端午の節句が近づくと、近くの小学校の校庭に 鯉幟が飾られる。
それに気づいたのは5年ほど前だった。
休日は校庭開放になるので、写真を撮ったことがある。
しかし2年ほど前だろうか、また写真をと思って行ったら、門は閉ざされたまま。
不審者が構内に入ったようで、防犯カメラの映像は警察に届け済みの警告文が貼られていた。
それからは、校庭に入ることができなくなっている。
統一地方選挙の日、小学校は投票会場になっているはずなので、
この日なら、自由に出入りできるはずと、カメラぶら下げ三ツ木小学校へ。

区会議員選挙に関心がないのか、低調。人影は少なかった。
光が校庭に届いている。
いい位置に雲がでている。
あとは 風。
吹いて鯉が泳ぐ姿を待ったが・・・・そよ風しか吹かない。
雲はゆっくりと過ぎていく。
絶好の条件にめぐり合うのは難しいとシャッターを押した。
でも、このダラッとした鯉幟を見ていると、
いまの政治状況を象徴しているような気がしてきた。
危険分子は入れるなと、門は閉ざされて、言い換え、論点ずらし、大衆迎合が横行。
TV番組つくりも、それに忖度しているのか?
日本の良さを強調したTV番組が増え、硬派な討論番組は減り、
内容の薄いバラエティー番組が目立つようになった。
それは、有権者の心情が、変化を求めない方向へ動ているからだろうか?
「いづれに、いたしましても」老人国家になったのかなぁと思う。
鯉幟を揺らす風が欲しい。
外からの風でなく、内に吹く風を。
偏屈老人の戯言です・・・
スポンサーサイト
- 2019/04/29(月) 08:31:48|
- ある場所、ある瞬間
-
| トラックバック:0
-
| コメント:0
4月13日、桜の残りを求めて目黒川を下り、河口に広がる東品川海上公園に行った。
そのとき、屋上の庭園から天王洲アイルの方向を俯瞰した写真を35mmのレンジファインダーカメラで撮っている。
もし フィルムのフォーマットの大きなカメラで撮ったらどう撮れるか、比較したくて/あるいは確認したくて,
一週間後 重いマミヤプレスを担ぎ、同じ場所へ出向いて撮影した。
(それを面白がっているだけです、行なっていることは、たいしたことではありません)
35mmカメラだと、ネガを3200dpiでデジタル化すると約1300万画素、
ブローニーフィルムを使うマミヤプレスだと約7000万画素になる。
この圧倒的な画素数の差が表現にどのような違いをもたらすか、確かめたかった。

低解像度のモニター画面では、その差はあまり感じない。
しかし、四つ切以上の大きさにプリントしたら、明らかに画質は異なる。


滑らかで精細なディテールの画質が欲しい場合にはフォーマットの大きさは決定的な要因になる。
怪しい花、不気味な植物を撮るなら、
画質は鮮明で細部のディテールも しっかりと記録できていないといけないと思う。
不気味なものの本質は細部に宿るべき。
「怪しい花、不気味な植物」はスナップショットでは撮らない/撮れない。
あくまでも狙う。
すこし腰を据え、撮ってみようと思っている。
----------------------------
去年秋に買いだめしたAcrosフィルム(120)がまだ冷蔵庫に70本くらい残っている。
まずはそれを使って練習。
ソラリゼーション現像ができるよう,
今は使っていないが、10年ほど前、現像斑防止のため自製した現像タンクを取り出し、
ブローニフィルム用に改修している。(ソラリゼーション現像に最適な構造になっているので)
そんなことを考える、こんなことをしてみる、楽しみは 増やすべき。
独りでも遊べる、一人になっても遊べる、 モノトーンフィルムは最高の遊びだと思う。
- 2019/04/27(土) 11:59:57|
- 読み解く写真、心に残る写真を・・・
-
| トラックバック:0
-
| コメント:0
植物にはあまり知識がないが、
花の概念を崩す、怪しい花、黒い花・・・悪の花を撮ってみたいという屈折した気持ちはある。。
東品川海上公園の空中庭園へ行くと、黒いチューリップが沢山咲いていた。
黒いチューリップを見るには初めて。
これも候補だなぁと 一枚撮影。

