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本当に大切なものは見えない

古いフィルム・カメラで、ありふれた身の回りを撮っています。日常の中の一瞬を捉え、読み解く写真になっていれば・・・

多摩川まで(3)     大森 ふるさとの浜辺公園にて。

大森 ふるさとの浜辺公園にて。
ふるさと886-34
遊泳禁止と言っても、おそらく 水質(大腸菌)が基準値を超えているのでしょう。
足を付けて遊ぶ程度ならOKだと思います。
小さなボラが群れとなり、波打ち際を泳いでいました。
ふるさと886-28
空はあまり変化がないのに、水面の空を撮影すると、変化に富んで 意外と面白い。
ふるさと887-6
浜辺で遊ぶのは、この親子一組だけ。
ふるさと887-7
平日の午後、時たま雲の切れ目から薄日が射す。
ふるさと887-9
ベンチに座り、ボーッと海を見つめる。
のんびりとしたときが流れていました。
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  1. 2016/09/30(金) 22:22:48|
  2. 散歩
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多摩川まで(2) 大人の昆虫採集?

平和の森公園の隣には大森ふるさとの浜辺公園が続いている。
勝島運河を埋め立てた跡にできたものだと思う。
戦争中、物資の運搬用につくられ、戦後は品川区、大田区の工場の復興に貢献したが、
運搬は船からトラックへ、再び埋め戻されたのだろう。
全ては人間の都合、「経済効率」は、錦の御旗、誰も異議は唱えられない。
海苔養殖に最適な大森の海もなくなっていた。
公園の一角に「海苔のふるさと館」がある。
ポケモン886-25
館の前には人の姿が。
自転車に乗った人、車いすの人まで一様に、下を向き、皆うつむいている。
異様な光景だなぁ・・・と思う。
ポケモン886-24
ふるさと館の展望台へ上る。
ゲームの世界とはなんだろう?
子供の時の昆虫採集みたいなものだろうか?
たくさんの人がいても、それぞれ別々。
手にしたスマホの画面を一心に見つめている。
他者とのかかわりを「うっとうしい」と感じる成人が増えてきたのだろうか?
しばらくすると、スマホの画面を見ながら、なにごともなかったように たち去っていく。
ポケモン886-23
白日夢だね、これは。
  1. 2016/09/29(木) 09:25:31|
  2. 散歩
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多摩川まで(1)

久しぶりに雨が上がったので、カメラを手に散歩に出た。
目的地は多摩川まで。
目的は Retro400Sフィルムのテスト撮影。
多摩川まで886-5
戸越公園を横切るとき撮った一枚。
階調性は、かなり豊か。細かなところまで良く写っている。
多摩川まで886-7
しかし、ザッラとした銀塩粒子が少し目立つかなぁ。
銀粒子をもう少し滑らかにする(角を丸める)よう現像液の組成を変えるべきかも。
多摩川まで886-10
レンジファインダーカメラでは、ここまでしか近づけない。
次回は、Nikon Fを使い、接写撮影してみるつもりです。
多摩川まで886-12
大田区の平和の森公園へ入る。
多摩川まで886-13
階調性重視になってしまい、黒の締りが足りない。
フィルターワークで、階調性の調整をしたほうが良いようです。
今回は、普段持ち歩かないフィルターも持参している。
なにせテスト撮影ですから。

  1. 2016/09/28(水) 18:24:58|
  2. 散歩
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雨に濡れた小さな庭

秋の長雨、ほとんど晴れた日はなかった。
雨に降りこめられ、散歩もままならない。
小人閑居して・・・と思えど、もはや悪いことを企てる気力もなくなっていた。
大分、歳をとったものだと思う。
手慰みに、Retro400Sフィルム現像をテストを行っていた。
小さな庭に雨が降っていた。
フィルムの感度特性を知ろうと、暇に任せ、撮影していた。
雨の庭885-31
坪庭のようなもの。
光は僅かに開いた雨空からの降り注いでいるだけ。
時刻は4時を過ぎていた。
ISO:400なら f:4/125秒~2.8/125秒の光だろうと推察した。
どちらを選ぶ?
白黒フィルムの露光許容度は広い。
一絞程度の違いは問題なく、最終的には、ほとんど同じ調子のプリント(焼き付け)を作ることができる。

