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本当に大切なものは見えない

古いフィルム・カメラで、ありふれた身の回りを撮っています。日常の中の一瞬を捉え、読み解く写真になっていれば・・・

3月20日 春のお彼岸の日に  隅田川にて

Photographは 「光で描いた画」という意味だろう。
日本に紹介された初期には、光画とも呼ばれたらしい。
見た通りそっくり写るので日本では「写真」という名称になったらしい。
しかし、見て感じたものと、写された写真では印象が微妙に異なる。
人間の眼で見る現実の世界は、光のダイナミックレンジは広く、透過光と反射光が混ざった世界だ。
紙に焼いた(印刷/プリント)写真は反射光(CMR)、PCなどの液晶画面は透過光(RGB)を見ている。
現実と写真は不完全な比例関係にある。
そこが 面白いのだろう。

白黒のフィルムで撮影する。
どんなフィルムを使うかで、その比例関係が微妙に異なる。
露光をオーバーにするか、少なくするかで できた写真は違った印象になる。
どんな現像液を使うかでも、違ってしまう。
どのように現像するかでも かなり違う。(二液現像法、希釈現像法など・・・)
それらすべてが、コントロールすべき要素になる。
カメラとレンズが同じでも、表現できる幅は広い。
一発勝負、やり直しはきかない。だから 面白い。

隅田川でカップルを撮ったところで フィルムを交換した。
Retro400Sフィルムに換える。 RPX400フィルムより、階調性が広い。
その良さを逆にとり、白黒のコントラストを高める現像を行ってみた。
浅草835-9
女性のシルエットをもう少し大きく(それがポイントなので)切り取るべきだった。
浅草835-12 Ⅱ
菊の花の白さを強調できた。
デジタル写真の進歩は早い。あっという間にフィルムの世界を超えていった。
浅草835-16 Ⅱ
定番の構図。
ピクチャーエフェクトがあるデジタルカメラだと、
絵画調HDR(あるいはHDRアートフィルターと呼ばれる)モードで撮影すると、
このような画像を容易に作ることができる。
それが フィルムではなかなかできなかった。
ようやく、小生の撮影/現像スキル、デジタル写真に追いついたという所だろう。
浅草835-17 Ⅲ
無理矢理現像の限界まで来てしまった。
スニーカーの白は強調できたが、顔の表情は潰れた。
「荒れ」た写真となる。
デジタルになり、レタッチソフトを上手に使えば、この程度の画像を作ることできるだろう。
(レタッチソフトの名を告げると馬鹿にされるので、現像はデジタル暗室で行いますと言うそうだ・・・)
卑下することないと思う。
デジタルは写真の新しい可能性を開いた。
小生は、同じことがフィルムでもできないか・・・デジタル写真の後追いを楽しんでいるだけ。
なにせ 趣味でやっていることですから、それも許される。

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  1. 2016/03/31(木) 10:55:14|
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3月20日 春のお彼岸の日に  押上から隅田川へ

蔵前より押上げへ移動。
40年ほど前、都営浅草線が開業してまだ10年もたっていない頃、
この駅で降りた記憶がある。
実験に使用する特殊なガラス器具を探していた。
カタログを調べて、見つかったのが、草野科学。
最寄りの駅は、押上であった。
様変わり。
記憶に残っているものは、一つもない。
当時の記憶は完全に否定され、見知らぬ土地にたどり着いた気がする。
草野科学、どの方向にあったのか??
地図をネットで調べて置けばよかった・・・・
今は、スカイツリーだけの地区になったようだ。
撮ったところで、無駄な一枚になるが・・・・やはり来た以上、これは、落とせないだろう。
押上836-45
押上836-36
運河もきれいに整備されていた。
押上836-43 Ⅱ
スカイツリーの商業施設は、混雑しているが、一歩そこを離れると、人の姿はまばら。
運河を整備し、付近への効果を期待しているが・・・果たしてどうしたものか?
押上836-48
  1. 2016/03/30(水) 10:17:06|
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3月20日 春のお彼岸の日に  蔵前にて

