fc2ブログ

本当に大切なものは見えない

古いフィルム・カメラで、ありふれた身の回りを撮っています。日常の中の一瞬を捉え、読み解く写真になっていれば・・・

公園の花         MSC-Takumar 50mm F:1.4で撮影、同じレンズで青写真を焼く

M42カメラのフランジバックの長さからすると、
φ42mmからφ39mmにするステップダウンリングを介せば、
引き伸ばしレンズとして使えるはず。
そこでヤオフクで安いM42マウントの明るいレンズを買おうとした。

しかし実際、ちゃんと使えるか分らなかったので、安いレンズに絞り入札。
SMC-Takumar 50mm F:1.4のレンズ、
落札金額は3500円だったが送料が1200円かかり、意外と高かった・・・などというと怒られるか。
名レンズなのだろうが、かなり汚れていた。
マルチコーティングレンズなので、ゴシゴシと掃除するわけにも行かない。
バラして、汚れを、そっと水、アルコールで拭き取った。
後ろの内面の汚れ(カビ?で浸食)は取り切れなかった。
それでも、引き伸ばし機(Lucky RF-35)に付けチェックしたら、
A3程度の大きさまで引き伸ばしできることを確認した。

撮ったレンズで、引き伸ばししたら、レンズの収差、補正されるのではないか・・・と期待し、
Nikon F-M42変換マウントアダプターをつけ、Nikon Fで撮影してみた。
中央公園花壇1607-10
品川区役所前の中央公園の花壇の花を撮ってみた。
フィルムはFomapan100。
自家配合の硬調な現像液(Ⅱfo)で現像した。

市販の現像液は一切使っていない。
使う現像液は全て自家配合。
現像液中の成分は全て分っている。
現像主剤と、キッカー(現像促進成分)の液を あらかじめ作っておき、
使うとき、配合に従い混合し、希釈して使用している。

できたネガをフィルムスキャナで取り込みデジタル化する。
そのデータを、レタッチソフトで濃度、トーンカーブ調整、コントラスト補正すれば、デジタル画像(ポジ)になる。
デジタル化した画像データーは ハードディスクに保存し、
必要に応じ、インクジェットプリンターで好みの大きさにプリントしている。
2000年頃には、このシステムは完成していた。
最初は新鮮な驚くだった。ついにデジタルの時代になったなぁと思った。
暗室作業から開放された。
引き伸ばし機はお蔵状態だった。

しかし、10年ほど過ぎた頃から、なにか物足りなくなっていた。
いつでも、思い立てば、画像データーをハードディスクから探し、
プリントすれば同じプリントが得られるという便利さ、簡便さに・・・なにか大切なものを見失ってしまったのではないか?
簡単にできることに、人間は「リスペクト」しない。
簡単に入手できる物は消費材にすぎない、
たとえそれがいくら美しいプリントでも、飽きたらゴミ箱だろう。

暗室時代、同じプリントを焼くというのは 意外に難しかった。
とくに、覆い焼きや、焼き込みでトーンを作った写真の場合、
一応条件をメモしておくが、
後日 同じ調子に焼こうとしても、なかなか同じにはならない。
それが 面白かった。
中央公園花壇の花 青写真焼き付け
青写真を 引き伸ばし機で焼く。
やってみると面白い。
50年以上前、印画紙と格闘していた頃を思い出す。
テストストリップ
紙質と、感光液、現像液、露光時間、現像法(テクニック)で、できた青写真のトーンや色調が変わる。
もう少し深い青色にし、コントラストも上げたい。
もっと画像をよくしたい。
アイデアはまだある・・・さらに青写真にのめり込んでいく。
まぁ、暇人の気晴らしですが。
スポンサーサイト



  1. 2024/02/27(火) 22:27:47|
  2. 青写真
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

昔のネガから             完全なアナログ青写真の試み            

ネガからフィルム・スキャナーで取り込んだデジタル画像(ポジ)を
レタッチソフトで逆転しネガ画像にし、透明フィルムにプリントすれば、
好みの大きさのデジタルネガができる。
そのデジタルネガを青写真印画紙に密着させ露光すれば、
青写真ができることに気づき、青写真感光液の改良を行ったのは、
約10年前のことだった。
デジタルネガができれば、プラチナプリント、Salt Silverプリント、ガムプリントなどもできるなぁと考えていた。

でも、この方法は、フィムル写真向きではない。
むしろデジタルカメラ向き。
レタッチソフトはデジタル画像のもの。
もっと簡単にデジタルネガができるので、
デジタルカメラ向けの技術だなぁと思い、
そこでストップ、更に先に進めようとは思わなかった。

去年の後半は(膝が痛く)、
家にいる時間が多くなったので、
もう一度、青写真の可能性を探ってみようとおもった。

感光液の検討を加えたら、
時間がかかるが、
ネガから直接、青写真印画紙に焼き付けることができるようになる。

従来の銀塩印画紙に比べ、劣っている所は沢山あるが、
青写真には青写真特有のトーン、色調があることを確認。
それが面白い。
一切デジタル機器の助けを借りることなく、
全てアナログ操作で、青写真プリントを制作することができることは(趣味としての)可能性を広げる。

