Rage to see.
見たがる。

そして、そこに何かの意味を見つけたがる。
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光の文様の裏に隠されたものを想像してしまった。
だまされやすいはずだ。
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- 2018/10/31(水) 10:20:34|
- 映し出された世界
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同じく白金・自然教育園で捉えた、

異界の生き物。
現実の世界に迷い込んできたか・・・・?
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そんなことあるわけもなし。
ソラリゼーション現像したら こんなトーンになってしまった。
蟷螂(かまきり)です。
- 2018/10/30(火) 07:43:10|
- ???
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三脚に大きなマミヤプレスをセットし、直視ビューファインダーで構図とピントを合わせる。
レンズのシャッターを閉じ、直視ビューファインダーをフィルムフォルダーと交換。
遮光板をはずしたか?二重写しになっていないだろうな?絞りは?、シャッター速度は?
ストロボのチャージランプを確認、シンクロコードをチェック。
そしてシャッターをきる。

6×9のフォーマットのカメラなので 一本のブローニーフィルムで8コマしか写真は撮れない。
一枚の撮影にも時間がかかる。8コマ撮っただけで、くたくたに疲れてしまった。(精神的に)
昔、写真を撮っていた人は こんな大変なことをして写真を撮っていたのだ。
すごいものだと思う。
小型カメラ、ライカの発明は、確かに衝撃的だっただろう。
一回のフィルム装填で36コマを連続して撮影でき、
手持撮影が容易になる。
外へでて自由に撮影ができる。
写真を撮るスタイルが変わってしまった。
今は そのアナログカメラからデジタルカメラの時代になり、
写真を撮るスタイルが更に進歩、変わっていくだろう。
どんな写真が撮れるのか、興味津々。
新しい写真がでてくるのを期待はしているが、
AI制御、AI任せの撮影法が
デジタル写真の未来ということには・・・ならないでしょうな。
単なる自己満足に過ぎないかもしれないが、
Mamiya Pressを白金・自然教育園へ持ち込み撮影してみた。
この頃では希薄となった「撮っている」という充実感を覚えていたことは確か。
しかし、操作を一つでも間違えたら台無しになると思うと精神的には疲れる。
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枯れて白い綿毛を残した花を、
蛇腹を伸ばし、約50cmまで近づきピントを合わせ、
IOS:100でガイドナンバー16の小さなストロボを焚いて撮影。
フィルムは ソラリゼーション現像をしてネガとした。
戦前の写真愛好家なら、誰もが一度はやってみようとする撮影法です。
ただし当時、ストロボはなかったでしょう。
(GN16のストロボ、被写体まで0.5m 絞りは16÷0.5=32で、f:32と計算できる。
シャッター速度はレンズシャッターなので ストロボにどの速度でもシンクロ可能。
1/500秒でもOKだが、そうするとバックはソラリゼーション現像すると白くなってしまう。
バックの明るさを考慮し1/15秒とした。)
小生も 進歩の恩恵を享受しています。
- 2018/10/29(月) 10:45:51|
- 黒い花 怪しい花
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白金・自然教育園へマミヤプレスを持ち込み撮った一枚。
現像の途中で光に晒し、ソラリゼーション現像してみました。
只それだけ。
レタッチソフトでの合成処理は行なっていません。
あくまでも、ネガ重視のストレート・フォトです。
でも、フィルムの眼にはこう映っていたのでしょう。
魔界出現。
- 2018/10/28(日) 09:54:48|
- ???
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意味深風写真