家にいることを思い出し、入射光式の露出計を 防湿庫から持ち出し、測定してみる。
f:4/125秒を指していた。
意外と明るい、f:8なら1/25秒で適正露光になる。
ドン・ピシャリ 階調性の豊かなネガを得た。
水に濡れた材質感が良く出ている。
雨の庭885-24
Greenフィルターを セロハンテープでレンズの前に取り付けた。
家で撮影できるから可能な方法。古いテッサーにつけるフィルターは売っていない。
通常の晴れた日の撮影なら、二絞り分露光を増やす。
ContaxⅡaのシャッター速度は 1/1秒 1/2秒、1/5秒、1/10秒、1/25秒の系列になっている。
f:8/5秒の適正露光から、1/1秒まで 三水準で撮影してみた。
現像した結果は、1秒の露光でもやや露光不足であった。
晴天の光線状態とかなり異なっている。5絞くらい露光を増やす必要がある。
葉の上に落ちた水滴が、綺麗に写っていた。濡れた石の材質感もいい。
雨の庭885-25
同様にR72フィルターをつけて撮影したものは、8秒の露光をかけたものが、一番 調子よく銀粒子が載っていた。
8絞も開けている。
散歩で撮影するときは4絞り開けるのを目安にしている。
しかし、光の具合により三絞りで良いときも、5絞開けないと 不足するときもある。
R72フィルターは人間の眼に感じる光をカットし、見えない光を通している。
見えないものを見ようとする人の知性と想像力が試されているのだろう。

赤外光は、ほとんど射していない。
短波長の青い光(色温度の高い)が優勢だったのだと思う。
ローキー表現になっている。
まぁ、そのうちデジタルでも 多彩な表現ができるようになるだろうが・・・・
材質感に関し、まだデジタルは 一本調子の(綺麗に撮れてしまう)ような気がする。
  1. 2016/09/25(日) 19:05:25|
  2. 写真の技法
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ゴジラ

彼岸入りした。
妻が、お墓参りしようと言う。
そして、帰りに、「シンゴジラ」の映画が見たいという。

小学生のころ「ゴジラ」を見ている。
昭和30年ごろだったと思う。
五反田で見たか、渋谷だったか、日比谷だったか・・・今となっては思い出せない。
父親に連れられ、兄と観たのだと思う。
怖ろしいと思うと同時に魅了もされていた。
まだ、娯楽の乏しい時代、映画館はいつも満員だった。
水爆実験・・・ゴジラ・・・・生命を溶かし液体に変える(薬)爆弾。
水槽に入れた魚を溶かして見せる実験のシーンは、今でも鮮明に残っている。
もっとも、今見たら、そうだったか?と 記憶のギャップを感じてしまうかもしれないが・・・・

それもいいか、と彼岸入りした日(9月20日)白山のお寺に行く。
帰りに日比谷で降り、東宝シネマへ。
午後からあいにくの雨になったが、映画館は混んでいた。
3時半のチケットを買う。
時間待ちで、お茶でも飲もうと、向かいのシャンテへ入る。
ゴジラ885-14
三階に「シンゴジラ」の模型が飾ってあった。
ポケモンGoではないが、ここでシンゴジラ三匹捕まえた。
カメラには 戦前の 沈胴50mm F:2.8テッサー ノンコートレンズを付けていた。
暗く硬いゴジラの皮膚の材質感(ディテール)を出そうと一絞りほど多めに露光したつもりでいる。
怪獣を撮るのに階調性のなだらかに繋がったネガを作ろうとしていた。
そこに間違えがある。
ゴジラ885-17
ゴジラを表現するなら、階調性は省略してもいい。
白と黒のコントラストの美しいネガを作るべきだったろう。

常に、記憶の中にあるもののほうが、素晴らしい。
60年前のゴジラのほうが風格があると、思ってしまう。
もっと恐ろしかったと、トーンカーブを調整し、ローキーに写真を調整してみた。
ゴジラ885-17 Ⅱ
しかし、皮膚を黒く潰せない・・・・駄目ですね。
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シンゴジラ 期待外れ。
自衛隊のあり方、アメリカとの関係など、少し風刺を効かせていたが、インパクトなし。
話は荒唐無稽。
荒唐無稽でも、もしかしたら そうではないか と思わせる惹きつけがあれば、納得する。
遺伝子の話や核融合エネルギーがでるが、リアリティはない。
酸素や窒素の核融合エネルギーを使うなんて・・・・超新星爆発でもあるまいにと思ってしまう。
特写に頼り、派手な爆発シーンに終始。
脚本が練れていないと感じた。