レンジファインダカメラなので、約1mまでしか近づけない。
さて この花をどう撮るか?アイデアは二、三浮かぶ。
蕾のうち、開かないほうがいいかも・・・・モノトーンなので 黒い花弁でなくとも黒く撮ることはできるだろう。
チューリップの季節はすぐに過ぎる。
マミヤプレスでこの花のクローズアップを撮るなら、接写用中間リングが必要だろう。
まずそれを手に入れねば・・・・撮影は来年でもいい。
----------------------------------
向日葵は何度か試みている。桜を撮ったなかにも、奇妙なものが混ざっていた。
八手と躑躅が 今年 狙って撮ってみようと思うもの。
それに広い葉の植物も撮ってみたい候補。
今年は、自然教育園で武蔵野の野草の葉と、
星薬科大の植物園の薬草を狙おうかとも思っている。
そんな気にしてくれたのもマミヤプレスを手に入れたからだろう。
当分 厭きずに遊べそうだ。
- 2019/04/26(金) 10:15:25|
- 黒い花 怪しい花
-
| トラックバック:0
-
| コメント:0
大崎から、目黒川沿いに河口をめざし、荏原神社を通り、東品川海上公園へ行く。
そして運河伝いに天王洲へ、更に品川港南口のビジネス街へ向かう。
あるいは、天王洲から、北品川の船だまり、旧東海道の商店街を抜け、御殿山に登り、大崎へ戻ることもある。
そんな散歩を 年に二三度する。
江戸時代、品川宿近くにはお寺さんが沢山建てられた。
旧東海道沿いは、商店街となり、下町の情緒が残っている。
新たに開発された、品川港南口のビジネス街や、天王洲地区には 近代的な高層建築が並ぶ。
海に広がる天王洲地区のスペースは開放的。
港南口のビジネス街とまた違った景観をつくっている。
今まで撮りためた写真をまとめたら、この地区の多様性が はっきりするのではないだろうか。
景観と、そこに集まる人がかもしだす雰囲気 どちらも需要な要素だろう。
そんなものが記録できたらいいと思う。

観光スポットを目指している。看板が設置されていた。

この広い壁には、お相撲さんが描かれていた。
去年 この前を通ったとき、その絵が消されているときだった。
その上にこの絵が描かれていた。
この壁画も 何年か後消され、次の絵になるのだろう。

ビジネスに停滞はない。
停滞したら市場から淘汰されるだけ、大変なものだ。

10年後どうなっているか?
確かめようもないだろうけど。
- 2019/04/24(水) 10:17:00|
- 都会の景観 Tokyo
-
| トラックバック:0
-
| コメント:0
目黒川河口の東品川海上公園から、(芝浦)運河伝いに歩けば、すぐに天王洲に至る。
以前は、公園から運河沿いに道があったが、今は閉鎖されている。
少し遠回りになったが数分の散歩で、天王洲に至る。
土曜の午後、ゆったりとした時間が流れていた。
ここは観光スポットというより、ビジネス街。
普段なら近くのオフィスで働く人でにぎわっている場所。
今の雰囲気とは違うはず。
この場の今を表現できないかと・・・・人影を小さく入れた写真を撮ってみた。


東品川海上公園には家族連れの人が多いが、ここは若い人が目立つ。

中年のカップルは少なかった。

レンジファインダーカメラの弱点。
①葉と葉の間に女性が入った瞬間シャッターを切ったが、パララックスの影響で真ん中に入っていない。
②ファインダー中央の二重像でピントを合わせるが、絞りの変化によるボケ具合の確認はできない。
③クローズアップは約1mとあまり被写体に近づけない。

人を(小さくとも)入れようとすると、縦位置のフレーミングが更に多くなる。
「コンポラ」写真、撮れそうにない。

楽水橋を渡れば、品川駅港南口に広がるビジネス街は近い。
パンフォーカス狙い、最小絞りまで絞り込んで撮影してみた。
- 2019/04/22(月) 09:52:18|
- 都会の景観 Tokyo
-
| トラックバック:0
-
| コメント:0
目黒川の花筏は、35mmカメラで何回か既に撮っている。
違った表現で撮るなど、もうアイデアは浮かばない。
もっと、きめ細かな画質で花筏を詳細に捉えたら、違った美しさが出てくるかも・・・・と夢想した。(自分の腕は棚に上げ、機械頼み)
フォーマットの大きなマミヤプレスで撮ることも考えたが、
目黒川沿いを花筏を求め長い距離歩くことを考えると躊躇する。
もっと軽く携帯に便利カメラは・・・・・思いついたのはファミリーカメラだったMamiya-6.。
9日の日、目黒川沿いを歩いた。
その時はまだ桜の散り方は少なく、花筏ができる直前の感じだった。
翌日の10日が その時と判断していた。
しかし、翌日、東京は朝から冷たい雨が降っていた。