志があるわけでも、腹に一物があって撮っているわけではない。
たまたま見たので、面白いとシャッターを押したまで。
たんなる記録。それでも 撮れるのが写真。
他意はありません。
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TVを見ていたら、
古今の多量な肖像画をAIに学ばせ、
AIが描いた絵が売れたという。
芸術とは何か?問い直されているとアナウンサーは告げていた。
オークションで値のつくものが芸術作品。
芸術と経済活動は表裏一体の関係にあるということだろう。
芸術作品(と称するもの)は投機の対象、お金持ちの資産運用の側面もある。
アナウンサーの言葉に従うなら、
芸術作品の定義は、オークションなどの売買で値がつくこと、
言い換えると、「あらゆるものを金に換算する世界に芸術がいる」ということだろう。
写真を金にできるのがプロ、
いくら上手くとも金にできない人はアマと線引きするプロがいた。
この人の定義なら、「写真は芸術だ」と胸を張って断言するだろう。
ゴッホは、生きているとき描いた絵はほとんど売れない。
一枚売れたのは、彼の弟。
いまゴッホの絵は、オークションの目玉になり 高額で落札される。
ゴッホが生きているとき、彼は芸術家ではなかった。
たんなる絵描き、趣味(好き)で描いているアマの評価だった。
カメラは 記録媒体として進歩してきた装置。
常に その時代の最先端技術を取り込んで発展してきた。
いまや誰でも写真を撮ることができる。
事件・事故の決定的瞬間の映像は スマホであったり、監視カメラが主になった。
インスタ映えする写真を撮って、直ちに友にメールする。
あるいはネット(SNSなど)にアップする。
共感した人から「いいね」を貰う。
一種のコミュニケーション・ツール
大量に撮影され、大量に消費されるのが写真媒体。
大衆消費財として写真は成り立っている。
それでいいのでは?
翻って、そもそも写真て芸術なのでしょうか?
- 2018/10/27(土) 08:38:47|
- ある場所、ある瞬間
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築地・魚河岸で撮った一枚に混ざっていた。

何処までが現実の世界を撮ったものだろう?
境界が一瞬わからなくなる。
虚の世界が出現していた。
異界出現。
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レタッチソフトを駆使して合成したものではありません。
あくまでもストレートフォト。
ネガを伝統的(原始的)な技法で焼き付けたまで。
フィルムの撮影が盛んな頃は、
こんな技法で写真を焼き付けていた人もいました。
- 2018/10/26(金) 09:36:43|
- ???
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夕刻 大井町付近を散歩したとき撮ったもの。

月がでていた。
月が、渡り廊下の間に入る位置を探しそこから撮影。

更に 渡り廊下に登り
羽田を離陸した飛行機を待ち、撮影した。
一眼レフに200mmくらいの望遠レンズを付けて撮影するフレーミングです。
月と飛行機の部分を、ピクセル当倍(1400万画素)で切り取ってみた。

歩き回って撮る。
ズームレンズは使わない。
キャッチーだと思っても、フレーミングできないものは、あきらめて撮らない。
二つの写真、同じカメラ、同じフィルム、露光条件(絞りf:5.6 シャッター速度1/125秒)も同じで撮影している。
違うのは現像液。
(Ⅰ)液は やや軟調 銀塩粒子はあまり目立たない。
(Ⅳd)液は やや硬調 コントラストは出るが 銀塩粒子は目立つようになる。
もっと軟調な(A)現像液や(Ⅲ)現像液、
あるいは、もっと硬調な(Ⅳo)、(Ⅳa)現像液を使ったら、
違ったトーン、銀塩粒子のネガになる。
(Ⅰ)+(Ⅱ)で現像したら、別次元と思えるネガになる。
デジタルのRAW現像(現像を呼べるか疑問だけど)と違い、
一発勝負の(後戻りできない)現像で ネガを作る。
老人になると こういうのが好きになる。
人生再チャレンジはできても、
最初からのやり直しは、できないものだ。
- 2018/10/25(木) 09:10:33|
- ある場所、ある瞬間
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大江戸線 築地市場から一駅の汐止で下車。
フィルムの残りも少ない、
浅草線 新橋までの一駅散歩で終わりにしようとした。
しかし、一枚撮ったらそれで 巻けなくなった。
勝鬨の撮影で 使いすぎていたようだ。

しかもこのショット、パトローネに詰めるときできる感光した部分に当たってしまった。
興味を惹かれフレーミングしたのは、
網目のフェンスに落ちる影の文様だったのだが、
その部分に、感光した部分が入っていた。
しょうがなく正方形にトリミングした。
いつもながら、行き当たりばったり、完璧なことできない。
適当に合わせる。
それが人生さぁ~~
新橋まで歩き、浅草線に乗り、戸越に帰った。
一日券を有効利用した一日でした。
来年春のお彼岸も、もし、元気なら 違った場所を一駅散歩してみるつもり。
- 2018/10/24(水) 08:14:44|
- 散歩
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大江戸線 清澄白河駅から勝鬨に移動、そこから築地市場駅まで 一駅散歩。