目当ては 古い家を撮ること、
ただ それだけで 蔵前で下車した。
一日券が なかったら こんなことはしない。
蔵前836-29
逆光気味の光を撮ることが多い。
これもその典型だろう。
階調性の高い/豊かなネガを如何に作るかが 小生の写真の出発点だった。
明るいところは、白くとも白のディテールをだし、暗いところは、黒くとも潰さずディテールを残す。
階調性を重視すると、時として眠いような写真になる。
しかし、それは小生の習い性になっていた。
致し方なし。
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あれ、ぼけ、ぶれの時代を見ているのに、そのような写真に対して冷淡だった気がする。
数年前、書庫を整理していたら、一冊の写真集が出てきた。
東松照明の写真集だった。
当時960円の写真集。(1969年12月15日 発行)
どういうつもりで購入したのか覚えていない。
あらためてページをくくり、衝撃を受ける。
こんな写真もあるのだと。
階調性を整理(少なく)し、白黒の対比は激しい。ザラとした写真は、その時の状況を象徴しているように思えた。
どのようにして撮ったものか、フィルムは?露光は? 現像は?と考えてしまう。
魅入られてしまった。そういう写真にあこがれはある。
真似てみる。
一番簡単なのは、デジタルカメラで、モードをHDRのB&W(ハイダイナミックレンジ・白黒モード)にして撮影することだった。
いまは、意識的に、白黒の対比の美しい写真を撮るよう志向している。
蔵前836-30
お目当ての家は、この古本屋。
RPX400フィルムのほうが、Retro400Sに比べγ(ガンマー)が立ち、階調性は狭い。
その分、白黒の対比の出るネガを作りやすい。
少し、露光をアンダー(一絞り)にしてシャッターを切る。
白黒のレベルを下げ、焼きこむ形に調整してみた。
未だ達せず・・・
納得できない自分がいる。


  1. 2016/03/28(月) 10:30:23|
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3月20日 春のお彼岸の日に (白山にて)

御先祖さまの待つ白山の寺へ。
娘は、休みだというのに 仕事ができたと 早朝 家を出ている。
前日の夜、洗濯物を抱えてきた息子は、仕事があると これも朝、家を出ていった。
「私は洗濯女ではない。」と妻は立腹しているが、面と向かって抗議するわけではない。
結局 今回のお墓参りは、妻と二人となる。
こんなこと あとどのくらい続けられるだろう?
100回? そんなわけない、10回、多くて20回くらいだろう。
むしろ 感謝すべきかもしれない。
春の彼岸836-23
幼いころは、祖母に連れられ、お墓参りをしていた。
コースは おそらく、省線(祖母は山手線を省線と呼んでいた)に乗り大崎から神田に出て、
都電に乗り替え、東大の前を走り、白山で降りたのだと思う。
楽しいものではなかった。
唯一の楽しみは、ご褒美として、ここで駄菓子を買ってもらえることくらい。
昔は、お煎餅屋という印象が強かった。
建て替えられ、経営が次の世代にバトンタッチされたのか、甘い和菓子のスペースが増えていく。
ついに 看板の おかきも幻・・・・
春の彼岸836-24
店名が、「福どら」ということを 初めて知った。
白山の街も 気づかれないよう こっそりと、少しずつ変化している。
道路を挟んだ筋向いにあった 豆腐料理の「五右衛門」も店を閉じた。
20歳の若さで始めたという女将も、80歳になる。
ここが引き際と考えたのだろう。
豆腐料理店のブランドイメージは確立している。
知る人は 廃業を惜しんだろう。
誰か、ほかの人に 任せることもできたと思う。
親戚、縁者もいたというが、恐らく女将の見識なのだろう。
店を畳んだのは、去年の秋、10月の終わりごろだったか・・・・
幸い、最終日、五右衛門で 最後の豆腐料理を楽しむことができた。
80歳になったという女将は、一階の帳場に座っていた。
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お墓参りを済ませ・・・さて、昼食。
どうするか?
方向音痴の妻が、先を歩く。
数年前 建て替える前は、寂れた・・・入りたくないような寿司屋だったが、
建て替えとともに様変わり。
去年の彼岸の日に入ってみた。
一度で、妻のお気に入りの店となる。
秋のお彼岸に、また、この寿司屋に来ると、妻は宣言していた。
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都営地下鉄の一日券を購入していた。
妻は、まっすぐ帰宅するという。
地下鉄、春日の駅で、妻とわかれ、
カメラをぶら下げ、途中下車の旅へ向かった。

  1. 2016/03/27(日) 11:22:26|
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梅と桜 (戸越公園にて)

