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本当に大切なものは見えない

古いフィルム・カメラで、ありふれた身の回りを撮っています。日常の中の一瞬を捉え、読み解く写真になっていれば・・・

中央公園の植物                二液現像(Ⅱnf)

名前は知らない。
でも、時々見る。
見慣れているような気になっている。
そのまま通り過ぎるが、
ちょっと気にかかるものがある。
引き返し、何だろうと、撮ってみる。
開発中の二液現像を試した。
中央公園の葉1507 #2-6
見たものよりコントラストが上がっている。
今まで出せなかった美しいトーンだと思う。

密集した葉の重なりに南国の密林を感じた。
こんな植物だったのかと思う。
でもここは公園、秋の花が根元に咲いていた。
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  1. 2022/09/30(金) 07:11:10|
  2. 黒い花 怪しい花
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戸越公園駅近くにて         二液現像 (Ⅱkf)

7月の中頃から、二液(浴)現像法の沼に入り込んでいた。
ようやく (Ⅱnf)促進液に灯りが見えてきた。

これまで、様々な組み合わせの促進液を試してみた。
二液(浴)現像では軟調なトーンは難しい。
でも、中庸から硬調なトーンに対応できる現像促進液はできる。
白飽和、黒潰もかなり防ぐことができるし、エッジが立ちやすく、画像に精細感を与える。
かなり使い勝手はよくなった。
勿論 欠点もある。
銀の細かな粒子が、写真にザラッとした汚さをだしたり、
光の状態により救いがたい写真になるものもある。
今後は、従来の現像液システムと、二液現像法(促進液)を併用することになる。
戸越公園近く1500 #1-4
戸越公園近く1500 #1-6
戸越公園近く1500 #1-7
現像の手順、方法を検討するため、
フィルムを短く切り(12枚撮りか18枚撮り)、
パトローネ(あるいは専用のマガジン)に詰める。
現像の回数を増やし、現像のさせ方や、
どんな光の状態が写真としていいかを検討している。
自動車の滑らかな黒ボディーを表現するには(Ⅱnf)の方がいいと思うが、
それ以外なら、(Ⅱkf)のほうが使いやすく、穏やかで綺麗なトーンになると思う。
  1. 2022/09/29(木) 09:48:02|
  2. 散歩
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台風14号が日本海を北上していたとき          二液現像 (Ⅱnf)

九州を直撃した台風14号が、日本海を進んでいた。
時折、雨が激しく降る、止んだかと思うと、また激しい雨が降ってくる。
風はそれほどひどくない。 
午後になり、ようやく雨も小降りになる。
台風14号 大崎1505 #2-2
午後 遅く、止んだのを確認し、
大崎駅近くまで散歩した。
台風14号 大崎1505 #2-5
曇天の雲の割れ目から陽が鈍く歩道を照らす。
台風14号 大崎1505 #2-6
落ち葉が少ない。
風はそれほどひどくなかったのだろう。
台風14号 大崎1505 #2-8
二液(浴)目の現像促進液(現像主剤を含まない)を選んでも、写真のトーンは変化する。
このトーンは、(Ⅱnf)で無ければ出せない特有のトーンだと思う。
二液現像 意外と奥が深い。
  1. 2022/09/27(火) 09:13:54|
  2. 散歩
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戸越八幡 祭の後                 二液現像 (Ⅱnf)

