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本当に大切なものは見えない

古いフィルム・カメラで、ありふれた身の回りを撮っています。日常の中の一瞬を捉え、読み解く写真になっていれば・・・

大崎駅 周辺

大正時代の初め頃、大崎駅前に明電舎の工場ができる。
その辺りから、大崎の街が整備されていったのだろうと思う。

山の手線を挟み南側は、明電舎、三共製薬、日本ペイントの工場などの大手が、
北側は、小さな工場が建ち並ぶ地域だった。
今は 再開発され、その面影はかなり消えている。
大崎1369 -28 Ⅱ
駅前に高層のビルが建つ。
ビルに直結するよう遊歩道ができ、
傘なしで電車に乗れるタワーマンションもできる。
駅前から、羽田、成田へのシャトルバスも運行、長距離バスもでるようになった。
そして、飛行機も陸上を飛ぶルートが新設される。
大崎1369 -30
工場とそこに通う住民の街。
目黒川沿いの、
御殿山、白銀、池田山などの台地に登ると、
瀟洒な高級住宅街が広がるが、
低地の川沿いは、下町の庶民の住むところだった。

いまはタワーマンションができ、様相は様変わり、
身なりのいい人も増えてきている。
大崎1369 -32
嘗て川の両岸は、小さな工場と住宅が混在する所だった。
家を小さな工場にし、そこで生活している人もいた。
クラスメートの家もあったが、立ち退いて、郊外へ引っ越した。

ここは、記憶に残る街ではなくなっている。
別世界を散歩しているようなもの。
変ったなぁと思う。
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  1. 2021/04/29(木) 13:11:36|
  2. 都会の景観 Tokyo
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藤の花

桜が散ると、春の花が一斉に咲く。
淡い紫の藤の花が咲いていた。
藤の花1367-17
敢えて白黒フィルムに拘り、色をなくす。
藤の花1367-18
藤の花の違った姿を見いだせないかと思いシャッターを切る。
レンズは21mmの広角レンズ、現像は中庸な(Ⅰaf)現像液を使用した。

別の日、その藤の花が気になり、再度撮影に挑戦。
藤の花1368-13
レンズは標準50mmレンズ、YA2フィルターをつけ、一番硬調に仕上がる(Ⅱof)現像液で処理した。
同じFomapan100フィルムを使っているが、
まるで赤外線フィルムを使い、赤外線カットフィルターを使ったようなトーンになる。
緑の葉まで、白く記録されていた。
藤の花1368-21
藤の花1368-24
コントラストが付きすぎてトーンは破堤している。
このカットに関しては、
(Ⅰ)系統の中庸現像液で現像すれば、
もう少し落ち着いた豊かなトーンになったと思う。

近所の散歩なので、撮りたいと思える被写体は限られる。
見つけると、こう撮ったらどうなるだろうと、何度か同じ場所に出向く。
うまい写真、上手な写真を求めている訳ではない。
うまい(綺麗な)写真が撮りたかったら、
デジタルカメラに替えている。

「移ろいゆくもの」の一瞬を記録するのが写真なら、
記録する媒体も、トーンの変化に敏感なほうがいい。

たとえ撮影に失敗し、トーンが破堤してもいいではないか。
失敗が深ければ、うまく撮れたときの感激は大きい。

デジタルはいつでも同じように綺麗に撮れてしまう。
「移ろいゆくもの」にたいするリスペクトを感じない。
ただ、それだけの理由で フィルムに拘っている気がする。
  1. 2021/04/27(火) 10:41:40|
  2. 樹、草、花 
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東品川海上公園にて

目黒川 河口にある東品川海上公園にて撮影したもの。
東品川海上公園1366-16
東品川海上公園1366-22
東品川海上公園1366-24 Ⅱ
東品川海上公園1366-29
フィルムはFomapan100を使っている。

現像液を替えるだけでネガのトーンは変わる。
露光をたっぷり加えるか、控えて露光するか、
現像を押すか(増感現像)、浅くするか(減感現像)でも変わる、
フィルターを替えても、ネガのトーンは変化する。
ネガのトーンが期待したようにはならないことが多い。
フィルムカメラを、
うまく使いこなすためには、それなりの習熟が必要。
そのため、アサヒカメラ、毎日カメラ、日本カメラを 参考にしていた。

簡単に綺麗な写真が撮れるデジタルカメラの出現により、
旧来の古い写真雑誌は役目を終わり、
毎日カメラ、アサヒカメラは廃刊した。 
そして最後まで残った日本カメラがついに終わるという。

去年だったか、アサヒカメラが廃刊になるという記事を読み、
それを求めに大崎の書店へ行ったとき日本カメラの雑誌を見た記憶がある。
購入しようと 同じ書店へ行ったが、すでになかった。
店員に聞いたが、在庫はなく、入荷はないという。
もともと発行部数は少なかったのかもしれない。

