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本当に大切なものは見えない

古いフィルム・カメラで、ありふれた身の回りを撮っています。日常の中の一瞬を捉え、読み解く写真になっていれば・・・

花 残渣(のこりかす)  ・・・でも、何かは残る。

数日前 一つのメールが届く。

中国の友からのもの。
昔 付き合った董事長から小生への要請とのこと。
大きなプロジェクトを考えているという。
技術的なアドバイスが欲しいので、来てくれないかとの招待だった。

通訳に入った彼は その後も董事長といい関係を保っている。
彼もそのプロジェクトに関係しているなら、行って助言すべきだろうとおもった。
連休後半から半ばまで、彼の地に滞在することにした。
花散る971-16
現役を離れ10年以上(会社を卒業して14年)の時は流れている。
極めて特殊な化学製品に関係してきたが、
未だ小生の名(/花)は残っているらしい。

14歳の時、クーデルカは学業のため故郷を離れプラハへ向かう。
仕立屋だった父親が放った餞の言葉。
「行ってこい。 お前が何者か、見せてきてやれ。」

一瞬 そんな気持ちになっている自分がいた。
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  1. 2017/04/30(日) 10:33:52|
  2. 桜 
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花散る

明るいところが優勢になるのか、闇の部分が広がっていくか、
せめぎ合いのようなもの。
花散る969-23 Ⅱ
この一ヶ月、旗の台の病院へ毎日兄を見舞いに行っていた。
ようやく 昨日退院した。
当分は 携帯の酸素マスクを付けての生活になるようだ。
兄の姿は、晩年の父の姿に重なっていた。
それでも、まだ軽症、
ベットに寝ているときは、酸素マスクを外しても、問題ないところまで回復している。
病院の生活に厭きていたので、嬉しそうだった。

桜には
「あぁ春だ」とウキウキすると同時に、得体のしれない不気味さも感じる。
桜は来年も咲く。
来年こそ、桜の正体を白日の元に晒したい・・・と思うが、撮れるだろうか?

桜の名所の美しい桜など撮りたくもない。
  1. 2017/04/29(土) 15:04:25|
  2. 桜 
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池袋

フィルムを Retro400SからRetro80Sに替えてみた。
感度が低くなった分、銀塩のざらつきが減った。
現像結果は似ているようで、そうでもない。
使いこなすのに すこし時間がかかるだろう。
フィルムを煩雑に交換するのは あまり褒められたことではないが・・・
まぁ、趣味ですから。
池袋972-12 Ⅱ
池袋972-26
池袋972-25
池袋972-27
Retro400Sの標準現像液として作った(Ⅰ)液で現像。
像の立ち上がりがかなり違う。
感光層は一層だけなのだろう。
Rollei Retroフィルムは、個性的。
アグファの技術なかなかのもの。

フィルムの時代は終わり、
新しいフィルムの開発や、あらたな技術の進展は望めないが、
せめて 今の水準の生産技術は維持していってほしいと思っている。


  1. 2017/04/28(金) 09:19:31|
  2. 都会の景観 Tokyo
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品川区 遠望 (昭和大学病院から)

3月の月末から毎日 通っていた。
明日 ようやく退院するという。
長いようで あっという間の出来事だった。
昭和大学973-28
病室から東京タワーと、スカイツリーが同時に見えた。
昭和大学973-30
フィルムとレンズを替えてみた。
Helios-103 53mm F:1.8 1980年頃、ソ連邦ウクライナのキエフで作られたキエフ・マウントのレンズ。
玩具のようだと馬鹿にされ、10年ほど前は2千円~3千円で中古市場に出ていたが、写りは一級品だと思う。
コンタックス・マウントのカメラが少ないので あまり人気が出なかったのだろう。
昭和大学973-32
価格の高いほど写りがいいのは・・・当たり前だが、
数十万もする高価なレンズの描写力を云々するほど財力もなければ、
もし そんな高級レンズを手にでもしたら、高価さゆえにビビってしまうだろう。

2千円で手にいれたレンズなら、情け容赦なく 過酷な条件でも使用できる。
レンズを気にするより、撮った写真の出来を気にすべきだろう。
Helios-103、高級レンズに引けをとらない画質があると思っている。
小生は これで充分・・・満足しています。
  1. 2017/04/26(水) 21:54:34|
  2. 都会の景観 Tokyo
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戸越公園の桜 拾遺