時代はデジタルだが、未だ白黒のフィルムで撮り続けている。
白黒フィルムに特化したコメントを備忘録として書いているので、
大部分の人にとっては、チンプンカンプン、なんの参考にもならないだろう。
ごく少数のもの好きが、時たま このブログを読みに来るのだろうと、思う。
コシナのBessaRシリーズ 売れなくなったので製造中止となった。
新品のフィルムカメラを未だ製造販売しているのは、ニコン、キャノン、それにライカに限られてきた。
しかも機種は少ない。昔からの顧客向け、ごく少数の物好き相手だろう。いつ製造中止がアナウンスされてもおかしくない。
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デジタルで撮らないわけではないが、撮ってみて、心の底から、面白いなぁと思えることはない。
それでも、写真倶楽部「彩游」に所属していたときは、デジタルカメラを使う機会があった。
退会してからは、めっきり減っている。簡単な撮影テストに持ち出す程度になってしまった。
八つ手の撮影テストに戸越公園へ行ったとき、梅が咲いているのに気づき撮影したもの。
梅DSC07721
八つ手を接写しようと、ミラーレス・デジタル Sony NEX-3に L-マウントアダプターを介し引き伸ばし機用EL-Nikkor 50mm F:4をつけて撮影していた。
梅DSC07731
引き伸ばし機のレンズだから、並のマクロレンズより解像度は高い。倍率も等倍以上。しかし、ピントの合っている範囲は極端に小さくなるので、奥行きのある接写では、マクロで撮ろうが、普通のレンズで接写しようが、あまり差は感じないだろう。
手持ちの撮影なので、液晶画面のピント合わせが難しい。三脚に固定すべきだろう。
しかし、そこがデジタルカメラの良いところ、内蔵のストロボを発光させ、手振れをなくし、何枚も撮影し、その中から後でピントの合ったものを選んでしまえばいい。結果オーライならいいというのがデジタルカメラなのだろうと思う。
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昨日、今年の桜は どうかなぁと思い、戸越公園へ調査に行く。
カメラは例によってSony NEX-3(これしか持っていない)。
レンズは、Lマウントアダプターを介し、PAM-Britar 105mm F:4.5を付けている。
トリオータータイプで、枚数が3枚と少ないので、実に切れがいい。
ただし収差は取りきれないので、2線ぼけを発生させやすい。
(トリオーターだ、二線ボケだ・・・など、今 デジタルで撮影している人には死語だろう。)
桜DSC07843
ようやく 老木の桜が咲き始めていた。残りの桜はまだ蕾の段階。
桜は撮り尽くされている。
撮りようがない・・・撮ってみると、誰かが撮ったであろう構図になっている。
桜DSC07876
背景の明るい部分をトーンカーブを調整し暗く落とすと、蕾の付けた枝が目障り(二線ボケ)に浮き出てくる。むしろ明るくし、消してしまったほうが、桜の花が浮き出す。
桜DSC07853
満開になれば、枝は花びらで隠れるだろうが、いまはまだ、咲きはじめたばかり。こんな構図になる。
桜DSC07900
広角レンズで撮る。望遠レンズで撮る。接写する。仰角でフレーミングする。俯瞰してフレーミングする。
背景(青空、水面、その場所の雰囲気、人、前ボケ、後ろボケ)に注意してフレーミングする。光の当たる方向を意識してフレーミングする。桜の名所に行って撮影する。
数限りない場面で、幾多の桜が撮影されてきた。
同じことの繰り返しにならないだろうか?
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今までになかった要素の見出し、新しい視点を写真にもたらしたら、創造的と称賛され、その写真はアートとなる。
シュールリアリズムの写真には(モホイ=ナジ、マンレイなど) 確かにその創造性があった。
ピクトリアリズム写真を完成させ、それを否定し、近代のスナップショットの道を示したスティーグリッツの写真も、芸術作品と認めていい。F:64グループの写真も一つの芸術運動だろう。サセックスの海岸で撮られた一連のヌード写真群、ビルブラントのパーステクティブの発見も、芸術(アート)と呼んでいいと思う。
しかし、写真は、レンズとカメラとフィルムで作られる。
目の前に対象物がなければ、写真は撮れない。
この制約があるので、1960年代には、ほぼ、新しい視点は撮りつくされてしまう。
しかし、過去の人の真似をしたのでは、模倣品。
いくら精緻に綺麗に撮れても真似は真似。芸術作品にはなりえない。
職人芸の工芸品の世界にとどまる。
そこで起きた最後の反乱?が、コンポラ写真運動だろう。
今思えば、いい写真が沢山撮られた時代。
アレ、ボケ、ブレの発見。
駄目な(時流乗るだけの)写真家もたくさんいたが、時代を見据えた写真家も沢山いた。
1970年代が日本写真の黄金時代だろう。
そのラストランナーになったのが、森山大道だとおもう。
いまでも、森山大道を真似た写真を撮る若い人が出てくるという。
しかし模倣は、模倣、評価されない。
----------------------------------------------
カレンダーの富士山の写真には、カメラマンの名前は記載されない。
新しい要素が何もないから。
写真が芸術というなら、新しい何か/今まで気づかなかった何かの発見が その写真になければならない。
それがなかったら、工芸品の世界にとどまることになる。
それは、職人の世界であって、芸術とは呼べない。
現在のプロのカメラマンは職人の域を越えられなくなっている。
特に、デジタルカメラになって その傾向が強くなったと感じる。
(話術の巧みな)レッスンプロは多くなったが、写真で勝負のトーナメントプロは少なくなったと感じる。
更に、そこから飛び出し、模倣を脱皮させた写真を撮る人は更に少なくなっている。
(いないわけではない、まだ、評価されないだけ。芸術家は亡くなってから評価されることが多い。)

「写真は 芸術です」と のたまう人の、芸術の定義、どんなものなのだろう。
小生の定義は 「今までになかった新しい視点の発見と創造(作って見せる)。そして、それを 見る人が感じ、評価し、確かに新しい何かが表現されていると認める 双方向の了解」と考えている。 
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今年も桜を撮ることになるのだろう。
フィルム・カメラを抱え、桜の木の下を右往左往し、決まり切った写真を撮っている・・・そんな自分を想像しています。
もう数日で桜の季節になる。