勝鬨交番を左に折れ、隅田川を目指す。

隅田川に架けられた建設中の環状2号線の橋。
対岸は築地魚河岸。

建設中の環状二号線の橋、東京タワー、移転する築地・魚河岸の埠頭・・・・東京景観の縮図?のような場所。

勝鬨橋。

勝鬨橋をわたる途中、魚河岸の埠頭を撮影。
何度も通った築地市場駅を目指す。
- 2018/10/23(火) 10:05:53|
- 散歩
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都営新宿線に乗り、森下で下車。
ここで大江戸線に乗り換えできるが、
地上に出て、清澄白河までの一駅散歩をした。
小名木川へでる。

両岸は遊歩道になっている。
もし、観光で訪れるなら隅田川の遊歩道を歩くか、近くの清澄公園を目指す。
人影はまばら、地元住人の生活道路に近いかも知れない。
のんびりしていい感じだ。

大崎の近くにもタワーマンションができたが、洗濯物はベランダに干せない構造になっている。
こういうマンションの感じ、嫌いではない。(好きだ)
生活感があって、ほっとする。

対岸を歩く人をピクセル当倍で切り取ってみました。
フィルムを3200Dpiで取り込み、約1400万画素の画像にしています。
デジタルカメラなら、ごく普通か、少し小さい目のサイズの画像。
将来 4Kや8Kのモニターが一般化したら、
いよいよデジタルカメラの真価が発揮できるでしょう。
4Kモニターで見たら、この程度の判別はつく。

そのとき、プライバシーの問題、でるかもしれませんね。

デジタルカラーで撮影したら、マンションの広告にでも使えそう。
小遣い稼ぎに、撮った画像をインターネットで販売する人もでてきたようです。
面白い時代になったと思う。
でも、小生の写真は、白黒モノトーン。
広告写真にはなりえない。
クーデルカの言葉を重く受け止めています。
売ろうと思って、写真は撮らない・・・・アマなので、当たり前でしょうけど。
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所用ができ、明日からしばらくの間、PCに触れません。
ブログの更新は 一週間後になるでしょう。
- 2018/10/17(水) 11:56:52|
- 散歩
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写真は、人に見せて 初めて写真となると言うけど・・・・
確かに カメラはコミュニケーションの道具。
撮った写真を人に見せ、その経験を共用したいと思うのは自然だろう。
庭先に咲いた綺麗な花をスマホで撮影、友達にメールする。
「こんなに可愛いコスモスの花が咲きました。」とメールし、その画像を添付する。
「いいね」の返事が届く。(あるいは 届くことを期待して メールする)
写真は、見せた瞬間、見る相手にそれがどんな種類の写真であるか、
伝わるだろうという前提が働いている。(共同幻想)
綺麗な風景を専門に撮っているプロの写真を見る人は、その人の綺麗な風景写真を期待する。
その人が、社会派のドキュメンタリー写真を撮ったら、見てくれる人の期待を裏切ったことになり、見向きもされなくなる。
篠山紀信が 綺麗な風景を撮ったら、美しい女性のヌード写真を期待しているファンを裏切ることになる。
期待を裏切ってもできるだろうか?新しい分野への挑戦は難しい。
写真は、みせることが最終だとすると、
写真を撮る人は、写真を見る人の目におもねる。
少々いかがわしいものや、奇をてらったもの、簡単には被写体になってくれないもの・・・を狙うようになる。
ブログランキング上位のブログを見ると、
アマチュアであれ、同じような傾向を見てとれる。
「いいね」の拍手が多い。そうなるとフォロワーが多いので、期待は裏切れないのだろう。
確かに上手いし、キャッチーだろう。
しかし、冒険はしない。いつも一定(同じような被写体で同じような切り取り方)の同じ傾向の写真になる。
プロなら致し方ないが、アマなのだから・・・・人の目におもねって撮らなくてもいいと思う。
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春日から大江戸線に乗り、西新宿で降り、新宿(都営新宿線)まで一駅散歩。

