出光美術館にて撮影。
休憩スペースには、お茶のサービスと椅子が置かれ、外の眺望を楽しむことができる。

秋の陽は、地平線に隠れようとしていた。
こういう写真撮らなくなったなぁと思う。
その気になれば、誰もが撮るチャンスはある。見慣れた光景。
白黒の対比が美しいわけではない。
明るい部分、白とびせず、暗い部分も潰れないよう注意して撮影。
軟調な現像液でフィルムを現像、
光のダイナミックレンジを最大限生かせるようにネガをつくった。
写真を始めた頃は、こんな写真を撮ろうとしていた。
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キャッチーな写真を撮りたいと思うと、
あまり人が撮らない、あるいは撮るのに躊躇する「もの」や「こと」に関心がいく。
めったにいけない綺麗な場所へ撮影旅行する。
地上にこんな綺麗な場所がと一瞬思ってしまう。
体力、金力、忍耐力の三拍子そろわないとできるものではない。
あるいは、撮るのに勇気(蛮勇?)が必要な場所・被写体を追う。
パワースポット、廃墟、都会の少々猥雑な場所をうろつく。
盗み撮りまがいの街頭スナップ。
キャッチーな写真だなぁとおもうが、
最初の衝撃はすぐに麻痺し、あっという間に新鮮さがなくなる。
そんな写真が多い。
写真を撮るのはやさしくなった。
シャッターを押せばいい。
だけど、いい写真はそう簡単に撮れるものでもない。
キャッチーな写真を撮って、「どうだ、すごいだろう」と誇りたい気持ちが、写真に反映してしまうのかも。
心を引きつけるのは一瞬、
すぐに撮影者の不純な意図を(無意識にも)察し、新鮮さを覚えないのかもしれない。
原点に帰るべきかなぁ。
Ortho25フィルムを使ってみて、写真を始めたころを 思い出している。
当時は Neopan Fを よく使っていた。
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- 2017/11/30(木) 09:12:56|
- ある場所、ある瞬間
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前日の夜、「出光美術館にいかないか?」と妻に誘われる。
そして、昼ごはんは 近くの松本楼で取ろうと言う。
日比谷公園の緑の木々を思い浮かべる・・・いまなら紅葉しているだろう。
今年は紅葉狩りをしていない。すぐに賛同していた。
翌日、JR有楽町の駅に着いたのは12時半過ぎになっていた。
美術館よりまず食事。

有楽町なら ランチする場所に困らない。しかしビルの地下にあるものが多い。
外を眺め食事するなら、たしかに松本楼は最適。
しかし、昼時は込んでいることもたしか。
サラリーマンの昼食代としたら少し高い。
おのずと身なりのいいかた、リタイアーした夫婦、中央官庁へ出張してしてきたかたなど、
入り口付近で列を作って待っていた。

席に着けたのは20分後。外の席は寒いからと妻は敬遠、窓際の席にしてもらった。

フィルムはOrtho25。
テスト撮影中なので フィルターを何枚か持参してきている。
ISO:25の低感度にフィルターを組み合わせると、シャッター速度は低速にならざるをない。
手振れしてもいい、どんなトーンになるか判ればと、シャッターを切っていた。
手前の葉は、茶色に乾燥、奥の葉は紅葉していた。
Retro80Sフィルムとの違いを確認中です。
- 2017/11/29(水) 10:43:19|
- 都会の景観 Tokyo
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秋の陽は、短い。
昼ごはんをたべ、一休憩。
その後、散歩にでると、すぐに陽は地平線に落ちる。

Retro80Sフィルム 今まで使用したフィルムの中で、光の強弱に対するダイナミックレンジは広い。
ネガに記録さている銀塩を全て画像に生かそうと、
レタッチソフトのトーンカーブを駆使して画像を
作ってみた。
以前なら暗室に立てこもり、印画紙に、覆い焼きや焼きこみをして画像を調整したようなものだろう。
暗室でできることと、レタッチソフトでできる範囲は異なるが、
レタッチソフトを使うと、細かなコントラストの調整もできるようになった。
これありだなぁと思う。
それだけ 写真表現の範囲が広がったということだろう。
- 2017/11/28(火) 14:43:43|
- ある場所、ある瞬間
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今年はまだ紅葉を撮りにいっていない。
只惰性で、散歩中、眼にしたススキを撮っていた。
ごく当たり前のフレーミング。
新鮮味などどこにあるだろうか?
なにか工夫はないのかと思う。
せっかく会えた秋のススキなのに。



