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本当に大切なものは見えない

古いフィルム・カメラで、ありふれた身の回りを撮っています。日常の中の一瞬を捉え、読み解く写真になっていれば・・・

月下美人・・・?

10年ほど前、母親が戸越公園で開催されていた植木市に行き、鉢植えを買ってきた。「月下美人」だという。2階の庇の下に置き、水遣りなどの世話をしていた。3年ほどして、夜、大輪の花を咲かせた。
「やっぱり、月下美人ね。」と母は満足げ、自身でデジカメを操作し、写真を撮る。
月下美人IMG_9829a
誰でもとれるんだぁ。
この写真を見せられ、びっくりした記憶があります。クローズアップでストロボ撮影など、1960年代では、かなりカメラに習熟しないと撮れない技術です。母は喜んで、これをプリント(Lサイズ)し、額に入れて飾っていました。
「おばあちゃん」と呼ばれるのが嫌で、孫たちには「グランマ」と呼ばせていました。82歳までは、足腰がしっかりしていたので、パックツアーで世界各地を旅行。一番好きだったのは、インドやネパール。青春時代の日本がそこにあるそうです。その母も3年ほど前亡くなり、現在、この月下美人の世話を小生がしています。あまり、大事に扱っていませんが、枯らせるわけにもいきません。おととしは1つ、去年は2つ、今年は1つ花を咲かせました。
月下美人2013年DSC07433
花の写真、相変わらず下手だなぁと思います。写真の知識をそれほどもたない80歳過ぎ(86歳でした)の「おばあちゃん」いや間違い「グランマ」の撮影した写真と、できばえはあまり変わりません。差は、200万画素と1200万画素の表現力の差だけ。これは、使ったデジタルカメラの性能差であって、腕ではありませんね。
月下美人は白い花だと思いますが、これは赤。本当に月下美人?とは思えども、一族で「グランマー」の声は天の声、みな納得。 おそらく月下美人の仲間に赤いのもあると解釈しています。月下美人、夜花が開き、翌朝の昼にはしぼむ1日限りの花のはずが、この赤い月下美人、昼も咲いています。2,3日咲き続ける赤い月下美人とは?
今年は、夜半に雨が降った為、無残にもしぼみ、本当に1日だけの花となりました。
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  1. 2013/07/31(水) 09:00:51|
  2. 樹、草、花 
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夜景を撮る・・・それはハレのとき? 