大崎駅近くにある、もう一つの大型書店のTSUTAYAへ行ってみたが、
日本カメラは取り扱っていないという(つれない)返事だった。

家に帰宅し、ネットで購入できないか調べたが、
電子書籍はあったが、紙の雑誌は置いていない。(アマゾン、ヨドバシ)

これが実態なんだと思い知らされる。
写真はプリントされた紙媒体(反射光:CMY)で見るのではなく、
液晶などの電子媒体(透過光:RGB)で見るように変化している。

透過光の方が、コントラストは高いし、色の彩度も高い。
小さい頃からカラーテレビ(RGB)で映像を見てきた人が、今、大多数になってきた。
プリントしたもの(CMYとBlack)で画像を見る(確認する)習慣はなくなっている。
なんでわざわざということになったのだろう。
従来のカメラ雑誌は、行き場を失っている。
代ってデジタルカメラ雑誌が出版されるようになっているが・・・その将来はどうなのだろう?
時代はすでに次のステップ、Phone-Cameraの時代に入っている。
映像を求めるなら電子版ということになるのだろう。
  1. 2021/04/25(日) 12:32:50|
  2. 散歩
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何の花?  白黒フィルム、カラーフィルムと、デジタルカメラで撮影

桜が散ると、
公園や民家の庭には、
丁寧に手入れされ、
配色を考えて植えられた春の花が一斉に咲き出す。

花は花の自然に従い、開花する。
人の手の届かない場所でも、
雑草が葉を広げ、ひっそりと、小さな花を咲かせていた。

御殿山の下、嘗て東海寺のあった所を歩いていると、
東海道線の高架橋の石組みに、覆い被さるように
淡い赤紫の小さな花が群生していた。
何の花?これは雑草だろうか?
大山墓地の花1370-35
持っていたカメラで撮影。
35mmの広角レンズ、
レンジファインダーカメラなのでクローズアップの接写撮影はできない。
モノトーン写真では・・・どんな花か、分かるはずもない。
たまたま鞄には、カラーフィルムを詰めたカメラを持ってきたので、
それで撮影してみた。
大山墓地の花1369 -35
人の手で栽培されたものではないだろう。
どこからか運ばれ、
場所(競合する植物がいない)と気候が合致し、
石組みを覆うように繁茂していた。
大山墓地の花1369 -36
生き残る場所があるなら、どこへでも。
すごい生命力だと思う。

何の花だろうと図鑑を調べたが、
似た花が多くて、これではちょっと分からない。
クローズアップした写真が必要だろうとおもう。

二日後、たまたま下神明近くを歩いていると、
新幹線の高架下の道路脇に、同じ花が咲いていた。
採っても、誰もとがめないだろうと、茎を取り、鞄にしまう。

家に帰って、接写撮影を試みた。
春の花 接写DSC05632 Ⅱ
花の接写にはミラーレスのデジタルカメラは最適だろう。

50年ほど前は、Nikon Fに延長リングをつけ、三脚に固定し使ったが、オートの絞りは使えず、
構図を決め、ピントを合わせるだけでも大変。
慣れるまでフィルムの無駄使いした。
手持ちの露光計で光の強さを読みとり、接写の度合いから、露光倍率を算段し、絞りとシャッターを決める。
細心の注意を払うが、風に揺れボケた写真を撮ってしまう。(当時使ったのはISO:100のカラーフィルム)
成功するのは・・・半々くらい。満足できるのは、何コマあったか・・・

その点、ミラーレスは、簡単。
液晶画面で確認し、シャッターを押すだけ。
沢山撮れてしまうので、あとで画像を選ぶのに苦労するほど。
レンズは暗室で使っていた、引き伸ばし用のレンズを使用。
マクロレンズより使い勝手はいい。
広角レンズほど、花に近づけるので、拡大率は高くできる。(等倍以上、4倍くらいまで可能)
ほぼ1cmの小さな花だった。
(花の接写には、三脚を使うのが原則だが・・・これは、手持ち撮影。すごいと思った。残り2つの撮影は、三脚を使用している。)
春の花 接写DSC05744 Ⅱ
更に近づいて撮影。
露光の補正倍率を考えなくてもいいのは、楽。(カメラ任せ)
花の接写DSC05810
もう少し下がって全体を撮っておこうと、藤本工業の引き伸ばしレンズ Lucky 75mmレンズに交換して撮影してみた。
(引き延ばしレンズは、全て古いライカマウントの規格に従っているので互換性は高い)

さて、何の花なのでしょう?
まだ、分からない。



  1. 2021/04/22(木) 07:25:04|
  2. 樹、草、花 
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空中庭園        東品川海上公園にて

毎月 本屋さんから届けられる子供向け月刊誌は、唯一の情報源だった。
想像力を掻立てる記事が載っていた。
それを、兄と一緒に読む。
漢字にはルビがついていたので、ひらがなが読めればどうにか理解できる。
分からないときは、兄に聞けばいい。
雑誌の一ページ、
囲み記事に書かれていた「バビロンの空中庭園」という言葉は、魅力的だった。
空に浮かぶ庭園を夢想していた。

