特殊なレンズを使うか、特殊なカメラでしか撮れなかった写真なんだが、

デジタルカメラの出現で、今は、簡単に撮れるようになった。
技術の進歩の成せる技だろう。
古いカメラで、当時の人のテクニックを 思い浮かべながら、追体験してみた。
デジタルで撮れば、簡便にずっといい写真が撮れるのだろうが、
「撮ったぞ」という達成感をあまり感じないだろう。
古いカメラ操作には、細心の注意が必要、手こずった分 面白かった。
また撮ってみようという気になる。
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- 2019/10/30(水) 10:00:16|
- 黒い花 怪しい花
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フィルム現像用品が少なくなったので買い足しに新宿の「ヨドバシカメラ」にいく。
棚に、見慣れない白黒フィルムがあった。
フィルムの値段が上がっているが、これは比較的安値。
ためしに一本購入して、テスト撮影してみた。

去年は足しげく通って場内市場を撮影したが、今年はほとんど、来ていない。
あいにくの雨だが、場外市場には、外国の方が多く訪れていた。


晴れていたら歩いてもいい距離だが、雨なので地下鉄で一駅移動。

シオサイトも人影はまばら閑散としていた。

フィルムの名前は Seagull-100 ISO:100のパトローネ入りフィルム。
シーガル?かもめ(鴎)か?
そういえば海鴎だったか・・・・中国製カメラにそれに近い名前があった・・・・などと中国を連想してしまう。
製造・販売?はoriental (オリエンタル)となっていた。
オリエンタル写真は写真薬剤や印画紙メーカーで
歴史ある日本のメーカーだったが、いまはもうないだろう。
何処のフィルム?中国製なのか、日本製なのか??
Acros-100フィルムとSeagull-100フィルムのD-76現像液の現像時間(カタログ値)を比較し、
Across-100フィルムの(Ⅰ)現像液の現像時間から、
Seagull-100を(Ⅰ)現像した場合の現像時間を推定して現像した。
やや押し気味のネガになったが、十分きれいなネガになった。
使えるフィルムだと思う。銀粒子も細かく、Acros-100と比べても 遜色ない。
フィルムサイズは、残念ながら135フィルムだけのようだ。
100フィートの長巻缶があったら、即買って使うことになるのだが・・・・
まだ、新しく白黒フィルムを供給する会社が出てきたということは・・・・フィルムカメラ、まだまだ生き残れるということだろう。
- 2019/10/28(月) 12:21:29|
- 都会の景観 Tokyo
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ぶらぶらと、東京の町を散歩した時 撮った写真。

駿河台のニコライ堂は有名だが、
駅前にも似せた様式の塔があった。
今まで気づかなかったのが不思議。

線路伝いに水道橋の駅へ

「とうせんぼ」しているわけではない。

東京の街は懐が深い。
表の通りを避け、ちょっと路地に入ると別の表情を見せる。


夏の名残。

日曜日、昼間は沢山の人で賑わっていたのだろうが、そろそろ閉園。
人影はまばらになっていた。
祭りの後を撮りたがるのは、悪い癖かも。
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コンポラ写真は、横位置フレーミングが基本、
スナップ写真も横位置が自然だろう。
しかし、ほとんど縦位置のフレーミングで切り取っていた。
これも癖かなぁ。
- 2019/10/21(月) 11:40:37|
- 都会の景観 Tokyo
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12日、台風19号が伊豆半島に上陸、本州を縦断し三陸沖へ抜けた。
各地に甚大な被害を与えたという。
4日たってもまだ被害の全容も把握できないでいる。
台風一過の翌日、カメラをもって、大崎駅から目黒川沿いの遊歩道を河口へ歩いた。


居木橋のところに第一三共製薬の研究所がある。
去年、隣接する敷地を整地していた。
目黒川の氾濫対策なのか、
去年から敷地にはシートが敷かれ、土嚢の重しが置かれていた。
降った雨水も溜まっていない。
当地は、被害は感じられない。
- 2019/10/16(水) 19:20:27|
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台風19号が過ぎ去ると、雲ひとつない快晴の天気となった。
前回の15号は、東京湾を通過、ほとんど直撃に近い形だったので、
品川区の公園の巨木が倒れる被害があった。
しかし、今回は 直撃をまぬかれたので、
前回ほど風や雨が強かったという感じではない。
台風の被害の視察だと妻に断り、
カメラを抱え、目黒川沿いに下ってみた。
目黒川の水位はいつもと変わらない。
河口にある東品川海上公園へ行ったが、
道に小枝の散乱はあったが、被害があったとは思えなかった。
明るい休日の午後の風景が広がっていた。

唯一、北品川の船泊まりに
いつもより多くの屋形船が係留されていた。
各地で甚大な被害を及ぼした台風だが、品川は大丈夫だった。
ただし、(妻の話しでは)近くのコンビニの棚から、おむすびや弁当、パンの類はなくなっていたという。
それが、影響といえば影響だろう。
- 2019/10/15(火) 10:23:59|
- 都会の景観 Tokyo
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「カイソウ」と書かれたプレートがあった。