暑いので・・・散歩は夜というわけではないが、暗くなり始めると、このごろカメラを手にするようになった。
しかし、今まで夜景の撮影の経験は少ない。昔撮った、ネガを調べたが、ほとんどでてこない。知った人間が集まったとき、室内でフラッシュを焚いて撮った写真はある。しかし、フラッシュも焚かず、夜景を撮っていたのは、ほんの数枚だけである。それらは1965年から5、6年の間の少しの間、ニコンFを買って写真を撮り出したころのものと、2000年から再びカメラを手に取り、写真を撮り出したときのものだった。
いずれも、旅行、出張など、「ケ」の日とは違う空の下の撮影である。暗い空間には非日常の「ハレ」を、無意識にも感じ、カメラのレンズを向けていたのだろうか?
夜景 京都②-7 夜の繁華街
11月23日の勤労感謝の日に、京の紅葉を見に出かけている。いまは この市電はなくなり、地下鉄になっているとのこと。その後、京都駅を度々通過することがあっても、降りることはありません。
おそらく露光は、f:2.8/30sec.でしょう。
夜景京都③-8 八重弘の朝
木屋町で泊まった宿からみた、早朝の賀茂川。手すりにカメラを乗せ、そっとシャッターを切っています。おそらくf:5.6くらいまで絞っていると思います。(シャッター速度は1/8秒くらいでしょうか。)
個人的には、懐かしい写真です。もう一度、京都へ行ってみたい。
夜景 昭和43年 大島へ
夜、竹芝桟橋から、大島へいく船に乗っていました。揺れる甲板に立ち、離れていく東京の灯を撮影。もう、この風景を撮るできないでしょう。東京タワーの近くには、高層ビルが立ち並び、もっと明るく華やかになっているでしょう。今でしたら、手ぶれ防止つきのデジタルカメラで、ISO感度を高く設定し、すばらしく美しい東京の夜のスカイラインを撮影できるでしょう。・・・とはいえ、いま改めて、撮影したいとは思いません。当時の写真の腕、稚拙です。「下手だなぁ」と自分でも思いますが、45年前の東京、ノスタルジーを感じますね。小生の思いを乗せている。これも写真。
夜景 1969年31月 Tri-X Film 小出
新潟、小出スキー場を写したもの。伯父さんの家が川沿いにあり、スキーをしにおいでと誘われ逗留。河川の改修で、その後引越し。引越し先は隣町の浦佐。小出より小さな町。なんで?と思っていたら、数年後上越新幹線の話を知る。伯父さんの新築した家、今は、新幹線の駅に近い、一等地。どこで聞きつけたか?地元では、田中角栄は神様です・・・月日の移り変わりは早いですね。あれから、44年経っています。
外国夜景ノルウェー④-6 ウトネホテルの朝焼け
1975年から1999年までは、カメラの空白期です。カメラを持つことはまれになりました。写真を再開したのは、ノルウェー出張が契機になりました。ノルウェーのウトネ(Utone)という小さな村のホテルに泊まったとき撮影したもの。再び訪れることはない・・・と思うと、なぜか、写真に収めなければと、早朝、窓の桟にカメラを置き、撮影。
8月でも東京の10月の気候、涼しく快適。北の国の陽は長く、9時を過ぎても、空は明るい。これは早朝3時ごろ撮影。
外国夜景スイス-14
ふもとの町に、大きな工場があり、打ち合わせにその工場へ。打ち合わせ後は、登山電車に乗り、ツェルマットのホテルへ・・・そのぐらいの都合はつけられるようになりました。
このとき、コダックの作ったデジカメを出張のメモ代わりに使用していました。そのカメラで撮ると、銀塩フィルムより綺麗に写っているのでびっくり。
外国夜景 DCP02730
100万画素のデジカメとして販売したコダックの自信作。確かにフィルムメーカーのカメラは写りがいい。
世界で最初にデジカメを作ったのはコダックです。そのコダックが、デジカメのため、ほとんど潰れかかっています。歴史の皮肉ですね。
「ハレのとき」とは、魑魅魍魎が暗躍する暗闇の世界ではなく、日中の明るい「ケの世界」ですり減らした心や体を癒す、神と交感の「とき」のような気がします。どうも、あの世が近くなったせいか、このごろ、夜の撮影を、しきりに考えています。変ですか?
  1. 2013/07/29(月) 13:48:26|
  2. 思い出の写真
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毎夕現れるのは・・・なぜ?

夕方、陽が落ちるころ 30分ほど姿を現します。
何?553-2
しきりに頭を下げ 誰に、何を?謝っているのですかね・・・小生以外、誰も、気づいていないのに・・・
  1. 2013/07/28(日) 08:50:53|
  2. ???
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戸越公園 散策にいかがでしょう。

