師走 忙しい。
サボっていた付けが来たようだ。
今年撮った写真は今年中に整理しようと思ったが、果たせない。
池上本門寺まで散歩したとき撮影したもの。
コメントなし。











使用したカメラ KievⅡ 1951年製 (ツアイス工場をキエフに移築してできたクーロン・カメラ)
レンズ Sonnar T 50mm F:1.5 1939年製 戦前の、極めて初期のTコートレンズ
フィルム Rollei Retro400S レトロというがポリエステルベースが使われている。最新の技術でしょう。おそらくアグファの技術だと推察。
カメラ・マン 使い古しの老人(日本製) 生産された時期は、レンズより新しく、カメラよりは古い。
撮影者を除き、全てドイツ発祥の技術で撮られています。
さあ 来年 何を撮(盗)ろうか??
スポンサーサイト
- 2016/12/31(土) 14:11:49|
- 散歩
-
| トラックバック:0
-
| コメント:0
7月 Tri-Xフィルムを使い切った。(実際は 100フィート缶をもう一缶 冷蔵庫に保管しているが)
8月より Retro400Sフィルムに切り替えた。
最初は Tri-Xで使っていた現像液で現像していたが、
調子のよい濃度になるよう現像時間を調製すると、
余りにも現像時間が長くなる。
たまに 現像するなら それでもいいが、
常用するのであれば、使い勝手の良いよう組成を調整すべきだろうと
9月から Retro400S用の現像液組成の検討に入った。
すぐに 組成は決定し、使い始めたら、思いもよらない欠陥が見つかる。
化学者としての研究者魂に火がついてしまったのだろう。
現像液開発にのめりこんでしまった。
家に研究機器、分析機器は全くないが、
それでも 上皿天秤、簡易pHメーター、簡易電導度計、滴定用ビューレット、数種類のpH指示薬は持っている。
現像液を調整するための、メトールやハイドロキノン、亜硫酸ソーダなどの薬品もある。
それに化学薬品の取り扱いは元プロ、できないはずはないと、その欠陥を解決すべく 闘志を燃やしてしまった。
どうにか解決のめどが立ったのは1か月後、しかし、かなり定性的、メカニズムに立ち入り、検討するには、資金不足。
会社/大学等の研究所の分析機器、研究機器が使えれば・・・・
それでも どうにか趣味で使う分には十分な現像液組成を掴んだと思う。
来年は 趣味の写真撮影の方に戻ろうかと思っている。
テスト撮影に追われ あまりたいした撮影はしていない。
もうすぐ新年を迎える。写真撮影の時間も無くなった。
妻からは、部屋の掃除を 仰せつかっている。
つい最近のテスト撮影のなかから 面白そうなのを2枚選んでみた。

10日ほど前に撮影したもの。
近くの公園の大きな柳の木。
葉は大分落ちてしまったが、まだ少し残っている。
日は地平線近くに達し、葉の部分だけを明るく照らしていた。
露光は小生の「思い込み」で決めている。
冬の日 空の輝きは減っている。空を基準にすればISO:400のフィルム、
f:5.6で1/500秒だろう。
しかしそれでは葉の輝きは空の明るさに溶け込みハッキリとはしない。
ここはフィルターでコントラスト(空の明るさを落とす)を付けるべき。
ポケットの中を探すとR2フィルターがあった。
以前はR60 (600nmカット)フィルターを使用していた。
落として壊したので、2年ほど前 購入したもの。
今あたらめて白黒フィルムを使う人はいないので、
白黒用フィルターの種類は減ってきている。
添付の資料もかなり素っ気ないもの。分光特性のグラフもついていなかった。
2の数字は2絞り分暗くなるという意味らしい。おそらく昔のR60と同等品だと思う。
2段シャッター速度を落とすと、f:5.6/125秒 kieVⅡには 1/125秒がないので 1/100秒となる。
しかしそれでは柳の幹の部分が黒く潰れてしまう。 そこで更に一段速度を落とし、f:5.6/50秒でシャッターを切った。