観客は、ほとんどが成人した大人。
小生のような老人も目立つが、子供の姿は、少なかった。
60年前、映画ゴジラの観客の半数は子供だったと思う。
いまは その時の子供が もう一度 ゴジラに郷愁を感じ、見に来ているのだろうか?
今の子供の感想が聞きたいもの。
あまり話題にはならないだろうなぁ。
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ただし、映画は混んでいました。
大人には、「キャッチー」な映画なのでしょう。
  1. 2016/09/23(金) 15:47:18|
  2. その他 
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足の有るフィルム

主にTri-Xを使ってきたので、
古い写真雑誌に載っていた「足の有るフィルム」で撮ったことはない。
撮っていたとしても、意識はしていなかった。
「足がある」とは 低照度の暗い部分にも銀塩のディテールが残ることを指しているようだ。
足が切れたフィルムの先鞭をTri-Xがつけたと、木村伊兵衛は雑誌の中で述べている。
Tri-Xが盛んに使われだしたのは1960年代からだろう。
以後、フィルムはその方向へ進む。
ASA400の高感度フィルム、高感度ながら粒状性もいい。
高価なフィルムだが報道関係では絶大な支持を受けていた。
プロが使うフィルムというイメージがあった。
最初は、とても手の出ないフィルムと思っていたが、
100フィートの長巻を買って、自分で切断し、パトローネに詰めて使えば、
国産フィルムとほぼ同じになることに気づく。

時代にマッチしていたのか、それとも、マッチさせられたのか、
白と黒の対比を強調した写真が流行りだす。
ザッラとした、白黒の、「あれ、ぼけ、ぶれ」の写真が氾濫する。
そういう写真を見続け、馴らされてしまったのか、
暗い部分が黒く塗り潰されていても、あまり違和感を感じなくなっている。

銀塩フィルムは、白飽和にはかなりの耐性を示すが、
暗い部分になると、描写力は弱い。ザッラとした銀粒子が出てしまう。
デジタルは、白飽和に耐性はないが、暗い部分の描写力は優れている。
その特性を発揮したら、デジタルモノトーンで、
暗い部分のディテールが残り、かつ階調性の豊かな写真ができると思うのだが、
まだ、暗い部分を黒く潰したままのデジタル・モノトーン写真が多いのはどうしてだろう?
ハイコントラスト・モノトーン写真の呪縛から抜けられないのだろうか?
ローキー884-23
アレボケブレより少し前からカメラを手にしていた。
当時は、如何に精細で豊かな階調の写真を作るかが、
アマチュア・カメラマンの関心事だった。
微粒子現像、希釈現像法、二液現像法などが特集記事として雑誌に載っていた。
風景を撮るなら微粒子フィルムを使用し、微粒子現像液、全体を精細に撮るため、絞は絞ったほうが良い・・・・
ASA(ISO)50のネオパンFフィルムにミクロファイン現像が定番だったか?
精細な写真は、手振れ厳禁、三脚を使用することになる。
20本くらい それで撮影したが、すぐに根を上げた。
風景写真をあきらめ、Tri-Xを使用したスナップ写真が主になってしまった。
それでも、階調性の豊かな写真を狙うのは、小生の原点になっている。
どうしても暗い部分のディテールが欲しくなり、明るい方向にレベル補正をしてしまう。
Retro400Sフィルム 確かに足の有るフィルムだと思う。
明暗を強調したキャッチーなハイコントラスト・写真を見慣れた眼からすると、
豊かな階調性と言われても、眠い写真に変わりはない、
こんなつまらない写真、何だろうと思うだろう。
ローキー884-23 Ⅲ
暗い方向へレベル補正すると、暗い部分は潰れていく。
上部の黒い空間はアンバランスになるので、トリミングしてみた。 
少しは、現代風になる。
ローキー884-30 Ⅱ
モノトーン写真は、暗い方向にレベルを調整すると、一見、上手そうに見えることが多い。
あからさまより、暗く隠れたほうが、内容がなくとも意味深、何かある・・・と想像を掻き立ててくれる。
しかし、それは、時として、姑息な手段になってしまう。注意しないと、恥の上塗り。
ローキー884-33
暗い方向へレベル補正したローキー写真で 美しいのは、漆黒の中の輝きだと思う。
Retro400Sフィルム、ローキー写真も可能ではないかと思う。
少し 露光を切り詰めて、薄いネガを作ってみた。
照返しの輝きが、生かせたら・・・・と思ったが、今一の結果。
しかし、このフィルム 意外に表現できる範囲が広い。