撮った写真を人に見せ、その経験を共用したいと思っても、
この写真を見た人は「何だこんなくだらない写真」と評価するだろう。
共通の認識がないと、写真は伝わらない。
ひりよがりな写真だと片付けられてしまう。

そういう点で、写真は難しい。
見る人に擦り寄り、見る人の眼におもねって(期待に答えたいと)、被写体を探して撮ろうとしてしまう。
そんなの気にせず、自分で「面白い」「意外だ」と思ったのを撮ればいいとおもうが、
そこまで達観できる人いるかなぁ。
・・・・写真家、クーデルカはそんな稀な人の一人だろう。
「写真をお金に換えるたびに、(写真家の)カメラの目は、一枚ずつ落ちていく」と警句する御仁。
スポンサーから頼まれる仕事を拒否し(おもねらない)、
賞の賞金、個展、写真集のみで 生活を支えた稀代の写真家。(だから貧乏、でもそれを彼は気にしていない)
彼より 上手い写真を撮る人はいるだろうが、彼ほど心に残る写真は撮れないと思う。
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大江戸線 西新宿の駅から、都営新宿線、新宿の駅まで散歩したとき、見た光景。
「新宿中古カメラ店」へ行こうと、この横道に入る。
ここへは 何度も来ているが、こんな人だかりを見るのは初めて。
狭い通りに人が群がり、携帯電話の画面をしきりに見て、何かチェックしている。
「誰か有名人が ここを通るので、スケジュールでもチェックし待ち構えているのか?」と思った。
しばらく観察していて判明、ゲームをしていた。
ポケモン。
大人も子供も夢中になってスマホの液晶画面に釘付けになって立っている。
この異様な光景を記録しようと撮ってみたが、その奇妙さは、この写真では伝わらない。
この状況を文字に起こして説明しないと、何の写真か分からないだろう。
見て 面白いと思ったことを 写真に撮て知らせるとしても、簡単なことではない。
写真では伝わらず、独りよがりになる可能性が高い。
写真を見て欲しいなら、
広告写真(コマーシャルフォト)を真似て撮る、
あるいは上手なプロの写真を真似て撮ればいい。
少々味気ないけど、それが実態かも。
- 2018/10/16(火) 08:37:30|
- 散歩
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お彼岸の休日 都営地下鉄の一日乗車券(デイパス)を購入し、白山へお墓参り。
帰りは そのパスを利用し、途中下車の散歩を行なった。

白山の空。
快晴。
上空を見ると飛行機が飛んでいた。
80年近く前に作られたレンズだが、ツアイスのレンズはきわめて優秀。
今のレンズと比較しても遜色ないと思う。
飛行機の部分を、当倍(約1400万画素)に切り出してみる。

高感度フィルムの銀粒子の粗さがでてしまうほど。
低感度フィルムを使えば、もう少し細部も鮮明に写るだろう。

白山の坂を下り、春日を目指し歩く。


このあたりで西片か、春日はもうすぐ。
- 2018/10/15(月) 10:36:37|
- 散歩
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ブローニサイズのアクロス100フィルムを買いに有楽町のビッグカメラへ行く。
もはや5箱欲しいといっても駄目になった。
一人一箱の制限がかかっていた。
しかしまだ販売は続いている。
その足で、同じフロアーにある暗室用品のコナーへいく。
縮小し、今は片隅に小さくなっていた。
途中、写真アルバムや写真を飾るフレームのコナーを通るが、
ここも、幾分小さくなり、人影もまばら。
写真をプリントしてアルバムにしておく習慣も、段々と廃れてきたようだ。
PCやスマホの内蔵メモリーに画像データを蓄えておけば、場所は取らない。
それに、画像データーを読み出せば、それで画像は確認できる。
人に見せるのも相手のPCやスマホへ送ればいい。
特別な思い出のものだけ、紙にプリントして、アルバムにすれば充分。
かくして、量販店のアルバムコナーは段々と狭くなってきた。
液晶画面はせいぜい200万画素もあれば大きいほう、
一方、今のデジカメは1000万画素以上は当たり前、
中には5000万画素に迫ろうとする高級機もある。
せっかく1000万画素以上のデジタルカメラで撮ったものを、
200万画素以下の粗い液晶画面で見て満足しているのだろうか?
アルバムコナーの人気のなさをみて・・・考えてしまった。
中には、ちゃんと大きくプリントして楽しんでいる人もいるだろうが・・・・そういう人は、例外的な人なのだろう。
このブログに載せている写真は長辺800画素にして縮減している。
画素数にして50万画素以下の画像。
単に画像の確認、どんな写真を撮っているかの備忘録のようなもの。

