シューマンに、「子供の情景」という小曲集があります。有名なのは、その中のトロイメライという曲。
いずれも1,2分の短いピアノ曲が集められています。このスナップ写真を 撮っているときは、感じませんでしたが、現像し、プリントし、写真を並べて見ると、なぜか その楽曲が鳴り響いている気がしました。

曲の名は、「鬼ごっこ」、1分程度の短いピアノ曲です。ゆるキャラブーム。少年が近づき、何か悪戯を・・・

撮影時間は、ほんの2、3分の出来事でした。まるで、「鬼ごっこ」の曲のように短い。

仲直りの握手すると、後ろに下がって、「アカンベー」をして、走り去っていきました。
小さな頃を思い出していました。同じよう・・・でも、当時、ゆるキャラはなかったなぁ。
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- 2013/11/29(金) 21:13:46|
- 読み解く写真、心に残る写真を・・・
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不思議の国 入り口? 「狂ったお茶会」でもしましょうか・・・
高級フードチェーン店が作った洋食店。入り口に立つと、ドアボーイの姿にびっくり。
こんなフォークとスプーンで、何をご馳走に?
不思議の国のアリスを思い浮かべてしまう。

入り口の前を、サッと自転車に乗ったアリスが走り抜ける「みんな好き勝手なことを・・・もういや」・・・。まさか、ここは2013年の東京です。
場所は、銀座・並木通り。50mmレンズなので、フレーミングすると、道の真ん中で撮影するのがベスト・・・自動車が怖い。後ろに下がり、歩道の端より撮影した。
そしてトリミングして調整。85mmか105mmのレンズで狙うところです。自転車のぶれ方も少し足りなかった。シャッター速度、もう少し遅くしたほうがよかった。すると三脚が必要になる。それも大変、おおごとです。
- 2013/11/27(水) 09:46:44|
- 読み解く写真、心に残る写真を・・・
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1年間 撮影しようと思い立ち、もうすぐ最終の年末を迎える。あと何カット、写真を撮ることになるだろう?
雨の日の表情や、雪の日の百日紅の光景を想像する・・・まだ撮りきれていないという、思いはある。
11月になり、葉は散っていった。

明るい空では、林の部分が黒く潰れる。
光のバランスを考え、夕方になってから、カメラをぶら下げ戸越公園へ散歩にでる。レンズは、古いライカのエルマー50mm F:3.5を使用。このレンズに合うフィルターをもっていない。昔の人は、フィルターをつけて撮影していたのだろうか? 新宿の中古カメラ店へ行っても、なかなか見つからない。(ズマール用のかぶせ式オレンジフィルターは、ようやく見つけ入手したが・・・)
ここはYGフィルターを使いたいところ。
このごろ、うまい写真、美しい写真をとろうと、技巧に溺れ、フィルターを使う機会が増えてしまった。フィルターはさりげなく使うものだろう。反省している。そう 撮影も、さりげなく・・・
池をみると、冬が近づき、北国から鴨が飛来していた。50mmレンズでは狙えない。
翌々日、85mmのレンズをカメラにつけて、百日紅を撮影。

百日紅の枝を白く浮き立たせたかったので、昼間2時ごろ戸越公園へ向かった。
撮影の狙い、工夫など、わかる人は見抜いてしまう。こんな説明は不要だろう。
うまいぐあいに、鴨が集まっていた。冬、到来か。
- 2013/11/26(火) 09:59:04|
- 百日紅(さるすべり)
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美しい紅葉を美しく撮る。美しい風景を、美しく撮る。美しい花を、接写で美しく撮る・・・撮影テクニックに腐心すればするほど、大切なものが見えなくなっているのでは?そんな危機感を感じている。
背景の処理を考え、レンズを選び、構図に細心の注意を払い、適正露光、場合によっては、露光を何段階か変えて撮影する。そういった訓練をしていけば、確かに撮影術は、向上し、美しい写真が撮れるようになる。しかし、美しいと評される風景は、撮り尽くされ類型化している。本当に撮りたいのは、こういう美しい写真だろうか? と自問する・・・それで どうなの? 満足できた? So what? と詰問されている気がする。
やはり、原点に立ち戻るべきだろう。
うまい写真でなくともいいから、なにか心に残る写真が撮りたい。やはり、フィルムでモノトーンが、性に合っていると思う。