  1. 2016/09/20(火) 12:10:18|
  2. 写真の技法
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Retro400Sフィルム 面白いフィルム

従来 使用している現像液は Tri-Xフィルム用に調整したもので、
Kentmere400, Rollei RPX400, Formapan400などのフィルムでも、
現像時間を10%~30%程度増減させれば調子のよいネガを得ることができた。
しかし、Retro400Sフィルムだと、現像時間が3倍以上必要になってしまった。
現像時間 60分を超えるのはいや、しかし、10分以内もせわしない。
現像組成を調整し、現像時間を 20分から30分にする新処方を開発した。
テストピースの階調性も豊かだったので、これでいけるだろうと、実際のテスト撮影をした。
しかし、伏兵が潜んでいた。
擦れ879-4
白く細い小さな線が、画面に広く出てしまった。
36枚中 大きな面積に出たコマが12コマ、少し出たのが20コマ、
・・・・・これでは使えない。
それからが、原因の追究に追われた。
白く細い小さな線は フィルムを巻く方向に現れている。
フィルムは Kiev用のフィルムマガジンに詰めて使用している。
フィルムマガジンが うまく開かなかったのか?
パトローネに替え、BessaR2Sのカメラで 撮影してみた。 
頻度は、少なくはなったが、同様の白く細い小さな線が、画面に出てしまった。
カメラの問題なのか?
ニコンのフィルムマガジンに詰め、Nikon SPで撮影しても 同様な結果。
カメラでもフィルムマガジン(パトローネ)でもないとなると・・・・疑うべきは現像液。
早速、Retro400Sを使っていたときはどうだったか ネガを再点検した。
調べると、ごく僅かだが白く細い小さな線を認めるコマもあった。
しかし、ほとんど気づかない程度。
原因は、現像液にありそうだと気づく。
Tri-X用フィルムの組成のなかに 解決の糸口がありそう。
駄目なら、Tri-X用組成に戻せばいい。
中通り884-17
白く細い小さな線が なぜ生じるのか 仮説を立てる。
もし仮説が正しいなら、解決の手段は? 
テストピースを作り現像実験。
テストピースを観察する。
結果は 失敗の連続。
何故だろうと、そのネガをよく見て、原因を思い浮かべる。
新たな仮説を立てて、テストピースを作り、検証実験。
その繰り返し。(科学者はネガティブデーターで 鍛えられる。)
昔、研究者だったころの自分を思い出していた。
ないのは、十分な研究器具と分析装置。
使ったのは テーブルに置かれた上皿天秤と、メトールやハイドロキノンなどの薬剤類、
自製した小さな現像タンク(テストピース現像用)5つと評価用機器のフィルムスキャナー。
それに 洗面台の流し。
中通り884-20
ようやく 白く細い小さな線に現像してしまう、現像液由来の因子らしきものを2つ 見つける。
その組み合わせで、ほぼ、防止できる現像法を 見つけたが・・・・研究(サイエンス)としては、出発点だろう。
根本的な 生成メカニズムは まだ霧の中。
本来は 現像液の問題ではなく、フィルムに備わった特性のはず。
生成メカニズムは、こうではないか?と仮説は立てているが・・・
高度な分析機器がないと、
微細な世界を探索することできません。
まだ 小生の思い込みの段階。

フィルムメーカーの技術者なら、自明のこと、対策法を知っているだろう。
残念ながら、情報の公開はない。
誰か知っている人いないだろうか?
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昨日、ハイドロキノンの残りが少なくなったので、
購入しようと有楽町ビックカメラへ、
その時 テスト撮影し、改良した現像法で 現像してみました。
白く細い小さな線は ほぼ防止できました。
しかし、完璧に防止できたわけではありません。
Tri-X用 現像液レベルでした。
実用上は・・・・使えるレベルと判断しています。
完璧にするためには、メカニズムの解明が必要でしょう。