桜を撮るのはもう厭きた。
今年はいいだろうと思いながら、花が咲くと桜を撮っている。
すぐ散ってしまう・・・と思うと、いてもたってもいられなくなる。
脅迫されているのか??不思議な花です。

今年は3月末に兄が緊急入院、
撮影する場所は、兄が入院した旗の台の病院近くか、
自宅近くの戸越公園に限られてしまった。

桜の季節も終わり、ネガを整理する。
変わり映えしない、ありきたり写真ばかり。
進歩ないなぁと思いながら、それでも、
今年の桜の「落ち穂」拾いをしてみました。
撮影したのは戸越公園。
毎年撮っている馴染の桜。
戸越公園の桜967-16
戸越公園の桜968-18
戸越公園の桜968-8
28mm、105mm、50mmのレンズで撮影。
50mmレンズ(Jupiter-3)で撮ったものが、画質がトロンとしていて面白い。
レンズの味?か、たまたま光線の具合が良かったからか?
フィルムで撮ると、予期せぬ階調になることがある。
職人芸/陶芸作家の「焼き物」に似る? そんな大したものではありませんが。
戸越公園の桜967-30
戸越公園の桜967-34
戸越公園の桜968-9
戸越公園の桜968-23
レンズを替えたり、フィルターを使ったり、あるいはストロボを照射したり。
撮影するアングル、切り取りのフィレーミングを変えたりしても、
それほど多くの選択肢があるわけでもない。
名前を伏せて、一枚の桜の写真を見せたら、
誰が撮ったか判定しようにも、それは不可能。
撮り方で個性を出そうとしても、
良ければ、すぐに真似られ、誰が撮たかわからなくなる。

しかし、同じ桜の樹を、複数の画家に描いてもらったら、
それぞれが 違う桜の絵を描くだろう。
(タッチや色の使い方、その人の個性で、簡単には真似できない)

カメラの機能が進歩しすぎた。
一枚の写真に写真家の個性を表出することは、困難だろう。
そこが決定的に違うとおもう。
写真家は、デジタルカメラを手にして職人の世界に留まり、
芸術の世界には入り込めないと思う。

写真を芸術にと志向するなら、
写真を素材に、合成、モンタージュ、コンポジットし、写真を作る方向へ進むべきと思う。
デジタルカメラの機能を最大限利用し、画像を「作り」、
最新のフォトショップやライトルームを使い、いままででは不可能だった画像をつくる。
デジタルによって、その道が 開かれたことは確か。
写真は、何をやっても(加工しても)写真だろう。
そう思い切らないと、写真表現は萎縮/縮小し、単なる手慰みの遊びになってしまう。


  1. 2017/04/23(日) 12:32:39|
  2. 桜 
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花を弄ぶ??

昔、写真を撮り始めた頃、
カメラ雑誌にはオルソフィルムで育ったカメラマンが健在で、
フィルターの特性など、こと細かく解説しているのを読み影響を受けてしまった。
しかし、当時でも、市販されているフィルムはほとんどがパンクロになっていて、
眼で見たトーンと、あまり変わらない感度特性を持っていた。
最初は使ていたが、だんだんと減り、街でのスナップには使わないようになっていた。

フィルターを選んで付けるのは、
対象を飾り立て、ドラマチックに仕上げようとする意図を持っているから。
ある意味姑息な手段かもしれない。

それでも、意図したトーンにしようと、
今でも、必要と感じたらフィルターを使う。

しかし、更に特殊な効果がある、ソフトフィルター、クロスフィルター、ハーフフィルターまで 手は伸びなかった。
一種の悪ふざけのようなうしろめたさを感じるのだろう。

これは遊び・・・と割り切れば、身の回りにあるものを工夫してフィルターを自作すればいい、その程度のものだろう。
戸越公園の桜966-27
戸越公園の桜966-18
戸越公園の桜966-15
フィルターになりそうなものを、家の中の不用品のなかから探す。
透かして見て、どう撮れるか想像しながら、フィルターをつくってみる。
それは、それで面白かった。