長巻のフィルムを切ってマガジン(パトローネ)に詰め、
純機械式カメラ(Nikon F、Nikon SP、KievⅡ)で撮影し、
現像タンクで現像(現像液は、すべて 小生のオリジナル現像液)し、定着、水洗、乾燥しネガを作る。
(昔から使っている)藤本のRucky RF-35引き伸ばし機にM42マウントの明るいレンズを付け、
青写真印画紙(感光液はオリジナル、紙に塗布して自製する)に焼き付けて青写真を作るまでの操作は、一応完成した。
これで、長巻フィルムが手に入る限り、写真を楽しむことができるようになった。

昔のネガから一枚焼いてみた。
昭和45年5月23日-1
使用したのはこのコマ。
撮影は昭和45年(1970年)となっていた。
54年ほど前に撮影した写真。
親戚の子だが、
いまは素敵なお母親になっていて、
子供達は既に大学を卒業し、働いている。

A4の大きさに切った画用紙に感光液を塗布し、焼き付けてみた。
昭和45年5月23日 お絵かき紙
銀塩印画紙に比べ青の濃度が出ないため、コントラストは不足。
百均(ワッツ)の画用紙に感光液を塗布している。
紙の繊維(パルプ)が粗いため細かな部分が出ていないのは欠点だが、
大きく拡大しても、銀塩のザラッとした粒子は出にくいのは長所かも。
昭和45年5月23日 カメラと青写真
撮影に使用したカメラはNikon F、
レンズはAuto-Nikkor 50mm F:1.4(初期のレンズ)
フィルムはTRI-Xを使用していた。(当時から100フィート長巻から切り出し、ニコンのマガジンに詰めて使用していた)
ネガシートには現像液、現像条件の記述はないが、4つ切りに引き伸ばし(当時からRucky RF-35を使用していた)
たという印(マーク)がついていた。








  1. 2024/02/24(土) 17:56:32|
  2. 青写真
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

池上梅園                     SMC-TAKUMAR 50mm F:2

M42マウントのレンズを引伸ばしレンズにし、青写真を焼いている。
このレンズで撮影しネガを作り、
同じレンズで青写真を焼けば、
レンズ固有の収差は相殺され良くなるのではないか?
そんな思いから、Nikon FにM42マウントのSMC-Takumar 50mm F:1.4をつけ、
池上の梅園へ行き、梅を撮影してみた。
池上梅園1606-37
フィルムはISO:100で使用しているRetro80S、梅の枝が邪魔なので「ボカそう」と絞りを開けて撮影した。
f:1.4を使いたかったが、Nikon Fは1/1000秒が限界、f:2/1000秒で撮影した。
タクマ-レンズ 確かに優秀だと思う。
このネガを使用し、Lucky-RF35 引伸ばし機で青写真を焼いてみた。
池上梅園 カメラと青写真DSC00521
マウントアダプターを介しオールドレンズをミラーレス一眼で使う人が増えたため、
いろいろなアダプターが出てきた。
ニコンFマウント用にM42アダプターがあったのは驚き、早速購入し使用した。
池上梅園 青写真
銀塩印画紙ほどコントラストはでず、暗い部分の締まりもでず、トーンも広くないが、
なにか懐かしいようなトーンに仕上がっていた。
池上梅園 一部拡大
拡大し確認したが、ピントはちゃんと合っているようだ。
--------------------------------
クエン酸鉄系の青写真 ほぼ開発は終了を迎えている。
しかし、一枚として、同じ調子の青写真が まだ焼けない状態、
塗布する工夫、感光液の保存性などまだ実用化するには課題山積、
しばらくの期間、写真を撮ったら、青写真に焼いて楽しみ、コツを掴もうと思っている。

シュウ酸鉄系の青写真開発(これが本命かも)は、今年の秋あたりからになると思う。
  1. 2024/02/18(日) 10:30:43|
  2. 青写真
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

プロフィール

Alchemyst Sasaki

Author:Alchemyst Sasaki
未だフィルムカメラの沼から抜け出せない。
もう一年白黒フィルムで遊んでみるつもりでいる。

最新記事

月別アーカイブ

カテゴリ

読み解く写真、心に残る写真を・・・ (139)
フィルムの眼 (166)
レンズの眼、カメラの眼 (59)
写真の技法 (144)
写真にとり憑かれた人達 (4)
青写真 (28)
新幹線の見える街 品川 (11)
映し出された世界 (30)
水辺の光景 (21)
立会川 (9)
勝島運河 (23)
旅行・観光 (7)
ある場所、ある瞬間 (172)
デジタルカメラは記録機器 (13)
デジタルで遊ぶ (30)
Silent City (9)
??? (31)
Street Photograph (27)
都会の景観 Tokyo (265)
思い出の写真 (25)
遥かなる寧夏 (35)
Night walk in Tokyo (41)
散歩 (334)
猫、犬、鳥 (10)
白木蓮 (31)
黒い花 怪しい花 (87)
樹、草、花  (105)
桜  (181)
ひまわり (46)
竹林 (11)
八つ手 (10)
百日紅(さるすべり) (29)
オールドレンズの密かな楽しみ (38)
人物 ポートレート 踊り (37)
Photo彩遊 (27)
品川宿 (21)
その他  (33)
オリンピック残映 (5)

メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

検索フォーム

RSSリンクの表示

リンク

このブログをリンクに追加する

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード

QR