Retro400S、レトロという言葉がぴったりの調子になりました。
やや眠い、ぼんやりとした階調ですが、階調性そのものは豊かです。
露光を切り詰め、現像を押せば、白黒の対比の美しい現代風写真ができると思います。
このレトロ感を 楽しむのもいいかなぁ。
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有楽町ビックカメラ。
銀塩フィルム関係の売り場 地下二階の片隅、小さく狭くなっていました。
フェニドンは既に棚に置かれていません。現像主剤はメトールとハイドロキノンだけ。
PQ系の軟調現像液は、もはや無理?
亜硫酸ソーダは たくさん使うので 500gの箱を購入したが、前回購入時に比べ三割高くなった。
ハイドロキノンは倍になったのでは? メトールも値上げ。
それにつられ、市販の調合済み現像薬、おそらく高くなったのでしょう。
しかし、小さく狭くなったとはいえ、まだ 白黒フィルムに使う薬品は棚にある。
同好の士はまだ健在、棚からハイドロキノンが消えた時、それが、終焉なのでしょう。
  1. 2016/09/18(日) 14:22:42|
  2. 都会の景観 Tokyo
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こんなはずではなかったが・・・

Retro400Sフィルム用の現像液組成は、ほぼ決まったと思っていたが、
実際につかってみると、予期しなかった欠陥が見つかってしまった。
フィルムの階調性や解像度は、限界まで引き出せたと思ったが、
現像が鋭敏になり過ぎてしまった。
これでいけると判断した小生の思い込み/早とちりでした。
改良しないと駄目というのが結論。

旧処方にもどし 現像している。
勝島運河893-29
テスト撮影のつもりで、カメラはMinolta Hi-Matic Fを使用した。
立会川河口の勝島運河で撮影。 
勝島運河893-32
魚と羽根の対比を際立たせるため、上をカットして、正方形にトリミングしました。
  1. 2016/09/14(水) 21:41:32|
  2. 映し出された世界
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大崎 居木橋付近を散歩

大崎駅近くを流れる目黒川の沿いに、地区の記憶として居木という地名が残る。
むろん住所としてではない。
時々、そのあたりを 散歩する。
居木橋879-14
小学生の頃の記憶には高いビルの記憶はない。
当時、大崎で一番大きな企業は、明電舎だった。
同級生には、お父さんが明電舎に勤めている人が何人もいた。
まだ、ソニーは、それほど有名ではなかった。
それ以外、有名な企業は、三共製薬、日本ペイントくらいか?
勿論、印刷も盛んなので、大日本印刷、光村などの印刷工場もあった。
居木橋879-17
三共製薬は、数年前 第一製薬と合併し第一三共製薬となる。
それ以来、研究棟の工事が始まり、新しいビルができてきた。
右の橋げたは、東海道新幹線、その右下を湘南電車が走る。

目黒川添いの細い道も整備されてきた。
小学生の頃、工場横は舗装されていず、
細い道は、秘密の抜け道、冒険する気持ちでを歩くと、
目黒川へでる。
すると、工場からでる排水が、土管を伝わり、黄色い流れとなって目黒川へ落ちていた。
戦後の復興期、生産活動のためなら何でもありだったのだろう。
特に、大崎には 中小、零細企業も多い。
電気部品に電気メッキする会社もあった。
青酸化合物も捨てていたのだろう。
川は、黒く汚れ、魚は住めない川だった。
それでも、河口に近いので、油と磯の混ざった香りがしていた。
いまは、廃水処理設備が 完備しているので、
魚もすみ、オイル交じりの臭いもしないが、磯の香りもなくなってしまった。
居木橋879-27
居木橋から品川の宿場までの目黒川沿いには、嘗て、東海寺という大きな寺があった。
徳川氏が創建した寺で、上野の寛永寺と対をなしていた。
有事の時、兵士を集め、江戸の防衛をする城と設けられたものである。
寛永寺は 上野戦争で破壊、彰義隊の墓場に・・・ いまは公園に整備されたが、
東海寺の敷地は、明治以降、切り崩され、利用され、塔頭の一つが残されただけ。
時代の記憶は薄れていく。

飛び地になった墓所へ上る。
中央の高いビル群は、大井町。左に東海道線と京浜東北線の鉄路が伸びる。
ガードの下を 山の手通りと目黒川が流れる。
川沿い、鉄路の左にあるのが日本ペイントの工場、鉄路の右、中央は第一三共製薬、大きな樹の後ろに、下神明近くにある品川区役所が写っていた。
工事中の敷地は、JRの変電所設備を建設中とのことだった。(ここも、もとは東海寺の敷地内だろう。)
居木橋879-31
墓地はそれほど広いものではないが、江戸時代の著名人、沢庵和尚と賀茂真淵の墓所がある。
明治時代、鉄道関係で活躍した明治政府の役人の墓もあった。
まさか、墓の後ろを 新幹線が走っているとは・・・沢庵和尚も予想しなかったでしょう。