勝島運河で撮った一枚だが、液晶画面で見たら ありきたりの写真だろう。
コンデジでとっても、携帯電話で撮っても、ほとんど変わらない。
むしろ、もっと「キャッチー」な写真を撮ることができるかもしれない。
わざわざ 重いマミヤプレスを持ち出し、ブローニーフィルムで撮影し、
現像、定着、水洗、乾燥の作業をしてようやくネガを作る。
そんな時代遅れのばかげた行為、
「ご苦労さん、すごいですね」と皮肉を込めた賞賛を受けるくらいが関の山だろう。
でも、「本質は細部に宿る(こともある)」・・・と気弱だけど そう思っている。
6×9 フィルムを3200dpiで取り込めば7000万画素の画像になる。
ネガフィルムは、全紙大に引き伸ばしてもOKの品質を持っている。
部分を ピクセル当倍(7000万画素)に切り出してみた。





4つ切大に伸ばしただけで、細部が見え出す、細部同士がハーモニーし、存在を主張しだす。
液晶画面では、味わえない感動があるのですが・・・・
液晶モニターが800万画素、4000万画素、8000万画素と 性能がアップしたら・・・・いいのでしょうが。
それまではプリントしたものや、印画紙に焼き付けたもので写真を評価すべきでしょう。
- 2018/10/14(日) 12:23:13|
- レンズの眼、カメラの眼
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50年ほど前になるが、
たまたま京都に旅行する機会があり、
ついでにと、往復はがきで京都御所の拝観願いを出したところOKの返事が来た。
ようやく購入したNikon F は大事な宝物、早速このカメラで御所を撮影しようと思った。
紫宸殿を撮るなら 35mmの広角レンズがいいだろう。
当時、Nikon F用の交換レンズで 一番安価だったのが、Nikkor 35mm F:2.8.
Nikon Fを購入した人は必ず購入したと思う。
しかし、このレンズだと、垂直線はでないだろう・・・・
ニコンのレンズのカタログには
あおりができるレンズとして、PC-Nikkor 35mmの広告とその実例が載っていた。
レンズをシフト(光軸をずらす)させればいい。
このレンズなら・・・と思ったが、高価なレンズ、とても手の出るものではなかった。

実際に撮ってみると、垂直線がしぼむほどではなかった。
当時は、いかに精細で微細なネガをつくるかに没頭(初心者だったもので・・・)していた。
フィルムは 粒子の細かなフジのNeopan Fを使用。
ASA(今はISO)で25か32の感度だったと思う。
それをミクロファインの現像液で現像していた。
おそらくf:5.6/125秒で撮影したのではないだろうか。
あおりには もう一種類 ティルト(光軸傾ける)がある。
この操作を上手く使えば、無限遠から近距離までピントの効いた写真が撮れる。
しかし、35mmフィルムの小さなフォーマットのカメラなら、
広角レンズを絞って使えば、同様なパンフォーカス効果が出せることがわかり、
「あおり」に関し 興味を失い、忘れていた。
今年なって、大きなフォーマットのフィルムで写真を撮ってみたくなり(直接の動機は、妻のポートレート写真を撮ることだった)
新宿の中古カメラ店巡りをして、衝動的にマミヤプレスを購入してしまった。
長年 忘れていた 「あおり」のできるカメラだった。
全てのあおり操作ができるわけではないが、ティルトはできる。
使いこなせれば、かなり面白い写真が撮れそうな予感がしている。
習熟するには 沢山失敗するだろうが、それも楽しいと・・・・割り切れるようになった。(習熟できなくとも、楽しければOK)