  1. 2016/03/25(金) 11:22:16|
  2. 桜 
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旧東海道 品川宿を歩く

写真倶楽部、「彩游」の方から、
北品川の神社・仏閣の自主撮影会を行いたいので、道案内をしてくれという、連絡が入り、
2月の終わりごろ、道案内を兼ね散歩した。
午後1時、京急線 北品川集合。
参加者は7名、約半数の会員が集まりました。
品川宿828-2
計画によれば、北品川から立会川までのコース。
ゆっくり歩いて1時間くらいだが、写真を撮りながらなので、果たして3時間でたどりつけるか・・・?
ともかく、夕方5時になったら終了ということで 歩き出す。
品川宿828-16
微かに光芒が出ていたので、撮影してみた。
写っている鳥は川鵜です。
品川宿828-23
品川宿828-26 Ⅱ
品川宿828-29
カメラを構えているのは、彩游の会員です。
品川宿830-9
品川宿830-13
青物横丁まで来て、撮影会は終了。
コースは
北品川駅→善福寺→法善寺→養願寺→一心寺→正徳寺→品川神社→荏原神社→海徳寺→蓮長寺→常行寺→天妙寺→真了寺→諏訪神社→品川寺(ほんせんじ)→海雲寺→青物横丁
京急線、北品川から青物横丁まで2駅散歩。
駅近くの安呑み屋で打ち上げをして散会しました。

  1. 2016/03/23(水) 14:57:42|
  2. 品川宿
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八つ手

見たことない(撮られたことない)「尖った」八つ手を撮りたくて、
ソラリゼーション現像を行ってみたが・・・・
これも「作る写真」の範疇に入るのだろうか?
切り貼りして絵を作ったわけではない。
フィルムでどこまで表現可能か、その限界を試したまでなのだが。

対象には一切手を触れていないし、
構図の邪魔と、近くの葉を切り落としたり、
葉の上の汚れを刷毛で払ったり、
霧を吹き付けてたりし、
ドラマチックになるよう演出して撮影したわけでもない。
八つ手834-4 Ⅱ
ソラリゼーション効果、エッジが立つので、鉛筆で描いた絵のような写真になる。
八つ手834-9
白と黒の対比を強調。増感現像のほうが、強調できるかも・・・・次は、増感現像にTryしてみるか。
八つ手834-5a
ヌメリやテカリを出すには この現像法 合っている。
八つ手834-20 Ⅱa
如何にも ソラリゼーション現像ですと判るより、それが分からないような、撮影法があってもいい。
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八つ手を撮りたくて、ソラリゼーション現像していたが、いつしかそれて、桜を意識し、白木蓮を撮影していた。
東京の桜も、開花が宣言された、今週後半は・・・桜を撮っているだろうか?ソラリゼーション現像で。
  1. 2016/03/21(月) 09:02:13|
  2. 八つ手
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ソラリゼーション・テスト(Level C.)

ソラリゼーション現像、難しいわけではない。
決まってしまえば、普通の現像とそれほどの差はない。
現像液温度と現像時間を守れば良いだけのこと。
厄介なのは、撮影の方だろう。
白黒フィルムの場合、±1絞りの露光は許容範囲。
ところがソラリゼーションの場合は、±1絞りの露光の違いが、失敗となることがある。
露光計を持たず、勘で撮影するのは 失敗する確率が高い。
この辺りが、ソラリゼーションは難しいという 誤解を生んでいるのだろう。
しかし、カメラは進歩している。勘/経験で露光を決める人は稀。
1970年代以降の露光計内蔵のカメラなら露光精度は充分ある。
美しいカラー写真を撮るため、1/2絞とか 1/3絞 補正しなさいなどいう アドバイスを耳にする。
露光の失敗などありえなくなっている。
Level C +5%-34
桜を撮影するためのテストになってしまった。白木蓮を逆光で撮影。
Level C +10%-25
これも白木蓮の花を、逆光気味の光で撮っている。
あまりよくない。ソラリゼーションでは、逆光より順光のほうが、撮影に向いているようだ。
Level C +10%-27
これは、白木蓮の花のクローズアップ写真。横から光は入っています。
Level C +20% -19
戸越公園に1本桜が咲いていた。ソメイヨシノではない。
時刻は午後2時53分。空は晴れていた。桜の花の白さをしっかりと固定したくて+1絞り露光をオーバー。
現像したところビックリ、空が赤フィルターを掛けたように暗く落ち、まるで夜撮影したように写っていた。
赤外線フィルムで撮ったと言ったら、騙される人もいるだろう。
Level C +30%-9
これは、以前から気になり、時々テストで撮っている車。
この異様な白黒のコントラストはソラリゼーションでなければ出せないだろう。
  1. 2016/03/20(日) 09:00:00|
  2. 写真の技法
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白木蓮  ソラリゼーション Level C.