柳の撮影から約30分後、西大井の駅近くを歩いていた。ほぼ日没。
新幹線は上下線合わせれば5分に一回は通過していく。
来るタイミングを待つ。
シルエットで撮るなら f:8/500秒 それでは地上は黒く潰れる。
一絞り開けて撮影した。
2絞り開けて撮影したほうが良かったかと・・・・反省している。
f:4でとっても、白飽和は防げただろう。
今 銀塩モノクロフィルムを使う人は少なくなってきている。
ほんの少人の、物好きの遊びかもしれない。
サーフィンすると 同好の士のブログにぶつかることがある。
人によるが、カメラ レンズ フィルム程度の情報を開示している人もいるが、
多くは、カメラとレンズだけ、フィルムで撮った言いながら 何も記載しない人もいる。
昔、カメラ雑誌を読むと、アマのコンテスト入選作には、
カメラ、レンズ、フィルム、シャッター速度、絞値などが 必ず記載されていた。
小生は、そのデーターを基にして撮影の勉強をした覚えがある。
入選作の光を読み、ピントをどこに合わせているか、どの位置から撮ったかを推察し、
絞、シャッター速度を覚えていった。
役に立ったなぁと思う。
だから、小生もなるべく撮影データーは公開する。
フィルターもストロボの使用の有無も記載する。
(フィルターの記載がない場合 レンズ保護にUVをつけていることが多い)
フィルムでモノトーン撮影を楽しんでいる方は、
銀塩フィルムへの思い入れが深く、熟達者揃い。
せめて、先人の残してくれた伝統に戻り、
撮影データを記載してほしいと思う。
これどんなレンズで どんな露光で撮ったのだろう・・・・
参考にしたいと思う写真に出くわすと、いつも思っています。
- 2016/12/30(金) 13:19:46|
- 散歩
-
| トラックバック:0
-
| コメント:0
原美術館で 篠山紀信の写真展「快楽の館」展が開催されているという。
紹介する記事が 日本経済新聞の夕刊に載っていた。
毎日新聞の夕刊にもあった。
おそらく各メディアは必ず取り上げ、話題にするだろう。
マスコミの使い方の上手な人だから・・・・
原美術館は 散歩コースに入っている。
一度見てみるかという気にさせられていた。
1960年代から1970年代 日本の写真界は活気に溢れていた。
戦後の貧しい生活から大量消費の時代に入り、
週刊誌が増え、掲載する写真の需要はうなぎのぼり、
また、広告に使う美しい写真の需要が増える。
すこし背伸びすれば、最新の一眼レフカメラを手にすることができる。
手にした瞬間、「俺は、カメラマン。」と宣言すれば
カメラマンになれるのだという雰囲気があった。
写真家の仕事は増え、仕事の予算額も増える。
マスコミの寵児になれば、かなり派手な生活ができるらしい・・・
この時期、優秀な写真家がたくさん輩出している。
玉石混合、いかがわしい人も、真摯な人もいた。
実際、この時代 カメラマンになった人の中には
「有名になるなら、カメラでなくてもよかった。
なんでもいいんだよ。 カメラのほうが手っ取り早いと思っただけ。」
と豪語するカメラマンも現れた。
話題性のある人のヌード写真をとり、
しばらくは、マスコミ受けする話題を提供していた。
その点は 成功だっただろう。
「文化人」風を装い、テレビに出演していたが、
次第に飽きられ80年代になると消えていった。
篠山紀信は どんな写真家なのだろう。
1965年から10年間、比較的熱心に写真雑誌を見ていた。
篠山紀信の写真もたくさん見ているはずなのだが、あまり記憶に残っていない。

この写真を見たとき 違和感を感じていた。
これビル・ブラントの真似じゃないの??

しかし、広告写真風だなぁ~~。
ビル・ブラントが何故「Distination/(Perspective)」という視点にたどり着いたのか、
その本質なところを(コンセプト)を無視し、画面効果を利用しているだけではないか?
ビル・ブラントという写真家が好きな小生としては・・・・・
他の写真家の影響を受けることはある。
うけて それを自分の作品に生かせばいい。
しかしプロなんだもの、二番煎じにならないよう細心の注意は必要。
真似はアマチュアの上達手段、アマには許されても、
プロにはふさわしくない。
プロがプロの真似!?そんなこと ありえない。
ビルブラントの発見した美しさ「Distination/(Perspective)」を
更に発展させていたら、さすがプロと認めたのに・・・
当時篠山紀信は期待の新人写真家でした。
折角、上手い写真家と周囲から期待されていたのに、裏切られた気持ちがあった。

当時 日本にはビルブラントの作品 あまり知られていなかったのかもしれません。
でも 戦前から活躍するイギリスを代表する写真家。
小生の好きな写真家の一人。
理性的/知性的で、写真で思考するような視点を感じている。

若い時は マンレイの下で働いていたこともあったようだ。
社会派的な重いテーマを撮っていたが、戦後は少しシュール感を漂わせたヌード写真を撮っている。
ビルブラントの発見したこの視点は「Perspetive of Nude」という写真集にまとめられて1961年出版されたという。
それらの写真集の影響を 当時の写真家も受けたのだろうが・・・・
技術的な真似ではねぇ・・・・
同時期、コマーシャル、ヌード写真で活躍した中村 正也も
「Distination」視覚効果を取り入れた作品を発表しているが、
エレガントに使いこなし さすが「中村 正也」風だなぁと納得できる作品だった。
小生の心に残るのは中村正也の作品のほう、篠山紀信の作品は記憶に微かに残るだけ。
篠山紀信の名が有名になるのは1980年以降、
若者向けの少々過激な雑誌に「激写」なる名前で
ヌード写真を発表するようになってからではないだろうか?
話題つくりのうまい人だと思う。
誰が見たいと思っているか?
どういう写真なら話題になり、財布の口が開くかを 見極める才能がある。
有名な美少女タレントの宮沢 りえや、
美人女優の樋口可南子のヌード写真集で一躍 時の人になったようだ。

これが 「快楽の館」? 子供だましのよう。
等身大に拡大した写真なら、もううんざりするほど見ている。
等身大以上のモデルの写真が 駅の看板、デパートのショーウインドウに 飾られている。

表情、しぐさ、肉体のどこに 「快楽の館」を感じるのだろうか?