数年前なら、傘を差しても 撮りに行ったかも。
今は、その気力を失っている。
翌日、雨は上がり薄日の射す天気。 午後になってマミヤー6を持って目黒川へ。
中目黒から目黒にかけての桜は散って ほとんど残っていない。
花は、ほぼ終了。
それに時間帯もよくなかった。
引き潮の時間、仮に花筏ができていたとしても、あらかたは下流に流され消失している。
写真を撮るのに必要な徳目は、体力、意欲なのだろう。
(それに金力という嫌な項目も入るのだろうなぁ・・・)
数年前の写真と見比べると、
テクニカルな面は少しよくなったと思うけど、
写真の質(でき)は低下したと感じています。
こんなんでいいのだろうか?
- 2019/04/20(土) 10:24:07|
- 桜
-
| トラックバック:0
-
| コメント:0
散り残りの桜を求めて更に目黒川を下ると、海上公園へ至る。
ここの桜は、ようやく散り始めたところだった。

月がでていた。
オレンジか赤のフィルターをかけて空を暗く落とすのが常套手段だが、あいにくフィルターを持参していなかった。
少し、露光を切り詰めて撮影した。

目黒川河口に広がる東品川海上公園。
ここから東京湾へと続いていく。

北品川商店街(旧東海道)も近いので、住みやすい場所だろう。
近隣のかたが行く春を楽しんでいた。

逆光、前ピンで撮影してみたら、なんとなく懐かしい写真になっていた。
- 2019/04/19(金) 08:46:51|
- 桜
-
| トラックバック:0
-
| コメント:0
不思議なことだが、目黒川の桜は、上流のほうから開花する。
海に近い下流域の桜のほうが開花は遅い。
五反田辺りまでは開けた平らな土地が続く。
そこまでは、海から寒風が入ってくるからかもしれない。
大崎丘陵の対岸の丘・御殿山は江戸時代 有名な花見のスポットだったのに、
目黒川下流の大崎の桜は まだ有名になっていないらしい。
大崎を下流に向かって散歩してみた。

国際自動車の運転練習場跡を再開発してできたビジネス複合地域。
大崎もどんどん変化している。
赤いフィルターをかけて撮影したらもっとドラマチックな写真になったかも。

目黒川沿いのこの場所に何があったか・・・・よく覚えていない。
隣は、第一三共製薬の工場。
第一三共製薬は、この地を研究開発の拠点と位置づけているらしく、研究棟の新設が続いている。
ここにも やがて三共のビルが建つのだろうか?

目黒川沿いの遊歩道を下流に向かい歩いていく。
日本ペイントの工場近く、桜は満開を少し過ぎたところだった。

川幅も広くなり、花筏ができるかは微妙だ。
- 2019/04/17(水) 11:15:44|
- 桜
-
| トラックバック:0
-
| コメント:0
もう桜は・・・と思えどもまた桜を撮ってしまう。

この時期、遊覧船が目黒川を登っていく。
花筏デストロイヤーだ。

桜は満開を過ぎた頃だが、まだ花筏を作るほど激しく散ってはいない。

期は熟した・・・・・おそらく明日が花筏の日となるだろう。

しかしながら、天候、風、光の具合、汐の満ち引き、遊覧船・・・・と影響する因子は多い。
きれいな花筏に出会うのは なかなか難しい。
さて、今年はどうなるだろう?
- 2019/04/16(火) 09:32:57|
- 桜
-
| トラックバック:0
-
| コメント:0
「立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花」
桜の花の開花とほぼ同時、戸越公園の芍薬の花も開花した。
今回は・・・・マミヤプレスでクローズアップの接写撮影。

