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本当に大切なものは見えない

古いフィルム・カメラで、ありふれた身の回りを撮っています。日常の中の一瞬を捉え、読み解く写真になっていれば・・・

ニコン工場跡 再開発        Nikon F Auto-Nikkor 24mm F:2.8撮影

日本光学の創業の地、
西大井のニコン工場が壊され、しばらく空き地になっていた。
今年になり整地され、建設が始まっていた。
本社ビルを作るという。

小生の使う日本光学のカメラは、この地で作られたもの。
何度か、カメラを持ち込み、直してもらった。
日本光学のカメラは頑丈にできているし、
古いカメラでも直して貰えるので、安心感は強い。

Nikon Fの生誕の地を、そのNikon Fで撮ってみた。
ニコン工場跡1604-24
このカメラが壊れた時、直接この工場に持ち込み直してもらった。
ニコン工場跡1604-23
Nikon SPの修理も直接この工場に持ち込み直してもらったが、
3年ほど前の修理では、
ニコンの修理部門を退職した人が中心になり、
工場近くのビル(西大井)に「フォト工房キィートス」を開設し、
同様のサービルを受けることができるようになっていた。
Nikon Fにしても、Nikon SPにしても、当時は非常に高価なカメラで、
「身の程知らず」の小生の手にするカメラではなかったが、
今となってみると、それが良かった気がする。
「あんな良いカメラで・・・あんな写真か」と馬鹿にされる。
退路を断ち、先達の「凄い」写真を見て、
どうしたらあんな写真が撮れるのかと、カメラを使うことに集中する。
工夫することが重なるほど、カメラを使うのが 面白くなる。
結局、ニコンのカメラを60年近く使い続けることになった。
60年で割れば、一年分は、たいした金額にはならない。
ニコン工場跡 青写真1DSC00504
今、ネガから直接、青写真を焼くことを試みている。
これが完成すると、写真用の白黒フィルムが 手に入る限り、
自分で、青写真用印画紙を作り、焼き付け、写真を楽しむことができる。
ニコン工場跡 青写真2DSC00509
デジタル画像は、
電気を切ったら、モニターの画像は消えてしまう。

それより、電灯を付け、
アルバムを開いて写真を確認したり、
壁に掛かった写真を見る方が、
写真鑑賞には合っていると思っている。
---------------------------
フィルム用の現像液は 自分で配合して調整するので、一本当たりの薬品代は10円くらいだろう。
寧ろ、できたネガを保管するネガシートの価格が一シート当たり12円くらいに値上がりしているので、そちらの方が高い。
青写真用の薬品費もA4で数円程度、用紙代(A4)は紙によるが 5円から20円なので、
それほどの費用はかからない。趣味で遊ぶなら、こんなに面白いものはない。


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  1. 2024/01/30(火) 18:47:11|
  2. 青写真
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青写真           A4判の紙に焼いてみる

青写真は、
使用する紙の質、感光液の選び方、塗布の方法、露光時間、現像液で 変化する。
まだ不明な点が多く、どのようにコントロールしたらいいのか、なかなか難しい。
それを一つずつ 確認しながら、条件を決めていく努力が必要。
その努力、けっして嫌な作業ではない。
寧ろ、条件を変えると青写真の表現が変わるので、面白い。
12月上旬撮影したフィルムから、一コマ選び、青写真を焼いてみた。
青写真 A4判へ引き伸ばしDSC00501
カメラはキエフⅡ レンズはキエフ製Jupiter-12 35mm F:2.8 (戦前のツアイスのビオゴンと呼ばれた広角レンズのキエフバージョン・・・クーロン・ビオゴンと呼ぶべきレンズ)
フィルムはRetro80S でアグファ製(今は、アグファは売却されベルギー?の会社になったようだ)
現像は、戦前開発された二液(浴)現像法を 現代のフィルムに合うよう改良した現像液で行った。
そのネガをLucky RF-35 引伸ばし機にセットし、
引き伸ばしレンズは、M39からM42に変換するステップアップリングを介して、
Super TAKUMAR 50mm F:1.4を装着、 開放絞りで使用し露光した。

大創(百円ショップ)の画用紙は、この目的には合っていないように感じた。
タイで製造された紙らしく、水に濡らすと、ところどころ ボイドのように薄い部分があった。
また水に濡らすと、破けやすく、取り扱いが難しい。
それでも、細かなディテールもほぼ出ていたので、使えるレベルには、もう少しだろう。
改良を重ねれば使えるようになると思う。
大崎ガーデンタワーにて1603-36
銀塩の印画紙に比べ、コントラストが出ない。
ブルー(青)では、暗部の表現に問題がある。
トーニングも選択肢の一つだろう。

全体に青写真はフラットな軟調になりがち。
しかし石畳の調子は明るいものの、ディテールは出ているので、
画像濃度を上げる方向で塗布の方法を調整するか、
違った感光液にして画像濃度を上げるか・・・・思案中。
そんな思考実験をしながら、手を動かして、確認する。
これが 面白いので止められない。