大きくなれば、空に浮かぶ庭園でなく、
高い建物の上に作られた庭園だろうと、納得するようになる。
しかし、なお「空中庭園」という言葉は魅力的。
空中庭園1366-20
目黒川河口にある東品川海上公園にも屋上庭園がある。
空中庭園という表示はないかもしれないが・・・これは空中庭園だと思っている。
空中庭園1366-17
時期に合わせ花が植えられる。
今は色々な種類のチューリップが咲いていたが、
オダマリの花に、不気味な美しさを感じた。
空中庭園だもの・・・ありきたりの美しい花では、ふさわしくない。
---------------------------
70年近く前、本屋さんが定期的に雑誌を届けてくれていた。
配達してくれる本屋は、大崎にあった。
どういう関係で、戸越銀座より遠い大崎の書店だったのだろう?

祖父も、アサヒカメラを、そこから配達してもらっていた。
兄が、中学に入る頃には、雑誌の配達は 終わっていた。
この時期になると、昔ながらの「御用聞き」はなくなっていたと思う。

毎日カメラがなくなり、アサヒカメラが消え、
最後に残っていた日本カメラがいよいよ廃刊になるという。
今日発売の雑誌が最後だという。
アサヒカメラ、毎日カメラは、購入し、
写真家の写真を見、レンズの使い方、光の捉え方を参考にし、
様々な写真情報(現像やカメラ情報)を勉強した記憶がある。
残念ながら、日本カメラが有ることを知ってはいたが、購入することはなかった。
昔から続く三大カメラ雑誌の全てがなくなる。
最後かと思えば・・・大崎の書店へ行って一冊求めておこうという気になっている。

「カメラ」と写真を撮る人・・・その関係性が、変化している。
毎日カメラもアサヒカメラも日本カメラも、その潮流に乗れなかった。
写真の位置づけが、従来のものと本質で変化したということ・・・
フィルムの固執する小生も、古いのだろう。

小生には、まだ、この潮流の本質が見えていない。
フィルムカメラを、スマホに持ち替えれば見えてくるのだろうか?
分からない、困ったものだ。

  1. 2021/04/20(火) 08:08:07|
  2. 樹、草、花 
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河口まで

目黒川の河口めがけ散歩した。
河口まで1366-6
桜の時期、上流へは足繁く散歩したが、
その間 殆ど下流には行っていない。
居木橋近くにある、第一三共、合弁後、ここが新薬の開発拠点になるようで、
建物の増築が進む。
河口まで1366-13
目黒川の遊歩道を、更に河口に向かい歩く。
東海道線ガードをくぐる。
右は日本ペイントの工場。
歴史ある塗料会社で、煉瓦造の建物が記念館として残っている。
大手塗料会社だが、
去年の夏、シンガポールの大手塗料会社に買収され、
子会社になったというニュースを、新聞で読んだ。
あの会社までと思い、その後、ここを通るたびに観察するが、
秋以降、直ちに、敷地は整備され、新たな建物の建設が始まった。
設備増強は、日本ペイントが以前から計画していたプランなのかも。
身売りは、金回り(キャッシュフロー)を良くするための手段・・・・
本当に買収された??
河口まで1366-8
第一京浜国道に架かる東海橋から、居木橋方向をみた目黒川。
河口まで1366-11
国道を越え、荏原神社の脇を歩く。
右に目黒川が流れている。
八重桜が、まだ咲いていた。
河口まで1366-25
更に、川を下ると、東品川海上公園にでる。
目黒川の河口、ここで、京浜運河に繋がり、更に東京湾へ。
遊覧船は、京浜運河を経由し、ここから上っていく。

遠方に、白い建物が川の上に伸びているが、
あれは、第一京浜国道と並走する京急線の新馬場駅のプラットフォーム。
運河を右の進んで行くと、天王洲アイルになる。
今、運河沿いに遊歩道を整備しているので、
そのうち、遊歩道伝いに天王洲へ行けるようになると思う。



  1. 2021/04/18(日) 10:21:37|
  2. 散歩
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夜桜 

大正時代の地図を見ると、
戸越近辺の地域は人家まばらだった。
関東大震災後、できた新興の街。
区割りして、家を建てる。
そして人が移動してくる。
街として形ができていったのは昭和になってからだろう。

庭に桜を植える家もあったらしい。
ソメイヨシノは、すぐに大きくなり花を咲かせるが、
樹齢は短いらしい。
一時は、枝を張り、豊かに花を咲かせていた樹が、
徐々に花の勢いがなくなると、
大きく張った枝は危険だと切り落とされ、
やがて、幹の根元から切り倒される。
以前は、民家の庭にも豊かに花びらを咲かせる樹があったが、
今は、もう殆ど、見なくなった。
かろうじて、公園や、大きな会社の生け垣に、
計画的に植えられた桜が残っているだけ。