ネットで 「カイソウ 画像」と打ちこんで検索すると、
「海藻 画像ではありませんか?」という警告とともに、
カイソウの画像(30,700件)が出てきた。
その画像の中に「カイソウ」の写真が載っていた。
ユリ科の植物で、
なかには数年前、同じ星薬科大学の薬草園で撮影されていたものも含まれていた。
漢字では「海葱」と表記する。
デジタル・カラーで撮った「カイソウ」の写真は、目で見たそのもの。
カラーの情報量が大きすぎ、そこ(現実)に縛られてしまうのだろう。(外れられない)
アングルを変えたり、接写したりと工夫し、違った切り取り方を試みるが、
良いと思える写真は、みな似たような構図に収斂していく。(金太郎飴状態)
彩度、明度をいじってしまうと「作った感」(つくりもの)が出てしまうし、
レタッチソフトのフィルターソフトを多用してキャッチーな画像を作ると、
作者の明らかな作為が表にでる。
「またかよ」(控えめにすればいいのに・・・)と、撮った人の美意識、品性を疑ってしまう。
白黒フィルムは、色彩抜きのアブストラクトが基本。
色彩の失った画像(イメージ)は、現実から遊離する。
少々トーンを変化させても、違和感なく受け入れられる。
フィルム、フィルター、現像液、現像法で、(ネガ)画像のトーンは変化する。、
それを選ぶのは撮影者(Photographer)だ。
却って自由度は広い。
星薬草園に咲く「カイソウ(海葱)」、充分、怪しい花だと思う。
- 2019/10/11(金) 11:25:15|
- 黒い花 怪しい花
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深さは おそらく数十センチだが、
池を覆うように大きな柳が生えている。
薄暗く、底が見えない。
密かに「帰らずの沼」と名づけていたが、
台風15号が東京湾を通り過ぎたあと、
沼を覆うように生えていた柳が、暴風に倒れていた。

空が開き、帰らずの沼も どこかへ消えていた。

写真を撮っている人がいた。
ひとしきり撮ると、座って画像を確認。
よしと思ったのだろう、立ち去っていった。

親子で倒木を見ていたが、沼に流れ込む小川に白鷺が降り立つ。

パノラマ写真で 記録したい光景だった。
- 2019/10/10(木) 07:47:09|
- ある場所、ある瞬間
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光の当たり具合の差、露光のちょっとした差で、ネガのトーンは微妙に異なる。
すると、今までの常識には収まらない写真へと劇的に変化する。

どのあたりの明るさが逆転したトーンになるかは、頭では理解している(つもり)。
出来上がりの写真を予想し、期待し、シャッターを切る。
しかし、予想を裏切り 多くの駄目写真ができてしまう。
そうであっても、ときたまだが、思いもかけない写真ができることもある。
複雑すぎて予想は難しい。
美しくだまされるとはこんなことか、それが楽しい。
怪しい植物「龍舌蘭」にはこの現像法が合っているだろう。
- 2019/10/06(日) 06:38:41|
- 黒い花 怪しい花
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星薬科大学・薬草園の龍舌蘭。
接写リングをつけて、ストレートに撮影。
ネガの現像はマン・レイの開発したシュールリアリズム時代の手法、
ソラリゼーション現像法を使った。。

あくまでもアナログのクラフトマンシップに則って(こだわって)います。
デジタル・レタッチソフトで加工はしていない。
これもストレート・フォトと言っていい?かなぁ。
去年花を咲かせ、枯れてしまった龍舌蘭。
薬草園の脇におかれているが、
あるだけでも、何か怪しい。
写真は被写体(龍舌蘭)のもの、カメラマン(Photographer)のものではない。
被写体・ファースト、それが写真(Photograph)の成り立つ基盤だろう。
レタッチソフトで合成したら、作った人の作為が入る。
その瞬間、写真の持つ記録性は消えうせ、別ものになる。
写真は、被写体の存在を引き出すだけ。
その手伝い。
薬草園の龍舌蘭、
何らかのメッセージを発信しているように感じる。
何だろう?
- 2019/10/05(土) 10:35:18|
- 黒い花 怪しい花
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犇めき合い、あざ笑っているのか、
単にわめき立てているだけなのか。

去年の夏、花を咲かせ、枯れてしまった龍舌蘭。
声は聞こえないが、この前に立つと、心がざわついてしまう。
これは 怪しい植物だ。
- 2019/10/04(金) 10:44:04|
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夕方 林試の森を散策。



まだ夏休みは残っている。
子供の姿があってもいいのに、出会うのは年配の方の姿のみ。
面白い。
- 2019/10/03(木) 07:57:50|
- 散歩
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夏の日の午後、五反田駅の交差点。

高校生だろうか、信号待ちしている後ろ姿に、存在感を感じていた。
縦位置のフレーミングで一枚撮影した。
現像が上がり、写真を眺めていると、そのとき感じたものとは違ていた。
もっと被写体ファーストにすべきだろうと、上下をカットしてみた。
このほうが そのとき感じた印象に近い。
写真のうまい人は、躊躇することなく さっと的確に切り取る。
なかなか、そうできないが、それも致し方なし。
プロとアマの差は こういうところに現れる。
- 2019/10/01(火) 10:23:45|
- ある場所、ある瞬間
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