FC2ブログ

本当に大切なものは見えない

古いフィルム・カメラで、ありふれた身の回りを撮っています。日常の中の一瞬を捉え、読み解く写真になっていれば・・・

赤外線効果

R72フィルターと自作したP-フィルター③を重ね、
Retro赤外400Sフィルムで撮影してみた。
戸越公園の百日紅1013-11
4年ほど前にも、この百日紅をSFX-200フィルムで撮ったことがある。
当時と比べ、切り取り方が上手くなったというわけではないが、
写真表現の幅は広がったと思う。
カメラアイ(本質的な観察力、洞察力)は、上げようもないが、
テクニカル(技術的)な面は、工夫次第で向上するということだろう。

カメラの歴史を考えれば、
カメラ技術は常に向上していく。
花の接写撮影は、プロかハイアマチュアの領域だった。
いまは、スマホで簡単に撮れる。
野生の動物/鳥を望遠で撮るのは、プロの仕事と思っていたが、
いまは素人でもピントの効いた綺麗な写真をものにできている。

テクニカルな部分は メーカーに任せるのが、いいのだろう。
しかし、あまり簡単に綺麗に撮れてしまうので、写真に期待しなくなる。
誰もが簡単に写真を撮る時代、写真にたいする需要は増えているが、
相対的に審美眼は低下してはいまいか?と危惧している。

プロとアマの写真技術(テクニカル)の差は、カメラの進歩で出にくくなった。
カメラ・アイの評価は不明瞭。
「いいか悪いか、それはその人の感じ方、直感だよ」といわれると、
自信がないので、どうしたものかと、覚束ない。
周りの噂や評論家のコメントで写真を見ようとしてしまう。
人脈を持っている人、評判が良い人、宣伝の上手な人の写真に高い評価がつく。
写真を見る人の「審美眼」の低下が拍車をかけている。
具眼のカメラマンはすみに追いやられ、世渡り上手のカメラマンが闊歩する。
独自のカメラ・アイを持つプロが、出にくくなっているのでは・・・・
ある写真展をみながら、そんなことをふと思った。
スポンサーサイト



  1. 2017/09/05(火) 12:19:27|
  2. 百日紅(さるすべり)
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0
<<ミスト・クーラー | ホーム | 戸越公園の百日紅 >>

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバック URL
http://alchemystsasaki.blog.fc2.com/tb.php/1017-9dbae73e
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

プロフィール

Alchemyst Sasaki

Author:Alchemyst Sasaki
Phone-Cameraの時代、フィルムで撮ることの意味合い、意義はあるだろうか?と懐疑的になっている。写真の置かれている場所・期待・求められているものが根底から変わってしまったのかもしれないと思っている。
それでも、もう一年白黒フィルムで遊んでみるつもりでいる。

最新記事

月別アーカイブ

カテゴリ

読み解く写真、心に残る写真を・・・ (116)
思い出の写真 (25)
遥かなる寧夏 (35)
新幹線の見える街 品川 (6)
フィルムの眼 (80)
レンズの眼、カメラの眼 (31)
デジタルカメラは記録機器 (13)
映し出された世界 (28)
水辺の光景 (18)
勝島運河 (16)
写真の技法 (146)
旅行・観光 (7)
ある場所、ある瞬間 (93)
デジタルで遊ぶ (29)
Silent City (8)
??? (21)
Street Photograph (26)
都会の景観 Tokyo (195)
Night walk in Tokyo (33)
散歩 (234)
猫、犬、鳥 (9)
白木蓮 (18)
黒い花 怪しい花 (53)
樹、草、花  (63)
桜  (118)
ひまわり (38)
竹林 (11)
八つ手 (9)
百日紅(さるすべり) (29)
オールドレンズの密かな楽しみ (33)
人物 ポートレート 踊り (35)
Photo彩遊 (27)
品川宿 (9)
その他  (31)

メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

検索フォーム

RSSリンクの表示

リンク

このブログをリンクに追加する

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード

QR