年は撮り続けられます。それからどうするか考えることにしました。

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