カメラは違う、レンズも違う、フィルムも違い、使った現像液も異なる。
でも結果は、いつか見て撮った「すすき」を再現しただけ。
新鮮味はない。
これでは、賞味期限切れのすすきの写真だろう。
志があるわけでもない。
腹に一物抱えているわけではないからなぁ。
・・・・と思う。(開き直っている)
- 2017/11/27(月) 14:08:16|
- 樹、草、花
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品川宿には東海寺という大きな寺があった。
徳川幕府の崩壊とともに廃寺となる。
今は塔頭の寺一つと、この墓地が残っているのみ。
墓地は、東海道線・京浜東北線と
新幹線・横須賀線・山手線の分岐する場所になっている。

沢庵和尚や賀茂真淵など江戸時代に活躍した人の墓もある。
明治の代になり様変わり、今は新幹線も通り過ぎていく。
沢庵和尚や賀茂真淵の思い描いた日本とはどんなものだったか?
この変わり様 どう思うか聞いてみたいもの。
- 2017/11/26(日) 10:25:05|
- 新幹線の見える街 品川
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新幹線の見える公園が正確な記述だろうが、
インパクトに欠けるので タイトルは「新幹線の走る公園」にした。

カメラにはOrtho25のフィルムが入っていた。
最初に目に飛び込んできたのは、深紅の葉。
Retro25のフィルムなら黒く写るはずだと思った。
黒い葉の植物も面白い。
見たことないように撮れるかも知れないとフレーミングする。
遠くを新幹線が走てくるのに気づく。あれも面白い。
興味を惹いた対象を全て撮ってしまおうとする初心者に戻っていた。
この写真、その場の状況は伝えられても、何に心を動かされたのか不明。
結局ふらふらしている自分の姿が写ってしまったということだろう。
トリミングしてみる。

こうフレーミングするのが、あのときの対象物との出会いだったはず。
何に興味を持ち、どうように撮り、現像し、それを一枚の紙の上(この場合は液晶画面だが)に表現するのが写真なら、
視点の定まらない写真は、表現者の駄目さ加減を暴きだしているようなもの。
フィルムカメラを扱う技術的なことは、ようやくわかってきたが、
未だ小生は写真初心者の域を脱していない。
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冬の寒い時期、深紅の葉の植物。
ポインセチアの仲間だと思うのですが、
どうでしょう?
- 2017/11/25(土) 11:40:01|
- ある場所、ある瞬間
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Ortho25フィルムを軟調現像液(Ⅴ)で現像した。

光のダイナミックレンジはそれほど広くないフィルムだと思う。
(赤色に感度がないので)硬調な画像になりやすいが、
軟調現像液で現像するとかなり柔らかなトーンになる。

焼け跡時代から続く大井町の飲み屋街。
感度の低いフィルムなので暗いところで使うのが難しいが、
足のあるレトロなフィルム、暗部も潰れていない。

階段の上に掲げられたポスターも黒潰れせず微かに写っている。
白黒のはっきりとしたコントラストの高いモノトーンとは間逆だが、こんな写真もあってもいいのでは?