大崎駅の改札に向かう通路。自転車は、下の駐輪場に預け、エスカレータか階段で、このコンコースに上ってくる。今まで、この場所で、自転車に乗る人を見たことがない。コンコースは、高層住宅棟にもつながり、さらには、百反坂にもつながるので、そこから、進入してくれば、ここまで 自転車で乗り入れるのは可能だが・・・
まっすぐ進めば、右に曲がろうと、左を行こうと、ビルの中へ入っていく。袋小路状態である。何で、自転車!?
この非日常的な雰囲気が面白く、1枚撮影。 現像しネガをみて初めて失敗に気づく。35mmのレンズに50mm用のフードを装着していた。そのため 周りが欠られたが、かえって、写真に非日常性を加味し 一時代前の写真のようなテーストをだしているとおもう。 うまい写真ではないが、こうゆう写真が、小生の好み。
- 2013/11/25(月) 23:59:30|
- 読み解く写真、心に残る写真を・・・
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Sony NEX-3に 古いライカのエルマーレンズをつけて、東京の紅葉を追っています。
しかし、撮影した日に、もう、その写真をプリントし、見ることできるなんて、少し安直では?
フィルムなら、現像、焼付けの手間がかかります・・・現像が上がったフィルムを電灯にすかし、よし うまく撮れている と一人納得。手がかかるだけ、フィルムを手にした確実さは格別。・・・手にしたフィルムには愛着を覚えます。それを、ゴミ箱に捨てるには、それなりの覚悟が必要です。
しかし デジタルは0101のデータ。記録素子の中。だめな画像は、撮ってすぐゴミ箱へ。良いと思った画像だって・・・やはり、邪魔なら捨てる。デジタル写真に愛着を・・・撮った人、感じているのでしょうか?
ハードデスクがクラッシュしてから、しきりにそのことを考えています。
古いエルマーレンズで撮ったら どうか、と撮影を続けていますが、撮影に限界を感じました。
おそらくこれがこのシリーズの最後。しばらく、デジタルの撮影はストップ。(再開するでしょうが・・・今年の紅葉 デジタルではもう撮りません。)
本日は勤労感謝の旗日、東京は快晴。原宿の代々木公園から、明治神宮をへて、千駄ヶ谷を歩き、神宮外苑の銀杏並木を撮影し、信濃町から帰宅する散歩を計画しました。

原宿駅で降り、代々木の公園へ。
印象では、銀杏の紅葉した葉、もっと深い黄で、鮮やかに輝いていたのですが・・・空をバックにしているので、色が飛び薄くなっています。

代々木公園では、このような撮影が よく行われています。・・・暗い木陰なので、木陰に露光を合わせると、銀杏の黄色は飛んでしまう。プロも、銀杏の黄色を生かそうとは考えていないようです。

鮮やかな「もみじ」です。たくさん人が、この紅葉をカメラに収めていました。
じっと、紅葉を見つめる素敵な女性がいます。左手には、落ちたもみじの葉を1枚持っています。さあ、これから、どうするでしょう?
正解は、あの、もみじがほしいと、飛び上がり、1枚の紅葉を落としました。勿論、その瞬間、シャッターを切り、撮影に成功しましたが・・・その写真は「決定的瞬間の写真」ではありません。決定的瞬間とは、飛び上がった姿ではなく、見上げている、その瞬間です。思いのこもったこの瞬間こそ、移ろい行く姿ではないでしょうか。これが決定的瞬間・・・
花泥棒は、罪にはならない・・・江戸のしゃれた感覚、残しておきたい。素敵な花泥棒に乾杯!

代々木公園から、明治神宮の森へ。 しかし、これという紅葉には出会いませんでした。鬱蒼とした林のなかには、赤く紅葉する樹はほとんどありません。昔の武蔵野の自然は、紅葉樹には過酷な環境だったのかも。
明治神宮からを出て、山手線のガードをくぐり駄ヶ谷の方向へ足を進める。千駄ヶ谷近く、すぐ脇には、新宿御苑があります。蔦の絡まった家を発見。好みのアングルで切り取りました。できれば、50mmの標準か、35mm程度の広角レンズで狙いたいところ。フルサイズ換算75mmで切り取りました。Velviaフィルムを使い、35mm程度の広角で切り取ってみたいと思っています。1週間以内に撮影しないと、時期を失いますね。撮る意欲と天候がポイントになります。

神宮外苑、絵画館前の銀杏並木。映画やTVの舞台によく使われます。今日は休日。銀杏が紅葉している時期なので、道路は人だかりでお祭り状態。スナップ写真には良いのですが、紅葉を撮影するとなると別。どうしてもレンズが上を向いてしまいます。

まだ、緑の残った銀杏が少しありますが、全体では、紅葉の真っ盛りという感じです。明日の日曜は、もっと人が出るのでは?これから1週間、銀杏の紅葉 楽しめるでしょう。
最後に、お決まりのような 画像で締めくくります。

誰もが撮る絵画舘前の銀杏並木。カメラを下に振りたいのですが・・・人の頭を写すことになります。これが限界。
ウイークデイ・・・そして雨でも振れば、独占し、よい構図で、撮れるでしょう。そういう写真は、プロがすでに撮ってると思います。アマチュアが、とるべき写真かなと・・・時々 考えます。
これで、充分満足です。
- 2013/11/23(土) 20:57:08|
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天気がよかったので、少し足を延ばし、浜松町の旧芝恩賜園へ。カメラはSony NEX-3 レンズはElmar 50mm F:3.5 戦前のオールドレンズ。一世を風靡したライカのレンズです。勿論ノンコート、テッサータイプの4枚構成レンズ。絞りの位置の関係か、テッサーより、フレアー、ゴーストが若干出にくいように感じています。Sony NEX-3は APSサイズなので75mm相当の画角。フレーミングに 苦手意識がありますが、今年のもみじの撮影は、すべて このレンズで 行おうと考えています。(デジタルカラーに限定ですが・・・)
散歩する近くの公園では、空がないので、広い空が望める公園(池があるので)ということで、この公園を選びました。

都内にもみじは 少ないですね。これも 桜の紅葉です。

空を入れたかった・・ので、可とすべき。深い色調にするため、少し露光を切り詰めました。

標準から広角レンズで狙うアングルですが、長めのレンズ(75mm相当)でもどうにかなります。(元は50mmですから)