慌ただしく散ってしまった桜、
4月の声を聞く前に終了・・・・ちょっと早すぎるだろう。
どこかに・・・まだ花をつけている樹はないかと思う。
夜桜1365-4
あそこなら・・・・と思い立つ。
カメラと三脚を抱え、撮れるものならと夜桜を撮りに出る。

元々は三井の文庫館だった場所。(古くは熊本藩の下屋敷)
そのご、国立の国文資料館となり、移転後は、区の公園となった。
桜がたくさん植えられていたが、
公園に整備され、広いスペースを確保するため、
すこし桜の本数が減った印象がある。
夜桜1365-8
戸越銀座駅、戸越公園駅、下神明駅の三角の地域は、
空襲により 焼け野原になったという。
人口の密集しているのは、
戸越銀座商店街(戸越銀座駅)と宮前商店街(戸越公園駅)とその周辺。
商店街は直角に交差するから、空爆すれば、三角形になる。

兵隊に十分な武器、弾薬、食料を渡さず、
生きて敵の辱めを受けるなと、敵に突撃(実際は餓死、病死が多かったようだ)しろと鼓舞。
桜の散り際よさが「潔さ」の象徴として賞賛された。

この桜、焼夷弾が落とされる様を見ていないと思う。
平和を願って植えられたと・・・思いたい。

密集すれば敵のターゲットになる。
コロナウイルスとの戦いも、戦争のようなもの。
コロナ軍はステルス性、変異し強力になった爆弾も投下している。
それに対し、日本の将軍、参謀(専門者会議?内閣参謀?)から有効な策が出てこない。
医療従事者(コロナ戦線で戦う兵士)のワクチン接種がまだ終わらないのに、
わずかばかりの数のワクチンを高齢者へ接種して見せ、やったふりをする。
マスコミは、それを大々的にニュースにする。(翼賛会?)
大本営発表でもあるまいし・・・と思う。
日本の行政組織の体質は、戦前と変わりがないように 感じてしまう。

最弱な軍隊は、中国の将軍と、日本の参謀、イタリアの兵士
最強の軍隊は アメリカの将軍と、ドイツの参謀、日本の兵士
戦後できたアメリカン・ジョーク。
(アメリカ目線、でもドイツ参謀を評価、敵ながらというところだろう。)

最強、最弱に日本の名が2つでている。
名誉なことか、不名誉か・・・
いや、日本の非常識をジョークにしただけ。

欧米の各国は、
サイエンスを重視、
対コロナ(兵器)開発に国の予算を入れ、
ワクチンを完成させ、
今、反撃に出ている。

日本の参謀はどうしていたのか?
専門者会議とは何だったのだろう。

しかし、コロナウイルスにとって、
人間の思惑など どうでもいいこと。(管総理に忖度はしない)
桜もまたコロナと同じ、
自然の摂理に従い、ただ咲くのみ。
  1. 2021/04/16(金) 10:47:28|
  2. 桜 
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4月2日  目黒川の桜   花弁を掬う

東京に開花宣言が出されてから、
目黒川に桜前線が到達するに、
少し時間がかかったが、
あっという間に、満開となり、
そして慌ただしく散ってしまった。
4月2日 目黒の桜の名残1364-3
花を求めて歩く人の姿は消え、
4月2日 目黒の桜の名残1364-2
いつもの日常に戻っていた。
4月2日 目黒の桜の名残1365-2
眼を凝らし、川面を見ていると、
花弁が、ひっそりと集まり、下流に向かって流れていった。
わずかばかりの花弁ではキャッチーさが足りない。
シャッターを押す気になれないだろうが・・・・
フィルムの眼には、この光景が見えていたと思う。


  1. 2021/04/14(水) 07:34:16|
  2. 桜 
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3月30日  花筏を求めて(3)   中目黒、舟入場

田楽橋を越えると、舟入場という所にでる。
ここから先、川幅は狭くなり、花見として有名な地区に入る。
舟入場という地名からも、
河口からここまで船が入ってきたのかもしれない。
物資運搬の集積地だったのだろう。
3月30日花筏中目黒1363-5 Ⅱ
3月30日花筏中目黒1363-2
干潮の時間帯、水深は浅く、白鷺が舞い降りていた。
2,3年前、この浅瀬で、改修工事があり、流れが変わってしまった。

以前は、破れた堤から流れが流入し、
時たま、渦を巻いた花筏を見ることができたが、
川の流れが一方方向になり、・・・もう難しいかもしれない。



  1. 2021/04/13(火) 11:11:29|
  2. 桜 
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3月30日  花筏を求めて(2)    花筏のでき始め