トーンの調子も素直、白飽和もなく、黒潰れもない。昔は こんなトーンの写真が多かったように思う。
- 2017/11/24(金) 19:26:09|
- フィルムの眼
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書庫を探していたら、古いネガがでてきた。
先生の名を冠したクラス会の開催通知があったのは9月、
今回は少し沢山の人が集まるようだという。
ネガの束に、3回分のクラス会のネガが入っていた。
その中に、50年前の記念写真があった。

ネガをスキャナーで取り込みデジタル化、プリントする。
20台前半の懐かしい顔が現れる。
小学校を卒業しても、毎年 先生を囲み、ハイキングなどしていたが、
そのうち先生のお宅で、新年会を開くのが決まりのようになっていた。
この催しは、大学へ進学したものが卒業するまで続いた。
さすがに皆就職し、結婚となると 先生の家へ押しかけるわけにも行かず、
それからは 2,3年に一回のペースで、レストランで会食する(先生夫婦を招待)ようになる。
それも、いつまで続いたか・・・・

小生が幹事役で会場設定した1995年には、先生も出られたので、これが最後だったかもしれない。
前回のクラス会は3年前、六本木のレストランで行ったが、集まったのは12名。
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今年の7月「ビールでも飲まないか?」の誘いがあり、クラス会メンバー8名ほどが集まり、暑気払いした。
その席で、不定期だと、誰が幹事かわからなくなるという声がでる。(そう画策し、ビールでもと誘ったのだろう)
毎年開催し、そのつど次回の幹事を決めようということになった。
(小生は内心、賛成できなかったが・・・小生を幹事には選ばないだろうと胸算用、賛成していた。)
やはり幹事は、気の利く女性2人に決定していた。
すると 行動は早い。9月には案内の手紙と、返信用のはがきが届いた。

50年前使用したカメラ Nikon Fに Tri-Xフィルムをつめて持っていった。
当時 3回のクラス会で使用したフィルムは NeopanSSS、Neopan F、それにTri-Xの三種類。
現在入手できるフィルムはTri-Xのみ。
隔世の感がある。富士フィルムの白黒フィルムはアクロスのみとなってしまった。
Tri-Xは 価格が高くなったが、入手はまだ可能である。
50年前 フィルムはNeopanSSSを使用。
Nikkor 35mm F:2.8のレンズで、FP級のフラッシュバルブを発光させ 撮影している。
今回は、Tri-X フィルム、Nikkor 24mm F:2.8のレンズ、室内光のみ f:2.8/30秒の手持ち撮影した。
ネガフィルムは本棚の隅に箱にいれておけば、そのまま残り、画像を取り出すことできるが、
デジタル画像はどうだろう?ちょっとした電気ショックでデーターが読み出せなくなったりする。
CDやDVDに焼いて保存して、何年くらい保存できるものか?
バックアップをとり続ければいいのだろうが、個人で定期的にバックアップ保存するとなると限界がある。
画像のフォーマットが変化すると、読めなくなる可能性もある。
写真は記録。
記録して残すとなると なんとなくデジタルは頼りない。
- 2017/11/22(水) 18:07:32|
- 思い出の写真
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Ortho25フィルム 赤い(R)領域は感光しないためか、(G,B領域の光に感光)
普通の現像では やや硬調なネガになる。
軟調現像液を調整し、現像したところ、Retro80Sフィルムを中庸な現像液で現像したのと似たトーンになった。
銀粒子は細かく、赤色に対する感光性が鈍いので、トーンは似てもRetro80Sとは異なったネガを得た。
まだ モデルになってくれた方の承諾を得ていないので、
ポートレート画像をブログに載せるわけは行かないが、
その一部ならOKだろうと、(勝手に)思い込む。
ネガ画像は、3200dpiのフィルムスキャナーで読み取り デジタル化している。
デジタル風にいえば 約1300万画素の画像になる。
その一部を切り取って、ピクセル当倍でブログに載せてみた。