歩いてくる女性の姿がなかったら、何を撮りたいの?と言われそうな構図です。

もみじ狩りのつもりが、桜の紅葉。
むしろ、いつもの、このようなスナップ写真を撮るのが、小生の好み。
影は小生の姿です。その影が面白いなぁと思っていたら、そこへ女性が横を通り過ぎ、石段を降りていく。
後姿と影、その交差した瞬間が面白く、おもわず シャッターを切っていました。
一瞬の移ろいの瞬間を記録する、それが写真。
- 2013/11/23(土) 10:12:17|
- 散歩
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池田山公園の紅葉がよかったので、翌日の午後、白金の自然教育園へ足を延ばす。
ここは国立博物館の付属で月曜休館。火曜日なので、開いています。自然に任せ、武蔵野の自然に帰っていくことを目的としているようです。
自然教育園は、港区の端、道路をへだて品川区の上大崎につながり、池田山公園とは、それほど離れていません。
しかし、暖かいのか?意外と紅葉している樹を見ません。あるいは、江戸の武蔵野台地には、紅葉する樹が少なかったのかも。

赤い実をみて、これも秋とばかりに撮影。カメラとレンズは昨日と同じ、Elmar 50mm F:3.5を使用しています。

武蔵野の秋を強く印象付けるものといったら、「すすき」でしょう。古いノンコートのレンズには過酷な逆光で撮影しました。普段なら、白黒フィルムで撮るところです。

植物にうとく何の樹か知りませんが、ようやく、紅葉する葉を発見・撮影。豪華な紅葉というわけには行きません。

紅葉には、まだ早いのか・・・潅木が多く陽射しが、林の中まで届きません。

これが、昔の・・・人間の手の入らなかった頃の武蔵野台地の光景なのでしょう。紅葉はあと1,2週間後のようでした。
都会の真ん中、外には首都高速道路も通っています。しかし、自然教育園へ入ると、樹林の中。別世界が広がっています。木々に隠され、空はほとんど見えません。池まで行かないと、空の広さを感じません。都会の真ん中で、こんな写真が撮れるなんて、驚きです。
ここは4,5百年前、白金長者が屋敷を構えていた場所です。長者も、こんな光景を眺めていたのでしょうか?
- 2013/11/22(金) 08:27:01|
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古いライカのレンズ、エルマー(Elmar 50mm F:3.5 1937年製 ノンコート)をソニーのNEX-3につけて、東京の秋を撮って見ようと思っています。前回は、夕刻の散歩でした。天気が良いので、今回は、少し長く散歩をすることにしました。午後2時ごろ 戸越の里を出発。

例によって、絞りはf:6.3に固定、モードはSモード。シャッター速度優先にし、液晶画面で確認しながら、マニアルで露光を決めました。勿論、ピントも手であわせます。液晶画面、見にくいが、普段使っている機械式カメラに比べれば、全体の操作は簡単です。むしろ50mmレンズがフルサイズ換算で75mmになり、慣れない画角に、少々 戸惑いました。
第二京浜国道と中原街道の分岐点に植えられた「はなみずき」です。色は鮮やかではありませんが、紅葉しています。この場所だと、午前中の早い時間なら、陽があたりきれいな発色の写真が取れるでしょう。午後はビルに隠され陽は当たりません。

そこで 姑息な手段。備え付けの小さなストロボを焚いて、太陽の代わり。やはり情感に欠けますな。

五反田の駅を抜け、NTT関東病院の裏庭へ。見事な紅葉です。入院している方、お見舞いの方など、数名が 紅葉を楽しんでいました。近くに第3日野小、池田山公園があります。池田山は、美智子妃殿下の生家が在ったところ(今は ねむのき公園になっています)。右に行けば 白金台など、高級な住宅街です。猥雑な五反田から、少し離れるだけ・・・一昔前、五反田の町から、池田山を見上げたら、黒澤映画のような「天国と地獄」の世界が・・・広がっていた?

池田山公園はNTTの敷地にほとんど隣接。歩いて2分くらいで公園へ。きれいに紅葉していました。散歩コースにも、こんな場所があったのですね。有名な観光地へ出向いて撮影している気分。絵葉書のような構図に仕上がりました。

池には大きな鯉が泳いでいます。紅葉と鯉。50mmくらいのレンズで捉えたいところ。75mmの画角では、フレーミングできる構図が、限られ窮屈。PLフィルターを使ったら、どう撮影できたたか?・・・また、考え込んでしまった。

池田山を登りきり平らなところへでれば、そこから15分程度の散歩で、目黒駅へ。途中右に曲がれば、自然教育園。本日は18日の月曜日。国立博物館の付属なので月曜は休園。左に折れて、目黒駅を超え、行人坂を目黒川へと降りていく。
坂の途中にある大円寺、ここには五百羅漢像があり、撮影に来たことがあります。手前の樹に光が当たるのは何時?・・・2時間前にくれば・・・あるいは 1時間後か?タイミングが合いませんが、記録に1枚。

