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本当に大切なものは見えない

古いフィルム・カメラで、ありふれた身の回りを撮っています。日常の中の一瞬を捉え、読み解く写真になっていれば・・・

これも「怪しい植物」の候補になるのでは?

いつもの散歩コース。
見慣れた樹だが、
よく見れば怪しさを感じる。
銀杏1216-25
銀杏1216-26
銀杏1216-18
小さなストロボ(ISO:100でGN:11)を焚く。
古いソ連邦時代のZorli-4カメラ、1/30秒でストロボはちゃんと同調した。
いいカメラ、いいレンズだと思う。

撮ってみて、改めて、「怪しい植物」の候補だと、確信した。
どうイメージした? さて、どう撮る?・・・・と、被写体の銀杏から 小生は問われているようなもの。
それが写真だろう。
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  1. 2019/07/31(水) 13:45:24|
  2. 黒い花 怪しい花
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散歩 文庫の杜にて

スナップ写真。
文庫の杜1216-12
綱をもつ人間より つながれた犬のほうに、
生き物としての存在感・尊厳を感じてしまう。

老いるとは、世界の捉え方・感覚まで 尋常ではなくなるということだろうか?
そんなことない。
歳の残りをカウントダウン、
後がなければ、「しがらみ」を気にしなくなるだけ。
犬の面構え しっかりしていると 思う。

  1. 2019/07/30(火) 10:07:22|
  2. 散歩
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林試の森                    Zorki-4 Jupiter-3 50mm F:1.5

梅雨の季節 外に出る機会が減っている。
雨が止んだ合間を盗むように、林試の森を散歩した。
林試の森1216-3
アカンザスの花は、既に萎れなくなっていた。
林試の森1216-6
広場の中央に 七夕の飾りがあったが、ここまでボケるとは思わなかった。
林の道を 人が一人歩いているのだが、それも背景に溶けてしまった。
後ピン気味にし、もう少し絞ればよかっただろう。
林試の森1216-7
一眼レフカメラなら、ファインダー内でボケ方の確認ができるが、
レンジファインダーカメラだと、その確認はできない。
被写界深度の目盛り(指標)を便りに判断するが、
絞りを開けた撮影では、距離のあわせ方は 難しくなる。
林試の森1216-9
絵画風写真(ピクトリアリスム・フォト)を狙って撮影した。
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使ったカメラは ソ連邦時代に作られたZorki-4。
Zorki-4DSC04509.jpg
1967年製で、ロシア革命50周年記念カメラ。
レンズは Jupiter-3 50mm F:1.5、1956年製。
戦前ドイツで作られたツアイスの ゾナー 50mm F:1.5のクーロンレンズ。
マウントは 本来 戦前の Contax Ⅰ、Ⅱ用のものだったが、
ライカスクリューマウント(日本での通称はLマウント)に改造されている。

シャッター速度の設定は、フィルムを巻いてシャッターをチャージした状態にしないと変更できないという欠点はある。
しかし、必要な機能はそれなりに整っている。
頑丈なボディーでそう簡単に壊れるものでもない。
シャッター速度は B(使い方でTにセットすることも可能)、1秒から1/2秒、1/4秒、 1/8秒、 1/15秒 ・・・・最高速は1/1000秒まで。
シンクロ端子は タイミングを合わせるダイアルがあり おそらく 全てのフラッシュに対応していたのだろう。
今はフラッシュバルブそのものが生産を止め、カメラのシンクロ端子は、ストロボになったが、
かつては機械式カメラ、Nikon FやNikon SPなどの高級機が販売されていたころの、高級機に備わっていた機能である。
ストロボには1/30秒で同調した。(1/60秒では 未露光の部分が 少し残った)。
ファインダーは 残念ながら ブライトフレームがない。(Contax Ⅱと同じ)
パララックスの補正がないので、近距離では,その部分を勘案し、フレーミングしなければならない。
このカメラの弱点だろう。
いい点は Nikon SPと同じ 等倍ファインダー 両目を開けピントを合わせ、そのままシャッターを切ることができるので、
スナップ写真には最適。視度調節のレバーがあり、老眼になってもくっきりとピントを合わせることができるのは良い点だろう。
  1. 2019/07/27(土) 11:39:43|
  2. 散歩
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怪しい植物