普段から お化粧をする方ではない。
ほとんどスッピン。
口紅は付けていないが、オルソタイプのフィルムの特性、唇がくっきり暗く写っていた。

硬調な現像液で現像すると、肌の調子はくっきり、凄みを増してでていた。
綺麗なポートレート写真を期待しているなら、このような現像液使うべきではないが、
この人の生き方、人間としての存在感を表現したいなら、この現像液の出番もあると・・・・確信している。
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使用したカメラはNikon F、レンズはAuto-Nikkor 50mm F:1.4を使用した。
50年以上前購入し、今でも現役で使用している。
若い頃は、手に負えず、たいした写真が取れなかった。
ようやくこの頃になり小生の腕が、このカメラに追いついたというところだろう。
ネガを、3200dpi(1300万画素)で取り込んでも、銀塩粒子の「ざらつき」は抑えられている。
ISO:25と低感度フィルムだが、それなりの使い道はある。
6400dpiで取り込めるフィルムスキャナーが欲しくなってきた。
- 2017/11/20(月) 13:48:47|
- 人物 ポートレート 踊り
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デジタルで撮っている人には無用・無益な話です.。
でも、フィルムでは、こんなトーンコントロールもできるという話、
興味があったら試してみてください。
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今、ポートレート写真を撮ることに集中している。
「散歩にカメラ」で慣れたトーンでは、人物の皮膚のトーンを綺麗に記録できない。
もっと微妙なコントロールが必要だと感じている。
どんなフィルムを使ったら好いのか、どんな現像液が好いのか、
テストしながら進めている。
ポートレート用に開発した現像液(Ⅶ)
Retro80S、Retro400Sのフィルムでは、
トーンの豊かなネガを得ることができるようになったが、
Ortho25フィルムでは、期待したほどの結果は得られなかった。
テストでは、コダックのグレースケールを撮影し、所定の現像液で現像し、
そのネガをスキャナーで取り込んで、評価している。

(Ⅶ)現像液は、中庸の現像液(万能)で、液の組成はコダックのD-76とは異なるが、現像結果はD-76に似たトーンになった。
Ortho25フィルムを現像すると、充分綺麗なネガ(画像)を作れたが、ほんの少し被りを生じていた。
(Reto80Sの最低濃度は35、Orthoフィルムでは71と少し濃度が高い)
また、ピークの谷の部分も埋まっていて、
トーン(解像度)はでても、大きく伸ばした場合、細かな像のコントラストは不鮮明になるだろう。
Ortho25フィルム、低感度フィルムで銀粒子は大変細かく、大きく伸ばしても像は滑らか。
このフィルムの特性を生かすために、被りを防止し、
かつピークの切れのいい(ピークの谷の深い)ネガを得ようと、現像液の調整に四苦八苦していた。
軟調と硬調の2つの種類の現像液を開発した。

Ortho25フィルムを軟調現像液で現像すると、トーンは Retro80Sフィルムを中庸現像液で現像したトーンに似る。
Ortho25フィルム 硬調なトーンになりやすいので、この軟調現像液、使い勝手は好いだろう。
オルソタイプのフィルムなので、赤に対し感光性は弱い。
ポートレート写真では唇のトーンが暗く落ち、くっきりとでる。それだけでも、かなり効果的。
硬調現像を使って現像すると、
肌の微細なテクスチャーがくっきりで、
Retro80Sフィルムでは捉えることのできない調子になった。
テスト現像した結果です。

軟調現像だと、暗い部分のディテールも潰れずにでてくる。

赤紫の花を撮影、硬調現像液で現像した。
パンクロフィルムだと白く写るところだと思う。
白飽和も黒潰れもなく、なだらかなトーンのネガになった。
銀粒子も細かく、ざらつきもでない。人物向きであることは確かだし、
風景写真(山岳など)にも向いたフィルムかもしれない。(扱いにくいけど)
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ポートレート写真は、
被写体の許諾がないと ブログに載せるわけに行かないので、
載せるようになっても だいぶ後のことになると思う。
- 2017/11/17(金) 23:34:45|
- フィルムの眼
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今まで使った経験のないオルソタイプのフィルム・Ortho25を楽しんでいる。
感度は低く、光の感度が赤い色まで届いていない。
パンクロフィルムに慣れた眼には、ちょっと異質なトーンの写真になる。
使いにくいが、そこが 面白い。
赤い色に対する感度がないのでそれだけトーンは少なくなり
コントラストの高い写真になり勝ち。
そこで、軟調現像液で現像してみた。