目黒川にも鴨が飛来。この場所は、例年、桜の季節に何度か訪れます。今年は、花筏」を撮った場所です。まさか、桜の紅葉を撮るとは思いませんでした。

これは、桜ではありません。つる性の草です。陽を浴びていい感じだったので撮影しましたが・・・印象が少し違います。もうすこし、枯れた感じでした。

暗い水面を意識して、アンダー気味に露光。桜の葉も、きれいな赤に染まるのですね。

最後は。目黒不動へ。ここの紅葉は・・・撮りようなし。これが 来たという証拠の写真。慣れない75mmの画角、85mmと少ししか違わないのに、変ですね。プラス思考で解釈すれば、フレーミングが新鮮です。
目黒不動より、旧道(品川の宿から目黒不動への参拝道が、あったようです)伝いに戸越の里へ戻りました。まだ日没には至っていません。約2時間の散歩でした。一里半くらいの道のりでしょう。
76年前のノンコートレンズですが、使って見て、問題ない写りと判断しています。
どう、思われますか?
- 2013/11/21(木) 09:49:48|
- 散歩
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カメラは ContaxⅡa。ブラックダイアルなので おそらく1950年か51年製。
レンズはSonnar T 50mm F:1.5 戦前のツアイスのカメラContaxⅡについていたレンズです。1939年製です。
このオールドレンズで、雨にけぶる横浜港を撮影したらどうなるか? フィルムはTri-Xを使用。貿易港として栄えた/栄えている横浜港の情感を醸し出せたらいいのですが・・・

定番の氷川丸。カモメが鎖に鈴なりに止まっていました。一歩右からフレーミングすればよかったか、ローマ字の"H"が隠れてしまいました。右に移動すると、鎖のカーブが直線になる・・・そちらに注意がいってしまいました。カモメ、雨に濡れ何か寒げでした。
海面に白いビニール袋が漂っているのも気づきません。まぁしょうがないか。

どこに焦点を合わせて良いのか迷うところです。映りこんだ街灯? それとも、デッキ?

雨を意識して、傘を差している人を画面に入れました。細い雨は、ネガ上に記録するのは難しい。

雨にけむる港というイメージを出したかったけど、そうは天候が許しません。やはり夜霧が必要か。街灯の光が光芒を作り・・・何度も通わないとそういうチャンスはめぐってこないでしょう。
一羽のカモメのおかげで、閑散とした雨の港という雰囲気はでたと思います。

雨に濡れた歩道を写すなら、銀塩モノトーンフィルムが最適だろうと思い込んでいましたが・・・

カラーで いい感じに写りました。背負うバックの黄色が効いています。(参考比較にデジタルで撮ったものを載せました。)

像に近づいて撮ると、観覧車の環が小さくなり面白くない。輪の中に像を収めたいので、少し後ろから撮影しトリミングしました。85mmか105mmのレンズで撮影すべきところです。

近づいてフレーミングすると、こうなります。観覧車の位置がよくありません。
左もう少し空けていたはずなのですが・・・コンタックス、パララックス補正がないので、近づくとフレーミング狂います。NikonSPなら、こういうミスは起こらなかったでしょう。(と、失敗の言い訳、銅像は逃げないし・・・どうしても撮りたかったら、また来ればいい。移ろい往く一瞬を捉えるというわけでもないし・・・)

ランドマークタワーの夕景。とはいえ、美しい夕焼は写りません。ここは断然カラーです。

赤レンガ街に到着。日も暮れ暗くなり、手持ち撮影は難しくなり、持参した三脚を使用して撮影。
もともと人間の目は、暗いところでは色を感知するより、明暗を感知するのが主。夜間の写真は、違和感を感じません。

大桟橋に停泊中の飛鳥Ⅱ。24mm程度の広角なら全体を撮影できますが、50mmなので一部です。スマホで撮った恋人の写真を確かめています。ちょうどよい位置にいたので、思わず一枚。

撮影会終了。桜木町駅へ向かう途中撮ったスナップ写真。撮ったデジカメの具合を確かめるカップル。思わず、スナップ。 池上の「お会式」撮影を思い出し、ISO400なら f:1.5/25で撮影するのが適正と判断。しかし、1/25秒では手ぶれの恐れ大。1/50秒でシャッターを切りました。少し露光不足でしたが、どうにかプリントできました。やはり、スナップが性に合っています。 "Night in Yokohama" もできそうです。
- 2013/11/20(水) 09:49:34|
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昼から降り出した雨も、日没直前の4時過ぎに止み、急速に天気は回復。日没の陽を拝むこと かないませんでしたが、美しい夕焼けを空に描いてくれました。
赤レンガ倉庫へ移動中、振り返ると、夕焼。急遽 そこでの撮影となりました。
皆さん、三脚を据付、構図を決め、シャッターを押している。
小生のカメラは、ソニーのNEX-3。 軽量なカメラで、設定はPモード。16mmの広角レンズなので、1/20秒までなら手ぶれはしない。機動性に富んだ手持ち撮影で、撮影に臨んだ。

陽はすでに地平線の下。暗くなる空をバックに輝く夕焼け雲が美しい。
広角レンズの威力、被写界深度が深いので、開放f;2.8でもOKだろう。Pモードなので、カメラが勝手に露光を設定してくれる。シャッター速度も、手ぶれしない速度になっていた。

道の右手に移動。雨にぬれた道に、夕焼けが反射。街灯の明かりの列が、水面に浮かんでいるように写っている。

空に浮かぶ夕焼の輝は急速に消えて、道に残像を残していた。あっという間の撮影。三脚に固定していたら、1つか2つの構図しか撮影できないだろう。それほど、移ろいやすい。
赤レンガ倉庫に着いたときは、もうあたりは暗くなっていて、建物はライトアップされている。さすがに、シャッター速度は遅くなっていた。Pモードを、Sモード(シャッター速度優先)に変更。持参した三脚をようやく出してNEX-3を固定する。NEX-3 自由を奪われ、窮屈そうな顔をする。
三脚は今年の春、夜桜を撮影するため購入したもの。ヨドバシに行き、一番軽量の三脚を選んだ(同時に、一番安い三脚でもある) 軽いが一番、どんな三脚であれ、三脚ががあれば、手ぶれはめったに起きない。高価な重い三脚で、完全をきすか、軽い三脚で行動の自由を高めるか・・・使用する人の考え方しだいですね。