戸越の小さな公園の「つわぶき」を撮影。
つわぶき1213-8
普通の「つわぶき」も
古いピクトリアリスム時代に開発された技法で撮影すると、
違った植物のように見える。
フィルムをRetro系のパンクロフィルムに代えたら、またちがった見え方になるかもしれない。

被写体ファースト、どう撮ったら「つわぶき」の存在感を表現できるのだろう?
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Mamiya Press-S レンズ交換はできない。その分 カメラは少し軽量。
おそらく このカメラ マミヤプレスの中では 廉価版カメラの位置づけだったのだろう。
Color Sekor 105mm F:3.5のレンズがついている。
そのレンズの、
距離表示には被写界深度を示すf:45の線まで刻印されていた。
一方、絞り環には32までで、45の数字表示はない。
そのあたりと思える場所に黒点が打ってあった。
なんとなく面白い。
マミヤの技術者の間でカメラをめぐる論争でもあったのだろうか?
それとも、
そっと、f:45でも使えます。
でも ちょっと不都合がでるかも知れません。(解像度か、イメージサークルか)
上手に使ってくださいと語りかけているのかなぁ。

  1. 2019/07/25(木) 08:38:03|
  2. 黒い花 怪しい花
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マミヤプレス   面白い

ジャンク品のマミヤプレス-Sを ヤオフクで落札。

ジャンク品 そのままでは使えない。
本体を分解して内部を見ると、カメラが大きいので、 
メカはシンプルにできていて、どう動くのかよくわかる。
カメラは精度、そこに触れないよう掃除すれば、簡単に直る。
二重像を調整する螺子はすぐに見つかるし、ファインダーの曇りは、分解し、掃除するのも簡単だった。
直してみると愛着がわく。
使ってみたら やはり面白い。
西五反田1214-6
絞りをf:11まで絞って撮影しているので、先鋭度(解像度)は周辺まで崩れていない。
フィルムのフォーマットは 6cm×9cm。 
上下を少しカットして4.5cm×9cm のパノラマ風写真にしてみた。
元画像は、ネガを3200Dpiで取り込んで約7千万画素のデジタル画像にしている。
ブログに載せるときは その画像を縮減し1/100程度の大きさにした。
今 使用しているPCの画面の画素数は100万画素程度なので、これで十分だろう。
西五反田1214-7 2
f:5.6では 周辺部の画像が少し崩れたが(レンズが硬いものとぶつかった時の後遺症だろう)、
f:8に絞って撮影すると、その崩れはなくなる。
下の部分に道路が入っていたので その部分をカット。6cm×8cmくらいのネガ部分です。
大きく伸ばしたら、戸の化粧版(おそらくメラミン樹脂)の木目の文様まで、精細に描写できている。
モルタルの材質感・・・デジタルではこうは撮れないだろう・・・と勝手に想像し、悦にいっている。

f:8以上に絞って使うなら問題ないし・・・・開けて撮影したら・・・・それなりに面白い写真が撮れるかも・・・・
と思えばこのカメラに愛着が湧き出した。

大きいフォーマットのフィルムを積極的に使う理由は・・・・本来、小生の趣旨からしたら無い。
四つ切程度に伸ばして見ることを目的に 写真を撮っている。
35mmフィルムで撮影すれば四つ切までOKで伸ばせる。
わざわざブローニーフィルム(120)で撮る必然性はない。(フィルム代もかかるし)
それが、家のカメラ「マミヤ-6」をやめて Nikonにした理由。
今も その考えに変わりはないが・・・・
マミヤプレスは、Nikon Fより Nikon SPより・・・・もっと写真の原理が露わにでたカメラ。
無骨で、シンプルな構造だけど、間宮光機の技術屋さん達の創意工夫を感じる。
面白い、使いこなしてみたいという気にさせてくれる。
写真は、冥土に行くまでの、手慰み、
趣味ですから、これでいいのだ。
  1. 2019/07/23(火) 22:59:01|
  2. 都会の景観 Tokyo
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小さな庭の怪しい植物       写真を作る