大きく重いマミヤプレスを担いで、勝島運河まで歩き、テスト(習熟のため)してみた。
直接ビューファインダーを使いピントを合わせる。無限遠から近距離(約1.4m)までピントが合うよう、あおりを調整し、
フィルムフォルダーに替えて撮影。画像は6cm×9cmのフォーマット(実際は5.5cm×6.5cm)
ネガを3200dpiでPCに取り込むと、約7000万画素のデジタルデータになった。
Sekor 100mmのレンズ、絞りはf:8だが、ピントはほぼパンフォーカスになっている。
遠くから近距離までA,B,C順に ピクセル当倍で切り出すと、






A~Eで示した平面に レンズのピントがきている。
その平面から外れると、ピントは甘くなりボケてくる。
あおり操作、習熟には沢山の失敗が 必要だろう。
特に対応力の低下した老人には。
しかし、そこが 面白い。
当分 遊べそう。
- 2018/10/13(土) 13:21:42|
- 読み解く写真、心に残る写真を・・・
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はっきりとした狙いがある場合は、カメラを選択し、レンズを選択し、フィルムを選択するが、
狙いも定めず、ぶらぶら散歩するときは、
そのとき使っているフィルムを、近くにあったカメラに装填、
標準の50mmあるいは35mmのレンズをつけたカメラを持ってでることが多い。
それ以上の広角レンズや望遠レンズを選ぶときは、狙う被写体をちゃんと意識しているときに限られる。
勢い、50mmレンズで撮ることが多く、次は35mmレンズだろう。



東銀座の歌舞伎座(銀座4丁目)から新橋演舞場(銀座6丁目)辺りをぶらぶらしたとき撮影した写真。
フィルムはフジのアクロス100、レンズは35mmの広角レンズ。
35mmは、広角レンズといっても、やや広角というところだろう。
日本の都会の町並みを撮るには最適な感じがする。
落ち着いたしっとり感がでる。
20年近く前、まだ働いていたころヨーロッパへ出張することが多かった。
ヨーロッパの町並みを記録に撮ろうとしたが、
使ったのはほとんど50mmの標準レンズ。
この画角が、ヨーロッパの町並みを切り取るに しっくりしていると思った。
ヨーロッパの重厚な石造りの町並の、落ち着いたパーステクティブを出す画角だろう・・・と思っている。
28mmの広角で、切りとろうとしたが、そのような場所は限定的だった。
85mm以上の望遠は、ほとんど使わなかった。
日本は 50mmより、もう少し広角35mmくらいがいいのかも。
極端な広角レンズで撮ると、現像があがって見た瞬間は「へーすごい」、「面白い」と思っても、
画角の奇抜さが前面に出してしまうと、その町並みから人間の存在はかき消され、
無味乾燥な荒野が広がっているような感覚になる。
この手の写真は1つか2つ混ざるだけで十分、アクセントにはいいけど・・・と思ってしまう。
ズームレンズ付のカメラを持って 散歩すればいいのですが・・・・
- 2018/10/12(金) 13:02:06|
- 都会の景観 Tokyo
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市場の閉まる時刻は迫ってきた。
階段を登り、卸業者の事務棟へ。

回廊を行く人影は 既に少なくなっている。

この風景も、今回で最後。
今後は 解体されなくなっていく。

運命の12時を迎える。
築地・魚河岸の撮影も終了した。
- 2018/10/11(木) 06:46:37|
- 読み解く写真、心に残る写真を・・・
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終了の12時まで あと20分もない。
ただちに引越し作業に入るというアナウンスが場内に響く。

中卸の店舗もほとんど閉ざされ、

大量の発泡スチロールの箱の間を、ターレが進む。


ご同輩がデジタルカメラを抱え、しきりに写真に収めようとしていた。

最後の買い物に間に合った人が、建屋の出口めがけ歩いていく。
残り10分。
店頭には、魚の姿は消えていた。
- 2018/10/10(水) 18:16:47|
- 都会の景観 Tokyo
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魚河岸最後の日・・・・行くか止めるか迷っていたが、
やはり最後の日、フィルムで締めくくろうとフィルムカメラを持ってでる。
築地市場の駅に着いたとき、時刻は11時半になっていた。
いつもは市場に続く地下歩道は閑散としているのだが、
2時間以上早い、それに最終日、人がでて、列を成し、流れができていた。