芍薬の花は赤い、葉は緑。
緑のフィルターとGN22のストロボを付けて撮影。
これで花は暗く、葉は明るく撮れる。
では、ソラリゼーション現像したら・・・・逆転するか?
そんな興味から撮影しています。
結果は 逆転したコマと、しないコマができてきた。
ちょっとした露光の差、光に晒してからの現像時間により 効果は変わる。
そのうちの一枚。
合成したものではありません。
あくまでもストレートフォト。
三脚を立て、ピントグラスで画像を確認、ストロボを焚いて撮影するなど、撮影には凝りました。
現像もソラリゼーション現像という特殊な現像法。
そして、できた一枚のネガから画像を起こしています。
凝る時は凝る。
まだ、結果が伴わないだけ、もう少し習作に励むつもり。
すっと立った芍薬婦人の姿には見えませんか?
おおきな帽子を被った貴婦人の、横顔が写っていた。
不気味だけど艶やかでしょう・・・・
- 2019/04/14(日) 13:09:27|
- 黒い花 怪しい花
-
| トラックバック:0
-
| コメント:0
ひそかに 植物を撮りたいと思っている。
それも怪しい植物を。
それは 一年間 一本の百日紅を撮り続けたときから、心に芽生えていた。
花の接写写真は、一眼レフが普及したころから、アマチュアでも撮るようになったが、
かなりの写真好か、どうしても撮りたいという一部の人が撮影してきた分野。
マクロレンズは高価だったし、接写リング(安価)を付けて撮影するとなると、操作する技能も必要。
敷居は高い。
デジタルカメラになり、マクロのついたズームレンズが一般化すると、
コストもかからず簡単に取れ、だれもが気軽に花の接写を楽しめるようになる。
美しい花の写真が、氾濫してきた。
今になって小生が頑張ってとったところで、それらは既に誰かが撮っている。
手垢のついたような写真は もううんざり、撮るまでもないと 思ってしまう。
それならばと・・・・・ひねくれ老人の考えることは・・・・・汚い花、怪しい花、不気味な樹木を 撮ってみたいものだ。
常識で凝り固まった写真を破壊し、EvokeできるPhotographをと、
志が高いようなことをいうが、実際は、老人の偏見とねたみのようなもの。
社会の一線を離れ、年金暮らし。
戸越の里の侘び住まい。
人様に迷惑をかけなければ、勝手気ままに何をしてもOKだろう。

家の植え込みの八手の新芽が膨らみ、次の新しい手を広げようとしていた。
その生命力、形は不気味だが羨ましい。
-------------------------------
Acros100フィルムを使って撮影。マミヤプレスの蛇腹を伸ばし、約50cmまで近づきピントを調整。
GN22のストロボを焚いています。バックの明るさを考慮しシャッター速度を選んだ。
現像液は(Ⅰ)を使用、現像途中でフィルムを光に晒し、ソラリゼーション現像をしています。
- 2019/04/13(土) 10:15:27|
- 黒い花 怪しい花
-
| トラックバック:0
-
| コメント:0
大井町の仙台坂上の交差点に一本の桜がある。
撮ってみたいと思ったが、大きなマミヤプレスを抱え、写真を撮っていると、
好奇の目に晒されるようで、居心地がわるい。
夜なら 闇に紛れ、どうにかなる・・・・と、マミヤプレスを肩に、三脚を片手に持って、仙台坂へ。

桜は満開、散り始めていた。

立ち止まり、写真を撮ろうとする人は小生だけ。
交差点を渡ってくる人は、
三脚にセットされた大きなカメラを見ても、
置かれているだけと・・・・格別な興味を示さず通り過ぎていく。
長時間露光。 その間、小生はカメラから離れて立っていただけ。
次の日、35mmのレンジファインダーカメラを首からぶら下げ、勝島運河を散歩。
その帰り道、仙台坂の桜を思い出し、鮫洲から大井町駅をめざし、仙台坂を登る。

前日 マミヤ・プレスに付けていたレンズは50mm 中判カメラなので35mmカメラでは21mmの広角レンズに相当する。
カメラについているのは 昔風にいえば標準50mmのレンズ。
これで広角レンズ風に撮ろうと思えば、パノラマ風写真。
あらかじめ上下をトリミングするつもりでフレーミングした。
錯覚を利用しています。

35mmの広角レンズで撮ったように感じませんか?
レンズは おそらく1951年ころ製造された、ライカのズミタール50mm F:2 。
その後、ライカの評判を決定づけた、
ライカM3と空気をも撮ると宣伝されたズミクロンレンズ(1953年)が 発売される、ほんの少し前のレンズです。
六角絞りで、レンズにはコーティングが施されています。
個人的には、このレンズがオールドライカのレンズでは、なんとなくいい。気に入っています。
おそらく、ズミクロンとズミタールという限定で 同じ被写体を撮り
四つ切程度に伸ばされた写真を見せられたら、それを見分けること・・・・できるか?おそらく できないでしょう。
弁別できるほどの「レンズの眼」を小生は持っていない。
それでも、なんとなくズミタールがしっくりくる。
撮って これで駄目ならしかたないと思ってしまう。
レンズの好みとは この程度のことかも。
- 2019/04/11(木) 11:36:47|
- 桜
-
| トラックバック:0
-
| コメント:0
小さな公園の夜桜を撮影。
フレーミングは ほぼ同じ。