来るべき桜のシーズンのため、白木蓮の花でテスト撮影。
使える技法か(今までと違う視点を出せるか)確かめている。
白木蓮 Level C +20% -15
木漏れ日が白木蓮を照らす。
バックには、緑の灌木があったが、陽は当たらずほの暗い。
ISO:400なら、通常、f:2.8/500秒 或は f:4/500秒の露光を選ぶ。
花に近づき接写。絞をf:11まで絞った。
ソラリゼーション現像は、狙い通りのネガを得た。
エッジが綺麗に立ち、輪郭を明快にする。バックの暗がりは反転し、明るく浮き出る。
白木蓮 Level C +20% -14
一絞り分、露光を少なくすると、完全に逆転したネガになる。
白木蓮が、黒木蓮になる。
白木蓮 Level C +20% -16
一絞り分、露光を増やすと、ソラリゼーション効果は ほとんどでないネガになる。
ただし、
階調性は整理され(少なくなり)白黒のコントラストが上がる。
エッジ効果が、ほんの少し残る。
デジタルモノトーンの美しく破堤のない画像を見慣れた人には、何だと思える写真。
レタッチソフトで調整すれば、この程度の写真に作り込むのは容易だろう。
しかし、本当にできるだろうか?
似て非なる写真になりそう。
  1. 2016/03/19(土) 09:49:53|
  2. 写真の技法
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ソラリゼーション・テスト (Level B)

Lebel Bの現像結果。
Leve B +10-27a
白木蓮の花が咲いていた。
もうすぐ、桜の季節になる。
毎年撮っている。
もう桜は撮り飽きた。
今年は、どうしようかと思うが、その時になれば、また、カメラを持って外へ出ることになるのかなぁ。
ソラリゼーションの技法を使えば、また違った桜を追えるかもしれない。
コツをつかむため、白木蓮の花で練習した。
Leve B +20-12a
ソラリゼーション エッジが立つが、階調性はなくなっていく。
ザッラとした粒子が目立つが、このような写真が撮れるとは 想像していなかった。
Leve B +20-14a
これは、ソラリゼーション写真そのもの。
完全なポジ写真にするのではなく、この程度に抑えるのがいい。
粒状性をどう改善させるか・・・そのあたりの技的問題は残っている。
Leve B +30-7a
ほとんど、反転してしまったが、現実感も残る。
シュールです。
Leve B +30 Posi-18a
この写真は、ポジを指定し、取り込んでいます。
  1. 2016/03/18(金) 17:02:14|
  2. 写真の技法
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ソラリゼーション・テスト (Level A)

テストピースでの現像条件は、終了。
いよいよ、実戦配備、前段階に達した。
実際の撮影で、どのように撮れるか、
ソラリゼーション前の現像処理で三水準(Level A,B,C)
ソラリゼーション現像で三水準、計9水準のテスト撮影を考えている。

今回のカメラは BessaR、
コシナの製造したライカスクリューマウント(Lマウント)カメラを使用した。
レンズは、往年の名レンズSummicron 50mm F:2 (沈胴)。

最初のLevel A、テスト撮影が終了、今、PCに取り込んで、評価中。
solarization30-11.jpg
現像の途中でフィルムを取り出し、光に晒す。
積極的に「被り」を作るようなものなので、フィルムの銀塩粒子は荒れる。
境界にエッジができて、銀粒子は荒くなるが、シャープ感がでる。
いままで、見なかった異様な光景が記録されていた。
この異様さは森山大道風??
こんな技法で、撮っていたとは思えないけど。
solarization30-14 Ⅱ
階調性は少なくなる。
暗い部分は、明るく浮き上がるが、
それを潰すようにレタッチソフトで調整(焼き付ける)すると、
白黒のコントラストの利いた画像になる。
バンパーの右端の「黒いテカリ」がバンパー全体に広がったら、かなりインパクトのある写真になるだろう。
ストロボでも焚けばいいのかもしれない。
solarization30-15 Posi
ポジで取り込むと、こんな写真にもなる。
solarization20-9.jpg
ソラリゼーションの現像時間を短くすると、異様さは薄れていく。
solarization20-7.jpg
階調性を損なうことで、葉のテカリ、ヌメリが表現できるようになったと思う。
solarization10-20.jpg
ごくわずかなソラリゼーション現像をフィルムにかけると、今までとは少し異なった階調の写真になる。
これなど、技法として、そっと(隠し味として)使えるのではないだろうか?