市場は12時で閉めるという。
その後は直ちに豊洲へ移転作業に入るので、危険とのアナウンスあった。
30分くらいしか 自由にならない。
食堂街の食堂の前は、長い人の列が続く。
中卸の建屋へ入ろうとすると、交通整理の警備員が制止しようとする。
しかし、中卸の建屋は広い、警備員のいない場所は多い。
制止されるので、中卸へ入る人は少ないが、
それでも、目の届く範囲は 限られる。
一般客も市場内の中卸から購入することができるのが基本。
制止する根拠も薄い。12時の終了までは大丈夫、
30分+αくらいの時間で 撮れるところまで撮ろうと、中卸の建屋に入った。
- 2018/10/09(火) 18:29:00|
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中卸の建屋をでて、構内をぶらぶらと歩く。

屋上に駐車する車もまばら、人影はない。


デジカメのAFが追いつかなかったのか・・・・ピンボケ写真。
これは これで味わいがある。
古い過去の「築地・魚河岸」がすでに写ってしまったか?





時刻はもうすぐ午後4時になる。
場内の吉野家一号店。
ここから吉野家は始まったという。
あと数日、ここでの営業は続く。
いつものように掃除をしていた。
- 2018/10/08(月) 07:40:27|
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埠頭から再び場内市場の建屋の中へ。

人影の少なくなった市場内を、ぶらぶらと散策。

全てカメラ任せにできる撮影は、こういうときに、便利。
デジカメの能力の高さを実感する。
目に付いたものを次々とデジカメに収めていく。

豊洲に移ったら、市場内にバイクを乗り入れることなど、できなくなるのだろう。



年月を経てできた荷車の跡。

その階段を登ると、卸業者の事務所が続く。




名残惜しいのだろうか、じっと市場を見つめる人影があった。
- 2018/10/07(日) 09:48:58|
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中卸の店舗街を歩く。


午前中は、カメラを抱えたひやかしの観光客も混ざるのだろう。
店内禁煙の掲示板の近くに、小さく「撮影禁止」・・・・カメラはやめてくれ、商売の邪魔・・・・の張り紙がある。

この設備を見たとき、最初 何かわからなかった。
小さなサイクロンの下に、大きなタンク。サイロにしてはずんぐりしている。
左のタワーは、加熱設備だろう。
海産物を気流乾燥して、乾物でも作っているのか??
建物の横に回って判明。市場内で廃棄された発泡スチロールの箱を過熱し、
ポリスチレンにして回収(体積が数十分の1に減る)する設備だった。
こんな設備が必要になるくらい、大量の魚が発泡スチロールの断熱箱に詰められ、築地へと運ばれてくる。

波止場へ

隅田川に架かる新たな橋。(通りの名は、環状2号線と呼ぶらしい)
築地の移転が遅れたため、市場内を直進する道の建設は間に合わない。
築地川を走る迂回路の建設が始まっていた。


埠頭から見た勝鬨橋。(晴海通り)




埠頭の掃除は終了していた。
- 2018/10/06(土) 09:53:06|
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築地・魚河岸にデジタルカメラを持ち込むのは、
おそらく初めてのこと。
午後2時半ごろ、場内に入った。

場内市場の仲買の店も終了、後片付けの掃除が進む。
どんな思いが去来しているのか・・・しばし手が止まる。

市場内の売店。
プロ用の包丁を購入しようとする外国の方。
おそらく中国の人だろう。


豊洲に移転という現実を一瞬忘れる。
この時間になると、いつものように将棋。
日常が、ずっと続いている。




使用したカメラは Sony NEX-5 E 3.5-5.6/18-55 OSS ISO感度自動、Pモードで撮影した。
ただ 液晶画面でフレーミングを確認、シャッターを切っただけ。あとは全てカメラ(NEX-5)任せ。
でも、ちゃんと撮影できている。
フィルムカメラだと、せいぜい1本36ショット以下で終了するが、
デジタルだと1時間半(午後4時まで)の撮影で、300カットの撮影をしていた。
フィルムだと、帰ってきて、
フィルムを現像、定着、水洗、乾燥し、それからネガをPCに取り込むという時間のかかる作業が続く。
デジタルでは すぐにPCに取り込み、画像のチェックに入れるが、
沢山とったショットから、良いショットを絞り込む作業が延々と続く。
これも 意外と大変な作業、フィルムで撮るより大変な作業に思えた。
- 2018/10/05(金) 21:49:43|
- 都会の景観 Tokyo
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本州を縦断して災害をもたらした台風24号が過ぎ去っていった。
翌日は、快晴の空、気温が上がり30℃を超え真夏日となる。
マミヤプレスを携え、勝島運河へ。