多重露光し、写真を作ってみた。
怪しい植物1214-4
ブローニーフィルムを使う古いカメラは、
フィルムの巻き取りとシャッターのチャージが連動していないものが多い。
そのため、フィルムを巻くことを忘れ、
同じコマに違うシーンの映像を重ねてしまう失敗をしてしまう。
それを逆に利用し、多重露光することで、
現実ではありえない写真を作ることができる。
勿論 印画紙に焼き付けるとき、複数のネガを使い、
一枚の写真にするのが 正統な?合成写真(composite photo)でしょうが・・・・


マミヤプレスSについているレンズ、ぶつかって少し狂ってしまったのか 
絞りがf:5.6でも、周辺部の画像流れ、解像感が今一。
絞ったら 解消できるか試したくて テスト撮影した写真です。
まず、羊歯をf:8、シャッター速度1秒で撮影。
フィルムを巻かず、シャッターをセット、
次に ストロボに同調し撮影できるかを試すため、
絞りf:11、シャッター速度 1/250秒で 花瓶に入った百合の花を撮影した。

その結果、
f:8以上に絞れば 周辺部まで鮮明な画像になること、
レンズシャッターは機能していて、ストロボの同調も確認できた。
ハーフミラーが劣化し、ピント合わせを慎重にしないといけないという欠点はあるが、
使えるレベルのカメラになったと思う。





  1. 2019/07/22(月) 09:35:31|
  2. 黒い花 怪しい花
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小さな庭の怪しい植物          ピクトリアリスム時代の技法で(2)

庭のハラン(葉蘭)を撮ってみた。
怪しい植物1214-3
梅雨の頃なので 垂直に立った葉より、
水滴にぬれた葉を撮ったほうがよかったかも。

もう少し輪郭をあいまいに、全体の印象をローキーにしたほうが、
ピクトリアリスム時代の写真に近づいたと思う。

もうすぐ梅雨は開け、夏を迎える。
それまで もう一枚撮っておこうか・・・
  1. 2019/07/21(日) 15:53:28|
  2. 黒い花 怪しい花
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小さな庭の怪しい植物          ピクトリアリスム写真時代の技法で

19世紀末から20世紀初めの頃、
絵画的写真、ピクトリアリスム写真が盛んに撮られていた。
そのころ開発された古い写真技法で撮影してみた。
怪しい植物1214-2
当時、カメラの機能(性能)は乏しいものだったが、
その分、撮影者の裁量に任される範囲も広い。
様々な工夫、撮影法技法が 試されている。
レンズにポマードを塗って撮ったり、
わざと三脚に触れ、カメラを揺らして撮る という技法もあったようだ。

1920年代になるとピクトリアリスム写真は急速に廃れ、ストレートフォトへと移っていく。
でも絵画的なセンスで撮ろうという気持ちは、現在に至るまで写真の底流で流れていると思う。

  1. 2019/07/20(土) 09:15:02|
  2. 黒い花 怪しい花
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小さな庭の怪しい植物      マミヤプレス-Super23 で撮影 

梅雨のころ。
細かな雨が降り 散歩できない日が続いていた。
小さな庭にも雨は降り、
水滴が庭石と葉を濡らしていた。
マミヤプレス-Sは簡単な構造。
レンズは固定式、蛇腹を使ったあおり機構もない。
その分 少し軽い。普通に撮るならこれで十分だが、接写撮影はできない。