高い入場料を払い 「快楽の館」に入ったが、
マヌカンの服を脱がせただけに等しい女性のヌード写真が展示されているだけ。
今の時代、等身大に引き伸ばされた若い女性のヌードを
金を払ってまで見たがる人が、どれだけいるだろう?
無表情で、退屈なポーズの女性のどこに 「快楽の館」を感じなければいけないのか?
これが 氏のいう「写真力」なのかなぁ。
小生鈍いから~~良さが判らない~それとも、宣伝にうまく載せられたか~~~
同じ金を使うなら、妻と観た「シンゴジラ」の映画のほうが楽しめた。



ショーウインドウに飾られた、これらの写真のほうが目を引き(attractive) 思わず中に入りたい衝動に駆られる。
こちらの方が、「快楽の館」の香りがする。
もしかして、この広告写真を撮影したのも篠山紀信?
- 2016/12/28(水) 12:25:32|
- 読み解く写真、心に残る写真を・・・
-
| トラックバック:0
-
| コメント:0
夜の撮影に挑戦。
露出計を内蔵しているカメラを調べた。
ISO:1600に設定したところ 測定限界はf:4で1/30秒だった。
それより暗いと露光計の針は動かなかった。
明るい繁華街、華の銀座なら露光計に頼ってもOKでしょう。
それより暗い所の撮影となると、手持ちカメラの露出計に頼るわけには行かない。
ここは経験を積むより致し方なしと、
Nikon SP にコシナ製 SC-Skopar 21mm F:4をつけて夜の街にでた。
夜の戸越銀座の繁華街は、f:2.8/30秒~f:4/30秒で撮影できますが、
ちょっと横道にそれたら、露光計は動かない。
戸越銀座通りの明るさを思い浮かべ・・・何段 露光を増やせばいいか?
勘と経験で エイャと決めて撮影。

21mmの超広角レンズ選んだのは、
街並みをハッキリと撮りたかったことと、
スローシャッターになっても手振れが誤魔化せる(目立たない)ことにある。

近場の繁華街 五反田に向かった。
f:4/30秒でも撮影してみた。
電灯のあるところは綺麗に撮れているが、
暗い所は潰れてしまい「足のない」画像になる。
この辺りがフィルムの弱点だろう。
デジタルなら暗い所でも、感度は直線的に記録できるが、フィルムは急激に感度は低下してしまう。
銀塩は、白飽和には強いので、少し多めに露光して撮影したほうが良いようだ。

五反田駅前。
それほど光が豊ではない。
しかし、これならF:2の明るいレンズで1/30秒が切れる。
壁に背をもたれかかる女性、50mmあるいは85mm F:2のレンズでスナップしたら・・・・雰囲気あるカットになるかも。

(Ⅰ)現像液 現像時間を延長しても「被り(かぶり)」はほとんど起きない。
現像時間を延長しても銀塩濃度の高い部分は抑制気味になるので、現像は押すことができる。
上の写真をトリミングしピクセル等倍にしてみた。
押しても銀塩、粗粒になっていない。

これなら使える。
しかし、「夜の街の光」 読むのが難しい。
もう少し 経験を積まないと・・・

21mmの広角レンズ 1/8秒までなら手持ちで撮影できそう。
しかし 1/2秒となると鉄柵に肘を固定し撮らないと無理だった。
21mm F:2の明るいレンズなら 1/8秒は切れる。
そんなレンズ、あったとしても高価だろうなぁ。
三脚とか一脚の使用考えないとNight walk in Tokyoの撮影は難しいかも。
----------------------------------
三脚を使って 天王洲アイルの夜景や、戸越公園の夜桜を撮影したことがある。
その時の経験では ISO:400フィルムで f:8×8秒が標準だった。
シャッター速度が遅くなると、フィルムは相反則不軌の現象を起こすので、
暗い夜桜の撮影では15秒、30秒、1分とシャッター速度を変えて撮影したのを覚えている。
東急 池上線の五反田駅の撮影ではf:4/2秒でトーンの美しい夜景を捉えることができた。
(f:4/8秒では 暗い部分のディテールはでなかった。)
ISO:400なら f:4×2秒となる。
これはf:8×8秒と同じ。
ようやく 夜景の経験値とつながった。
- 2016/12/25(日) 10:32:34|
- Night walk in Tokyo
-
| トラックバック:0
-
| コメント:0
今年中に 増感現像の決着をつけたいので、テスト撮影を行っている。
現像時間を延長して4倍増感現像できないか、試しているだけとも言える。
4倍現像は 通常 基準の現像時間を二倍掛ければ達成できる。
(Ⅰ)液も 同様 2倍の現像時間かければ4倍増感のネガ濃度に達した。