祭りは その後がいい。
祭礼の後1503 #1-9
鳥居をくぐり、振り返ると晴れた秋空がまぶしい。
黒潰は殆どない。
残念ながら右に横帯の現像ムラが少し出てしまった。
祭礼の後1504 #1-10
祭りの時はごった返したが、
いまは静まり返えっている。
祭礼の後1503 #1-7
たっぷり目の露光、暗い部分もエッジが立ちディテールがでている。
手前の明るい部分も白飽和すること無く、表現できている。
二液(浴)現像 で(Ⅱnf)を使用した効果だろう。
祭礼の後1504 #1-8
驚いたのは、このショット。
使ったレンズは、ツアイスのContaxⅡのために製造されたSonnar T 50mm F:1.5、
レンズ番号から1939年製と推定できる。
戦前、コーティングされたレンズは、ツアイスしか製造していない。
当時は最新で最高のレンズだったと思う。
絞り開放で撮ると、若干だがコントラストの低下はある。
しかし、この現像法だと、コントラストは上がり、極めてシャープな写りになる。
写真のコントラストや解像感を決めるのはレンズだけない。
現像の効果も大きいことを実感している。
祭礼の後1504 #1-8 ピクセル等倍拡大
f:1.5の開放絞り、被写界深度は浅くなるが、
ピントの合った所は等倍に拡大しても、くっきりと写っている。
これが80年以上前に製造されたレンズだという驚きと、
二液(浴)現像の効果の凄さを、見せつけられた気がした。
祭礼の後1504 #1-6
願わくば、また来年 それまでに(Ⅱnf)を使った二液(浴)現像を 完璧なものに仕上げたい。
  1. 2022/09/24(土) 14:03:14|
  2. 散歩
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戸越八幡 祭礼の日(3)              二液現像 (Ⅱkf)

戸越八幡神社にて撮影。
戸越八幡祭礼1501 #3-34
敷地を整備して、社殿を後ろに引き、改修した。
その最初のお祭り。

(Ⅱkf)を使用すると、コントラストはかなり高くなるが、
エッジが立ち、暗い部分のディテールがくっきりとでる。
黒潰れはかなり防いでいると思う。
戸越八幡祭礼1501 #3-43
参拝の人の列は絶えない。
戸越八幡祭礼1501 #3-41
久しぶりにスナップ写真を撮る。
祭りなので許されるだろう。

この現像法、白飛びもかなり防いでくれる。
特に(Ⅱkf)だと、ハーフトーンから明るい部分にエッジが立ち、
くっきりと文様がでる。
等倍まで拡大した。
戸越八幡祭礼 等倍拡大
服の細かな柄、ハートの首飾りなどが鮮明に出ている。
肩から掛けた黒いベルトにエッジが出ていた。
トーンも綺麗に繋がっている。
ISO:400の高感度フィルムだが、粒状も細かくFomapan100に近いような気がする。
Retro400フィルム、使い方によりトーンは変わる。
表現できる幅の広いフィルムだと思う。
  1. 2022/09/23(金) 09:31:02|
  2. 散歩
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戸越八幡 祭礼の日(2)              二液現像 (Ⅱkf)

戸越銀座の通りを 祭礼の列が行進する。
戸越八幡祭礼1501 #3-23 Ⅱ
今年は 控えめ。
音曲の音まで少ない。
祭礼の列が通るのを、知らず家にいる人も多いだろう。
戸越八幡祭礼1501 #3-25
10年くらい前は「御馬、日傘」で行進していたこともあった。
今は歳をだろう「馬」には乗らない。でも日傘は必須だろう。

二液目はバッファー量を少なくした(Ⅱkf)を使用した。
黒光りする車のトーンも出るが、白飽和が防げるので、ハイライト部分のトーンも豊にでる。
白装束だが、綺麗に表現できている。
勿論 黒潰も殆どない。
この使い方もいい。

でも(Ⅱnf)の凄みある黒光りが心に残る。
(Ⅱnf)を実用化したいとおもっている。
戸越八幡祭礼1501 #3-26
戸越八幡祭礼1501 #3-27
いつもなら、人が群がり威勢良く御神輿を担いで行くのだが、今年は静かに通り過ぎていく。
本格的な祭りは来年だろう。
  1. 2022/09/22(木) 12:56:37|
  2. 散歩
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戸越八幡 祭礼の日              二液現像 (Ⅱkf)