暇だ。
もう少しアップで撮ってみようと MamiyaPress Suer-23を取り出す。
庭石と怪しい植物が 鬩ぎあっているようにも感じた。
怪しい庭の植物1214-1
バックの蛇腹を伸ばし、約50cmまで近づいて接写撮影。
白黒のコントラストを付けたかったのでオレンジフィルター(YA2)を使用して撮影した。

白黒のコントラストの大きな写真を撮りたかったら、
①フィルムを替える(オルソタイプのフィルムにする)
②現像液を替える、(軟調現像液を硬調現像液に)
③フィルターを替える、(黄色から赤色へ)
④露光をコントロール(少な目に露光し、現像を押す:増感現像)
フィルムで撮影するなら それぐらいの選択肢しかない。
Acros100フィルムを使っているが、現像液は(Ⅰ)液を使っている。
トーンをコントロールするとしたら 残された手段は③と④しかない。

Acros100フィルム 既に生産は終了。
今後入手できないフィルムのテストを行なっても、何にもならないと、
それ以外の現像液の現像データは作らなかった。

しかし、ネットを検索していると、
https://dc.watch.impress.co.jp/docs/news/1189352.html
「富士フイルム株式会社は6月10日、
黒白フィルム「ネオパン 100 ACROS II」の開発を発表。
2019年秋に35mmサイズとブローニーサイズを発売予定としている。
販売価格は未定。」

の記事を見つける。

まだ10箱ほど120フィルムは冷蔵庫の中にある。
価格が安ければ 使うことになるだろう。
そうであれば、現像実験して、現像データを作る。

安くなかったら、Acros100を卒業。
現像液のデーターがそろっているRetro80SやRetro400S, Rollei赤外400を使うことになるだろう。

この秋の「ネオパン 100 ACROS II」を 楽しみにしている。

  1. 2019/07/19(金) 14:39:35|
  2. 黒い花 怪しい花
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 小さな庭の怪しい植物      マミヤプレス-S で撮影      

梅雨空が続いている。
小さな庭に届く空の光は乏しい。
怪しい植物1212-7
こんな撮り方もあるよなぁと思う。
見慣れた変哲もない草が、
ちょっと不気味な姿に映っていた。

撮影法は工夫したが、
レタッチソフトで加工(アートフィルター等)して作ったものではない。
あくまでもストレートフォトにこだわっています。
  1. 2019/07/16(火) 10:18:09|
  2. 黒い花 怪しい花
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武蔵小杉にて 

マミヤプレスSuper23は、
レンズ交換、バックの蛇腹を使ったアオリ撮影、延長リングを使った接写撮影など
カメラ機能満載の万能カメラに近づいている。
しかし、その分 重く運ぶのが大変。
レンズ固定で、もう少し軽く、持ち運びが容易なカメラないものか、
ぼんやりと オークションサイト(やおふく)を見ていたら、

ジャンク MAMIYA Press-S 中判カメラ MAMIYA COLOR SEKOR 1:3.5 f=105mm 6×6 アンティーク

とある。
ジャンク品かと思ったが、本文の釣書には、
「写真にあるもののみです。
環境がないため、ストロボ、フィルム撮影未確認です。
ボディに、細かいキズ、薄いヘコミが見られます。
裏フタ内側に、薄い汚れが見られます。
レンズに、細かいキズ、レンズ外枠に薄いヘコミが見られます
しかし、シャッター、巻き上げ機は動いています
ボディに、目立ったスリキズ、汚れ、サビは見られません。
本体プリズムおよびレンズ内に、目立ったスリキズ、歪み、ヒビ、
目視で確認できるカビは見られません。
手動で動かせる部分についても問題なく動きます
裏フタに、目立ったキズ、汚れ、歪みは見られません。」
とかなり期待を持たせる記述。
これなら カメラの重量は2Kg以下、肩にかけて散歩できるかもと、
思わずオークションに参加していた。
6名の戦いになり、競り勝ってしまった。
落札してから、我に返り、なんでこんなに高い値でと反省。
決まり文句の
「ノークレームノーリターンでお願いします。」