光のダイナミックレンジが広い光景では、
ハイライトの銀塩濃度を濃くしないよう現像しても、白のディテールは失われていた。
トーンの諧調性そのものは高いフィルムだが、光のダイナミックレンジは狭いようだ。
微妙なトーンの差を描き出すフィルムなのだろう。
このタイプのフィルムが何時頃から少なくなっていったのか不明だが、
カメラを弄りだしてから、今までオルソタイプのフィルムを使ったことがないので、
50年より以前にオルソからパンクロに 切り替わっていったのだろう。
ISO:25と低感度なのが敬遠された理由かもしれません。
4倍増感現像できると思うけど・・・そこまで テストしてみるべきか?
ポートレートを撮るにはいいフィルムということだった。
- 2017/11/12(日) 19:10:19|
- フィルムの眼
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五反田あたりをぶらぶら散歩して撮った写真。



苦心してフィルムで撮影したところで、デジカメなら簡単。
何の参考にもならないでしょう。

ガード下のこの壁画(?)、以前 デジカメのHCB&Wモードでも撮影している。
デジカメなら簡単にこんなトーンで撮影できます。
なんでフィルムで わざわざ撮る?
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都会の街を彷徨し、白黒の対比の美しい、
そしてドッキとする写真を撮り続けた森山大道。
1970年台から日本を代表する写真家の一人だったが、
「もうフィルムは何十年も撮り続けた、もういいでしょうと」、
今はデジタルカメラで撮影しているという。
小生には、言い訳にしか聞こえない。
デジタルカメラを持てば、「暗室で苦闘する」ことなく、
誰でも「森山大道」風
コントラストの強いキャッチーな写真を撮ることができるようになった。
森山大道の写真も デジタルHCB&Wに飲み込まれていく。
「フィルムはもういいでしょう」といわざるをえないのだろう。
技術の進歩が、「暗室で苦闘する」職人芸・・・その人しかなしえないもの・・・を誰もができる操作に変えた。
一つ時代が 終わったということだろう。
残されたのは森山大道のカメラの眼。
フィルム時代より、確かに綺麗な写真になったが・・・・面白くない。
誰もが撮れそうな写真になってしまった。
フィルム時代に観た、外車の黒いボディーの写真。キャベツの写真。
その前に立ち、とても撮れるものでないと呆然とし、感動したのを覚えている。
どうやって撮る?? プロと自分の差を思い知らされた。
「さすがプロ。」
今の写真にそれを感じない。
- 2017/11/06(月) 15:35:35|
- フィルムの眼
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オルソフィルムで撮ってみたいと思ったのはポートレート写真だったが、
普通に現像したらネガが硬調に仕上がってしまった。
今度は、興味がそっちに移ってしまった。
行き当たりばったりは、性分です。
何処まで硬調になるのか知りたくて、硬調な現像液で現像している。
池上本門寺まで散歩したとき撮影したフィルムでテスト現像した。




Ortho25フィルム 個性的なフィルムです。
トーンの調子は、現像液によって変化する。
撮りたい/表現したい被写体のトーンそれを読みとり、
フィルムを選び、現像液を選び、現像法を工夫し、写真表現に生かしていく。
その裁量の全てが、写真を撮る人間に任されている。
フィルムの良いところだろう。
デジタルなら、
簡単に綺麗なキャッチーな写真、撮ることができるだろうが、
(撮ったという)達成感は 味わえない。
いっぱい失敗するけど、フィルムカメラ、やはり面白い。
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
今、テストピースを作り軟調現像液の現像条件をチェック中。
ポートレート(人物)写真用に使おうと思っている。
- 2017/11/04(土) 11:56:06|
- フィルムの眼
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オルソフィルム、硬調な現像液で現像したらどうなるのか?、
そう思うと抑えきれず、すぐにテストしていた・・・・せっかちなのでしょうが、昔からの性分で致し方ない。
硬調現像液を調整したのは、今年の春、少し古くなっているが、まだ使えると使ってみたが、
やはり少しネガの濃度が不足していた。
それでも、今までにないトーンの調子になった。

エッジ効果が出ている。
面白い。
新しい硬調現像液を調整し、改めてトーンの調子を確かめてみるつもり。
まだまだ、遊びのネタは尽きない。
やはりフィルムは面白い。
- 2017/11/01(水) 22:09:37|
- フィルムの眼
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