翌日は、横浜国際マラソン大会。その準備に赤いコーンが並んでいます。これから、トワイライトマラソンが行われるようで、右手に、受付がありました。シャッター速度をもう少し遅くし、絞りを効かせたほうがよかったと・・・あとで反省。

赤レンガ倉庫の壁を撮影。赤のグラディエーションを出したかったのですが・・・意外と難しいですね。シャッター速度を20秒にしたら、絞りはカメラが調整してくれる。便利です。撮影が終わると、ノイズリダクションをカメラのコンピューターが自動で行ってくれました。それできれいに撮影できるのだ・・・すごいですね。
計画では、大桟橋まで移動し、停泊している飛鳥Ⅱの撮影をする予定でしたが、撮影続行よりビールという雰囲気。ここで終了。桜木町へもどり、お目当てのビールで、今回の撮影会の反省?会をしました。
- 2013/11/19(火) 07:49:24|
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11月15日は、所属する「Photo彩遊」の撮影会。
テーマは「夜景を撮る」
午後2時半、桜木町駅に集合、集まったのは9名。ほとんどが「毎日が日曜日」の同志です。
日没は4時半ごろなので、5時半までの約3時間の撮影会となるでしょう。目的は「夜景を撮る」こと、実際はアフタービールの魅力に惹かれています。
ニコンカレッジの修了者が集まってできた会なので、当然ながら、皆さん、ニコンの高級デジカメで撮影に臨んでいます。
ズームレンズが、いまや標準ようです。標準レンズという言葉は死語になりました。
雨なのに、いや雨だからこそか、PLフィルターをつけています。暗くなるのにと思ったが、心配なく、多くの参加者はカメラを三脚に固定し、構図をしっかり決めて、撮影しています。これなら、手ぶれもしませんね。
見習いたいが・・・どうしても安易にながれます。
小生は 軽いソニーのミラーレス一眼NEX-3にE16mm F:2.8の単焦点レンズ一本の潔さで勝負。ISO400に設定し、カメラにお任せのPモード、手持ち撮影が基本。撮影した中から、秋を感じるものをピックアップして、載せました。
天気予報とおり、午後から雨。

雨も風情あって良いですね。港を二人で散歩・・・ロマンチック。 若ければなぁ・・と家で待つ老妻の顔を思い浮かべる。


鮮やかな紅葉はないものか・・・と探したら、ありました。
~~ん、鉄脚にしがみついているぞ。
それでも美しいものは許される。老醜をさらし、しがみついている小生どうすればいい?

わびしくなる。ビールでも飲んでパーとしたいところ。曇天の夕方、付属の小さなストロボを使い、紅葉した樹めがけ強制発射。広角レンズなので、近づきながら、3ショット撮影。空の暗さとバランスがいい写真を選びました。望遠レンズではできない芸当。これで、気持ちは少しは和んだようです。どうにか、港横浜の紅葉を写すこと出来ました。
フィルムをつめたカメラも持参しました。今、現像が終わり、スキャナーで取り込んでいるところ。終わり次第ブログに載せます。
- 2013/11/18(月) 17:40:55|
- Photo彩遊
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古いライカ L-マウントのレンズで 秋を切り取ったら、どう写るか、それが知りたくて 1937年製のElmar 50mm F:3.5を持ち出し、Sonyのミラーレスデジカメにつけて「とごえの里」の秋を撮影しようとした。勿論ノンコートである。
レンズの絞りは、古い大陸絞りといわれるもの。木村伊兵衛が、対談記事で、「f:6.3くらいに絞れば、ピンとは大体合うものだ」とスナップ写真の方法を語っていたのを思い出し、絞りはすべてf:6.3にして撮影した。氏がエルマーレンズを使用していたのは、戦前。その頃のフィルムの感度は速くとも、現在のISO50程度であろう。現在はISO400が当たり前、当時よりずっと性能は上がり、撮影は容易になっている。

APSサイズなので、フルサイズ換算で75mm、少し長めのレンズである。レンジファインダー用なので、約1m程度までしか近寄れない。夕方で、光量が少ないが、どうにか撮影できた。

花には詳しくないので・・・名前は知りませんが、きれいな赤だったので、最短まで近づき撮影しました。
きれいな発色だと思います。現代のデジタル専用に設計された高価なレンズで撮影したらどう写るのでしょう?
差を見分けられない小生のような人間には、現代のレンズは、猫に小判と 負け惜しみ。(手元不如意につき・・・潤沢な資金があれば、1も2もなく、手にしているでしょうが・・・)

枯れ葉イコール秋の単純な連想で撮影。これは、白黒モノトーンフィルムで狙うべき被写体でした。

これも、そう。少しわびしいですね。立ち枯れの秋です

芝生が枯れ、地面を這う茎があらわになる。枯れ葉が一枚。赤い枯れ葉なら歓迎ですが・・・これでは、とごえの里のわび住い・・・

光は、当たれども、華やかさに欠ける。
とごえの里では、紅葉の豪華な秋は、望めないかなぁ。

秋の陽は短い。家に帰る人の姿を、見るだけでした。(とごえとは、江戸越。江戸時代の戸越の地名です。)
都内の紅葉は、これから本番を迎えます。都内をほっつき歩き、豪華な紅葉を探してみます。
- 2013/11/16(土) 22:02:15|
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9月27日 自然教育園を散策。「いいきり」の古木に「猿の腰掛」のようなキノコが幹から生えていた。珍しいと、撮影しています。(目黒 自然教育園 ・・・Summitar レンズを通して見ると 2013/09/24(火) 07:51:56| オールドレンズの密かな楽しみ :参照)
10月15日の台風26号の後、再び自然教育園を散策しましたが、この「桐」に変わりはありません。
池近くの巨木は風で倒され、無残な姿を見せていましたが・・・