この2年 コロナの影響でお祭りは開催されていない。
今年はようやくお祭りができるようになった。
しかし、コロナ感染を怖れ、お神輿を担ぎ町内を練り歩くことはしない。
お祭りが近くなると、お囃子の音が響くのだが、それもない。
いつとはなく 祭りに入っていた。
戸越八幡 祭礼1501 #1-8
例年なら参道の外まで夜店がはみ出ていたが、
いまは 参道と神社奥の場所に収まっている。
戸越八幡 祭礼1501 #1-6
社務所でお札を受ける人も、列になっていない。
戸越八幡 祭礼1501 #1-4
社殿は去年改修され、境内は広くなっている。
戸越八幡 祭礼1501 #2-3
舞が始まると、
人が集まり混雑するのだが、
横目に見るだけで 通り過ぎていく。
コロナの影響なのだろう。
戸越八幡 祭礼1501 #2-9
でも徐々に 人は戻ってきた。
来年は 華やかなお祭りになると思う。

  1. 2022/09/20(火) 13:30:22|
  2. 散歩
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滑らかな黒い光する車を求めて

森山大道氏の写真に、黒光りするアメ車の写真があった。
氏の作る写真のトーンからすると、異色の作品。
氏の写真の特徴は、学生闘争/成田闘争が盛んだった頃の世相を表現するような、
ザラッとした銀粒子がでて、白黒のコントラストの強い写真が特徴だった。
しかし、アメ車の写真は、銀粒子が見えないほど綺麗で、暗い部分が深く落ち、
滑らかな金属光沢がある。
こんな写真を撮ってみたいと、
まず、彼が使っているTRI-Xでいろいろ試したが無理だった。
数年後、Tri-Xの価格が高騰、それに伴い他のフィルムを使ってみる。
Retro400Sに出逢ったとき、このフィルムならできるかも・・・と思い試したが、
似たトーンは出せたが、到底あの「黒のアメ車」には到達できない。
彼がどのように作ったか不明だが・・・もしかすると文献複写に使うコピーフィルムを 使ったのかもと想像している。
使ったのはフジのコピーフィルムかと思うが、もう、35mmでパーフォレーションのあるフィルムは市販されていない。
(外国製ならあるかも・・・)

今回、二液現像を試し、もしかしたらあのトーン再現できるかもと 思っている。
現像成分を含んだ液は(Afx)を使用した。現像成分を含まないバッファー液は(Ⅱ)を基本とした。
二つにカテゴリに分け、(Ⅱo)と(Ⅱh)を作った。
(Ⅱh)はpHが(Ⅱo)より 少し低い、現像の安定性も良くなかった。
黒い車(Ⅱo)1496#4-3
これは(Ⅱo)で現像したもの。
明るい所と暗いところのエッジが立ち、暗い部分は黒光している。
しかし、やや黒い部分の表現力は弱い。
銀粒子がでてザッラとする。
黒い車(Ⅱnf)1497 #2-11
そこで、バッファー塩の濃度を上げ、ザラッとした粒状性を消すため(Ⅱnf)の組成を作る。
これで行けるかと思ったが、横方向に波のような現像ムラがでる。
黒い車(Ⅱnhq)1498 #1-24
安定に欠けていた(Ⅱh)を(Ⅱo)の改良に使った方法で改良し(Ⅱnhq)を調整する。
この現像液なら現像ムラはでない。
しかし、暗い部分のハーフトーンが求めるものではない。
エッジの立ちも少し劣っていると思う。
黒い車(Ⅱkf)1499 #3-45
(Ⅱnf)のバッファー塩濃度を下げた配合(Ⅱkf)で現像。
「横方向の波のような現像ムラ」の出現頻度は下がったが、
まだ完璧に防止できた訳では無い。

意外と簡単なことで解決すると思うが、
それが見つからないもどかしさがある。
今 二つの仮説を立て、現像実験を計画している。
どちらかが当たればいい。
大変な「夏休みの宿題」になってしまった。
  1. 2022/09/18(日) 12:31:10|
  2. フィルムの眼
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散歩をしながらテスト撮影        二液(浴)現像 (Ⅱnf)

二液現像では、(Ⅱo)を使い、ミニセルで現像の条件を決めたが、
その条件で実際のタンク現像をしてみると、様々な欠点が出てきた。
その差違は、ミニセルと現像タンクの構造の違いによるものと考えた。(ミニセルでは問題なく現像できている。)