  1. 2016/03/16(水) 11:56:41|
  2. 写真の技法
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八つ手を撮りたくて。  一本のフィルムに記録できた写真表現の多様さ

八つ手を撮りたい。
地味で目立たず、少しもキャッチーでない。
本格的に撮ろうとする対象にはならない。
だが、だからこそ 撮るべきだと思う。

「対象が美しいから、写真が美しいわけではない。」
と諭されても、美しいキャッチーなものを、人は撮りたがる。
「対象が力強いから、写真が力強いのではない。」
と言えど、そんな対象を選びがち。
「なにも 素人が高級なカメラを無理して買うことない。
それより (安いカメラでも)撮ることの方が重要。」
土門拳の反逆精神は好きだ。

あの、八つ手の「てかった」肉厚の葉を、どう表現できるか考えていた。
ニコンでは撮れないが、ライカなら撮れる?
馬鹿な、そんなことない。
カメラが高価か安いかの問題ではない。
Minolta Hi-Matic F でも、撮れるなら撮れる。
撮れないならライカでも撮れない。

そして、思い当たったのが、ソラリゼーション現像。
思い立ったら、直ちに空パトローネ3本に 20枚撮りの長さに切ったフィルムを詰めて、白金の自然教育園へ行く。
目的は、八つ手を撮ること。
条件を変え、3本、撮影した。

最初の1本目は、ソラリゼーション現像、見事に失敗。
黒すぎるネガを作ってしまった。
印画紙に焼き付けるなら、
4号印画紙に長時間露光かければ、画像が出てくるかもしれないが、
使っているフィルムスキャナー(エプソンのF-3200)では、追えない暗さだった。
2本目で、どうにかクリアーなネガを得た。
八つ手833-28 Ⅱb
白い葉脈が、黒い葉にコントラストを付けていく。
もう少しコントラストが出せたら、森山大道の「キャベツ」に近づけるだろう。
写真の「アレ」も、似ている気だする。
八つ手833-18a
肉厚の光沢ある葉を捉えていた。
森山大道の撮る「黒い外車」のボディーの質感に近づけた・・・・のではないか?
八つ手833-31 Ⅱ
ソラリゼーション現像。
写真表現の幅が広くなる。
ちょっとした露光の差や、ソラリゼーション現像のタイミング、現像時間で、できてくるネガは 大幅に異なる。
八つ手833-23 Ⅱ
もっと技術を深化させるべきだろう。
テストピースを作り、条件を詰めるつもりです。
本格的な撮影での使用は、それからでしょう。
  1. 2016/03/13(日) 11:24:05|
  2. 写真の技法
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「椿」  RPX400フィルム ソラリゼーション現像

前回の写真の作り方(答え)は、
「ソラリゼーション現像し、
できたネガを、スキャナーで取り込むとき、
ポジと指定し、画像をPCに取り込んだもの。」
でした。
昔なら、ソラリゼーションしたネガフィルムを、未露光のフィルムに密着させ、露光そして現像し、ポジ原版を作るところです。
その点、デジタルになり、簡単になりましたが、
やはり良いネガ原版を如何に作るかがポイントになります。
デジタルでも、レタッチソフトで同じような画像に変換する、スキルを持った人が出てくるとは思いますが・・・
小生は、Alchemist、時代遅れのアナログと馬鹿にされようが、ケミカル反応を選びます。
-------------------------------------
RPX400フィルムのテスト撮影をしています。
あと残されている検討項目は、ソラリゼーション現像と増感現像。
以下の画像は、ソラリゼーション現像して作りました。
ネガ・フィルムをPCに取り込むとき、スキャナーの指定は「ネガ」にしています。(前回は、変則のポジ指定)
椿833-22a
椿に対し+1~2絞りの露光。バックは暗く潰れるところですが、ソラリゼーション効果で明るくなっています。
椿833-21a
ストロボのガイドナンバーから計算すると椿の位置で適正露光。
白黒がほぼ逆転しています。
椿833-21c
ソラリゼーション向きの光の見極め、
露光はオーバーか、アンダーにすべきか
現像のいつのタイミングでソラリゼーション現像を行うか、
その現像時間の長さをどう決めるか、検討すべき項目は多い。
しかし、従来にない、様々な写真の表現が可能だとおもう。
失敗作は多くなるが、それだけ 面白い。
  1. 2016/03/12(土) 14:30:41|
  2. 写真の技法
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どのように撮ったでしょうか?

RPX400フィルムの特性をテスト中。
こんな写真を撮ってみました。
昔からある技法を使っています。
いまは、レタッチソフトがあるので、
それと組み合わせましたが、
勿論すべてアナログでできます。
デジタルカメラでは・・・似せた画像を作ることはできても、こうは作れないでしょう。
Test-2.jpg
2日ほど前、白金の自然教育園へ「八つ手」を撮りに行って撮影した写真。
カメラは Nikomart FTn レンズはマクロが使えるZoom Nikkor 35-70mm フィルムはRPX400。
Test-1.jpg
植田正治さんの作品に、この技法の写真、1点見た記憶があります。
これは、その進化形。
ある意味「作った」写真です。
ただし、切り貼りの合成ではありません。
レタッチソフトも、レベルとトーンの2つの機能を使って、処理しただけです。
さて、どのように「作った」のでしょうか?
  1. 2016/03/10(木) 10:57:02|
  2. 写真の技法
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虎ノ門にて