露光を決めるのは いつもは小生の気まぐれで決めているが、
テストである以上、小生の勘ではなんのエビデンスにもならない。
そこで 露光計が内蔵されているNikomart FTnを使用した。
カメラの露光をISO:1600に設定し、カメラが決めてくれた露光で撮影している。
露光に 小生の思い込みは入りません。
ネガの印象は、少し硬いか? グラデーションが少し悪くなっている。

暗部 潰れて欲しくない。

これは いいと思う。

もう少し 階調性が豊だったらいいのに・・・・

これは 問題なし。ISO:1600でも使えるでしょう。
焦点は中央のマイクロプリズムでなく、
構図を決めたまま、カメラを動かさずマット面でピントを合わせました。
勿論 ターゲットは 右の女性です。
こんな芸当は一眼レフだからできる。レンジファインダーでは無理です。

ISO:1600 四倍増感のメリットは、シャッター速度を上げることができる点にあるのだろう。
手振れを意識しないで撮影できるのは確かにアトラクティブ。
しかし、暗部のディティールは失いやすい。
この点は悩ましい。
今年中に 4倍増感のテスト撮影を終了しておきたい。
来年は 違った挑戦をしてみたいから。
- 2016/12/23(金) 20:30:39|
- 写真の技法
-
| トラックバック:0
-
| コメント:0
硬調に仕上がる(Ⅳb)現像で増感現像を試みたが ISO:800 二倍現像が限界だった。
現像時間を更に延長し、高感度現像をと、テストしたが、
硬いネガになり、特殊な効果を狙うならいいのでしょうが・・・・
それを生かすカメラアイは、小生にないからなぁと、追及を断念。
中庸からやや軟調な(Ⅰ)現像液でも、現像時間を長くとれば
階調性をそれほど損うことなく、比較的綺麗なネガを得ることができた。
いろいろ頑張ったが ISO:1600が限界。
それ以上を望むなら、フィルムを替えるべきでしょう。

一式カメラには 追尾式の露光計が内蔵されている。
露光の過不足は 赤で+と-の警告サインが、
そして適正の時は緑に塗り潰された〇の記号が出る。
決して見やすいサインではないが、
今回は その指示に従ってみた。
f:16で1/2000秒だと一式カメラは告げる。半信半疑。
冬の午後 3時を過ぎている。
夏のピーカンの日ならありだが、今の時期なら f:11かf:8で1/2000秒だろうと思った。
いつもの散歩の時なら 迷わずf:8/2000秒を選んでいる。
陰の部分は少し潰れて、小生の好みではないが、やはり適正露光でしょう。(さすが 露光計 勘に頼るよりいい)

ネガは1400万画素相当で取り込んでいる。
中央左のクレーンの部分を拡大してみた。
ISO:100程度のフィルムにくらべ、銀粒子が荒く出ているが、解像度はしっかりと出ている。
4つ切り程度なら 銀粒子のざらつきもそれほど気にならないだろう。

ISO:1600まで増感しているので、階調性は少し犠牲になる。

それでも いかにも増感しましたというようなトーンになっていない。

使えないことないが、増感のメリットを生かすとしたら、動きのある被写体を撮ることかも。
暗い夜の撮影に 増感現像が向いているのかどうか・・・・少々疑問に感じている。
フィルムにはフィルムの限界がある。
限界を知って 賢くつかうこと それが肝要だろう。
今年も 少なくなったが、もうすこし 増感現像に拘ってみるつもり。
それも今年まで。
来年は、テクニカルな技巧を離れ、撮影に専念しようと思う。
-------------------------------------------
P.S 訂正
使用したレンズはソ連邦1964年製インダスター50 ライカ・スクリュウマウント用です。
Indudter-50とスペルミスしました。 英語表記でInduster-50です。
テッサータイプの4枚レンズ。
濃いブルーのコーテングが施されています。
固定鏡と沈胴(Crushable)の二種類があり、使っているのは沈胴タイプ。
共産主義ノルマの時代の製品。
ノルマ優先で、品質は良くないと思われがちだが、
ロシア人も 写真好きが多いようで、意外としっかりしたレンズを作っています。
テッサーやエルマーと遜色ない描写力があると思っています。
使う、使わないは 個人の考え。
ライカのエルマーで撮りましたとか、
ツアイスのテッサーで撮りました、と言ったほうが格好がいい。
それだけで、上手な写真という先入観を持ってもらえるかも しれません。
- 2016/12/22(木) 12:41:48|
- 写真の技法
-
| トラックバック:0
-
| コメント:0
夜の長い季節になった。
散歩に出ると すぐに陽は暮れてしまう。