キャッチーな写真を作りたくてフィルターを作る。
創意工夫は、すべきだが・・・
動機不純だなぁ。厚化粧させても 結果オーライならいい?
これ、花を弄んだことになりはしまいか?
ちょっと 心の中がざわついています。
  1. 2017/04/21(金) 11:06:53|
  2. 桜 
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花筏

池袋に用事があった。
用事を済ませ、時刻を確かめると、まだ午後の5時。
これなら、目黒川の桜を撮ることができそう。

山手線を目黒で途中下車し、目黒川沿いを大崎方向へ歩いた。
花筏970-6
満開の桜は過ぎたが、花は残り、散り始めていた。
水曜日の夕刻、思ったほど 人は出ていない。
遊覧船の時間も終わったのだろう。
カヌーが数艘、川の流れに任せ、ゆっくりと河口に向かって進んでいた。
花筏970-9
これならば、花筏が見えるかも。
雅叙園近くが、一番いいポイント。
足を速めた。
花筏970-11
最初で最後の目黒川の花見になった。

  1. 2017/04/19(水) 18:53:13|
  2. 桜 
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雨の公園

2日ほど前、立会道路をあるいて帰宅したことがある。
途中にある公園の桜を思い出していた。
雨が降っていた。
何かきっと撮れる・・・そんな予感があった。
雨の桜969-27 Ⅱ
人の姿の消えた公園は、別の表情を見せていた。
雨の桜969-31
曳かれるように雨に濡れたベンチに眼が行く。
雨の桜969-34
雨の桜969-35
雨の桜969-37
ネガを整理し、
改めて見返してみると、あれはなんだったのか?と思う。

五輪真弓の歌声を、耳の奥底に聞いていたのかも。
無意識だったよなぁ・・・と思うけど。

YouTubeで「恋人よ」を探し、聞いてみる。

「雨に壊れたベンチ」がそこにあった。
  1. 2017/04/17(月) 11:25:39|
  2. 桜 
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立会道路の桜

来た時は電車だが、兄を見舞ったあとは、
散歩コースの立合道路を歩き、帰宅した。
小雨が時々ぱらついてくる。
立会道路の桜968-38
立会道路の桜968-37
立会道路の桜968-40
立会道路の桜968-39
広角レンズや、望遠レンズを 使うように努めてるが、
広角レンズや、望遠レンズをカメラに付けていると、妙に身構えてしまう。
やはり、50mm(標準)レンズの画角が一番落ち着く。
まぁ馴れの問題なのでしょう。

この頃が満開だったのでしょう。
雨の桜もなかなかいいものだ、
桜を静かに愛でる気持ちさせてくれる。


  1. 2017/04/16(日) 12:47:30|
  2. 桜 
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洗足池の花見

昭和大学病院は中原街道に面して建っている。

病室に入ると、長男夫婦と長女夫婦の姿があり、
それぞれの子供を連れ、見舞いに来ていた。

兄を見舞ったあと、中原街道を洗足池を目指し散歩した。
まだ桜は3分咲き程度。
4月初めての日曜日ということで、人は出ていた。
洗足池の花見965-8
洗足池の花見965-12
洗足池の花見965-16何十年か前、兄の家族と、小生の家族と、
一緒に、ここで花見を楽しんだことがあった。

しかし、いま、洗足池のこの場所に立ち、カメラを構えているのは、小生ただ一人。
年月は どんどん 過ぎていく。世代交代・・・そんなところだろう。
あがらっても無駄だが、楽しい思い出になっている。
洗足池の花見965-21
洗足池の花見、
起承転結を意識して選んでみた。
  1. 2017/04/15(土) 09:18:41|
  2. 桜 
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立会歩道の桜

3月の末ごろ会ったとき、少し咳をしていた。
火曜日にあう約束をしたが、土曜の夜、兄から電話がかかってきた。
どうもよく聞き取れない。何回か聞き直すとどうやら入院したらしい。
風邪を引いたかと思っていたが、肺炎らしい。
次の日から、毎日、病院へ行くことになった。
酸素マスクをして寝ていた。点滴をしている。
歳をとっているので、致し方ないが、小生より丈夫な人間だった。
子供の頃は、熱が出ても平気な顔をして遊んでいた。
無理したのかも。