新橋から六本木へ散歩したとき撮影したもの。
金比羅大神826-22
虎ノ門の金比羅大神宮で撮ったもの。
逆光の光が眩い。
Retro400Sフィルムだから、出せたトーンではないだろうか?
金比羅大神826-26
鳥居の左の彫り物。
右の彫り物は、光線の具合から狙えなかった。

フィルムで撮影していて重要と感じるのは、カメラよりレンズ、レンズより、フィルム。
写真は最終的には、紙に焼かれ/印刷されて評価される。(アルバムに貼り付けられる。)
カメラ、レンズは交換できても、使い慣れたフィルムを、替えるのは、本当にまごつく。
カメラやレンズは、割合簡単に替えられるが、フィルムは、そう簡単に替えられない。
トーンが狂うから。
フィルムは、写真表現に直結していると感じている。



  1. 2016/03/09(水) 17:14:38|
  2. 都会の景観 Tokyo
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Accident あるいは Experiment

昔、森山大道の「アクシデント」というシリーズが、朝日カメラに載っていた記憶がある。
1年間続いたシリーズだったと思う。
その一つに、警察庁の交通安全のポスターを、マクロレンズで接写し、部分部分を拡大し、アレた画像にしたものがあった。
朝日カメラだったと思うが・・・カメラ毎日だったかも・・・そこは不確か。
しかし、記憶の底には、その画像が残っている。
モノトーン写真830-18
三日ほど前、散歩して撮影した一枚。
五反田から高輪台へ長く続く坂で撮影。
撮りつくされた構図、新規性、新たな視点などどこにもない。
白から黒まで豊かに(滑らかに)つながるよう、明暗とトーンを調整する。
これが小生の好みのトーン。
何の面白味もないなぁと思う。
これは没、しかしアクシデントみたいに処理したらどうなるだろう?
実験だと思い、Photoshop elementを動かしてみた。(エプソンのフィルムスキャナーに同梱されていたソフトです)
白と黒の対比を明確にし、中間トーンのコントラストを上げる。
大分、森山大道の調子に近くなる。
モノトーン写真830-18 Ⅱ
非日常性が出てくる。実際の光景では、こうは見えない。
それが面白いと、真似ることはできても、
長続きはしない。写真世界を表現/創造できていないから。
技術(テクニック)は真似ることができる。
それは職人の世界。
しかし、テクニックだけで、世界は捕まえられない。
知性がなければ、次の写真世界は開拓できない。
森山大道は、かなりの読書家でもある。
ものごとの本質を考えようとする志向がある。
それも、粘り強く。
そのあたりが、テクニックだけの職人的写真家と、森山大道の差だろう。
しかし、その差は、隔絶した壁のよう大きいとも感じる。
アクシデントのように 一部を取り出し、拡大処理する。
モノトーン写真830-18 copy 6
この辺りは、デジタルになったメリット。
アレ・ボケの写真ができる。
モノトーン写真830-18 copy 3
荒れた都会の風景が出現する。
広角レンズで撮影したが、一部を拡大したことで望遠効果を生む。
「アクシデント」になったか? 狙う眼が違う。
でも、勉強にはなるだろう。
モノトーン写真830-18 copy 2
クーデルカも、20代のアマチュア時代 Experimentと称し、ローライフレックスで撮影した一枚のネガから、トリミングし、様々な写真を切り出している。
これは、クーデルカのトリミングに似てきた。
--------------------------------------------------
技術は対価を払っえば教えてもらえる。
教えてくれなかったら、そっと盗めばいい。
しかし、教えてくれるものがなく、盗むものがなくなれば、そこで成長はストップする。

更に成長させるのは、本人の知性しかないだろう。
森山大道、クーデルカに、知性の輝きを感じている。


  1. 2016/03/07(月) 10:58:08|
  2. 写真の技法
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スナップ