(Ⅱo)では 現像の結果が不安定、ネガの濃度が大きく振れてしまった。
それを解消するため、バッファー塩の濃度を上げ、(Ⅱnf)の組成を作った。
これで 現像は安定したが、実験を重ねると、いろいろな不具合が見えてくる。

原因の追及には、実際の現像タンクで確かめるより方法はない。(ミニセルでは分らない)
短く切ったフィルムで回数撮影し(12枚撮りから18枚撮りにフィルムをカット)、実際の現像タンクでテスト現像をしている。
目黒から桐ヶ谷辺りを散歩したとき撮ったネガを現像。
二液現像 1497 #3-3
(Ⅱnf)は硬調な現像促進液、すこし焼き込んでみた。
画面上部にレースのような白い帯状の現像ムラがでた。
二液現像 1497 #3-4
その隣のコマには、現像ムラはでていない。
これはノーマルに焼き付けた。
二液現像 1497 #3-11
氷川神社の参道の映像は、ローキーにしてみた。
ハイキーにしてもいい画像だと思う。
このコマにも帯状の現像ムラはでなかった。
二液現像 1497 #3-16
このコマには、白い帯が派手にでた。
自動車のトーンは、求めているものに近い。
二液現像 1497 #3 現像ムラ-20 Ⅱ
現像成分を含んだ(Afx)溶液に4分間漬したあと、(現像液が染みこんでも、現像は休眠状態になっている。)
(Afx)液を現像タンクから廃出し、
現像主剤を含まないアルカリ性のバッファー液(Ⅱnf)に交換し、現像を開始する。
現像中は、一切現像タンクに触れず静置する。

フィルムの最初の部分は 
感光しているので黒く現像されているが、
強い電灯を通して見ると、現像ムラが観察できる。
その部分をスキャナーで 取り込んでみた。
攪拌していないので、縦方向のブロマイド・ドレインが出ることは予想していたが、
横方向にも 波のようにうねった現像ムラができていた。
ブロマイド・ドレインに関しては、数年前 放置現像を行ったので、経験している。
解決方法は 分っているが、横方向の波のような現像ムラは初めての経験。
どのようなメカニズムで生成するのか分らない。
仮説を立て、それに従い実験を組み、テスト撮影、テスト現像の繰り返しとなった。
ダメなら、また、仮説を立て、確かめの実験・・・・
ネガティブデーター(不具合を示すデータ、ネガ画像)も、溜まってくると、徐々にだが、生成のメカニズムも見えてくる。
むしろ上手くいかないデータこそ、宝の山になることがある。
見逃さないことが肝要、もう一息・・・・


  1. 2022/09/15(木) 18:58:45|
  2. 散歩
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近所の散歩  三ツ木通りにて               二液(浴)現像

現像促進液(Ⅱnhq)は ほぼ実用の領域に入った。(もう少し改良・最適化するけど)
しばらく使ってみて、この促進液の特徴を掴み、現像時間を調整することになる。
(BⅢ)より硬調なネガになる促進液だと思う。
二液現像 (Ⅱnhq)1499 #1-6
露出はカメラの露光計の指示に従い合わせた。(勘はデーターにならない、今は試験中、客観的なデーターを積み上げ中)
使ったカメラ等は、20年近く前購入したBessaR (ライカスクリューマウント)カメラ。
機械的な部分(メカ)は枯れた技術、真面目に作っていれば耐用年数は長い。
でも中に入った電子部品は家電品のようなもの、劣化したら、交換は難しくなる。
ボタン電池が劣化したのかと、新しい電池に替えたが 同じだった。
このカメラの指示する露光は、
少しオーバー目の露光になる場合が多い。
小生ならf:5.6/125秒を選ぶ。
二液現像 (Ⅱnhq)1499 #1-7
明るい所ならf:11/500秒、暗い陰の部分ならf:4/500秒なので、f:5.6/500秒が小生の適正露光。
(f:8/500秒だと暗い部分のディテールが失われると危惧)
カメラの指示は、f:8/125秒(f:4/500秒)だった。
陰の部分の露光に対応していた。
これが正解かも。
二液(浴)現像では、明るい部分の白飽和を防止する効果が強い。
エッジも立っているし、独特なトーンになっている。
でも、これデジタルカメラで撮影し、
レタッチソフトのエッジ強調アプリで作った写真に似ているような気もする。
二液現像 (Ⅱnhq)1499 #1-8
白飛び、黒潰れしないのが 二液(浴)現像のアドバンテージ。
エッジも立ち、ネガに精細感がでる。
欠点は、市販の現像液では無理なことだろう。
現像液を自分で調合している人なら 可能だが、かなり敷居は高い。
二液(浴)現像でフィルムを現像している人、世界にどのくらいいるのだろうか?