品川区にも、何箇所か公園があります。民家が公園に整備されたミニ公園となると、どれほどの数になるか見当もつきません。
一番広い公園は、勝島運河の端から品川水族館に至る品川区民公園。二番目は、品川区と目黒区の2つの区にまたがる林試の森公園。三番目が、戸越公園です。
戸越公園は、自宅から一番近いので、撮影で工夫したいアイデアがあったり、撮影の条件を知りたいとき、すぐに行って試し撮りをしています。整備されたいい公園ですよ。
広さは、それほどではありませんが、ほかの公園より起伏にとみ、景色の変化が大きく、テスト撮影には最適です。今年は、ここで、夜桜の撮影をしました。1年かけて撮ろうとしている百日紅もあります。深山幽谷?の滝もここで撮影。近くには、戸越公園駅前商店街?(宮前商店街と呼んでいたのだが・・・分断されたみたい)や日本一長い戸越銀座商店街も控えています。カメラをぶら下げ、公園内を散策後、商店街で買い物などいかがでしょうか?(区に頼まれた宣伝ではありません。あくまでもボランテアのつぶやきです。郷土愛かなぁ)
戸越公園486-3a
公園の中心に池があり、築山が築かれています。池には橋が架かっていて、そこから池を撮影。映り込みの樹です。なんとなく、不気味、神秘的?ではありませんか。
戸越公園490-22
左手奥に、滝があります。「深山幽谷のイメージの滝」を撮ろうと何回か通いつめました。そのころの一枚。
戸越公園547-21
百日紅の葉を白く輝くように撮りたいと、赤外線フィルムを使用したときの1枚です。えぇ?こんな樹どこに?探せばありますよ。
戸越公園552-3
同じ樹を撮っています。フィルターを使わず、少し少なめの露光で、空を落とそうとしましたが・・・雲と林のせめぎあい、それとも、対話・・・ さぁどちらなんでしょう?
戸越公園555-15
少々絵葉書的ですが、観光案内ですから・・・Summaritレンズ f:2.8ですが、良い描写力です。逆光にもかかわらづ、あまりハロを感じさせません。この時のズマリットお嬢様 ご機嫌が宜しいようです。
戸越公園552-9
「新緑の渓谷を散歩する」イメージですね。
切り取り方で、いろいろ撮影できます。イメージを膨らませるにはいいところです。どうぞ、おたち寄りください。撮影は、あくまでも、ストレート・フォトで。
  1. 2013/07/27(土) 12:14:28|
  2. 都会の景観 Tokyo
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ストレート・フォトです。 トリック撮影ではありません。

7月25日 朝日新聞朝刊のトップに「東大43論文改ざん疑い」の記事。
恐れていたことがおきました。デジタル写真の時代になり、写した画像の真偽が分からなくなるのでは・・・と危惧していたことが現実に。今回は画像の検証ができたからいいが、(先生は、あぁ失敗と頭を抱えているでしょうが)そのうち巧妙になり、人間の眼や、偽造を見破るソフトをパスするプログラムを開発して、というイタチごっこなるでしょう。それは、偽造側の勝ち、絶えることはありません。
これは、ストレート写真です。何の細工もありません。改竄の難しいネガフィルムが原版です。01のデーターファイルではありません。
558-9 不明物体
この写真、不思議な浮遊感 感じませんか? 小惑星イトカワの兄弟惑星? 空に浮かぶ岩?
シャッターを押しているときは、まっとうな作品を狙っていました、
しかし、ちょっと見方を変えると、不思議な空間がそこにあった。
こちらの狙い(狭い了見)をあざ笑うように、カメラは写真を撮ってくれます。そこが面白い。
そうなると、今度は・・・日夜、散歩に出かけ、そんな場面を見つけようと血眼になっている・・・そんな分けないか。
  1. 2013/07/26(金) 20:45:40|
  2. ???
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あの百日紅に花が咲く