父も若いころ結核にかかっている。
戦中・戦後の食糧難の時代、結核は不治の病と恐れられた。
米軍の進駐があり、ペニシリンが進駐軍から洩れて出てくる。
祖父はどうやってそれを入手したかわからないが、
その薬で 父は回復した。
しかし、晩年になると、肺炎を起こし、酸素マスクの生活となってしまった。
「まさか、おやじと一緒になるとは・・・・」
ベットに横たわり、嘆いていた。
でも、徐々に回復の傾向を見せている。
脳梗塞でも癌でもない。死に直結する病気でないので、小生はすこしホッとしている。
酸素マスクなしの生活に戻れるか、まだわからないが、4月一杯は入院生活になるだろう。

入院した病院は、旗の台にある昭和大学の病院。
品川区の端にあるが、小生の散歩コースの一つ、
カメラを肩に、毎日、兄の顔を見にいく。
旗の台 桜965-33
桜を追って、東京の桜の名所を巡るわけには行かないが、桜は都内至る所で咲いている。
このころはまだ3分咲き程度だろう。
左には 昭和大学の入院棟が建っている。
旗の台 桜968-32
数メートル下がった位置から、標準レンズで撮影。
UVフィルターをつけていた。
小雨のぱらつく日だったので、コントラストがでていない。
眠い感じに仕上がった。
旗の台 桜970-1
YGフィルターをつけて撮影。
晴れた日に、YGフィルター、コントラストのハッキリとしたネガを得た。
レンズの焦点距離とフィルター、全て違った条件で撮影していた。

さて、今日もこれから、カメラを下げて兄に会いに行く。
まだ、葉桜にはなっていないだろう。
どのレンズで撮ってみようか?
フィルターは何にしようか?
兄の前では、いつものように振る舞うようにしている。

  1. 2017/04/13(木) 13:54:36|
  2. 桜 
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魔女の花見

辺りは急に暗くなり、
人影が公園から消えていた。

年老いた魔女が3人、
桜の木の下に座って、ひそひそ話、
・・・・次の呪いは誰へ?
綺麗は汚い、汚いは綺麗・・・・
密やかな会合を行っていた。
戸越公園の桜967-22
そんなわけないか。

フィルターを三枚重ねで使用。
見事に四隅は欠け、円形に抜ける。
撮影中、3名ほどの人がカメラの前を通り過ぎて行ったが、写っていない。
一人が 座る体勢を途中で変えているので、四名いるかのような写真になっている。

桜の花の輝きが異常に明るく、少々不気味な感じに仕上がった。
魔界に忍び込んだか? そんな気になってしまった。

三人の方はごく普通の仲良しグループ、花見を楽しんでいただけです。
  1. 2017/04/11(火) 10:31:37|
  2. 桜 
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戸越公園の桜

例年、桜を求めて目黒川を歩くが、今年はできそうもない。
家の近くの桜で我慢。
ND64のフィルターを手に入れたので、テスト撮影してみた。
戸越の桜967-16
カメラは ソ連邦ウクライナのKievⅡ 1951年製造されたもの。
レンズは ニコンS用の Nikkor 28mm F:3.5 をつけている。
S型ニコンのマウントは戦前のContaxⅡと同じなので、
クーロンカメラ KievⅡにも装着し使用することができる。
まず、普通に撮影。
戸越の桜967-18
R72フィルターをつけ、5絞分露光を増やして撮影。
空の調子が暗く落ち、桜は白く輝く。
データーにシャッター速度1/60秒と書き込みましたが、
KievⅡにはその速度ありません。
1/50秒の誤りです。訂正します。(もっとも機械式シャッター±25%くらいの精度しかありません。)
戸越の桜967-19
ND64とND8フィルターを合わせて使用。
フィルター一枚なら、四隅欠けることはないが、二枚重ねだと丸く欠けてしまう。
6絞り+3絞り分を計算すると f:22×8秒の露光となるが、
フィルムには相反則不軌があるので さらに二絞り分露光を増やした。
弱い光対してフィルムの感度は落ち、明るい部分に対する感度の低下は少ないで、
日の当たった桜の花は、光輝いて写っている。
その効果は、R72フィルターより 強いと思う。
デジタルでは長時間露光でも トーンは変わらないだろうが、
フィルムだと、これだけトーンの調子が変化する。
ND64フィルターのおかげで、ようやく気が付きました。
  1. 2017/04/10(月) 10:11:29|
  2. レンズの眼、カメラの眼
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旗の台 12時半