大崎駅についたとき 辺りは暗くなっていた。
駅前をスローシャッターで、撮影してみた。

手持ちでシャッターを切る。
歩く人のぶれ方(流れ)とカメラのブレ具合(小生の撮影スキル)を知っておきたいので、
1/10秒と1/5秒の二水準で 数枚撮影した。

1/10秒なら50%くらいの確率で背景のブレを感じさせない写真が撮れたが、
1/5秒は ほとんど失敗。
1/25秒なら カメラブレなく撮れそうだが、そうすると人の動きが中途半端。
やはり 夜景の撮影には三脚が必要か?
現像液は(Ⅳ)の系統を使い増感現像を試みているが、
ISO:1600まで上げると階調性が乏しい写真になる。
ISO:800相当で打ち切っている。
ISO:1600 相当の現像が可能か、他の現像液でテスト中。
今年中には 決着つけたい。
来年は Retro400Sフィルムをメインに使う予定。
- 2016/12/21(水) 17:56:35|
- Night walk in Tokyo
-
| トラックバック:0
-
| コメント:0
武蔵小山商店街を抜け、林試の森公園を散策、
目黒不動にでて、桐ケ谷道から戸越の里に戻るのも
小生の散歩コースの一つ。
桐ケ谷を歩いているとき、日没を迎えていた。

見上げると飛行機が飛んでいた。
つい最近、羽田からの発着便の増便があり、新たな空路が設定されたという。
数ヶ月前、そのような説明のパンフレットが各家庭に配布されていた。
開くと、白地図の上に空路が引かれていたが、
どの上空を飛ぶのかイメージしやすいランドマークになるものは、一切記載されていない。
添付の説明文は懇切丁寧、防音のための措置がしっかりなされているので・・・・
不都合は隠したいが、情報公開は世の流れ、クレームが来た時の 言い逃れのような冊子だった。
白地図と家にある地図をじっと見つめ比較した。
飛行機は、品川区役所上空、下神明あたりを飛ぶようだ。
我が家から1kmくらい離れているので問題なし。
低空を飛ぶ大田区では、影響受ける人がでるかもしれないが・・・・
飛行機は、大崎の上空で左旋回し
目黒川沿いを飛んできたようだ。
こんなところを飛ぶようになったのかと思う。
役所からの知らせがなかったら、気にも止めていなかっただろう。
高いところを飛んでいるので、飛行機のエンジン音すら聞こえて来ない。
「アッ 飛行機が飛んでいる」くらいの 日常的な反応。
写真に撮ってみようとは 思わなかったかも。

桐ケ谷斎場の所で右の折れ、細い横道に入り長慶寺へ。
山門の屋根を黒くシルエットで抜き、
雲と空のコントラストを美しく撮るのが定番の撮り方なのだろうが・・・・
それが嫌だ。
屋根瓦のディテールを僅かでも残したい・・・・これは、小生の性分です。

横道を抜けると星薬科大学にぶつかる。
空に「虫」のようなものが写っていますが、あれはヘリコプターです。
ここまで来ると、戸越銀座の商店街は近い。
現像は(Ⅳb)液を使った。
(Ⅰ)液とは少し違うトーンになっている。
輪郭に少しエッジがかかっているのが わかりますか?
- 2016/12/19(月) 12:10:22|
- 散歩
-
| トラックバック:0
-
| コメント:0
人に認められたい、自惚れたい、と思うのは 人の心の底に潜む本性。
少数の人しか手の出せない高価なカメラに手が伸びる。
ライカを首から下げた人を見たら、一目置いた。
羨望の眼で見つめたもの。当人も誇らしげ。
ライカでなくとも、50年ほど前
多くのプロが使っていたNikon Fは 魔法のカメラに思えた。
手に入れさえすれば、「凄い写真」が撮れると 思い込んでいた。
無理して買ったが、さあどうする?
プロ並みの写真は無理。
カメラの操作に習熟し、
適正に露光を与え、
適正に現像し、
適正に焼き付けるという、
基本的な技能・技法を獲得し、
初めて その出発点に立てる。
その上にカメラ・アイが成り立っていることに気づく。
デジタルになり
誰もがシャッターを押しさえすれば、
綺麗な写真(画質のクオリティの高い)を 容易に撮ることができる。
今は 技能・技法の習得の手間は省ける。ほとんどバリアフリーとなった。
すぐに出発点に立てる。
「カメラ・アイ」が ますます重要なポイントになってきたはずだが・・・・
この頃の写真、面白くない。
プロの作品を手本にした写真ばかり。(プロも 似たり寄ったりの写真を量産しているが)
どこに この人の「カメラ・アイ」がある?とおもう写真ばかり。
上手いけど 面白くない。
カメラ・アイ、 小生にはないかも。
でも フィルム・アイ というのが あってもいい。
この2ヶ月、Retro400Sフィルムと格闘して・・・ようやく そのことに気が付いた。

ソラリゼーション現像した。
画質は荒い銀粒子が出たようになる。
クオリティが高いかと問われると、首を振らざるをえない。
デジタルで撮って、レタッチソフトで細工したほうが
質の高い「ソラリゼーション風」写真を「仕立てる/作る」ことはできるでしょう。
しかし、ここまで やってきたので フィルムに拘っています。
「シュールでしょう。」 「これが フィルム・アイ」だと。