今年の春は、花の撮影に挑戦。結果はNG、花の撮影が下手なのを思い知らされました。
花好きの人の写真を見て、その美しさに 嘆息をあげるのみ。
「そう、いま シャッターを切ればいいのよ」花のささやきが聴き取れるのでしょう。
もって生まれた天性、感性が、その方々には備わっている・・・小生には無理か。
とはいえ、この1年、この百日紅を追い続けることを決心した迷走老人、相手も 相当な年配・・葉の表面にはしみや斑が浮き出ています。追っかけ老人と、姥・百日紅。綺麗な写真を残せなくても、まぁいいか。(とは、百日紅の前でいえませんが)
それでも、7月14日 待ちに待った花が咲きました。
百日紅DSC08655a
「私、綺麗?」と聞かれたら、「いいですね。」と口ごもりながらも答えるでしょう。何がいいのか?・・傷つけない配慮。日本語の優しさ(不明瞭なぼかしの話術、底意地の悪さか) 咲いたのはこの一輪。しばらくしたら、樹全体に赤い花、それが100日も続くのか・・・と夢想すると少しは、希望が持てる。
百日紅DSC08824
約2週間後、このような花の房が、3箇所咲いていました。もっと多くの花を期待していたのに・・・
百日紅DSC08852a
アップで肌(葉)を見せないようフレーミング。どう撮っても、見栄えする写真にできないのは、小生の耳に、百日紅の囁きが聴き取れないからでしょう。「できる」とか「作る」のではなく、聞こえたら「撮れちゃう」それが写真でしょう。
9月末まで、花は咲き続けるのでしょう。それまでに 聴き取れたらいいですね。

  1. 2013/07/26(金) 13:42:53|
  2. 百日紅(さるすべり)
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Bill Brandtに触発・・・ Pinkkor レンズ 

好きな写真家の一人に、Bill Brandtがいる。
1947年撮影の、"The Isle of Skye"(スカイ島)という作品は、傑作の1つなのだろう。多くの写真集に掲載されている。その後の Perspective Nude として知られる一群の作品のさきがけになるものだと思う。
前景に鳥の巣をアップで捉え その中には卵が3つ、後ろはごつごつした岩が続き、遠景には、湖、更に山影、そして夕暮れ/あるいは早朝の空。北の荒涼とした、そして、だけど美しい風景に、生命の息吹を感じる卵。
言葉で説明しても、そのすごさを表すことはできません。
作品のひとつ紹介するのであれば、著作権には抵触しないだろうと考え、本からコピーしたものを載せます。オリジナルプリントはきっとすばらしいものでしょう。
BillBrandt.jpg