踏切をなくすため、荏原中延駅は地下に潜った。
電車は、戸越銀座を出ると、すぐに地下に入り、旗の台駅近くで地上に出る。
線路の上は、公園になっている所が多い。
旗の台965-31
旗の台の昭和医大病院めがけ歩いていた。
青空が広がっていた。
時刻は12時半。あと10分も歩けば病院に着く。

ギリシャ風円柱、時計、白い雲。
この3つに注目し、余分なものを入れないようフレーミングしていたら・・・
奈良原一高の写す写真に似るかもしれない。
真似は嫌だが、影響は受けているかも。
  1. 2017/04/09(日) 10:04:51|
  2. Silent City
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品川インターシティ

品川インターシティのキャノンギャラリーSで 
奈良原一高の写真展が開催されているというので
散歩がてら見に行った。
品川インターシティ962-20
時刻は4時を過ぎていただろうか、ようやく桜の開花が始まっていた。
記念にと撮影したが、鬱々とした雰囲気の写真になってしまった。
光線のなせる業、小生の心象ではありません。
-----------------------------------------
展示された作品は、
印画紙に焼かれた作品を、スキャナーで取り込み、一旦デジタル化し、
キャノンの大型プリンターで大きく印刷したもの、とのことだった。

ベニスの夜景、

日本刀


それぞれ力作、ケチのつけようもないが、
4つのシリーズを同時に見せられると、困惑してしまう。
奈良原一高の視点が、判らなくなった。(追えない・・)

写真家・奈良原一高、技量は確かに一級だと思う。
文句ないほどうまく撮っているけど・・・予定調和的な切り取り方に思え、感動できない。
昔、雑誌でみた奈良原一高は、予定調和から離れた刺激的な作品があったような気がする。
とびぬけた人という印象を持っていたのだが・・・
あれは、違う人の作品だったのだろうか?

この4つのシリーズに共通する奈良原一高の視点(カメラの眼)とは何なのだろう?

能、日本刀、禅  これらは特別許可をもらわないと、撮れるものではない。
それだけで 強いインパクトをもつ対象。
どう撮っても、アトラクティブだろう。
撮る対象が力強いからといって、写真が力強いわけではない。
いくら上手に撮れていても・・・・その精神まで 捉えられたか・・・
切り取り方が 意外と類型化している気がした。

奈良原一高の写真展 4月24日まで開催されている。
もう一度 確かめに見に行こうかと思っている。
  1. 2017/04/08(土) 17:58:18|
  2. Silent City
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大崎駅近辺にて

大崎駅近く、まだ再開発が続いている。
Silent Cityを撮ろうと思っている。 ここは、格好の舞台かも。
大崎962-15
R72フィルターで空の調子を落とし、
硬調現像液(Ⅳa)で現像しています。
更に、トーンカーブを調整し、焼きこんでみました。
かなり技巧的です。
白黒の対比を追及すると こんな写真ばかりになってしまう。

良くても悪くても、Try and Errorだろう。
何もしなければ、停滞するだけ。
小生の体質に合っているのかどうかは、もう少し撮ってから。
表現の幅を広げていることは確かだと思う。
  1. 2017/04/07(金) 19:07:41|
  2. Silent City
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いろんなことが

人生長く生きていると、いろんなことが起こる。
今週一週間、そのことに忙殺され 花見はできないかも。

金曜か土曜日になれば、桜を求めて長い時間の散歩ができるかも。
まあその時はそのとき。

午前中、妻は用事で家を出ている。
その間、小生は家で待機、
妻と交代で、午後にはすぐ外出する予定。
カメラは持って出るつもりだが・・・桜の姿を追えるかどうか?
家で待機している時間、今まで撮った写真の整理はできる。
洗足池964-19 Ⅱ
小生の今の心象風景でもあるまいが、暗めに焼き込んでみました。

何に興味を持ち、どういう視線で 現前の光景を捉えたか、
撮影者の眼(視線)を読み解き、追体験/共感できるから、
「上手い写真」より「いい写真」のほうが 小生は好きだ。
優れた「いい写真」は三人称の視点を持っていると思う。

