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本当に大切なものは見えない

古いフィルム・カメラで、ありふれた身の回りを撮っています。日常の中の一瞬を捉え、読み解く写真になっていれば・・・

レタッチソフトで写真を作る

フィルムの時代、森山大道風写真を「作る」のは大変なことだった。
暗室で悪戦苦闘を覚悟しないとできないだろうと、戦う前に戦意喪失「無理」と後ずさり。
手を出せなかった。
いまでも、黒光りするアメ車の写真や、花ビラの写真、
キャベツの写真などは、とても作れるものでないと 思っている。

デジタルの時代になり、優秀なレタッチソフトが利用できるようになる。
白黒の対比の美しい写真を、簡単に作れるようになってきた。
今年 撮った写真をから4枚選び、
森山大道風トーンになるようレタッチソフトを使って作ってみた。
レタッチ1021-27 森山大道風レタッチ
レタッチ967-7 森山大道風レタッチ
レタッチ978-6 森山大道風レタッチ
レタッチ1021-20 森山大道風レタッチ
テーストは似せても、対象を切り取る「眼」は 真似ることできない。
似ているが、訴えるものがない。
ここに超えがたい壁がある。
当然のことだと思う。

じっと見ていると、撮影者の卑しい魂胆が見え隠れしてくる。
撮影者の立ち位置が見えてきてしまう。
写真とは 恐ろしいところがある。
時として、撮影者自身も写しこまれてしまう。

こころざし、腹に一物あるか否かが境目。
ないものが、受け狙いして、安易にレタッチソフトを動かしたら、
キャッチーな写真を作れるかもしれないが、
すぐに鍍金ははがれてしまうということだろう。
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  1. 2017/10/15(日) 15:40:34|
  2. 写真の技法
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Alchemyst Sasaki

Author:Alchemyst Sasaki
Phone-Cameraの時代、フィルムで撮ることの意味合い、意義はあるだろうか?と懐疑的になっている。写真の置かれている場所・期待・求められているものが根底から変わってしまったのかもしれないと思っている。
それでも、もう一年白黒フィルムで遊んでみるつもりでいる。

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