写真は、レンズをとおして 存在(Existance)を写すが、その一部を掠めていくだけ、しかしすぐれた作品は、そこに現実(reality)を感じる。色を失ったモノトーン写真では、すべて写すことはできないのは自明。しかし、この写真には、自然の光のグラデーションの美しさを感じ、やや冷たい風をが吹いているスカイ島を感じる。・・・見えないものが、見えているのか?
ポールゲティ美術館の写真コレクションを紹介する本を読んでいたら、この、"The Isle of Skye"が載っていた。読んで驚いてしまった。この写真ピンホールレンズを使って撮影されたものだという。
写真集 Behind The Cammeraには そのことに関し何も説明はなかった。
オリジナルは、22.9cm×19.6cm 8×10インチのビューカメラで撮影し、密着で印画紙に焼いたものと推定できる。そういえば、写真集 Behind The Cammeraの見開きに、大きな木製のカメラを構えるBill Brandtのポートレートが載っていた。そのカメラで撮影したものだろう。説明を読むと、ピンホールの径は1/32インチ、約0.8mmである。
ピンホール写真も、写真表現の一つになりえる!
ならば すぐ ピンホール写真を撮ってみよう。どんな表現が可能か知りたい・・・と、結果がすぐわかるデジタルカメラを使用し、ピンホール写真に取り組んでいた。
8×10インチのビューカメラとすれば、対角線は30cm程度。やや広角レンズで撮影しているので、おそらく焦点距離は20cmくらいのレンズに相当する。ピンホール径1/32インチ(約0.8mm)なので、F値は200÷0.8=250
Sony NEX-3を使用した場合、フランジバックは 最短で19mmくらいが加工しやすい。19÷250=0.076mm
0.076mmのピンホール!? こんなに小さいと光の干渉が起きるのでは?と思いながらピンホールの製作にとりかかった。材料はなるべく薄く、加工しやすく、光を通さないものとして、アルミホイルを使い、裁縫用のまち針で穴を開けたが、弱すぎて、綺麗な円形にはならない。20倍のスケールつきルーペで孔の形状と径は測定できる。
最終的には、アルミ製の飲料缶を使用、釘で少しへこませ、凸部分を紙やすりでこすり、薄くし、針で小さな孔を開けるのが、いいようです。
何枚も失敗し(廃物利用なのでコストゼロ)ようやく 数枚のピンホールレンズを完成。0.076mmなどの小さな孔は、この加工法では無理でした。できたのはピンホール径0.2mmから0.7mmのアルミ製レンズでした。
PinHoleCameraDSCN2881.jpg
撮影して分かったことは、ピンホール径と、焦点距離には関係があるようです。焦点距離が長いレンズ(望遠)は大きく、短いレンズ(広角)は小さいのが、鮮明でした。しかし、広角でも、あまり小さなピンホールではかえって像は鮮明とはなりません。もし光が直線と見なせるなら、ピンホールレンズ径が小さいほど鮮明なはずです、また好みの焦点距離で撮影ができるズームレンズになるはずです。でも実際の撮影ではそうはなりません。光の干渉/回折という要素を加味して考えるべきでしょう。
鮮明に写したいのなら、なるべく大きなフィルムで(デジタルでは大きな撮像素子で)、そして広角で撮影するのが原理上有利です。その場合、周辺光量は(これも原理上)減ります。
Pinkkor4124.jpg
ピンホール径の幅によるボケはあるので、大きく伸ばすのは無理でしょう。それでも、APSの小さな受光面積ですが、公園の時計の文字が読めるくらいの解像度はでました。レンズですと収差云々になりますが、ガラスを使っていないので収差はないでしょう。鉄柱もまっすぐ伸びています。
PinkkkorDSC04154.jpg
逆光気味に撮ると虹色の光芒が、派手にでました。虹色にスペクトルが出るところを見れば、ピンホールのエッジ部分が滑らかになっていないので、そこで光が分かれ、回折現象がおきているのでしょう。違うかなぁ?
PinkoorDSC04695.jpg
Bill Brandt風の写真を狙ってみました。
検索フォームでPinkkorと打てば、写した写真の一覧が出ます。
たしかに、ピンホール写真、撮影できたが・・・このレンズでしか表現できないものとは・・・なんだろう?考え込まざるを得ない。
昆虫を撮っている写真家がいる。昆虫の世界に魅せられて、独自の接写技術を開発、発展させてすばらしい作品を発表している。接写が面白いから、昆虫を撮っているわけではない。
ピンホール写真、技法として面白いが・・・これ以上のめり込む動機が、小生には欠落している。どのようなとき、どのような対象に向けるべきか、必然となる場面を考え、使っていきたい。

ピンホール写真を撮っていたのは、この春、3月ころの1ヶ月。そのご、ネットで調べてみると、ピンホール写真、意外に撮影している人多いようです。
ケンコー・トキナーからは、ピンホールレンズも市販されている。数時間の工作でできるのに・・・やはりメーカー品は写りが違うのかなぁ・

日本針穴写真協会という団体もあり、啓蒙活動を含め活発に活動されているとのこと。
ホームページは、
http://jpps.jp/web/index.htm
にあります。入会すれば、ピンホールカメラのイロハから、重要な技術情報まで、入手できると思います。


アトリエ凡龍
http://bonryu.com/atelier_bonryu/Contents_All.html
のサイトは、非常に分かりやすい。博識です。並々ならぬ理解力、考察力に敬服。非常に参考になりました。3月に気づき読んでいれば・・・もっと簡単にピンホールレンズ製作できたでしょう。(製作法は載っていませんが、原理が明快に説明されて、製作の指標として有益です。)
デジカメによる、赤外線写真も載っていました。これも、参考になりますよ。