いい写真は、眼に見えない大切なものをそっとnudgeしてくれる。
自分から、「心象風景」なる言葉を発するはずもないだろう。

己の心象を表現したかったら、写真を素材として使用し、
切り貼り、合成、レタッチソフトでデフォルメし、映像作品として作るべき。
これらも 写真の範疇に入るが、別のジャンルだと思う。

ストレートフォットに徹している。
小生の心象、決して暗いわけではありません。
  1. 2017/04/05(水) 11:18:49|
  2. 読み解く写真、心に残る写真を・・・
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大崎    スローなシャッターで撮る

KievⅡのスローシャッターは1/2秒。
それ以上はバルブにして、ストップウオッチをみて、シャッターを切ることになる。
フルマニュアル撮影。

まず 大崎の街でテスト撮影。
三脚は持って出なかったので、柵に肘を固定し、シャッター速度は1/2秒、静かにシャッターを切った。
スロー大崎964-3
フィルターはND8とR72、二つ合わせて使い減光した。
1/2秒では、人はブレても、消えはしない。
スロー大崎964-4
陽の当たる暖かな場所の桜は三分咲きになっていた。
気の早い観光船が目黒川を下っていく。
スロー大崎964-7
フィルターを二枚重ねで使用すると隅が欠けてしまうが、それも面白い。

目黒川の桜を撮る季節がやってきた。
さて、今年の桜、どう撮ろうか?

「これ××の真似だろう」、
「うまいけど・・・見たことあるよ」と言われる写真は撮りたくない。
また 不気味な桜に挑戦しようか・・・と思っている。
  1. 2017/04/04(火) 20:56:07|
  2. レンズの眼、カメラの眼
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ND64フィルター 長時間露光テスト

ND64フィルターがようやく届く。
写真の発明された頃なら、いざ知らず、
フィルムの感度は上がり、
ISO:400の高感度フィルムが実用化されている。
今となっては、長時間露光が必要なのは、夜景くらいだろう。

昼の街の様子を長時間露光で捉えられないかテストするため、
φ52mmのND64フィルターを求めた。(ニコンFレンズのほとんどがφ52mmのフィルター径になっているため)
フィルムの時代にもNDフィルターはあったがND8程度までだったと思う。
デジタルになり、感度が驚異的に上がった結果だろうと思う。

テレビでは 東京の桜が満開を迎えたと放送していた。
テストを兼ね、洗足池の桜を撮ろうと、出掛けてみた。
カメラは 古いKievⅡにコシナ製 SC-Skopar 21mm F:4を付けた。
レンズのフィルター径は43mmなので、43mm→52mmのステップアップリングを付けた。
洗足池964-16
長時間露光を行うため、テストではレンズを最少絞りで使った。
まづ、ステップアップリングをつけた状態で撮影。 シャッター速度は1/50秒。
絞り過ぎたので、イメージサークルが小さくなり、四隅が少しケラレてしまった。
洗足池964-17
ND64フィルターを付け撮影。露光時間は1秒。
洗足池964-18
更にその上にR72フィルターを付けた。
R72フィルターは3絞りから5絞ていど減光する。
光線の質により3絞りで良い場合も、5絞に増やしたほうが良い場合もある。
このフィルターは、かなり場数を踏まないと、調子のよいネガを作れないが、
露光は4絞り増やすと思えば そんなに間違いになることはない。
露光時間は16秒だが、相反則不軌を考慮して
(特に高感度フィルムでは顕著なので)
60秒の露光を選んだ。(さらに二段 露光を増やす)
四隅が派手にケラレてしまった。
---------------------------------
1/50秒では 白いボートが沢山池に浮かんでいるのが分かる。
1秒の露光では、まだボートの姿は多く写っているが、一部のボートはブレて写っていた。
60秒に増やすと、ボートは消え、白く軌跡を残すだけとなる。
この辺りが ねらい目かも。

池の水面に注目すれば、
1/50秒では、水面の波のディテールは綺麗に出ている。

1秒では 近景の波のディテールはなくなり、
代わりに水面に橋の影が浮かび上がってくる。
橋の真ん中に小生の影が映っていた。
水面下にいる鯉の姿も現れてくる。
波が平均化され、消された影響だろう。