いい出品者もいて、ちゃんと対処してくれる人もいるが、
釣書は立派だが「ジャンク扱い」と断り、ノークレームノーリターン とするものが多い。
ジャンクであることは確かだが、記述の内容は少し盛りすぎだろう。
実物の実態と違っている。

オークションとはこんなもの。
MiyaPress-S DSC04166
浅はかなだけ。
(どうせ暇、暇つぶし)修理してみようか という気になっていた。
レンズやファインダーに経年の曇りはあるのは承知。
これは レンズを前玉をはずし 洗浄液をたらし、柔らかな布で丁寧に拭いたら、曇りはなくなった。

「レンズ外枠に薄いヘコミが見られます」というが、
これが 薄いヘコミかなぁ・・・・カメラを落としたのだろう、枠にへこみを2箇所あった。
一つは、金属部分が切れ、ようやく枠につながっている状態。
これは「へこみ」ではない。
フィルターを付けられるよう ラジオペンチで直そうとしたが、その部分、簡単にとれてしまった。
反対側の、もう一つの部分を直し、Φ40.5mmのフィルターをつけるようにした。

「手動で動かせる部分についても問題なく動きます」
というが、フィルムホルダーの巻上げノブは、異常に重い。
動かないわけではないが、快適に使えるものではなかった。
分解し、掃除、少し機械油をさしたら、
快適に動くようになった。
古いのでモルトが駄目になっている、遮光はカメラの基本、モルトを交換した。

レンズ部DSC04158
しかし、レンズの絞りが固着して指では動かない。
絞りは開放になったまま。
なにが問題なく動くだ・・・と思いながら、ラジオペンチで摘み、動かしたら、動くようになる。
しかし、絞り値を射す(矢印)部分が外れてしまう。
レバー部分は袴の下にある。
しょうがない、壊れても致し方なしとカナノコとニッパーを使って、その部分を除去。
絞り値の金属部を半田つけしてし元の形状に戻した。

ファインダー部分をはずし、曇り取りしたが、
ハーフミラー部分は 劣化が激しく、液体を付けた布で拭いたら・・・・おそらく素通し硝子になる可能性が高いように思ったので、
乾いた布で そっと拭くにとどめた。
右手でシャッターが切れるように改造した。
重量は1.87Kg ・・・・どうにか肩にかけ散歩できるかもと・・・期待。

早速 西大井から湘南ライン線で一駅の武蔵小杉へ行き、テスト撮影した。
武蔵小杉1213-3
120フィルム1本の試写。
光漏れはなかった。
武蔵小杉1213-5
梅雨の季節、どんよりとくらい。
手振れを考えると できれば1/125秒以上のシャッター速度にしたかったが、
レンズの明るさがF:3.5と暗い。
ぶつかってレンズの枠が変形一部が剥落したレンズ、
絞ったほうがいいだろうと、手ぶれ限界の1/60秒を選んだ。
(露出計内蔵のカメラではありません、勘と経験で絞りを加減し露光をあわせた。)
武蔵小杉 1
周辺部の解像度が低下している。

武蔵小杉1213-7
レンズをぶつけた後遺症だろうか?周辺部が ピシっと決まっていない。
このレンズ もっと絞って使うのがいいようだ。(ISO:400のフィルムにするか、快晴の日に使うか)

テストで気づいた欠点。
(1)やはり重い。若いとき、写真を撮るのにのぼせていた頃なら・・・・使ったかも、
  いまは体力的にちょっと大変。
(2)大きく異様な形状のカメラは、目立ちすぎ。
  カメラを構えて撮ろうとすると、すぐにわかってしまう。
  好奇心旺盛な人が近寄ってきて、面白いカメラですねと呼びとめられる。
  街撮りのスナップカメラ、小さく目立たないのが 一番。
(3)ハーフミラーが劣化、ピントを合わせるのが 大変だった。経年劣化で致し方なし。
  それ以外のところでは おおきな不都合は感じなかった。
使えないことはないが、快適に使いたいなら、ハーフミラーを交換すべきだろう。
ネットで調べたら ハーフミラーを販売しているサイトもあったし、ガラス切りも 購入できる。
さて どうするか?