  1. 2016/09/11(日) 21:52:44|
  2. 散歩
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林試の森公園を歩く

1960年代くらいまで、
如何に、グラディエーションの豊かなネガをつくり、それを印画紙に焼き付けるかが、
写真家、アマチュア・カメラマンの腕の見せどころという感じもあった。
60年代後半から、写真の大衆化が本格化する。
誰もが、その気になれば、カメラを買うことができるようになった。
ベトナム戦争、ヒッピー、学園紛争・・・
時代の転換期、従来型の構図をきっちり決め、決定的瞬間を捉えようとする写真に、
異を唱える/あるいは唱えたい と思う人が出てきた。
「あれ、ぼけ、ぶれ」のコンポラ写真がでてくる。
東松照明の写真は、衝撃的、中平卓馬、森山大道がそのあとに続く。
以降は、白黒のコントラストの強い写真を 多く見ることになる。
それに慣れた、あるいは馴らされたのかもしれない、
デジタル・モノトーンの白黒のコントラストの美しい写真を見ると、
同じように撮ってみたいと 思ってしまう。(できないけど)

Retro400Sフィルムを 使いだし、
写真を始めた頃の・・・まだ、アレ・ボケ・ブレ写真のなかったころの、
如何に精細で階調性の豊かな写真を作るか、
腐心していたころを思い出していた。
グラディエーションの豊かな写真は、ともすれば 目を引かない眠い写真になりがち。
フィルムで、階調性の豊かな写真を撮りたがるのは、前世期の遺物かもしれない。

林試の森を散歩して 撮った写真。
林試の森881-6
林の中の露光選びは難しい、読み違えることが多い。
Tri-Xだと、こういうトーンにはできなかったと思う。
林試の森881-20
Greenフィルターでも撮影してみたが、階調性はR72フィルターのほうが、断然豊かだった。
林試の森881-14
林試の森881-23
通り過ぎる後姿を 構図の中にいれようとしたが、女性は気になっていたのか、振り向いてしまった。
逆光、草花を明るく出したかったのでGreenフィルターをつけ、やや多めの露光にしています。

パッとした(キャッチーな)写真にはなりませんが、
こんな階調性の写真が 好きなのかもしれません。
  1. 2016/09/08(木) 14:15:47|
  2. 散歩
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Retro400Sフィルムで撮る         フィルターワーク

フィルター効果を確認した。
向日葵UV  881-1
人間の眼で見える範囲は、存在のほんの表面をなでた程度、
見えているようで見えていない。
0.1mm以下の世界を見ることも、40km以上離れた世界も正確に見ることもできない。
ただ、ボーと見えるだけ。
せいぜい、可視光の狭い窓から、この世を見ているに過ぎないのに、
それなのに、「俺は 見たもの以外 信用しない。」という人は多い。
見ることは信じること。「百聞は一見に如かず」などと言う。

象の眼は、人間より大きい、左右の眼の間隔は、人間よりずっと長い。
おそらく、暗いところでも、人間より明るく、
遠いところも正確に見えているのだろうと想像する。
人間は 三つの色を感じる視神経を持っているが、
鷹などの猛禽類は4色の視神経を持つという。
おそらく 人間より、この世界を色鮮やかに見ているのだろう。
モンシロチョウは、人間では見えない紫外光を 見るという。
人間の見る世界、象の見る世界、鷹の見る世界、蝶の見る世界、
どれが、一番よく 存在そのものを見つめているだろう?
胸を張って人間と言えるだろうか?

フィルムに記録できるのは、ごく狭い範囲の光で見た世界。
それは、デジタルカメラでも同じだろう。
それを見て、人間は 世界で起きていることを知り、満足している。
それで、いいのだろうか?と懸念する。

カメラは不完全かもしれないが、
それでも見えない大事なものをほのめかす(Inspire)ことはできる、
と夢想している。
向日葵G2  881-2
Greenフィルターをレンズにつけて、光の波長をコントロールする。
中間トーンが少し豊かになる。
豊かに感じるのは、単に、人間の眼が、緑に対し感度が高いためなのだけど・・・・
向日葵R72  881-3
Retro400Sフィルムは人間には見えない赤外光領域まで感度を持つ。
720nm以下の光をカットするフィルターを付けて撮影した。
人間が見えない世界が、写されている。

可視光の狭い窓から世界を見ているにすぎないのに、
Seeing is Believing.はないだろうと思う。
もっと疑うべき。偏見で見ているのではないかと。

詩人は、見えない世界を、言葉で表現しようと格闘し、
画家は、見えない世界を、キャンバスの上に描こうと格闘する。
科学者は、見えない世界を、数式で表現しようと格闘する。
写真家は、写真で 何を表現しようと格闘しているのだろう?