下流に向かう川の流れと、上げ潮のバランスだろう、
川面落ちた花弁は、満潮を過ぎるころ、
花の絨毯となって、川を下っていく。

引き潮から上げ潮に変わって、
まだそれほど時間は経っていない。
3月30日花筏1362-7
ようやく花弁が集まりだしたところだろう。
3月30日花筏1362-8
宇宙に興味を持って見ていた小学生の頃を思い出す。
近くの図書館に通い 宇宙関連の本を借りてくる。
少年のころイメージした宇宙とは完全に異なっていた。

じっと見ていると、花びらが星になり、
大きな渦は、宇宙の星団をみているような気分にもなる。
いろいろなことが分かったのだなぁと思う。
宇宙はダークマターとダークエネルギーが満ちあふれているというを知る。
もし、ダークマターが存在しなかったら、渦巻き星雲は形作れないという。
3月30日花筏1363-7
花筏の文様を決めるのも、
天候であり、風、そして川の底の起伏に伴う水面の動きが関係している。
花筏のうしろには、見えない何かが動いている。
それを捉えるのには、
原理を考え(知性)、感性で探し当てる・・・そういうことになるのだろうなぁと思う。
3月30日花筏1361-6
いいと思ったら、ぱっと撮る。
「四の五いわず撮ればいい」という感性至極主義はとりたくない。

水深の浅くなった雅叙園辺りから下流になると、
花筏の流れは遅くなり、渦を巻き、様々な文様を見せる。
更に下流の大崎辺りでも、花筏を見た記憶が残る。
  1. 2021/04/12(月) 09:07:41|
  2. 桜 
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3月30日  花筏を求めて(1)

有ったらいい、駄目だとしても・・・散歩したと思えばいい。
昼ご飯を食べた後、
中判のSuperIkontaカメラを持って、目黒川へ。
目黒区民センターの橋に上り、下流の雅叙園を望む。
花筏を求めて1362-4
引き潮のころだった。
水面に落ちた花びらは、すでに下流に流れ、
雅叙園辺りで、綺麗な花筏を形成したと思うが・・・それも夜半か早朝のこと。
かろうじて残った花筏は、
上ってきた観光船のスクリューにまかれ、水中に没する。
歩いて来た下流域に、花筏はなかった。
上流の中目黒方向を確かめる。
花筏を求めて1362-5
引き潮から上げ潮に変わったらしい。
花びらが上流に向かって流れていた。
田道橋のあたりで、花筏の赤ちゃんを発見。
花弁が川面に溜まり始めていた。
どんな状況か、確かめるため、中目黒を目指す。
花筏を求めて1361-1
田道橋から見た中目黒方向。
期待は持てそう。
花筏を求めて1361-4 Ⅱ
中里橋を過ぎ、先日撮影したポイントに来る。
前回より、引き潮の時だった。
花筏を求めて1361-8
更に遡り、中目黒公園近くまで来たら、
花びらの集積は少ないものの、
渦を巻いた花筏を発見した。
早朝、夜中であれば綺麗で豪華な花筏を見ることができるだろうが、
今年は この程度で終わりか・・・と思う。
  1. 2021/04/11(日) 18:12:39|
  2. 桜 
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3月29日 目黒川の桜  大崎

穏やかな春の日だった。
中目黒の桜は満開を過ぎ、
花びらを川面に散らしているに違いない。

大崎駅のコンコースを越え、
目黒川の遊歩道に降りる。
3月29日大崎・目黒川1359-28
河口に近いので涼しいのか、
この辺りの桜は、中目黒の桜よりほんの少し開花が遅い。
中目黒ほど有名でないので、
花を愛で散策するのは地元の人が殆ど。
3月29日大崎・目黒川1359-29
川幅を覆うほどの桜は無理だが、
見応えはある。
3月29日大崎・目黒川1359-35
観光船が、下ってきた。
雅叙園あたりまでは水深が深く、
その辺りまで観光船は上り、Uターンして戻ってくる。
花筏が出現する確率の高い場所だが、
今年は、潮の満ち引きを考慮しても、無理だろうと思う。

河口の桜はどうなっているのか、
見てみようと、いつもとは反対の方向へ歩を進める。
3月29日大崎・目黒川1359-25
満開、花びらが少し散り始めている。
3月29日大崎・目黒川1359-23 Ⅱ
居木橋に立つと、再び一隻の遊覧船が降りてくる。
10分間隔くらいだろうか・・・
3月29日大崎・目黒川1360-8
船に乗り、川面から満開の花を愛でる・・・それはそれで楽しかっただろうなぁと思う。

しかし、スクリューに巻きこまれ、
花筏は破壊され、
花びらは川底に沈んでいく。

水面下の、見えないその光景を、
梶井基次郎なら 見えていたはず。
彼ならそれを、どうイメージしただろう?
  1. 2021/04/10(土) 09:36:31|
  2. 桜 
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3月28日 目黒川の桜 中目黒まで歩く