  1. 2019/07/13(土) 23:19:05|
  2. 都会の景観 Tokyo
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薬草園の怪奇な植物  龍舌蘭

いいなぁと思ったら それが逃げないうちに さっと撮る。
それが 写真撮影の王道。
それを真似て、これ面白いと思った瞬間 カメラを構え撮ってみるが、
現像があがり画像を確認すると、エッこんなだったかと失望する。
写真のできは、カメラの眼がないから致し方ないが、
あのとき感じた「いい」という感覚は何だったのか、
それを確かめようと、懲りずに何度も 同じものを撮ってしまう。
その瞬間 写真の王道から足を踏み外していることになるのだろう。 
この龍舌蘭も 其のうちの一つ。
リュウゼツラン1209-10
ソラリゼーション現像し、ネガを作ってみた。
ソラリゼーション現像しているので トーンは部分反転している。
できた銀塩画像を ネガフィルムと見ても、ポジフィルムと見ても随意だろう。
リュウゼツラン1209-13 Posi
ポジフィルムとして画像にしてみた。
ネガでもポジでも、怪奇さグロテスクさは変わらない。
これは カメラの眼というより、フィルムの眼だろう。
トーンが怪しい。
いいなと思ったら 理屈抜きに撮るという 王道写真でないことは確かだ。
  1. 2019/07/11(木) 10:27:22|
  2. 黒い花 怪しい花
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外苑西通りあたり

写真美術館へ散歩、その途中で撮った写真。
上大崎1211-20
アンドレ・ケルテスを意識して(真似したくて)フレーミングしてみたけれど・・・・構図はピリッと決まらない。
どう切り取ったらいいものかわからない。
カメラの眼を持っていないなぁと嘆息。
外苑西通り1211-16
白金の外苑西通りを恵比寿に向かい歩く。
ここは港区。
東京都のシンボルは銀杏(いちょう)、
振り返り、撮影。
銀杏と並木道のカーブがいいなぁとフレーミングしてみた。
右手には散歩でよく行く自然教育園が広がる。
外苑西通り1211-17
道幅が広い割りに交通量は少ない。
紅葉のころ来たら素敵な写真が撮れそう・・・・(とは思うが、果たして来るだろうか??)
外苑西通り1211-10
外苑西通り・・・・外苑とは明治神宮外苑を指す。
千駄ヶ谷あたりから続く道なのだが、
高速2号目黒線の高架橋の下で、広い道路にぶつかる。
左方向へ曲がると、二国や中原街道へ幹線道路につながる、
右に曲がり、外苑西通りを進むと、渋谷川付近(明治通り)から桜田通りと分岐する。
いずれにしても大動脈、交通量は多い。
外苑西通りの この区間、両端がT字路になり、ただ通り抜けるためだけなら、あまり使いたくない道路。
東京オリンピックを意識して整備されたもの(銀杏の並木道がいい)だろうと・・・・想像するが、交通量は少ない。
ちぐはぐな感じもするが、それがかえっていい雰囲気の道路にしたと思う。(高級住宅地「白金」です)
高速道路をくぐり、広い道路を横断すると渋谷区に入る。
恵比寿ガーデンプレースは近い。


  1. 2019/07/10(水) 10:20:39|
  2. 散歩
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星薬の薬草園 怪奇な植物

