このごろ 外出はあまりしていない。
外出しないので、あまり写真も撮っていない。
体よく言えば 準備中。
妻が、今のうち(体の動くうち)に、一枚写真を撮っておきたいという。
老いさらばえる少し前、今のうちに「遺影」になるポートレートを撮っておきたいという。
数年前、母は91歳で亡くなっている。
母の遺影は 亡くなる数年前、小生がスナップで撮ったものを、
半切の大きさにプリントして使った。
白黒フィルムで撮ったものだが、意外に親戚からも好評だった。
それほど大きくなくていいからと頼まれ、
2L版で数枚 焼き回しして(実際はプリントして)渡している。
妻はそれを見ている。
自分も撮って欲しいという。
どこかの貸しスタジオでも探して、撮ることも考えたが、一日借りると 1万円くらいかかる。
妻を連れ出し、貸しスタジオに出向くのも、億劫。
上手く取れなかった(妻からクレームがくるのが怖い)ら、また、借りなければならない。
9月、暑さが和らいだので、息子の荷物が散乱していた部屋を整理して、
ポートレートの撮影ができるようにした。
追加でかかった費用は、
撮影用照明スタンド 7,101円
3m×10mの黒幕 3,599円
合計 1万700円ですんだ。
息子の荷物を整理し、部屋の掃除をする費用は、小生の肉体労働なので・・・・カウントされないだろう。
久しぶりに体を動かし、気分転換(気持ちのいい汗?)になったと思いたい。
この労働に一週間かかった。(若者なら半日仕事)

購入した照明2台を使ってまずテスト撮影。
スタンドつきで2セット、電球(蛍光灯)も2セット分、入っていた。7101円は安いかも。
添付してあった白い布(ディフューザー)をかぶせると、
光量は半分に減ったが、光の感じは柔らかくなり、陰が出にくい。
ポートレート向きの光だろう。
色温度は5200°K~5400°Kらしい。
これなら、RAWで撮影し、色温度を合わせないでもOK。JPGで撮影できる。

ストロボは持っていたので、それをそのまま利用。
3灯までのシンクロ撮影ができる。
光に反応するスレーブユニットも持っているが、確実に機能するか信用できないことがあり、
今回は使わない。確実にシンクロするケーブル接続で使用した。

ガイドナンバーの違うストロボを4台持っているので、ストロボを使用したほうが光の自由は大きい。
しかし鋭くて、ポートレート向きではない。
アンブレラ付のスタンドを買い増すか・・・・ちょっと迷っている。
(おそらく買わない。光の当て方を工夫すれば どうにかなるだろう。)
------------------------------------
準備はできたので、早速 ポートレート(遺影)を撮影しようとしたが、
9月中ごろ、妻は娘と二人で京都を旅行、帰ってきてから 風邪を発症。体調優れずと・・・撮影は延期になっている。
撮影できたとしても、このブログに載せるわけにもいきません。
---------------------------------------
でも、妻の写真です。ここは頑張らねばと・・・・
肌を滑らかに撮りたいと、昔、流行った超微粒子現像を考え、
現像液(Ⅰ)を元に改良していました。
テストピースを使った開発にほぼめどが立ち、液の組成をチェックしたら、
(Ⅰ)にはない成分が入り込んでいた。
そこで 今回開発した超微粒子現像液は新しい番号(Ⅶ)としました。
--------------------------------------
また ローライ オルソフィルムの長巻(100フィート)一缶を手に入れ、いま冷蔵庫に保管中。
このフィルムを使ったポートレート撮影も考えています。
撮影に先立ち、現像液の選定と、現像条件も つかんでおかなければならないので、
実際の撮影は 少し少なくなるでしょう。
まぁ、やることがあるだけ 幸せか。
スポンサーサイト
- 2017/10/02(月) 16:01:31|
- その他
-
| トラックバック:0
-
| コメント:0