違うのは 夜桜を狙ったこと。
同じ被写体、同じ構図でも、咲き始め、満開、葉桜、朝や夕の斜光で 違った写真になる。
そこを見極めるのがうまい人がいる。
同じ被写体に 何度も通い 撮影するのは デッサンのようなもの。
自分への訓練、それなりの狙いはある。
昼の明かりのもと YA2フィルターで撮影してみた。
赤外線フィルムでも撮った。
夜桜を撮り、ソラリゼーション現像もしてみた。
では ノーマルにこの夜桜を撮ったらどんなトーンになるだろうか?
それだけの理由で、撮影している。
フィルムの無駄使いかもしれませんが。
「カメラの眼」がないので 致し方ない。
このレンズなかなかシャープ。

花壇の高い草にピントを合わせた。
被写界深度は無限まで届かなかったが、それでも桜の花びらまでは かろうじて届いている。
f:16くらいまで絞り込めばよかったかもしれないが、
長時間露光をかけると、微風に花弁もゆれ、ぼやける可能性もある。
ストロボでも焚くこと考えたほうがいいかなぁ。

(Ⅰ)液による通常の現像なのでエッジは立っていない。
7000万画素等倍でチェックしても、画像はシャープに撮れている。
マミヤ・プレスのレンズ 小生には充分すぎるほど優れている。
- 2019/04/10(水) 10:40:30|
- 桜
-
| トラックバック:0
-
| コメント:0
ソラリゼーション条件を変えて現像してみた。
現像に失敗し一本のロールフィルムが無駄になろうとも、それは致し方ない。
Try&Errorは無謀な試みではない、新しい発見への糸口を探すこと。

近所の人しか知らない小さな公園。
桜は3本あったが、一本は病気に罹り数年前切り倒された。
その跡は、今、手前にある花壇になっている。
ネガ画像はフィルムスキャナーでPCに取り込み約7000万画素のデジタル画像に変換している。
ブログにアップするため、それを約50万画素に縮減しているが、
四つ切にプリントしたものを見たら、精細な存在感に圧倒されると思う。
エッジが立ち花弁がくっきりと出ている。


シュール感が漂う。
Acros100フィルムで、このトーンを出すとしたら、
今のところ、このソラリゼーション現像法しかない。(現像の途中で、フィルムを一度光に晒す)
Retro80S、Retro400Sフィルムなら ソラリゼーション現像以外、(Ⅰ)+(Ⅱ)の二段現像法でも 似たトーン出せると思う。
デジタルカメラなら、レタッチソフトを使い容易に似たトーンを作れるだろうが・・・・それでは 面白くない。
一本全て失敗するかもしれないというストレスと、うまくいったときの達成感。
それが楽しい。
きれいに撮れて当たり前がデジタルカメラ。
沢山撮って、写真を選別、駄目な画像は どんどんメモリーから消去すればいい。
しかし、一枚の写真にこめらるべき、狙い、意図、感性、技量が、
デジタルで撮るたびに一枚ずつ希薄になっていくように感じる。
手軽に多量に機関銃のごとく撮影できるデジタルカメラの出現で、(映像感覚が)麻痺してやいまいか?
量のない質はないというが、それは発達し簡便になったデジタル・カメラにも 同様につながる助言だろうか?
画像の質は向上したが、しかし簡単にできることに 人は感動しない。
厭きてしまう。
表現の幅は狭くなり、視野は狭くなり、同じように標準化され、
写真表現そのものが薄っぺらになったなぁと・・・感じている。
難しいならば、それを乗り越えようと希望し格闘する。
失敗しないデジタルに、それがないよなぁ・・・・
失敗するから、希望がある。
どうにかしようと工夫する。
失敗-希望-未来と 言葉はつながっていく。
(失敗しない)デジタルに未来という言葉は ふさわしくないと思う。
少なくとも、失敗したネガを、屑籠へ投げ捨てる悔しさはないだろうなぁ。
- 2019/04/09(火) 11:45:06|
- 桜
-
| トラックバック:0
-
| コメント:0
ようやく七分咲きになったころ撮影した戸越公園の夜桜。
寒かったので、花見をする人も例年ほどで多くはない。