更に上流に行けば、川面に花びらが散り、花筏を作っているかもと、
中目黒を目指し遊歩道を歩く。
3月28日・中里橋1360-6
中里橋を過ぎ、田楽橋へ行く途中でみた川面。
ようやく花筏予備軍を発見する。
この辺りが一番、花びらが水面を覆っていた。
しかし、水面の高さは上げ潮になってまだ2,3時間というところだろう。
月の出は、毎日約50分ほど遅くなる。
2,3日経つと・・・花吹雪の時を迎える。
できた花筏は、下流に向かいゆっくりと流れ、
満潮から少し経った頃から、雅叙園前のベストスポットに達し始める。
今回の花筏の見頃は、
深夜か早朝、どうやらタイミングは合わない。
3月28日・中目黒1358-40
更に上流の田楽橋近くで見た、花筏予備軍。
今は上げ潮の時間、
上流より流れてくる水量より、上がってくる水量の方が多い。
この辺りは水深が浅いので、花びらは上流に流れていた。
引き潮の時できた形が、上げ潮の流れで崩され、所々小さな渦を形成している。
しかし、ここで過去にキャッチーな花筏、見たことはない。
3月28日・中目黒1358-37
更に上流の中目黒公園近くの橋でみた花筏予備軍。
この辺りまで来ると、上げ潮は届かない
3月28日・中目黒1358-38
水の流れは中央が早く、岸辺は遅くなる。
花弁は下流に向かい、細長い筋が伸びる。

今年の花筏、深夜か早朝、
人しれず、静かに流れていくのだろう。
その美しい光景を思い浮かべる。
それだけで、満足。
  1. 2021/04/09(金) 07:43:02|
  2. 桜 
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3月28日 目黒川の桜  目黒区民センターにて

そろそろ満開の頃。
それを確かめに目黒川の遊歩道を歩く。
3月28日・目黒区民センターにて1360-3
ほぼ八部咲きの満開を迎える。
花びらが散り始める樹もあった。
区民センター辺りは水深は浅いが、
下流に見える雅叙園付近では、深くなる。
流速は緩やかになり、
花弁は集まり、花筏となって渦を巻いた綺麗な文様になる。
3月28日・目黒区民センターにて1360-4
中目黒の方角を見ると、花びらが溜まった所もある。
一両日中に花筏が出現しそうだ。
3月28日・目黒区民センターにて1360-5
目黒区民センターまで来ると、水深が浅くなるため、遊覧船は上ってこない。
水深は浅いので、流速は早く、花筏が出現するチャンスは少ない。
むしろ、花筏の材料の集積地となる。

記録にとっておきたいような花筏が出現する条件は、限られてくる。
(1)天候はぐずついていること。(晴れた日に見えたら奇跡的なこと)
(2)少し風が有り、花吹雪となって川面に花びらが散ること。
(3)満潮の1時間前あたりから満潮後の2時間くらいが、花筏のベストタイミングだと思う。
川沿いに住む人なら、かなりの確率で、その条件をクリアーできるが、
それ以外の地から来るとなると、(1)と(3)の条件が悩ましい。
チャンスは数年に一回くらいに落ちてしまう。
  1. 2021/04/08(木) 09:28:22|
  2. 桜 
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古木の桜         目黒川

まだ3分咲き程度、
中にはまだ開花しない樹の混じるころ、
この樹は花を咲かせていた。
老いた桜1358-6
眉毛に白髪が混じり、
その中の一本だけが長く伸びる。
理髪店の店主が、切りましょうかという。
頷いた。
年をとったと思う。

この桜もそうなのだ。
老いた桜1358-4
太い幹の部分からも芽吹き、花が咲いていた。

以前、一本のフィルム全部を使って、
一つの被写体を撮るということをしたことがある。
撮ってみようかと・・・思ったが、
12カット撮って、終わってしまった。
老いた桜1358-7
艶姿(姥桜)・・・というより、痛々しさを感じてしまったから。
老いた桜1358-9
最後に スポットライトを当てる。
見上げるように、小さなストロボを焚いて撮ってみた。

レンズも戦前のライカについていた、ノンコートのSummarレンズ。
1936年製なので、この古木の桜と同年に近いかも。
優しい描写力だとおもう。
撮る人、撮られる桜、見るレンズ・・・・共に歳を経てきた。
それでも、写真。

デジタルならどう撮るだろう?
  1. 2021/04/07(水) 10:34:50|
  2. 桜 
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目黒川の桜  3月24日