デジタル赤外線撮影の実際では、
赤外線撮影デジタルカメラと名乗る人のブログ
http://digitalinfrared.blog25.fc2.com/
には、「これデジタル赤外写真だ」という美しい写真が多数載っています。
氏は、デジタルカメラのデジタル赤外への改造も請け負っているようです。

いろいろな才能を持ったひとがいるものですね。
  1. 2013/07/25(木) 07:53:05|
  2. 写真の技法
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Night Walk in Tokyo  テスト撮影(2) 35mmレンズで夜の散歩

F:4のレンズで、夜のスナップ写真が撮れたので、更に明るいSC-Skopar 35mm F:2.5を使用すれば、撮影範囲が広がるのではと考え、撮影を行った。
今回は、自宅から大井町へ、更に大崎を回って帰宅する、かなり長い夜の散歩です。
午後8時 家を出発。
NightWalk(2)557-1.jpg
品川区役所前の中央公園。街灯の光だけでは、やはり暗い。f:2.5 1/15秒 手ぶれを気にしつつ慎重にシャッターを押した。1~2絞り 光が足りない。樹の感じを出そう画像の調整をすると、夜空に銀粒子のざらつきがでてしまう。
NightWalk(2)557-4.jpg
露光を決めるのが難しい被写体。まだ どのように写るか 解っていないにのに・・・照明にあわせf:5.6、あるいはf:2.5に開けて、暗い部分のディテールをだすか悩んで、結局中間のf;4にして撮影した。
NightWalk(2)557-7.jpg
これだけ明るいと、いいですね。f:5.6まで絞っているので、ほぼパンフォーカス。3mくらいの固定でスナップ撮影できます。この店、近頃できたと思うのですが、人気店。午後8時を過ぎても順番待ちの列ができています。
NightWalk(2)557-9.jpg
これは、銅像にピントを合わせて撮影。コシナのレンズ、新しい設計なので、欠点はありません。ボケ方もやわらかく、いいと思います。とはいえ、人間の欲望は限りなし・・・逆光に、笛を吹く銅像のコントラストが少し低下。もっと抜けのいいレンズがほしい。もっと明るいレンズがほしい。(本当に必要なのは、撮影技術でしょうが・・・・)
NightWalk(2)557-21.jpg
大井から大崎へ、大崎でタワーマンションを撮影。やはり暗い。2絞り 露光不足でした。
50mmの明るいレンズでもf:1.5/8sec.では・・・手ぶれで無理か・・・・この暗さだと、三脚を使わざるを得ないかも。
残りのテストフィルムは1本。明るい50mmレンズで 撮影する予定です。
9時半 帰宅。1時間半の 夜の散歩でした。1万歩は歩いたでしょう。

  1. 2013/07/23(火) 08:06:33|
  2. Night walk in Tokyo
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21mmレンズで"Night Walk in Tokyo" テスト撮影(1)