大きなマミヤ・プレスを、三脚に乗せ、ゆっくりとしたテンポで撮影の準備をする。
このカメラ 目立ちすぎる、盗撮などできるわけがない。
時たま公園を横切る人も、
物好きが写真を撮っているなと、一瞥し通りすぎていくだけ。
35mmフィルムカメラにはない経験。
一本のロールフィルムで8カットしか撮れない。
勢い慎重になる。
ほんの1,2カットしか撮らないが、このテンポもいいなぁと思えるようになった。
- 2019/04/08(月) 10:37:58|
- 桜
-
| トラックバック:0
-
| コメント:0
期限切れのT-MAX100フィルムがでてきた。
マミヤ6に詰め 時々使っていたが、
その残りで、5年ほど前に期限は切れていた。
冷蔵庫に保管してあったので、十分使える。
マミヤ・プレスのフィルムホルダーに詰め、桜の撮影に使用してみた。

過去にも何度もこの公園で、この桜を撮っている。
でも、このトーンで撮れたことはない。
少しシュール感が漂う。
T-MAXのフィルムで桜を撮影したことはない。
現像データ(現像温度と、現像時間の関係を示したグラフ)を探したが、見つからない。
現像ノートには、Tri-Xよりほんの少し現像を押せばいいという記述と、実際の現像結果データがあった。
現像液はTri-X用に開発した(A)現像液。
久しぶりに現像液(A)を調合し、現像してみた。
現像があがり、ネガを調べると、少し薄い。
???? 調べたら小生のミス、調合を間違え、メトールの量が不足していた。
減感現像した結果になっている。
それが、シュール感を生んだのかもしれない。
ミスも楽しむべし、それが次の開発(表現)の種になる。
- 2019/04/07(日) 08:45:20|
- 桜
-
| トラックバック:0
-
| コメント:0
これは少し面白い写真になった。

トーンは赤外線フィルムなので当たり前かもしれない。
タイミングが合っただけでしょう。
- 2019/04/06(土) 07:59:13|
- 桜
-
| トラックバック:0
-
| コメント:0
この数年、戸越公園のこの桜を一回は撮っている。
今となっては、撮りようはもうすべて試し、違った撮り方は思いつかない。
新たな撮りかたがないので、
写真の出来、不出来は・・・天候/光線の具合と開花がうまく合ったときに決まる。
めぐり合えれば撮ることができるし、タイミングが合わなければたいした写真にはならない。
他力本願のようなもの。
今、小生の興味の中心は、去年の秋、手に入れたマミヤプレスを使いこなすことにある。
これに習熟しないと・・・・写真を撮る面白さは半減する。
遮光板を外すのを忘れてシャッターを切ったり、フィルムを巻くのを忘れて二重撮りしたり、
癖でフィルムのレバーを少し動かしてしまい、コマの一部が重なったり・・・・と撮影の失敗は多い。
このカメラには慣れが必要。
しかし年老いたか、その場ではなかなか気づかない。
撮影後、現像してみて初めて失敗に気づく。
どうとれるか、慣れないといけないなぁ・・・・と重いマミヤプレスを肩に下げ、近くの公園へ。
練習あるのみ、性懲りもなく定番の構図で 写真を撮っている。
(高い授業料、ブローニーフィルム一本1000円の時代に入っている。)

4月3日の撮影。このときは八部咲き、まだ花は散り始めていない。
フィルムホルダーには Rollei Infrardフィルム(120)をつめている。
パッケージによればドイツのMaco社の製品となっているが、アグファのRetro赤外400Sフィルムだろう。
Retro400Sと同じ現像条件で現像できるはず。
自製現像液(Ⅰ)を使用し、Retro400Sの条件で現像した。
ぴったりとネガ濃度は一致した。
赤外フィルムに赤外線フィルターを付けて撮影すると、
赤外線による撮影になり、トーンは減少する。
トーンが縮減するので、上手に使えば、
デジタルカメラのハイコントラスト白黒モードのようなトーンになる。
ただし、青空は夜のように暗く、緑の木々の葉は白くなる。
豊かなトーンは期待できないが、シュールな写真にはなることがある。
ネガを3200dpiでデジタル化、約7000万画素の画像データを得た。
画像の一部をピクセル等倍で切り出してみる。