11月になり、秋を撮ろうと、自然教育園に入ると、その「桐」が、倒れていました。やはり樹齢には勝てなかったようです。
このまま放置しておくのが、自然観察園の方針。おそらくこのまま朽ちて、土に戻るのに任せるのだろう・・・訪れるたび 変化に気づいたら、きっとカメラを構え、記録していくのだろう・・と思う。
Wynn Bullockなら、どう撮影するだろう? 春になり、近くに幼木の新芽がでた時、撮影するだろうか?少し下がった場所でカメラを構え、倒木を俯瞰し、遠くに小さな幼児を立たせるだろうか?(彼の云うTime/spaceを曲解しているかなぁ)いろいろな構図を心に描いてみた。
夕方の陽射しが入らず暗い。レンズは1937年製のライカL-マウントのElmar 50mm F:3.5を使用。勿論ノンコートである。古いレンズで、秋を切り取ったらどんな感じになるか、今試している最中の1コマ。これは「秋を撮影」したものにはなっていません。予想外の1枚です。
- 2013/11/16(土) 11:38:44|
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新橋に行く用事があったので、秩父にもって行きまだフィルム取り残しがあるカメラを持って出かけた。
用事の後、今回は、新橋から東京駅まで二駅散歩することにした。
二駅散歩だが、都心の二駅、線路際を歩いていけば15分から20分で東京駅についてしまうでしょう。そこを約1時間かけ、ゆっくりと、スナップショットしながら散歩。時刻は午後3時から4時ごろまで。

禁煙の流れ、すごいことになっています。新橋駅近くでは、駅前ビルと線路にはさまれた道路の一部が、喫煙場所になっています。
前方を見て立っている人、座っている人・・・タバコを吸っていますが・・・楽しんでいるという感じではありませんね。仕事のストレスから、一服。それなら、もっと自由に吸わせてあげたいと思いますが、ご時世ですね。受動的喫煙被害が、声高です。タバコは吸いませんが、少しかわいそう。わびしいですな。
この実情を記録しておかねばと・・・次ぎ来たときは、もっと近づいて撮影・・・盗撮?と咎められちゃうかなぁ。

新橋駅の下にある喫茶店の前を、初老の現役サラリーマンと、リタイアした老人が、なぜか俯きかげんに歩いていきます。現役は、それでも歩幅が大きく、躍動感がありますが、老人は・・・これ、小生の姿?でしょうか・・重なりますね。
胸を張って歩くこと、心がけねば。

新橋駅近くのガード下。穴倉のような雰囲気があります。暗いので、絞り開放で撮影。金属の箱が邪魔だけど、撮り方に(アングル)よっては、面白い雰囲気が出せそう。絞りを利かせ鮮明にしたら面白いかなぁ・・・三脚が必要になるなぁ、、、また、ホップ、ステップ、ジャンプを考えている・・・

道路際で食事、喫茶。徐々にヨーロッパの習慣が入ってきました。おしゃれなんですかね。祖母が生きていたら、「通行人にじろじろ見られてしまう。そんな場所で、お茶を飲むの!?いやだね。落ち着かないよ、屋根の下でないと。」といわれそう。
江戸時代の街道沿いの茶店の光景、時代劇では よく出てきますが・・・どこがちがうのでしょう?

有楽町から丸の内、中通りへ。世界のビジネス街、きれいに整備され、彫刻/彫像が飾られています。センスのよい彫像を、周りの雰囲気にあわせ、定期的に交換し飾っています。ここの管理しているの人、なかなかのものだと、いつも感じ入っています。この写真、うまく撮れたとしたら、その功績は、この道の美化の責任者です。小生ではありません。ただ、シャッターを押しただけですから。

東京駅に近づくにつれ、新しい光景が見えてきます。変化が激しく、戸惑います。コマーシャルの撮影のようです。
モデル1人、カメラマン含めスタッフ7名。広告写真、かなりコストかかりますね。

最後に、新しくなった中央郵便局のビルにあがり、おのぼりさん状態で、東京駅を撮影。今日はここまで来ましたという記録をネガに残しました。東京駅周辺、様変わり。フォットジェニックな建物が並んでいます。
今度は、じっくりと周辺を散歩してみます。
- 2013/11/13(水) 09:30:22|
- 散歩
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10月になり、落ち葉の季節。
枝がむき出しになっていく百日紅を 記録しようとしました。
そこで、枝と残っている葉を白く浮き出すよう撮れば、状況をよく説明できると、夕方 ストロボを焚いて撮影。

夕暮れだが、空が明るく、百日紅が浮き出てこない。これでは駄目。もっと夜になって暗くなってからと、翌日 夜、同じカメラを持ち撮影。

これでは、単にストロボを焚いて撮影しましたとういう写真。背景が暗いだけでの百日紅の置かれている状況は不明。面白みもない。「なにか工夫はないの?」と百日紅から 厳しいお言葉をいただきました。
そこで、次の日、背景の明るさと、ストロボの光量をあわせるため、三脚を持ち出し、長時間露光で撮影。

