庭師が入り整備された公園なら、
季節ごと、品種改良された花が植えられている。
クローズアップで写真にとってもいいし、背景に入れても良い。
綺麗に選定された樹が公園の景観を作る。
しかし白金の自然教育園は 違っている。
極力人間の手を入れず、放置している。
自然に任せていったら、植生はどう変化するのか?
人の思惑は考慮外、
人を楽しませようとしているわけでもない。
武蔵野の原野の再生を目指している。
こんな原野の中で、嘗ての縄文人や弥生人が 生活していたのだろう。
鬱蒼と樹が茂り、小さな潅木が地面を覆う。
自然の林のなかは、意外と地味。花も小さく、目立たない。
フォトジェニックなところは少ない。
だから、ここが好き。
毎月 一回は散歩で訪れている。

「美しい自然を撮る」ことをテーマにするなら、
人の手の極力はいらない白金の自然教育園で、
一度、撮影してみることを薦める。
「どう撮るか」が試されていると思う。
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- 2017/09/27(水) 00:03:15|
- ある場所、ある瞬間
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