カメラ雑誌を読んでいたら、
写真家か、あるいは写真評論家と思しき人が、(名前も憶えたくない)
ダイアン・アルバスの写真を批評していた。
「いつも同じ構図でしか、人物を写せない・・・・」 
彼女の限界を示すことで、
それが 発展のない取るに足りない写真だと言いたいのだろうか?

しかし、たとえ同じような構図であれ、
ダイアン・アルバスの写真には、
なにか大事なものが写されていると、小生は感じている。

  1. 2016/09/06(火) 20:57:46|
  2. ひまわり
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Retro400Sフィルムで撮る         明暗差のあるフレーミング

Retro400Sフィルム、陰の部分に粘りはでるのか?
テスト撮影。
明暗差877-44
夕方、目黒川沿い遊歩道を五反田に向かって歩いていく。
山手線のガード下から、東急池上線を見る。
外の光に合わせるなら、露光はf:5.6/125秒が適切だと思う。
それではガード下の陰の部分は完全に潰れるだろう。
二絞り分 シャッター速度を遅くした。
内蔵の露光計、露光オーバーか、アンダーかの警告は出ていたと思いますが、無視してシャッターを切っています。
外の風景に対して 確かに露光オーバーですが、
ガード下 暗すぎて、期待したほど陰の部分のディテール出ていない。
陰の部分に注目するか、外の明るさに対応するか、決断しないと駄目ですね。
二兎を追いすぎました。
明暗差878-13
また別の日、カメラを持って五反田を散歩。
陰の部分に注目し露光を決めました。
明るい外の露光はf:8/500秒が適正だが、
ガード下は 蛍光灯一本くらいの明るさしかない。
陰の部分のディテールを出そうとし、露光はf:2/60秒を想定した。
ここは「えいや」と、f:4/10秒を選んだ。 (レンズの開放絞りはF:4, それに昔のコンタックスに1/15秒はない。)
現像結果は、薄暗いガード下に対し、ほぼ適正露光でした。
驚いたことに、7絞分オーバーになった外の景色、どうにか画像が記録されていました。
TriーXだと、白く潰れたと思います。
銀塩Retro400S 恐るべし、白飽和、かなり防げています。
この撮影、デジタルでは無理でしょう。
とは言っても、技術の進歩はすごい、デジタルならHDR撮影すれば済むことですね。
  1. 2016/09/04(日) 12:04:58|
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Retro400Sフィルムで撮る 反射光

恵比寿駅近くで撮影したもの。
日本の落書きとは テーストが違う。
嘗て、まじめな会社員時代、訪れたアメリカ西海岸で見た落書きに似ている。
現地の人は、フィにアクセントを置いて「グラフィーティ」と呼んでいた。
スペルは graphiity?だろうか。
文字を書きなぐったものから、アブストラクト絵画調まで多種多様だった。
高速道の壁に描いてあったが、今はどうなのでしょう?
恵比寿879-12
さすが、恵比寿です、落書きというより壁画の域に達している。
戸越の里では、見ない立派な作品。
光は順光、壁画に当たった反射光の世界。
空の透過光は、フィルムに入ってこない。
ネガのトーンを知るにはいい被写体。
昔を思い出し、思わず一枚 テスト撮影しました。