マンレイのソラリゼーション技法とは違い、これは二段現像し、ソラリゼーション風効果を狙った現像手法。
「化学ソラリゼーション」と 個人的に命名しました。
既に 先人が この技法を発見し、使っているかも分かりせん。
先行文献/記事 探していますが・・・・まだ見つかりません。 オリジナルかなぁ??
- 2016/12/17(土) 12:26:45|
- 写真の技法
-
| トラックバック:0
-
| コメント:0
80年前 すでに今日でも通用するレンズが製造されていた。
フィルム技術の発展が大きいのだろう。
今日になっても 充分な描写力を発揮している。

4時半ごろ陽は沈み、急速に暗くなる。
街の灯に 電話する女性の姿が 浮かび上がっていた。
80年前だったら、三脚を立て スローシャッターを切らないと撮影できない場面。
増感現像することを前提(ISO:800)に、1/50秒でシャッターを切った。
光のバランスが よかったのだろう、ト-ンのよいネガを得た。
粒子のざらつきも目立たない。
撮影したのは5時ごろだった。
花の金曜日、旦那さんと待ち合わせ、どこかで一緒に夕食を という所だろう。
羨ましい。
40年前の妻の姿を 思い浮かべていた・・・・
こんな待ち合わせしたことあっただろうか?
一度くらい こんな待ち合わせ しておくべきだったと思う。
断りもなく 撮ってしまいました。
しかし、小生の心に残る一枚の写真になりました。
お許しください。
- 2016/12/15(木) 11:59:35|
- Street Photograph
-
| トラックバック:0
-
| コメント:0
人間とは面妖なもので、時として変なことをしてしまう。
人に認められたい、
自惚れたい、
一目置かれたいという 気持ちが渦巻いているのだろう。
ソラリゼーションをしてみようと思ったのは何故だろう?
既にマイ・レイが発見し、その技法で、たくさんの作品を作っている。
しかし、ネットサーフィンすると 難しい技法だということになっている。
難しい技法だと喧伝する人の鼻を開かせたいと・・・・
これ、小生の虚栄心??
マン・レイがソラリゼーション技法を開発したのは1930年台、
それから、80年以上の月日が経っている。
化学を勉強してきた者なら、
ソラリゼーションを決める要素が何かは想像がつく。
現像の途中で光を当て、現像を更に進めるので、ネガに一種の被りを生じる。
フィルム全面が黒化した失敗ネガを作る可能性もある。
要はいつ前現像を中断し光に晒すのか、それから どれだけ後現像すればいいかを 知ればいいだけ。
実験のマトリックスを作り、その実験計画に沿って テストピースを作ればいいだけ。
一日、二日の実験で、ソラリゼーションに最適な範囲は特定できる。

ソラリゼーション現像で面白いのはトーンの一部が反転したもの。
ネガで取り込もうが、ポジで取り込もうが、不思議なトーンになる。
それを如何に表現に生かすかというセンス(切り取り方)のほうが重要だろう。

これは「4」のコマをポジで取り込んだもの。

これは、「5」をネガとして取り込んだもの。(通常の写真と同じ)
ネットで「ソラリゼーション現像」というタームを入れて検索すると、色々なサイトをヒットする。
中には あれあれ と思うサイト(記事)も見る。
印画紙を使ったソラリゼーション現像をした経験はあるようだが、
「こうに違いない」と確信してしまったのだろう、ブログの内容には、首をかしげざるをえない。
確信は嘘より危険な真理の敵
不確かなことも100回言えば、本当のことと信じてくれるとおもうのか?
マンレイのソラリゼーションもネガではなく、印画紙のソラリゼーションが主だと、主張している。
印画紙を用いたソラリゼーションでは 画像はローキーになり勝ちだが、
マン・レイはハイキーの作品を発表している。
違うのではないの?
マンレイは、自身の技法に関し一言も話さなかったはず。
何かそうだと言える「エビデンス(証拠)」あって 言っているのだろうか?
この人、上から目線、ソラリゼーション現像をする人を「暗室モグラ」呼ばわり。
ちょっとカチンときますねぇ。
偉そうに語りたいのが心情。わかるが、見苦しい。
エビデンスのない発言は・・・・控えるべきだと思う。
「フィルムでやりたいという暇な人は、ソラリなんてけち臭い事言わずに、是非ネガ反転の方法を考えて暇つぶししてくださいな。白黒のポジを作るんですよ~。」など発言している。
(白黒ポジの)反転現像は、すでに1938年 Forschritte der Photographie という雑誌の,(1938),152 に記載されている。
(孫引きです 写真化学 菊池真一 7章 Pge100 :共立出版に記載されています)
解決済みの事項です。
印画紙に焼き付けるのは費用が掛かると、
昔、ポジ現像(ネガ反転)し幻灯機(スライドプロジェクター)で写真を楽しんでいる人もいました。
(グログを書いた人、知らないのだろう)
人間とは面妖なもので、時として変なことをしてしまう。
人に認められたくて、上から目線で書いたのだろうが、
自分の無知を曝け出しているだけなのでは・・・・。