R72フィルターで可視光をカットしているので、トーンは縮減し、中間のトーンは飛び飛びになる。、

豊かなトーンが欲しかったら、R72フィルターを外して撮影すればいいのだが、せっかくの赤外フィルム、大事に使いたい。
Retro400Sフィルムのほうが入手は容易なので、そちらを使うことになるだろう。
戸越公園の桜、今日は満開だろう。
午後、妻を誘って花見をするつもり。
- 2019/04/05(金) 11:05:33|
- 桜
-
| トラックバック:0
-
| コメント:0
近くに地元の人しか知られていない小さな公園がある。
四方を住宅で囲まれている。
公園へ通じる道は、住人の生活道路、
道幅は一間くらいだろうか、自動車が入ってくることはない。
数年前には3本の桜があったが、一本は病に冒され今はない。
残った2本に花が咲いた。
夜桜を撮るならそこが一番、小生を見て不審者とは思わないだろう。
暗いバックを背景に撮影し、フィルムをソラリゼーション現像したらどうなるか?
白い背景に白い桜の花、エッジが効いた不可思議な写真が撮れるかも・・・・と想像/期待した。
結果は 惨敗。

ちょっとトーンの変わった写真になっただけ。
現像条件を調整する必要がある。
現像は一発勝負、それにソラリゼーション現像は、結果が読みにくい。
ロールフィルム一本、無駄にする可能性も高いが・・・・もう一度挑戦してみるつもりでいる。
- 2019/04/04(木) 10:37:09|
- 桜
-
| トラックバック:0
-
| コメント:0
まだ七分咲きのころ撮影した戸越公園の夜桜。

ブローニー 中判フィルムの画質は、35mmフィルムの質をはるかに超えている。
4つ切りまで伸ばすと、画像の緻密さ、被写体の質感は 明らかに違ってくる。
何かを伝えるドキュメンタリー性を追求するなら、
フィルムのフォーマット(大きさ)に気を使う必要はない。
撮影目的にあった、使いやすいカメラを選べばいい。
写真そのものに「美しさ」を求めるなら、大きなフォーマットは魅力的。
マミヤプレスで撮ったネガを、PCに3200Dpiで取り込むと、約7000万画素のデジタルデータになる。
ブログに載せるため、わざわざその画像を約50万画素に縮減している。
ブログは 写真の美しさより、伝達性、コミュニケーションの道具、
こんなことがありましたというドキュメント性が大切なので、それでいいのでしょう。
でも、せっかくきれいに撮れたのに・・・・と割り切れない気持ちもある。
写真を見たいなら、大きくプリントし、手にとって見るのが、いいのですが・・・・
この頃は、量販店のプリント用品売り場も、活気を失っている。
画素数200万程度のフォトフレームや、スマホの画面、PCモニターで満足しているのだろうか?
撮った写真どうしているのでしょう?
4Kや8Kのテレビ放送が始まり、
4Kや8Kのモニターが廉価に販売されたら、
デジカメで撮られた1000万画素以上の写真を、
壁掛けTVなどで観賞するのは頷ける。
おそらく主流になるでしょう。
デジタルの時代になり、写真の分岐点にいることは確かです。
紙で観賞したCMY(反射光)から、電子機器を使ったRGB(透過光)へと、
観賞スタイルは変化していく。・・・・反射か透過で、世界を見る目は変化するはず。
どうなるだろう?・・・・・よりevoke・・・・・・どぎつくなるだろうなぁ。
- 2019/04/02(火) 15:41:41|
- 桜
-
| トラックバック:0
-
| コメント:0
昨日 午後晴れたので 目黒川の桜を観に行った。
もう桜は撮り厭きた。
これ以上撮るような新しいアイデアは」思い浮かばない・・・・
とは 思え、広角レンズを付けたカメラをもって家をでる。
厭きているはずなのに、シャッターを押す。

広角レンズを付けていたので、どうしてもパノラマ風なところを狙ってしまう。

上と下を少しトリミングして、パノラマ風構図に整えてしまう。

ノートリミングが基本ですなどとのたまう気はさらさらないし、
そんな制限を加えると写真表現は窮屈になる。
暗い箱は、被写体を映す鏡に過ぎない。
写真は何でもあり。
写真から飛び出ていくのも自由です。
- 2019/04/01(月) 20:40:20|
- 桜
-
| トラックバック:0
-
| コメント:0