とくに このRetro系フィルムは厄介。
本命と思っている(Ⅱo)の改良・最適化に今、苦戦中。
  1. 2022/09/12(月) 12:06:46|
  2. 散歩
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二液現像法 テスト(12)      (Ⅱnhq)/Retro400S

(Ⅱ)系の現像促進液は、(Ⅱo)と(Ⅱh)の二つのカテゴリーで検討している。
(Ⅱh)の方が安全サイドで、すぐに決まるだろうと思っていた。

一液で行う従来の現像では、
ミニセルよる現像と実際のタンク現像の間に差違はないが、
二液(浴)現像ではミニセルの現像結果と、現像タンクの現像結果に若干の違いがでる。
ミニセルでは傾向は掴めるが、
実際に使うとなると、現像タンクを使って現像しないと評価はできない。
おそらく現像タンクの構造などが影響するのだと思う。

短く切ったフィルムをパトローネに詰め、実際に撮影し、現像タンクでテストをし評価している。
(Ⅱnhq) Index 1498 #1
現像時間を短くするため、
(Ⅱo)のミニセル実験の結果で得た知見を生かし、(Ⅱh)を良し、(Ⅱnhq)現像促進液を作った。
ミニセルの実験結果から25℃ 15分~20分で適切な濃度のネガになるだろうと推定した。
現像促進時間を15分として、タンク現像(SUS製 250ml)を行った。
結果はネガのLow濃度が100を越えるコマも有り、オ-バー現像だった。
おそらく10分で求める濃度のネガになると思う。
(Ⅱnhq)1498 #1-23
ぬめりある黒光りした車を撮りたい。
それが可能なのは(Ⅱ)液の促進液だろうと思って開発している。
どうにか近づいている。
(Ⅱnhq)1498 #1-29
二液(浴)現像の利点は、白飛びしにくく、黒潰も防止できること。
でもネガの粒状性と鮮明さはトレードオフの関係にあり、鮮明にしようとすると画像にザッラとした銀粒子がでてくる。
それが、フィルムで撮っている証拠だと嘯けばいいのだろうが・・・やはり粒子が出るのは好ましくない。
その折り合いが難しい。
門柱の木目も、遠くの庫裏の桟もエッジが立ちくっきりとでていた。(黒潰していない)
(Ⅱnhq)1498 #1-30
(Ⅱnhq)促進液を現像タンクに満たし、軽く底をたたき、泡がフィルムに付着しないようしたあとは そのまま静置した。
現像ムラが出てもおかしくない条件だが、ネガを見る限り現像ムラは認められない。
一液で現像する場合は、現像ムラを防止するため苦労した覚えがある。
この事実は、二液(浴)現像法を試して、初めて分ったこと。
現像メカニズムを考える良いヒントになると思う。


  1. 2022/09/10(土) 12:21:10|
  2. フィルムの眼
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二液現像法 テスト(11)      (Ⅱh)/Retro400S