百日紅の枝、残った葉がレリーフのように写っています。予想外の面白い効果が出ました。
画面下で明るく写っている葉(百日紅ではありません)を入れないようフレーミングすると、画面がすっきりするでしょう。まだ、改善の余地ありというところですね。センス/直観力がないので、いつも、ホップ、ステップ、ジャンプの試行錯誤(Try&Error)撮影法。要領が悪いですね。
- 2013/11/11(月) 16:24:07|
- 百日紅(さるすべり)
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デジタルカラーとフィルムの違いを知りたくて、45年振りにポジフィルムを使ってみました。

フィルムはフジのVelvia100を使用しています。
proviaという銘柄を買う予定が・・・なぜかVelviaに・・・ビックカメラの棚にベルビアがあったので、そうこれだと勘違い、手にしてしまいました。フィルムの名さえすぐ忘れる、ボケ老人になったようです。(ProviaとVelvia 写りはどう違うのでしょう?)
近くのカメラ屋(今はカメラ屋とは言わずPhoto~~と名乗るようです)に頼んで現像、ようやく昨日できてきました。意外によい発色に驚いています。
これをスキャナーで取り込み、トーンカーブを少し調整しました。赤の発色がいいですね。Nikkor 105mmレンズです。もう47年以上の付き合い。もちろんAi以前のレンズです。
同じ構図で、ソニーのNEX-3にマウントアダプターを介しNikkor 50mm F:1.4をつけて撮影。 これも47年以上に付き合いのレンズ。APSサイズなので、フルサイズだと75mm、フィルムより少し広い画角です。

コンデジ(Canon IX 200a、Nikon CoolPixP1など)を使っているとき、(ネガカラーに比べ)鮮やかな色に驚いていたのですが、これはそれ以上、ポジフィルムの発色の良さに驚きました。デジタルを超えている! (ポジフィルム)やりすぎでは??
Velviaの画像、レタッチソフトで、各色の彩度を減らすと、大分、デジタル画像に近づきます。

なにか、色合わせの遊戯をしている気分になり、ちょっと居心地が悪い。デジタル画像の彩度を上げれば、フィルムのVelviaのようになる・・・


デジタル画像、彩度を上げて調節したら、Velviaのような画像になりました。レタッチソフトで、彩度や、カラーバランスを調整すると、かなりの範囲で、画像の印象を変えることができるのですね。
びっくりしたのは、RAWで調整すれば、色温度(ホワイトバランスと呼ぶそうです)をコントロールできることでしょう。これには参りました。さすが技術の進歩です。

Velviaの画像、ススキの黄色味が強く出ました。フィルムを見ると(透過光)色に深みがあり、ススキもそれほど黄色くありません。いい発色なのに、スキャナーの問題かも・・・
レタッチソフトで、彩度、カラーバランスを調整してみましたが、薄の黄色は強く残ってしまいました。撮影した時の印象は、もっと白かった。
夕方で、色温度が下がっていたからでしょうか? フィルムの場合、色温度を変更するフィルターは必須アイテム。残念ながら、(カラーを写さなかったので)フィルターをそろえていません。
デジタルではRAWで撮影しておけば、後で色温度補正ができる!これすごいことです。

色温度を5400°Kに下げると、デジタル画像、現実に見たススキにほぼなっています。ただし、後ろの樹の紅葉 冴えません。Velviaフィルムのほうが、実際に近い。

最後に、ライトアップされた三峰神社を撮影してみました。4秒の長時間露光。見た印象より赤みが強いようですが・・・このあたりになると、こんな画像も有りでしょう。デジタルで撮れば、印象のとおりの画像、調整して作ることできるのでしょうね。
色の豊かな(深い色が出せそう)フィルムを使うか、色温度をコントロールできるデジタルを使うか・・悩ましい。
- 2013/11/09(土) 21:14:21|
- Photo彩遊
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この春にも訪れ、石仏を撮影。再挑戦です。

金昌寺山門。
まだカメラに中にはSFX-200フィルムが入っていますが、この陽射しでは赤外効果は望めないとフィルターをYGに換えました。葉を白く紅葉しているかのように撮影できました。

「秋を求めて秩父を散策(1)」には、同じ石仏をデジタルで撮影したものを載せています。これはフィルムでの比較。UVはレンズ保護に使用しています。YGフィルターとの差は余りありません。YGの方が、わずかに苔が少し明るく出ているだけした。YGの効果は、やはり陽射しのあるところに限られますね。(当たり前か)
秋の陽射しを感じさせるのは、(1)のデジタルで撮ったカラーのほうでしょう。

落ち葉が紅葉(黄葉)していたら、カラーで撮れば、秋の石仏とすぐわかります。しかし、モノトーンでは難しい。それとわかるものを、一緒にと・・・秋を求めて秩父を散策(2)に載せた石仏では頭に止まったバッタを入れましたが・・・この陽射しに、少しは秋を感じませんか?・・・2つの瞼に光が来るのを待って撮影しました。

春にも撮影した石仏です。春は、陽射しが届いたのですが、秋は陽射しが届きません。太陽の黄道(高度)はほぼ同じなのですが、春は芽吹く頃で、まだ枯れ木状態、秋は落葉が始まったとは言えまだ樹に葉が残っている状態・・・その差が関係しているな、と一人、勝手に合点しました。