Retro400Sフィルム、現像してみると、トーンの調子が Tri-Xなどのパンクロフィルムと違っている。
テストチャートの撮影結果は、グラデェーションの豊かなフィルムという評価だったのですが、
むしろ、トーンの調子が独特(直線ではない)のようです。
解像度はかなり高い、・・・おそらく乳剤の厚みが薄いためでしょう。
粒子の粒界、はっきりと出やすいので、大きく伸ばした場合 問題かも。
粒界をぼんやりとさせるよう現像液を改良すべきかもしれません。
一本当たりの銀の量は、Tri-Xより少ない。それでも ネガ濃度はでる。
しかも、暗い部分にも銀塩濃度は出る/残るので、この辺りを評しRetroと命名したのかもしれません。
なかなか 個性的で面白いフィルムです。
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昔のフィルムは乳剤の厚みがあり、陰になった部分にも銀塩画像が残ったと言います。
木村伊兵衛は、対談の中で 昔のフィルムを「足がある」とか、「幽霊にならない」と評していた。
Tri-Xフィルムが開発され、使い良さから人気になると、フィルムメーカーもそれに倣ったが、
陰の部分の足がなくなり すとんと落ちると酷評していた。
勿論、良い面も たくさん述べていましたが・・・・
小生、フィルムを使うようになったのは、Tri-X以降なので、昔のフィルムを使った経験はない。
足の「すとん」と落ちたフィルムしか知らない。
これが 足が残るフィルムなのかもしれません。
乳剤の厚みも薄くなり、少々高温で現像しても、ゼラチンが溶け出すこともない。
フィルムの解像度も高いようだ。
アグファのフィルム技術はすごい。
それに 見合うよう/引き出すよう試行錯誤して 使いこなすのが、
アグファ技術者への礼儀/返礼だろうと思う。
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P.S.
小生の持っている古い辞書には
graffitii とう単語は載っていない。
電子辞書で調べたら、(壁や便所などの)落書きと出ていた。
新しい言葉のようです。
語源は、graffito ではないでしょうか?
graffitoの意味は、
古代ローマの円柱や建物などに、彫られたり、傷つけたり、描いたりしたもの 
とのこと。
  1. 2016/09/03(土) 12:45:12|
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Retro400Sフィルムで撮る R72フィルターを使う

現像液組成、現像法も決まったので、あらためて、テスト撮影。
R72フィルター(720nm以下の光をカット)を使って撮影。
五反田878-9
モノトーン・フィルムの歴史は、カラーフィルムより長い。
様々な手法が開発されてきた。
印画紙の号数を変えたり、焼きこみ、覆い焼きなどの技法をこらす。
フィルター・ワークもそのうちの一つ。
普通に撮影したら、こういうトーンにはならない。
写真を見た人は、
ああ、この人は、
このようなトーンなるよう撮影し、トーンを調整しているのだろうと、
撮影者の意図を感じる。
フィルムを選ぶ、現像液を選ぶ、フィルターを選ぶ、露光を決める、押して現像するか、浅く現像するか・・・・
古い機械式カメラだと、全ての裁量は撮影者に任される。 それが楽しい。
五反田291-7
同じ場所を、6年前(2010年11月8日)に撮影している。
カメラはKievだが、レンズは同じものを使っている。
レンズ保護にUVフィルターがついていた。
これが、Tri-Xで普通に撮影した写真。
Tri-X(パンクロフィルム)では、R72フィルターの使用は困難。
スーパーパンクロと称するRetro400Sで可能な写真となった。

Retro400SフィルムとR72フィルターを組み合わせて撮影しているが、
モノトーン写真を撮ってきたものからすると、「ストレート・フォット」になると思う。
フィルムの特性を生かして撮ったまで。

今 時代は、デジタル写真になった。
デジタルの特性を生かして撮影とは、どんなものになるのだろうか、と考える。
パートカラーとか、HDR(複数枚の画像を基にした)、ハイスピード撮影が、
デジタルの特性を生かした撮影となるのだろうか?
撮影者の裁量はどこにあるのだろう?
デジタルカメラを設計し製造した、カメラメーカーの技術者には、尊敬の念を覚えるが・・・
それを使って面白がっていたら、
メーカーの掌の上で、遊ばされているだけという疑念を生じないだろうか?
小生は 少々居心地の悪さを覚えている。
綺麗に撮れすぎ。

何に興味を持ち、それを どう表現し、写しこむかとなると、
即物的でないモノトーンフィルムが、小生の感性には合っていると感じている。
まぁ、単に、長く使い続けた結果とも言えますが。

デジタルカメラを使うようになって、まだ 20年も経っていない。
そのうち、デジタルカメラ使いの名手(達)が出てきて、
デジタルカメラ特有の写真表現の時代を切り開いていくのでしょう。
  1. 2016/09/02(金) 08:31:40|
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Alchemyst Sasaki

Author:Alchemyst Sasaki
Phone-Cameraの時代、フィルムで撮ることの意味合い、意義はあるだろうか?と懐疑的になっている。写真の置かれている場所・期待・求められているものが根底から変わってしまったのかもしれないと思っている。
それでも、もう一年白黒フィルムで遊んでみるつもりでいる。

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