R72フィルターを付けると、水面からの短い波長はカットされ、暗く写る。
水面の波は平均化され、ディテールは消失。
また違った美しさが出てくる。
マイケル・ケンナ風写真の世界へ入っていく感じになる。

露光倍数の大きなNDフィルターを欲しがる人の気持ちが少しは理解できるようになった。
--------------------------------
(Ⅳd)液で現像。D76より、硬調に仕上がる現像液です。
今回はRetro400Sの高感度フィルムに、レンジファインダーカメラで、21mmの広角レンズを使用したが、
粒状性の細かな低感度フィルムを使用し、
φ52mm径レンズの揃った、Nikon FかNikomart FTnを使用したほうが、カメラシステムを考えたら合理的だろう。

  1. 2017/04/03(月) 08:55:56|
  2. レンズの眼、カメラの眼
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靖国神社へ行く

軍人の略歴を調べることが必要になり、靖国神社へ。
午後2時ごろだったろうか、小学生の下校時間にぶつかる。
品の良い子供たちだった。
近くの白百合学園の生徒さんたちだろう。
靖国神社957-11
この鳥居を見れば、靖国神社とすぐわかる。
大村益次郎像が迎えてくれるから。

神社には天皇を祭る神宮、有力豪族を祭った大社、
偉人を祭った神社、自然を御神体に祭った神社がある。
非業の扱いをしてしまい、その人の祟りを怖れ祭った神社だってある。
(菅原道真を祭った大宰府天満宮) 

靖国神社は、他の神社に比べ、不安定な要素が多い。
明治維新の礎となり、暗殺された坂本龍馬も、靖国神社に祭られている。
明治維新で大きな役割を果たしたが、
その後反旗を翻し戦死した西郷隆盛は、靖国にいない。
天皇の軍隊として戦場で戦い、戦死した人を「神」と崇め、
崇拝、鎮魂するのが基本理念なのだろう。
それ以外の理由で亡くなった人は、靖国神社に入れない、それが基本だろう。
旅順攻囲戦で武功をあげ、明治天皇の崩御のあと殉死した乃木希典は
靖国神社に祭られていない。
日本海海戦で武勲を上げた東郷 平八郎も、同様に祭られていない。
代わりに、乃木神社、東郷神社を建立し祭られている。

戦前は内務省と陸海軍隊で共同管理する神社だった。
国家神道に結びついていた。
その主導権は陸軍が握っていたらしい。

戦後、国家神道は否定され、国家の管理から離れる。
しかし、再び国家管理に戻したい勢力もあることは確か。
誰を靖国に入れるかは、その時の情勢により、解釈の仕方により変わってしまう。
そのあたりが、つねに不安定要素になっている。
靖国神社957-17
この日、桜の開花にはまだまだの状態。
一週間後、開花宣言がなされていた。
本日 東京は雨模様で寒い。
来週は暖かになるという。絶好の花見日和になるだろう。
靖国神社957-28
本殿を載せれば、ああ靖国神社だと分るが、今回は割愛した。
靖国神社957-30 Ⅱ
同様に、第二次世界大戦中 活躍したゼロ戦が復元され展示してあった。
写真を撮ったが、敢えて載せなかった。
靖国神社957-32
目的は、文献調査、そのため ここへ来たのだから。
-----------------------------
小生の叔父 二人 戦死している。
職業軍人ではなく、赤紙で招集され、
戦地に散った人なので、名前は記録されても、
戦死に至る詳しい情報は調べようもない。
でも、靖国神社に祭られているのだろう。

遺骨と称するものが帰ってきたが、
そばで それをみていた母は、
「中に入っていたのは、石ころだけだったのよ」と嘆いていた。
母のすぐ上の兄だった。
----------------------------------
桜の咲くころ再び靖国神社に詣で、
心を静め、平和な気持ちになって、写真を撮ろうと思う。
  1. 2017/04/01(土) 09:08:23|
  2. 都会の景観 Tokyo
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Alchemyst Sasaki

Author:Alchemyst Sasaki
Phone-Cameraの時代、フィルムで撮ることの意味合い、意義はあるだろうか?と懐疑的になっている。写真の置かれている場所・期待・求められているものが根底から変わってしまったのかもしれないと思っている。
それでも、もう一年白黒フィルムで遊んでみるつもりでいる。

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