これは 同じ日 フィルムを交換し撮影したもの。普通の現像をしています。
ソラリゼーションする、しないは、撮影者の選択、難しい易しいではなく 写真表現の一つだと、思っています。
- 2016/12/14(水) 19:15:45|
- 写真の技法
-
| トラックバック:0
-
| コメント:0
冬の陽はすぐに落ち、4時半を過ぎると、空は夜へと変化していた。
キエフ・カメラを肩にかけ、四ツ谷から新宿駅めがけ歩いていた。
カメラには1936年製のツアイス、ゾナー50mm F:1.5 ノンコートレンズを付けている。
ブラッサイが 夜のパリを撮影したころ製造されたレンズである。
Night in Tokyo の始まり(テスト)には、
フレアーのかかりやすい このレンズと
Retro400Sフィルムの組み合わせが、最適だろうと思った。

絞は開放F:1.5に固定、シャッター速度も1/50秒に固定した。
そして、ISO:800相当の増感現像を行っている。

被写界深度が浅いので、置きピン(目測)ではピントを外す。
ファインダーを覗きピントを合わせるのだが、
暗くて合わせづらい。
撮影に数秒はかかる。
暗さが そんなもたもたした撮影者の愚かな所作を隠してくれる。

レンズのコントラストが低いので眠い感じになる。(増感現像でコントラストを上げるようにしたのだが・・・)
最新のデジタル一眼なら、もっとすっきりと、夜景を捉えることができるだろうが、
(クオリティーが高い写真と自慢されてしまう)
デジタル写真と張り合うつもりはない。
これも、フィルム写真の「味」だと・・・抗弁しておこう。

はっきり写り過ぎるのも、人の想像力を掻き立てないので、問題だと思うのですが・・・如何でしょう?
- 2016/12/12(月) 09:45:46|
- Night walk in Tokyo
-
| トラックバック:0
-
| コメント:0
まだ、新橋には昭和の香(かおり)が残っている。

烏森口の駅前宝くじ売り場に、年末のラッキーチャンスを願う人の列ができていた。
足早に通り過ぎる人も、平成28年の人間だが、
なぜか懐かしい昭和の「かおり」が残っている。

駅前から3分も歩き、ちょっと横丁に入ると、昔の新橋の家屋が残っていた。

ガード下は今、再開発が続いているが、まだ、この辺りは「昭和」でしょう。

新橋から有楽町まで一駅散歩。
起承転結を意識して、写真を選び、並べてみました。
- 2016/12/08(木) 23:08:07|
- 都会の景観 Tokyo
-
| トラックバック:0
-
| コメント:0
新橋から有楽町まで 一駅散歩。
途中、日比谷公園で、撮影したもの。

短く切ったフィルムを詰め、撮影した。
Retro400Sフィルムのソラリゼーション現像条件はほぼ掴んだので、
帰宅すると、直ちにそのテスト現像をした。
15コマ撮った中の一枚。
撮影はストレートだが、現像は少々込み入っている。
町のラボ(写真屋DPE)に頼んでも、受けてくれるとことはないだろう。
失敗しても 全ては自己責任(当たりまえか)
こういう写真は「作った写真」と呼ばれるべきかもしれない。
このごろは、レタッチソフトのアプリケーションに、
ソラリゼーション処理も入っているらしい。
その機能を使い、デジタルで撮り、デジタル処理したほうが、画質(Quality)は高いだろう。
「これは、デジタル写真の亜流ですね。」と
言われても致しかたないか。
もっとも ソラリゼーションという技法は、
シュールレアリズム運動が盛んだった戦前、流行ったもの。
このごろは忘れ去られた写真表現。
今となったら、「作った」写真と分類されても、どうということもないけど。
----------------------------------------
日比谷公園で見つけた銀杏とイロハ紅葉を 撮ってみました。
カラーで撮ったほうが、直接的で綺麗でしょうが、
偏屈な老人、白黒フィルムに拘っています。
- 2016/12/07(水) 18:30:16|
- 樹、草、花
-
| トラックバック:0
-
| コメント:0
絞開放でも中心部分はそれなりの解像度をもっているが、
細かな擦り傷のためフレアーがかかりコントラストは低下し、
軟焦点レンズに似た味わいがでる。
今回 黄昏(たそかれ)の散歩で撮影した中で
一番と思った一枚。

暗いので 開放絞り f:2を使用した。
勿論 ソフトフォーカス風効果を狙っている。
このレンズ、絞るほど レンズのコントラストは上がり、
滲んだような効果はなくなっていく。
できればf:8以上に絞りたい。
f:22まで(最少絞り)絞れば、
順光ならそれほど違和感のない撮影ができる。
逆光で使うと、光の強く当たったエッジに滲みがでて、
それも時には面白い効果を生む。
「傷だらけのゾナー」に使われているのか?
「傷だらけのゾナー」を使っているのか?
いまだ、「傷だらけのゾナー」に使われているような感覚を持っている。
- 2016/12/05(月) 17:35:21|
- オールドレンズの密かな楽しみ
-
| トラックバック:0
-
| コメント:0
たそがれ(黄昏)とは面白い言葉だなぁと思う。
古くは たそかれ と読んでいた。
「誰(た)そ、彼は?」が 語源。
夕刻 暗くなりかけたとき
人影を見、 「あれは誰? (彼は)私の思う人か・・・」
と心をときめかしたのだろう。
王朝の女御の世界から日本人の情緒が育まれて来たのか・・・
古い言葉には語感まとわりつき、精霊が宿る。
「はかなし」という言葉もそうだった・・・・
古いレンズに どんな歴史の精霊が宿るのか?
夕方の散歩に「傷だらけのゾナー」を連れだしていた。