台風の残り風が時たま吹き、向日葵を揺らす。
うなだれた向日葵を、下のほうから狙う。
カメラと向日葵の距離は約60cm、プレスの後ろの蛇腹を伸ばし、ピントグラス上で構図と焦点確認。
ISO:100でGN(ガイドナンバー16)の小さなストロボを手にし、左下にから同調させて撮影した。
100mmレンズ、花全体にピントを効かせたくてf:16まで絞ったが、足りない。
すこしアオリ操作を加えればよかったかも。
35mm一眼レフなら広角レンズで30cmまで近づいて、意図したように、撮影できるが・・・・
その代わり、フォーマットが大きいのでトリミングはできる。
「ノートリが基本」とレッスンプロの写真家は言うけど・・・・

トリミングに関し、小生はあまり気にしていない。
拡大しすぎると銀粒子が現れ、急に写真のトーンの美しさが失なわれてしまう。
その限界内ならOKとしている。
トリミングしても、約1000万画素の画像になった。四つ切までなら伸ばせるだろう。

アクロス100フィルム、銀粒子が細かく、微細なところまでよく表現できている。
6×9cmの大きなフォーマットのフィルムを、3200dpiで取り込むと約7000万画素の写真となる。
これなら 全紙大に伸ばしてもOKだろう。
風景写真、ポートレートなら・・・・このカメラを選ぶ。
しかし、カメラの設定は複雑、大きく重い、すばやい操作は無理。
スナップ中心の「散歩にカメラ」では、使えない。
でも、写真の原点のようなカメラ、操作を間違え、失敗したネガは多いが、
撮れたときの感動も大きい。
写真は結果、印画紙に焼いた写真、あるいはプリントした作品が評価の対象、
8Kモニターが一般化すれば、モニターに映った作品でも評価されるようになるだろう。
どんなカメラで撮ったかは、評価の対象にはならない。
数あるカメラから 特定のカメラを選ぶのは、
撮りたい対象はなにか、個人の好み、写真への見識、そして懐具合によって決まるものだろう。
マミヤプレスを選び、写真を・・・・としたら、撮る対象は限られてしまうが、楽しいカメラであることは確か。
アクロス100のフィルム(120)5本入りを12箱確保した。
冷蔵庫に保管している。1本で8こまの写真なので 全部で480枚の写真が撮れる。
デジタルを使っている人なら、480ショットなど、一日か二日の撮影で撮りきってしまうだろう。
マミヤプレスだと・・・・まだカメラに習熟していないのもあるが、一日で1本か2本(8ショットか16ショット)がせいぜい。
120フィルム60本、冷蔵庫にあるので、1年間くらいはもつのではないかと思う。
アクロスフィルム、使い易く、失敗することが少ない(良い)フィルムだと思うが、トーンコントロールできる幅は少ない。
Retro系のフィルムは、現像液、現像法によるトーンコントロールの幅は広い、
オルソ系のフィルムのトーンも魅力的。
Retro80とOrtho25の120フィルムも、おそらく、試したくなり、手にすると思う。
これから一年は、これで遊べそう。
- 2018/10/03(水) 10:32:37|
- ひまわり
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水道橋の東京ドームへ。
ここが、今日の散歩の到達点。
残り少なくなったフィルムで一枚。

これは造花、フェークひまわり、
本物の向日葵にミスト噴霧の管を差すようなことはできません。
ご安心ください。
フードを持ってくることを忘れていました。
付けていれば、もっと大胆なフレーミングをしていたのではないかと思う。
少々風が強かったので、シャッターチャンスを待って撮影。
- 2018/10/02(火) 11:05:10|
- ひまわり
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平川門をでて清水濠を歩く。



フードを持っていかなかった。
ゴーストがでたが、これはこれでいいと思う。
- 2018/10/01(月) 08:40:45|
- 都会の景観 Tokyo
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