赤く紅葉した「もみじ」
カラーデジタルと比べると 見栄え(キャッチーさ)は今一かもしれないが・・・・

カラーデジタルで撮ると、即物的すぎて華やいでしまうと思う。
デジタルで撮った瞬間、
ここに流れていた初冬の暖かな光は失せ、紅葉の林を散策する楽しさも感じなくなるのでは?
「林試の森」 目黒と品川の区界をまたいで広がる都会の公園です。
人の姿の絶えた瞬間撮影すると、武蔵野の静かな林の中を散策しているような切り取り方ができる。
シャッターを押し、現像し、プリントした。
只それだけ。
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久しぶりに使うTri-Xフィルム。
少したっぷり目に露光し、軟調現像液で 少し現像時間を短めに現像しました。
減感現像です。
ネガの諧調性を豊かにするテクニック。
昔、白黒フィルムを使い、自分で現像した人なら、すぐ合点するでしょう。
このごろ このテクニックを使った人を見なくなったので、(ハイコントラストは多いけど)
敢て、そんな ネガを作ってみました。
「ネガは楽譜、プリントは演奏」
その演奏を見て、なんだつまらないプリント(写真)と思うかどうかは、見る人の判断。
写真には、撮った人の知性・感性も写されている。同時に見る人の知性・感性も試される。
それが写真なのだと思う。
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- 2018/01/04(木) 23:15:28|
- ある場所、ある瞬間
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