ILFORD Delta3200フィルムで"Night Walk in Tokyo" 撮影できるかどうか判断するため、まず、3本購入した。
最初は、SC-Skopar 21mm F:4を使ってテスト撮影。F:4と暗いが、21mmと広角なので、1/25秒までなら、手ブレの恐れが少ない。f:4でも、視写界深度があるので、シャープな画像が期待できる。今の東京、照明が明るく、f:4/25でも、多くの場所で撮影可能だろうと、考えた。
露出計内臓のカメラは3台もっている。Lマウントでは コシナのBessaRと、一式カメラ、Sマウントでは BessaR2S。しかし、これらのカメラの測光限界は ISO3200で f:4/30sec. これ以上暗いところでは使えない。これでは、内臓露光計が、f:4/30と教えてくれても、不安で使えない。もともと 露光計に頼った撮影はしていないので、やはり、try&errorでいこう。場数を踏んで経験値を増やすしかないだろう。
ISO400のフィルムでf:1.4/60くらいの撮影までなら撮影の経験あり、どうにか判断つく。ISO3200だと、f:4/60に相当する。これ以上暗いところは、未体験ゾーンとなる。そこで、暗いと判断したとき、露光はf:4/25secに固定する。現像してから、どの程度足りないか推定し、次回の撮影に役立てることにした。
KievⅡにSC-Skopar 21mm F:4をつけて、夜の品川駅へ。
NightWalkTest(1)556-10.jpg
やはり暗い。1から2絞り開けて撮影したいところ。右にある街灯の光は、国道を照らしている。歩道を照らしてくれたら、雰囲気ある写真が撮れたのに・・・ヨーロッパの街灯の灯は歩道を照らし、石畳の道に映え、いい雰囲気を醸し出すのだが・・・コンクリートの歩道では情緒も感じない。石畳の舗道が欲しいなぁ。
古来日本人には、「陰翳礼讃 」の精神があったはずなのに・・・ 国道を照らす光もいただけない。
いつも準戦時下にあるテリアビブの道路に近い。テロ攻撃をさせないよう、国道は昼のように明るく照明されていた。
夜は、柔らかな光がいい。
NightWalkTest(1)556-8.jpg
港南口は、この十数年の再開発とともに、夜の飲み屋さん すごい増えようです。このフィルムなら、手持ちのスナップショットできますね。
NightWalkTest(1)556-3.jpg
再開発されたインターシティへ。
NightWalkTest(1)556-4.jpg
これが、今回の一押しショット。しかし、誰もが狙う写真のような気もします。ありふれた月並みショットかなぁ~~
  1. 2013/07/21(日) 10:28:43|
  2. Night walk in Tokyo
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高感度フィルムを使う・・・ 現像条件 鍵は古い写真講座の本でした。

急に暑くなってきて、日のあるうちの散歩は少々大変になってきた。いよいよ Night walk in Tokyoの季節か。できれば、手持ちで撮影したいなぁ。
それなら、明るいレンズと、高感度フィルムの組み合わせだろう。Tri-Xの増感現像という手もある。
高感度フィルムは、散歩にカメラを持ち出し写真を撮りだしたころ、使えないかテストしたことがある。
Neopan1600フィルム 100フィート巻き1缶使ってテストしたが・・・と そのときのネガを調べた。
2007年9月18日 Neopan1600
メーカーの推奨するPandoleで現像した。ISO1600はでているが、諧調性に乏しく、好みではない。お隣の中国では文化大革命が起き、米国はベトナム戦争の泥沼。経済的に発展した欧州、米国、日本などでも、怒れる若者が騒動を起こしていたころ、粒子の粗い、諧調性の少ない写真が、学生運動を伝える雑誌などに載っていた。時代の雰囲気だったのかなぁ・・・と思う。この写真の諧調性、1970年代ころの雰囲気に似ている。(・・と一人合点しています。)
Night walk in Tokyo.は 諧調性豊かなモノトーン写真でまとめたい。
そのときも、100フィート1缶を使い、高感度フィルムをいかに現像し、諧調性を豊かにできるか検討していた。
現像比較-5
最終的に たどりついた現像法は、二液現像法。
祖父が残してくれた蔵書の中に「アルス 最新写真大講座」(全20巻)という本がある。昭和11年刊行で、予約販売ということなので、写真好きのアマチュア向け限定だったようである。祖父は かなりの写真マニアだったようだ。白黒写真の基本的な技術は、このころ完成していたようです。
現像法という巻に、諧調性豊かな方法として紹介されていたのは、二液現像法と水現像法。
水像法は かなり興味深く、なるほどと思う方法だが、少し煩雑、現像ムラがでる可能性を考え、二液法を採用。実際の使用では、試行錯誤の末、書かれている処方を少し変えて使っている。
基本は、軟調現像液で大方現像し、眠いネガを作ったあと、現像液を替え、希釈した通常の現像液で更に現像を続行し、ネガの調子を整えるというもの。極端な場合、二液目の現像は、アルカリバッファー水単独でもいいというものである。
Neopan1600 渋谷
これが、二液法で現像した写真。 Neopan1600でも、かなり諧調性のある写真が撮れた。粒子も、パンドール現像より細かいのか、目立たない。しかし、ISO1600のフィルムは使いにくい。一液と二液の現像時間を組み合わせると、かなり広範囲にフィルムの調子を整えられるので、いい方法だが、それでも高感度フィルムは難しい。少し間違えると、硬い調子になる。適正露光、適正現像が必須。許容範囲(アローワンス)が狭いフィルムです。