三日見ぬ間の桜かな・・・・。
桜の状況が知りたくて、
再び目黒川沿いの遊歩道を歩く。
しかし、まだ満開には達していない。
目黒川の桜3月24日1356-4
目黒・雅叙園の桜で5分から6分咲き、
8分咲きで満開とは言うが、その時点ではまだ花びらは散っていかない。
全ての蕾が開くころ(言葉の意味からは それが満開だろうが・・・)、
花びらが散り、川面に花筏が生まれる。
目黒川の桜3月24日1356-5
目黒区民センターまで歩く。
21日に来たとき、この樹に花は咲いていなかったが、ようやく5分咲きになっていた。
隣の樹はまだ、開花して間もない。
手すりに肘をつけ固定して撮影。
目黒川の桜3月24日1356-9
目黒新橋(雅叙園)の方向を見るが、まだ全体として3分咲き程度だろう。
パンフォーカスで撮りたかった。
f:11まで絞ろうと思ったが、手振れの危険を考慮し、f:8/100秒の露光を選んだ。
距離は、距離計で合わせるのではなく、
レンズについた赤点の、48フィートに合わせる。
こうするとf:8で無眼から24フィート辺りまで、被写界深度に入る。
(これは ツアイスの考えた被写界深度だとおもうが、今はフィルムカメラの世界標準になっている。)
デジタルカメラになって、液晶画面で ボケ具合や、ピントの確認ができるので、
被写界深度を、あまり気にしなくなったのかなぁと思う。
(デジタルカメラのレンズそのものに、絞りや距離のマークがついていないものが多い。)

しかし、レンジファインダーのカメラだと、
ボケ具合をファインダーで確認できないので、
頭で想像して・・・ピントを合わせる位置を決める。
確かにその点は不利です。

左下の枝に白いものが引っかかているは見えていた。
後でトリミングかなぁとフレーミングして撮影。
目黒川の桜3月24日 等倍
69判の大きなネガを、3200dpiでPCに取り込むと、約7000万画素になる。
「白いもの」が何か知りたくて、等倍に拡大してみた。
当初はコンビニのビニール袋かと 思って撮影したが、
どうやら白いシャツのようです。
小生の眼より、ツアイスのOpton-Tessarレンズの方が、視力は良いようです。
  1. 2021/04/06(火) 10:50:09|
  2. 読み解く写真、心に残る写真を・・・
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目黒川の桜  3月21日

3月21日、東京に開花宣言がでて一週間、
桜の開花状況が知りたくて、目黒川沿いの遊歩道を歩く。
目黒川の桜3月21日1355-29
大崎付近のソメイヨシノは、開花していない樹の方が多い。
花を探し、写真に収める。
まだ3分咲き程度だろう。
目黒川の桜3月21日1355-31
目黒川の桜3月21日1355-32
目黒川の桜3月21日1355-34
大崎、五反田を抜け、目黒区民センターまで上ってきた。
中目黒の方向を見たが、
ここも、三分咲きていど、
まだお花見を楽しむ状態ではない。
目黒川の桜3月21日1355-41
でも 早速 水上バイクが二艘、爆音を立てて走り去って行った。
コロナのことで、みんなストレスが溜まっている。
運転している人、スカッとした気分だろうなぁ・・・
ちょとうらやましい。

このあたりの水深は浅い。
干潮の頃になると、1m以下になると思う。
更に上流になると、川底の一部が水面の上に出る。

和船を櫓で漕いだ時代なら、
荷物の運搬の重要なルートだろうが、
その役割も終え、
一時期は、下水の流れる川になっていた。
今は、かなり川の浄化が進んでいる。

昔のドブ川だったら 
水上バイクで上がってこようとは
思わないだろう。
  1. 2021/04/05(月) 15:02:10|
  2. 桜 
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墨田川を歩く

お彼岸の日、巣鴨の染井霊園で桜を撮った後、
三田線の春日で、大江戸線に乗り換え、蔵前へ。
隅田川の遊歩道を浅草まで、一駅散歩した。
墨田川1355-6
午後4時を過ぎ、太陽は雲に隠れていた。
厩橋(うまやばし)で、遊歩道に降りる。

硬調な現像液で、少し押し気味の現像を行った。
硬調な現像液を選んだのは良かったと思うが、
空の部分が、現像オーバーとなって 銀粒子のざらつきが出てしまった。
墨田川1355-7
墨田川1355-10
春の休日だが、川沿いの桜はまだ2,3分咲き程度。
遊歩道に それほど多くの人が出ている訳ではない。
墨田川1355-12 Ⅱ
空の調子をだそうと焼き込むと、銀粒子が出てしまう。
墨田川1355-11
墨田川1355-18
墨田川1355-23
中庸な現像液(Ⅲd)で現像すれば良かったかも。
しかし、やり直しはできない。
覆水盆に返らず・・・・
エントロピーは増大するのみ。
  1. 2021/04/04(日) 17:30:52|
  2. 都会の景観 Tokyo
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櫻の樹の下には・・・

詩人には見えていたのだろうと思う。
咲き誇る桜の地面が透明になり、
地下に長く伸びた根が、毛細血管のように、死骸に絡みつき、
養分を吸い上げていくのが、見えていた。