インターネットを介して写真を見せ合う時代。
写真は情報交換の手段となっている。
同質の情報を共有し、「いいなぁ」と思う人達の(居心地のいい)狭いネット空間を作りがちになる。
「いいね」の数が仲間意識を生む。
すると、異質と思われたら排除されるという恐怖(心理)が働く。
(ネットになってから、「いじめ」件数は増加し、陰湿化してはいまいか?)
排除されることを恐れ、その狭い仲間の中で 同質の感情を熟成させる。
排他的集団がモザイクのように散らばっていて、
決して溶け合うことがない社会が、徐々に作られていくのではないか・・・という危惧はしている。
ネットの、その負の側面の影響を受け行動するには (幸か不幸か)歳をとりすぎている。
付和雷同が嫌い、狭い仲間意識を持つことを良しとしない。
だから、すこしスピンアウトした写真になっているだろう。

時々 ブログに記事をアップするとき、訪問者リストを確認する。
毎日2,3人の人が足跡を残してくれている。
一人の場合もあるが、五六人のときもある。
でも10人を超えることもなければ、ゼロということもない。
大体 いつもの決まった人達だが、3ヶ月もすると 違った人に代わっていく。
一年ほど前、訪問者はジャンルを「写真」とする人がほとんどだったが、
このごろは 写真以外のジャンルの人が多くなってきた。
小生にとってはいい傾向だと思う。

狭い仲間意識が分断を生む。
ネットが発達して社会にそして世界に、其の傾向が顕著になってきたと感じている。

きれいな花は撮らない、話題の(有名な)風景スポットへは行かない。
リュウゼツラン1212-2 Ⅲ
それが 小生のスタンス。
異質なる物を 一度受け入れ、考えてみる。
そこから また違った世界が見えてくるはず。

いいと思ったら ぱっと撮る。
あとで 行って撮り直しても 最初に撮ったものが一番いいショット・・・・というが、
それができない。
この異様な存在感、どう写真に撮ったらいいか 悩んでいる。
それが撮れなかったら、この植物に失礼でしょうと 自分に言い聞かせている。
あと 何回かは 星薬科大学の薬草園へ通うことになるでしょう。
  1. 2019/07/07(日) 12:20:24|
  2. 黒い花 怪しい花
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恵比寿ガーデンプレイスへ

恵比寿の写真美術館で開催されている「世界報道写真展」を見ようと、恵比寿ガーデンプレースへ。
いつもならJR恵比寿で降りて歩く歩道を利用する。
徒歩でいくなら、山の手線の線路に沿っていくか、白金自然教育園を回っていくかになる。
今回は白金経由で向かった。
恵比寿1211-9
もうすぐ、ガーデンプレース。
場所は渋谷区恵比寿3丁目か、品川区上大崎2丁目。
まだ開発の手が入っていないので、昔の家が残っている。
恵比寿1211-7
すぐにウェスティングホテル東京に至る。
道路を挟んでガーデンプレースが広がる。
地図を見るとホテルも写真美術館も町名は三田になっていた。
三田なら港区の地名がすぐに頭に浮かぶ。
しかしここは目黒区三田の町名、なにか古い由来があるのだろう。
郵便番号に伴う町名変更を、どうにかやり過ごしたと思う。
そうでなければここは目黒か中目黒という町名になっていた・・・・
恵比寿1211-6
撮影は目黒区三田だが、遠方に見える高いビルは、渋谷区恵比寿4丁目?かも。
ガーデンプレースは真ん中で分割、目黒と渋谷の区界に広がっていた。
右の建物が写真美術館。
恵比寿1211-5
ちょこっと挨拶してから、写真美術館へはいった。
(見終わったら、一杯引っ掛けて帰るつもりだったが・・・忘れていた)
  1. 2019/07/05(金) 11:03:47|
  2. 散歩
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池田山公園の鯉

底なしの沼から浮かび上がってくる鯉をイメージした写真を撮りたいと思っている。
試したが、戸越公園の池では明るすぎる。
候補地は洗足池と決めていた。
しかし、まだ、これだという鯉の写真は撮れていない。