これは、デジタルで撮影したもの。苔まで赤く紅葉するのですね。珍しいとは思えど、石仏はモノトーンの方が味わいあると思いますが・・・
秋の日はつるべ落とし、特に山里は早い。

陽を浴びて燈色に染まる。この変化は激しく、数分後には、消えていく。

移ろい行くものを、その瞬間に捉えるのが 写真の機能です。好みは、こちらの暗いほうです。(モノトーン派なもので)

帰り際に撮った写真ですが、これが今回撮った石仏で 一番の好みです。表情がいい。
石仏は、見る角度で、表情を変えていくことに ようやく気づきました。(おそいかなぁ)
- 2013/11/07(木) 08:23:07|
- Photo彩遊
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11月1日 目覚めると良い天気。秩父の町は山並みに挟まれ、一種の盆地状態。朝はガスがかかると聞いていたのに 陽射しが明るい。青空が広がっている。
早速、カメラ(ニコンF)に、イルフォードのSFX200フィルムを詰める。こうなれば、赤外線写真を撮ろう。SFX-200フィルムは、赤外部まで感光するフィルムですが、完全な赤外線フィルムではありません。赤外線写真で常用したR76(760nmカット)フィルターでは、実用的な感度が得られません。かろうじてR72(720nmカット)で、どうにか使えるというフィルムです。

一眼レフカメラにR72フィルターをつけた状態で、ファインダーを覗くと暗くて、どこをフレーミングしているかわからない。片手で、接眼部を覆い暗くして瞳孔が開くのを待つと、次第に見えてくる。赤外線写真は、レンジファインダーカメラが便利ですね。空を含めた風景を撮りたいので、レンズは広角35mm。距離は無限マークを、レンズの赤外線補正マークにあわせる。近くの被写体に合わせるときは。目測で距離を測り、その距離を補正マークにあわせて使用。距離計の不確かさを補うためにも、被写界深度のある広角レンズが最適です。
これは、西部秩父駅の駅前の樹です。

川は荒川。荒川の源流が流れています。遠方に見えるのは秩父セメント(今は、・・・統合で名前は変わったはず)の工場でしょう。深い秋の空と、紅葉の輝く白さ・・・SFX200フィルムの選択はよかった。

音楽堂からの秩父の町の眺望です。この程度なら普通のフィルムに赤フィルタ(600nmカット:R60)で、撮影できたかも。

「竹林を渡る風」を撮りたいという気持ちはあるのですが・・・そういう場所でもない。
しかし、赤外線フィルムでないと 木々の葉と空のコントラスト、こうは写りません。この竹に注目し、3枚ほど撮りましたが、被写体とSFXフィルムベストな組み合わせだったと思います。
秩父の秋を堪能しました。
- 2013/11/05(火) 09:28:35|
- 読み解く写真、心に残る写真を・・・
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二本のフィルムを同時に現像処理しているとき、定着の具合を調べようとしたら、間違えて現像中の現像タンクを開けてしまった。あ、しまったと思いながら現像を続行。そう、ソラリゼーション現像をすることになってしまいました。
マン・レイもこんな失敗をして、この方法を見つけたのでしょう。彼は、この技法、ノウハウとして、人に開示することが無かったようです。
現像結果は、後半の8コマが、ソラリゼーションしていました。しかし、予想外の面白い画像を得ました。

こんなことも あるのですね。
普通に撮るより、石仏の材質感が、よく出ているように感じます。

これは、同じフィルムでも、ソラリゼーション現像にならなかった(助かった??)コマです。
石仏の頭にバッタが止まっているのが面白くて撮っただけのカットですが・・・
ソラリゼーションのコマのほうが、材質感がでていると思うのですが、いかがでしょう?
- 2013/11/04(月) 10:33:22|
- Photo彩遊
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31日 一泊の予定で 秩父を散策。まだ、紅葉が始ったばかり。山に上れば、紅葉しているだろうと、三峰神社に登る。
今回の撮影では、フィルム三本と、デジカメで200カットほど撮影。フィルムは現像中。とりあえず、デジカメで撮影したものからピックアップしました。レンズは、初代Nikon F の交換レンズ 35mmF:2.8,50mmF1.4、105mmF:2.5 を持っていきました。いずれもAi化以前のニッコールレンズ。47年間ずっと使い続けている古猛者です。デジタルの波も、アダプターさえあれば乗り越えられる。現役として活躍中、頼もしい限りです。

昔、ここには、ケーブルカーの駅があり、三峰神社の参拝に使われていたとのこと。そのときの跡は、この下に伸びるスロープを残すのみ。薄が群生していました。
薄曇の空で、時たま弱い光が差すだけ、カラーの撮影にはあまりよい状態ではありませんでした。

カラーは どう撮っていいのか四苦八苦。

次の日は、秩父札所めぐりを しました。

札所番号20 岩之上堂で撮影。もみじの紅葉はまだ。ようやくすこし始ったところ。おそらく1週間で見ごろとなるでしょう。

札所番号4 金昌寺。ここは、春にも来ています。
白黒フィルムの感覚で光を捉えてしまい勝ち。カラー写真では・・・このように撮ろうと思わないのでは?
苔の上の光に 秋の日差しを感じていただけたらと思っています。
「フィルムで秩父の秋を撮影するぞ」と思っていたのですが・・・撮った枚数では、デジカメのほうが多い。
2つ持っていったので、どっちつかずの結果になっているのでは・・・と現像の結果が、少々心配です。
- 2013/11/02(土) 19:05:51|
- Photo彩遊
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