  1. 2024/01/11(木) 15:20:18|
  2. 青写真
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銀座の柳

「銀座の柳」と言っても、今 そこに特別な感情を抱く人は少なくなっている。

「銀座の柳」の歌がラジオから流れていたのは、母の青春時代だったという。
祖母にとっては、子供達が大きくなり 手が離れ、ホットしていた頃だろう。
年に何回か、有楽町で下車し、歌舞伎座で観劇したあと、
銀座通りを新橋方面へ進み、
天国(てんくに)のエビ天か橋善のかき揚げ天ぷらを食べ、
角の玉木屋で佃煮を買い、帰宅するのが、
唯一の楽しみだったようだ。
銀座1601-24
小生が知っている銀座の柳は、
橋善の近くに、柳の樹が植えてあり、
隣に記念の歌碑の記憶が残る。
それが、見当たらない。
整備のため一時的、移転・保管し、時期を見て、また戻ってくるのだろうか。
あるいは、歌を知る人も少ないので・・・・そこまで整備する必要なしと判断したのか?

行ってみると、天国の店は、更地になり、ビルの建設が始まっていた。
橋善は、10年くらい前か店を閉じてしまった。
今は新しいビルに代わり、その面影は何も残っていない。
玉木屋は、店を移転して 営業はしているというが、
祖母や母の通った銀座は既に消失していた。

時代の流れとは こういうこと・・・妙に納得してしまった。



  1. 2024/01/04(木) 14:39:09|
  2. 都会の景観 Tokyo
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焼き初め                  青写真

悪筆により「かきぞめ」は無理だろう。
代わりに「やきぞめ」にした。
白金・自然教育園で撮影したネガから一コマ選び、
青写真に焼いてみた。
自然教育園にてDSC00495
植物の名前は・・・よく分らない。
黄色い百合のような花弁をつけて咲いていた記憶が残る。
ムサシノキスゲ?ノカンゾウ?ウバ百合?
よく知る人にはちょっとの違いが重要な事柄になる。
これは何だと論争しても、
議論の先は、花を愛でる人達の ひとときの愉しい時間で終わる。
---------------------------
しかし、ちょっとした差違が、
血みどろの紛争の発火点に繋がることもある。
ロシアのウクライナ侵攻(戦争)が続き、
ハマスのテロに対する報復で、
イスラエル軍は、ガザ地区へ侵攻(戦争)した。

東の外れの、「八百万(やおよろず)の神」の島国から見たら、
一神教とは、こんなにも過酷なのかと 驚かされる。
明るい方向になってくれればと思う・・・・

  1. 2024/01/02(火) 12:19:43|
  2. 青写真
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たかが写真 されど青写真

1835年 英国のタルボットがカロタイプの写真技法を発明してまもなく、
1842年にはハーシェルが 高価な銀塩を使わない青写真を発明している。
しかし青写真は、感度は低く、トーンの幅が狭いため、図面や文書のコピーに使われることがあっても、
写真用印画紙とて使われることは少ない。
それでも、細々とだが、欧米では今も青写真を写真表現に使う写真家はいるようだ。

青写真、実際に行ってみると面白い。
趣味として楽しむならいいものだと思う。

銀塩印画紙に比べコストは断然安い。
ただし、青写真印画紙は市販されていないので、
感光液の配合、紙への塗布、乾燥、露光、現像、水洗は、
使う人が行う必要がある。
自然教育園DSC00492
昨日(大晦日)、今年最後と青写真を作って楽しんだ。

紙は百均で購入した画用紙(協和紙工株式製)をカットし、感光液を塗布、乾燥し青写真印画紙を作った。(風乾1時間)
ネガは、12月8日 白金の自然教育園の水生植物園で撮影した「ミツガシラ」のカットを選んだ。
(カメラはNikon F Auto-Nikkor 50mm F:1.4  フィルムはRetro80S 現像は(AⅢn1)で行った。)

引伸ばし機は Rucky RF-35 引き伸ばしレンズは YASINON-DS 50mm F:1.4を使用した。
印画紙の感度が低いので、F:1.4の明るいレンズはマスト・アイテム、
開放絞りで使用している。露光時間は76分かかった。
現像し乾燥し、百均で購入した2L判のフレームに入れて 飾ってみた。

A4の大きさに伸ばすなら、露光時間は3時間程度になりそうだが・・・
時間はある(暇)。
そろそろA4(ほぼ六つ切りの大きさ)に挑戦しようかと思っている。
「一年の計は元旦にあり」
  1. 2024/01/01(月) 09:37:39|
  2. 青写真
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Author:Alchemyst Sasaki
未だフィルムカメラの沼から抜け出せない。
もう一年白黒フィルムで遊んでみるつもりでいる。

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