現像成分を含む(A)液は、何回かのミニセル実験で、(Afx)という組成に決定した。
現像成分を含まない(B)液に関しても、今までのデーターから、割合簡単に決定できたが、
狙いは、Retro系フィルムでは現像結果が予想不能になる(Ⅱ)系の現像液にある。
(Ⅱ)系現像液の成分を考え、(Ⅱ0)と(Ⅱh)の組成を考えた。
(Ⅱh)のほうがバッファー性も高いので、確実性は高い。
すぐに解は見つかるとおもった。
Retro400S (Ⅱh)1496#3-37
夕方空。
空に合わせf:8/500秒としたが、
逆光になっているので、陰の部分の家の壁や自動車は暗い。
その部分のディテールをだすには露光不足だろう。
暗く潰れると思ったが意外と粘って黒潰はしていない。
これが二液現像法の効果だろう。
また明暗差のある部分でエッジが立ち、精細感がでる。
Retro400S (Ⅱh)1496#3-24
林試の森で撮った写真には、暗い地面のディテールにコントラストが立っている。
いままで開発した現像液では出せないトーンになっていた。
ただし、現像液の現像安定性が良くなく(保存性ではなく)、
現像するたびに、ネガの濃度がオーバーだったり、薄くなったりしていた。
(Ⅱ)液を使いこなそうとするなら、その要因をはっきりさせる必要がある。
現像時間が25分と少し長いのも気になる。
(Afx)の処理時間と液切り替えの手間を考えると、もう少し現像時間を短縮したい。

  1. 2022/09/07(水) 19:05:42|
  2. フィルムの眼
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二液現像法 テスト(10)      (Ⅱ0)/Retro400S

ニ浴目の現像促進液に(BⅠ)を使うと、4回サイクル、
(B)で3回、(BⅡsx)で2回、B(Ⅲ)で1回のサイクルで求める濃度のネガを得た。
サイクル数が増えるほど、手数がかかり面倒になる。
(BⅢ)で一回となり、目的は達成したが、
二段現像で特殊な効果を発揮する(Ⅱ)液を使ったらどうなるだろう?という興味が湧く。
もっとすごいトーンになるのではという期待から、
(Ⅱ)液から現像成分をなくした液で現像条件を検討をした。
最初に作ったのが(Ⅱ0)
ミニセルでの実験から、一回で完了する条件を割り出し、実際の現像タンクを使い、テストしてみた。
Retoro400S (Ⅱ0) 1496#4-3
期待に反し、ネガ濃度は少し薄かった。
現像が安定していない。重要な要因を見落としているようだ。
しかし、自動車の黒いボディーに滑りある光沢がでていた。
こんなトーンを作りたくて、過去にいろいろ現像液を調整して撮ってはみたが、いずれも上手くいっていない。
この現像法で(Ⅱ)を改良していけば、
求めていたトーンの写真撮れるようになるかもしれない。
光が見えてきた気がした。
Retoro400S (Ⅱ0) 等倍拡大 1
粒状性が出やすい欠点はあるものの、エッジが立ち精細感のある写真ができる。
Retoro400S (Ⅱ0) 1496#4-9
夏休みの宿題は未だ終わらず、
現像の安定化と粒状感の改良に、注力するつもり。
  1. 2022/09/04(日) 11:18:58|
  2. フィルムの眼
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二液現像法 テスト(9)      (BⅢ)/Retro400S

硬調な成分で構成した(BⅢ)で二液現像を試した。
(Afx)液(pHは6以下に保っているので、現像能力は休眠状態)に4分浸したあと、
現像成分を含まない(BⅢ)液で活性化(休眠打破し)現像を進行させた。
Retro400S (Ⅲ)1496#2-13
現像速度は ほぼ水酸化イオン濃度(OH-)にほぼ比例する。
アルカリ性が高いほど、現像は速く進行するので、(BⅢ)の組成になるとサイクル現像する必要はなくなった。
Retro400S (Ⅲ)1496#2-18
Retro400Sでは硬調な(BⅢ)系統で二液現像を組んだ方がいいと思う。
もう少し、滑らかで粒状感のない組成に改良する必要があるだろう。

相変わらず、二液現像 (Afx)-(Ⅱ)系統の現像が不安定。
もう一息というところまできている。
あと数日で、大体の組成が決まると思う。
夏休みは終わってしまったが、
先生にレポートを提出する必要もない。
暇な老人の遊びです。
  1. 2022/09/01(木) 20:52:48|
  2. フィルムの眼
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プロフィール

Alchemyst Sasaki

Author:Alchemyst Sasaki
未だフィルムカメラの沼から抜け出せない。
もう一年白黒フィルムで遊んでみるつもりでいる。

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