散歩で立寄った池田山公園の池にも鯉がいた。
周りを鬱蒼とした樹に囲まれた窪地の池。
時折、木漏れ日は射すが、水中は暗い。
洗足池より、この場所のほうがふさわしいかも・・・と散歩の途中訪れた時、写真を撮ってみた。
池田山公園の鯉1212-1
ストロボを焚いて撮影してみたが、これはという写真にはならない。
設定のミスもあった。
GN16(ISO:100)の小さなストロボを使用した。
鯉まで1.5m 絞りを計算すると、f:11。
PLフィルターを付けているので1.5絞り~2絞り露光補正すると、f:5.6となる。
被写体の鯉の黒い鱗の反射を考え 更に一絞りあけf:4で撮影した。
それが失敗。
フィルムを現像してみると、ネガ濃度がでていない。露光不足。
慌てて、2,3年前、戸越公園や洗足池で撮ったネガシートを探す。
失敗に学んでいないなぁ・・・・と己の至らなさを悔やむ。
想像以上、被写体からの反射は少ない。
2絞りは開けたほうがいい。

それに この小型ストロボ、経年劣化で発光量少なくなっている。
フラッシュメーターで確認したら 光量は半分にまで落ちていた。
ガイドナンバー(GN)を11で計算すべきだったこともわかる。

マミヤプレスには 明るいレンズはない。
開放絞りF:3.5のレンズなので、もっと大きなストロボを使うべきだった。
それが 分かれば まだやりようはある。
いい場所を見つけたと思う。また チャレンジしてみるつもりだ。

  1. 2019/07/03(水) 11:36:28|
  2. 水辺の光景
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大崎近辺を歩く

外出が億劫になったら、駄目だろうと、カメラを持って散歩する。

30数年前、ここに郵政省の複合施設「ゆうぽうと」ができる。
随分立派な建物ができたと喜んでいた。
一度 部屋を借り、小学校時代のクラス会をしたこともある。
大崎1210-22
それが、数年前 フェンスで囲まれ、解体し、更地となったと思ったら、有料の駐車場になる。
建物として使われたのはわずかに30年くらいだろう。
コンクリートの建物の寿命はそんなに短いものだろうか?
もっとも、当時は郵政省だったが、もう郵政省はない。

すぐに、下種の勘繰りをしてしまう。
「ゆうぽうと」設立の趣旨は 表向き、至極立派だったのだろうが・・・・。
裏の(本当の)動機は、郵政省の役人の天下り先の箱物。
しかし、できたは見たが、小泉首相の郵政改革で郵政省は解体してしまう。
今は、赤字を補填してくれる親方はもういない。
(役人の)一場の夢だったのかなぁ、とそんな邪推をしていた。

有料駐車場を運営する会社の利益優先で貸しているとは思えない。
この場所、次は何に利用しようとしているのだろう。
大崎1210-27
住所表示からすると、ここは五反田に入るらしい。

郵便番号を作るとき、区割りを変更し、町名を変えてしまったところも多い。
歴史を残す地名が変更され、無味乾燥な町名が都内に沢山ある。
もうすこし、コンピューターの発達に気づいていたら、昔の町名はそのままにして、
郵便番号を振っても、何の問題もなかったろうとおもう。
最初の7桁の数字で、都道府県の町名まで含まれている。
町名は変える必要がなかったはず。
お達しに従え、役人は間違わないと、上から目線の組織は 解体されてしかるべきだったのだろう。、
大崎1210-28
目黒川沿いのこの場所は、小さな町工場とその工場で働く人の住居が混在するところだった。
クラスメートの中には この場所に住んでいるものもいた。
いまは、再開発され、モダンな高層マンションが建つ。
30数年後、ここが、「ゆうぽーと」のようにならないことを祈る。
(そのとき、小生がここに立ち、写真を撮っていることなど できるはずもない)
大崎1210-33
昔からの大崎の住宅地。(といっても大正時代ころからの)
新興のタワーマンション地区には犬が、そして、このあたりは 猫をよく見かける。
どうなっているのですかねぇ?
  1. 2019/07/01(月) 22:30:23|
  2. 都会の景観 Tokyo
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もう一年白黒フィルムで遊んでみるつもりでいる。

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