地下の腐っていく死骸と、地上の艶やかな花、
これが輪廻だろう。
ならば、それは、受け入れ、美しく咲く花を愛でよう。
染井霊園1354-39
お彼岸の休日、都営地下鉄のデイパスを購入。
ソメイヨシノ発祥の、巣鴨を散策した。
まだ、三分から五分咲き程度だった。
撮すなら、染井霊園と、思いを定めていた。
染井霊園1354-41
帰宅し、フィルムを現像する。
できた写真を、妻に見せたが・・・感想ははかばかしいものではなかった。
お墓で撮るなんて・・・
染井霊園1354-44 Ⅱ
そうは言っても、桜に誘われ、お墓参り以外の人も入ってきている。
染井霊園1354-46
お墓には、輪廻とか無常を感じさせるものがある。
そこに桜が咲いていたら・・・無意識にも吸い込まれる。
そうではないだろうか?
-------------------------
明治大学の教授だったと思うが、
唐木順三先生が、
50年ほど前、「無常」とい本を上梓していた。
まだ、右も左も分からない若造だったが、
その本を購入し読んだ覚えがある。
内容を、ある程度 覚えている・・・感銘を受けたのだと思う。

「はか」は、稲と稲を植える間隔を指したという。
そこから、田植えがうまくいけば「はかが行く」といい、
作業がうまく進まないと「はかばかしくない」という。
そして、稲の間隔が不揃いに植えられたのを「はかなし」と言ったという。

その「はかなし」は、平安時代 王朝文学では重要なキーノートとなる。
単一の食料、稲作への依存が、天候の不順による飢饉を招く、
京の都では、疫病の流行を招く。
それらは、魑魅魍魎、悪霊になせる災いとし、
時の権力は、加持祈祷にその救いを求める。
しかし、権力者への忖度では、問題は解決できない。

そして、末法思想の中世を迎えると、
個人的な「はかなし」という感情は、形而上の「無常」へ転化し、
日本独自の精神構造を形成したという。

大切なものはみえない・・・けど
優れた精神の探求者には、それが見えてくるのかなぁ・・・と思う。
-------------------
科学(サイエンス)が発達したにもかかわらず、政府のコロナ対策は、
往時の日本の政権と、なぜか似た感じがする。

右往左往する政府役人、
ワクチンすら自前で作れない、危機対応の弱さ。
有効な対策がだせないのは、
想定外のことだから、
致し方ないと諦めさせるつもりだろうか?
悪霊は いつかは退散する。

ヨーロッパ、アメリカからワクチンが届くのを待つのみか。

  1. 2021/04/03(土) 14:36:13|
  2. 桜 
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花散る川

花筏を求めて目黒川を歩く。

目黒川は、河口から雅叙園前あたりまでは、深く、
目黒新橋の橋をくぐると、川幅は変わらないが、浅くなる。
花見観光の船は、そこでユーターンして引き返す。

ドン深の雅叙園前は、上流から流れきた花弁が集まり、
大きな渦の文様を描くときがある。
それが、花筏の一番艶やかな時。
花筏を求めて1358-34
残念ながら、
今はそんな光景、滅多に見られなくなっている。

上流の中里橋を過ぎたあたりで、花筏(の赤ちゃん)を発見した。
潮は上げ潮、川の流れは朔流していた。
あと数時間もすると、
川面を埋めた花筏が下流めがけ、ゆっくりと進む。
しかし、晴れ舞台に到着するタイミングは最悪、
日が暮れてからになるだろう。
遊覧船も登ってこないで、かき乱されることはないが、
その光景を眼にする人は・・・希。
きっとすごい花筏ができている。
---------------------------
フィルムを現像し、
ネガをPCに取り込こみながら、
その光景を心に浮かべた。
それだけで、気は和む。

見たと思って写真に撮ったとしても・・・
期待は裏切られるだけだろう。
本当に大切なものは見えないのだから。
傑作は、常に次のワンカット、
それは、予想もできなかったすごい写真になる。
そう思えば納得できる。

  1. 2021/04/02(金) 17:23:19|
  2. 桜 
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文庫の杜 花見         夢か、現か、幻か

3月27日 土曜の休日 近所の公園へ行く。
元は熊本藩の下屋敷の一部、桜がたくさん植えられていたが、
公園として整備されるとき、少し桜の本数が少なくなっていた。
それでも、自由に出入りできる公園になったので、花見を楽しむ人の姿は多い。
花見・文庫の杜1359-13
池を巡りながら、また違う花見を発見した。
花見・文庫の杜1359-17
夢か、現か、幻か・・・・
桜の花はおぼろ・・・ボーと霞みコントラストは低い。
フィルター効果を期待し、すこしアンダー気味の露光で撮してみた。
  1. 2021/04/01(木) 10:15:21|
  2. 桜 
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未だフィルムカメラの沼から抜け出せない。
もう一年白黒フィルムで遊んでみるつもりでいる。

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