散歩にカメラを持ち出した頃、
意外と気軽に人物のスナップ写真を撮っていた。
この頃は、肖像権だ、プライバシーだとうるさいようなので、
さすがに、顔が大きく写ったスナップ写真・・・を撮るのは、控えている。
------------------------------------
写真の被写体の半分は人だろう。
人の姿を写すのは、魅力的。
関心事だから、キャッチーになる。
仲間との楽しい集まりや、家族との写真を撮る。
撮るにしても暗黙の了解がある。
それを部外者が、黙って撮るのは、やはり問題。一言かけて許可をとるべきだとは思うが・・・
優れたスナップショットには、許可も取らず、まさにその瞬間を撮ったものが多い。
自然な表情が、その時代を如実に語る。
声を掛け、許可をもらった瞬間、表情は演出したものになる。
写される被写体は、どう写るのがいいか、行動してしまう。
シャイで尻込みしたり、この表情を撮って貰いたい、あるいは、こういうポーズすれば、カメラマンは喜ぶと品を作る。
それでは、嘘くさい。
結局 街でスナップすると、顔を外すことになる。
誰と特定できないように、後姿になる。
スナップ825-46 Ⅱ
あるいは、顔を外して撮影する。
スナップ826-10
おこぼれをもらおうと鳩が飛んでくる。
スナップ829-23
可愛らしい娘さんだった。
2カット撮影。
一枚には、可愛らしい顔も写っていたが、人物の特定ができるので、載せられません。
しかし、撮られたこと、お嬢さん気づかなかったでしょう。
飾らない自然な表情です。
盗撮という意識はありません。
あまりに雰囲気が決まっていたので、シャッターを切ったまでです。
時代の記憶として。
ご覧いただけたら、品位を傷つけるものでないと納得してもらえると思います。
安心してください。
公開はしません。
-----------------
もうけ話には、規制緩和が進んでいるが、
知りたいことには、規制のかかる方向へ進んでいるようだ。
個人情報保護が声高に叫ばれているが、その底で、言論の自由も狭められてはいまいか?
放送免許の取り消しを匂わすのは、言論に対する脅しだろう。自己規制しろと強要する。
世界をみれば政府に対する批判を許さない国は、確かにある。
そんな国に、日本もなりたいか?
次の選挙が、興味深い。
奈良県に注目している。
  1. 2016/03/05(土) 21:14:51|
  2. 人物 ポートレート 踊り
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EL-Nikkor 50mm F:4 で八つ手を接写する

思い立ったら吉日。
早速、引き伸ばし用EL-Nikkor 50mm F:4レンズを探し、
マウントアダプターを介して、Sony NEX-3に取り付けて、
戸越公園へ向かう。
テスト撮影、どのように写るか判ればいいと、三脚はもっていかなかった。
戸越公園の八つ手DSC07699 Ⅱ
八つ手は日陰に植えられていることが多い。
露光はISO:400で f:4/500秒。
それで撮ったが、どうもピントが甘い。
ピントを考えたら、手持ちは難しい。
体の揺れでピントを外す。
手振れ??
内蔵のストロボを強制発光させ、絞をf:16まで絞る。
デジタルカメラ、何回もシャッターを切れば、その中にピントの合ったものも混じるだろう。
デジタルカメラを使うのは、久しぶり。
簡単に撮れるものだと・・・・驚きと同時に、つまらなさを感じている。
カラーをモノトーンに変換した。
異様な姿の八つ手が出現した。
戸越公園の八つ手DSC07694
タコか?
戸越公園の八つ手DSC07708
エイリアンか?
カラーをモノトーンへ変換するのは得意ではない。
レタッチソフトの使い方が下手なのだろう。
黒の締りが今一満足できない。
白黒のコントラストがもっと立ってもいいと思うのだが、ここは、使い慣れたフィルムだろうか?
-------------------------
フィルムで撮影する場合の条件は、一眼レフカメラ。
Nikon F に Macro-Nikkor 55mm フィルムは Retro80S、ストロボ発光、三脚使用。
マクロの利くZoom Nikkor 35-70mmのほうが,撮影に関し、柔軟に対処できるかもしれない。
それが、結論でした。
  1. 2016/03/04(金) 08:16:27|
  2. 八つ手
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八つ手

一眼レフで近づいて撮影。
しかし、接写するほどは近づけませんでした。
八つ手824-23a
見方によると、不気味。
これも、同じ戸越公園の八つ手の葉です。
------------------------------------------
Nikon FのAuto-Nikkor 50mm F:1.4の最短距離は60cmでした。
更に近づくためには、55mmのマクロレンズか35-70mmズームのマクロ、
あるいは、最短撮影距離が短い、Auto-Nikkor 35mm、24mmのレンズとなる。
デジタルなら、マウントアダプターを介し、Lマウントレンズを使える。
引き伸ばしレンズだって使うことができる。
試してみようか・・・
  1. 2016/03/03(木) 08:26:53|
  2. 八つ手
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フィルム それとも レンズ?

カメラは横浜に持っていったものを使用。
撮りきっていなかったので、散歩に持ち出していた。
昨日、フィルムを撮りきり、すぐに現像した。
戸越公園で撮影した「八つ手」に、意外な写りのカットがあった。
八つ手829-38
レンジファインダーのカメラなので、接写はできない。
ぎりぎりの最短の1mに近づいて撮影している。
八つ手829-41
八つ手の葉の印象は、暗い。肉厚で、テカテカした感じがする。
こんなに色白に写るなんて・・・・フィルターを付けているわけではないのに。
滲んだように写っているのは、古い(コーティングの悪い)レンズだから、
白っぽく写ったのは、Rollei RPXのフィルムの特性。
そう考えても いいだろう。
狙って撮ったわけではない。
カメラとレンズとフィルムが撮影。
小生はちょいっとお手伝い。
  1. 2016/03/02(水) 18:35:46|
  2. 八つ手
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Author:Alchemyst Sasaki
未だフィルムカメラの沼から抜け出せない。
もう一年白黒フィルムで遊んでみるつもりでいる。

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