空を基準にしたらf:8/250秒だろう。
水飲み場の子供の表情を潰したくなかったので二絞り分増やした。

二葉町から二国(第二京浜国道)を超え中延商店街へ入る。
解像度は充分あるレンズだが、コントラストが不足していたので、
Photo Shopで少しコントラストをいじってみました。

明るい電燈の光に フレアがかかるが、
解像度はそれなりにあり、文字は判読できます。

中延から戸越銀座へ抜ける途中。池上線が地中に埋められできた公園。
これも 地上の子供基準で 露光を決めました。

戸越銀座の商店街へでる。
思わず、中で温まっていこうか?という気分にさせてくれる。
昭和レトロ調を狙った店ができていた。

今頃はやりだした、立ち飲みに近い店もある。
戸越銀座も 変わってきた。
「傷だらけのゾナー」 描写力は不足している。
でも、この不完全な描写力に満足する自分もいる。
最新の高価なレンズでは この撮影無理だっただろう。
黄昏時の雰囲気を醸してくれる力が、「傷だらけのゾナー」にあると、思っている。
- 2016/12/05(月) 13:00:04|
- Night walk in Tokyo
-
| トラックバック:0
-
| コメント:0
何を思っていたのか、今となっては不明だが(それだけボケが進行)
数年前、ヤオフクに入り古いゾナーレンズを落札していた。
古いゾナーレンズなら、沢山持っている、なんで今更??
落札したのはジャンク品扱いのF:2ゾナー。
その割には高価だった。
手にしてみると、1933年製 ツアイスのゾナー。
初期タイプなので ContaxⅠ(通称 ブラック・コンタックス)用だろう。
前玉のレンズは摺ガラス状態。細かな埃で汚れている。
ノンコートだし平気だろうと、メガネの洗浄に使っている超音波洗浄機で、
少量の洗剤を入れ洗浄し、蒸留水でゆすぎ、自然乾燥する。
しかし、擦り傷までは治らない。
さてどうしたものかと思案。
結局 百円ショップで 透明のマニュキュアを買い、
酢酸エチルに一滴溶かし、(マニュキュア落としの液も 臭いは似ていました)
溶かした液を、スポイトで、レンズにポタリ。
均一に塗布するよう 手早く回転しながら 乾燥する。(すぐ乾きます)
2度、3度繰り返すと、傷も見えなくなる。
それ以来 このレンズを「傷だらけのゾナー」と呼んでいます。
マニュキュアで厚化粧したところで、内部の擦りきずがなくなったわけではない。
撮ると 画像は滲み、昔懐かしいようなテーストに仕上がります。
久しぶりにKievⅡ(ContaxⅡのクーロン・カメラ)につけて撮影した。

秋を感じる写真が撮れないかと、近くの戸越八幡神社へ。
銀杏は紅葉していた。
このレンズ 解像度は高いが、コントラストは低く(細かな擦り傷のため)、
対象によっては ぼんやりとした/フレヤーのかかったような写真になりがち。
狛犬に葉の一枚でも乗っかっていればいいのですが・・・

本殿の前に、菊の花が飾られていた。
「傷だらけのゾナー」だと、白くボーと滲んだ感じの菊の花になる。
最新の高価なデジタル・レンズでは出せない味だと思います。

紅葉した葉を撮ったつもりですが・・・・白黒なのでこれが限界でしょう。
イロハ紅葉が 目に眩しかった。
- 2016/12/04(日) 18:57:58|
- 散歩
-
| トラックバック:0
-
| コメント:0
4時半ごろ 陽は沈む。
武蔵小山商店街に出たところで、暗くなってしまった。
まだ、カメラには少しフィルムが残っている。
ここは 夜の散歩だろう・・・・f:1.5 1/60秒に固定し駅前で撮影してみた。

5時少し前、西空に少し明かりが残っている。


距離は目測で20フィートに合わせていた。
犬に注目、咄嗟の秒撮。
慌てていたのでしょう、手振れしました。
絞開放でにスナップは 難しいかも。でも、雰囲気がいい。
レンジファインダーでピントを合わせるのも、暗くなると難しくなる。
スナップするなら明るい広角レンズがいいのでしょう。

これはピントを合わせ撮影したのですが、レンズの切れ今一かなぁ。
同じJupiter-3でも、ライカマウント用より
キエフマウント用のほうが切れがいいように思いますと、
上手に撮れなかったのをカメラのせいにしている。
撮る人間のスキル不足なのですが・・・・
- 2016/12/02(金) 12:05:44|
- Night walk in Tokyo
-
| トラックバック:0
-
| コメント:0