420-17 フィルム比較
それから5年たって、国立博物館の仏像を撮影する機会を得た。Neopan1600を探したが、デジタルの波に飲み込まれ、すでに販売は終了していた。そこで、Kentmere400で撮影したが、館内は暗く、どれも露光不足。満足した結果が得られなかった。これでは、駄目だと、高感度フィルムを探しに ヨドバシカメラに行ったところ、見つかったのは、ILFORD社製のDelta3200フィルムのみ。フィルムの淘汰は激しいですね。そのフィルムで写したのが、右に示した写真。Kentmere400で撮影した条件、ISO400 f:1.5 1/60秒では3~4絞り露光不足だろう。ISO3200でも、もう1絞り開けるたほうが良かったか?(F:1のレンズは持っていないので、f:1.5 1/25秒の露光)
423-1 露光テスト ISO3200
現像には、二液現像法を使っています。撮影に使用したフィルムの一コマにグレースケールを写しておき、適正に現像できたかチェックした。粒子が少々目立つが、現像は適切と判断。選択肢はない、このフィルムを使わざるを得ない。
高感度フィルム423-6a
f:1.5で撮影したショットもあるが、それだとピントが合っているのは、顔を中心にした部分。後ろの光背、足に踏みつかられた顔は少しボケている。f:2に絞ったのが正解。像全体がシャープに写っていた。高感度フィルムの威力ですね。

  1. 2013/07/19(金) 07:02:37|
  2. 写真の技法
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「永保寺」 覚えのある寺の名・・・ミッドタウンの展覧会で

先日 ミッドタウン 富士フィルムのギャラリーへ行き、土門拳の作品展を楽しんだ。
その中に、「永保寺」で撮られた作品も混ざっていた。
「永保寺」・・・? 何か覚えのある名前だなぁ~と 古い記憶を手繰った。池に架かる橋を中央にすえた写真がある。多治見のあの寺かな、と思いながら、この橋の記憶は失せている。他にアップで撮られた写真もあるが、それでは、記憶とのすり合せもできない。説明文を読むと、やはり「永保寺」だ。
40年以上前の数年間 カメラに凝っていたときがある。そのとき、「永保寺」で撮影したことがある。巨匠、土門拳と同じ場所を撮影していたなんて、と思うとなんとなく嬉しい。
早速、帰宅して、昔のネガを探した。
多治見では3本のフィルムを使っている。そのうちの1本、30コマが永保寺で撮ったものだった。
多治見旅行①-1a
これが、永保寺。
10月に旗日はないので、10月26日は日曜日。土曜の午後 東京から多治見へ移動。駅近くの商人宿で1泊。朝から、多治見の寺や窯元の撮影をして、夜、名古屋から新幹線にのり帰宅したようです。
カメラはNikonSP レンズは Nikkor 50mm F:2 と 28mm F:3.5 フィルムはTri-X を使用しています。
永保寺の撮影は、全て28mmの広角レンズでした。気合が入ってたのでしょう。当時現像はD-76を使用。今見ても、銀の乗りがよく階調が豊かなネガに仕上がっていました。
多治見旅行①-2
記憶から消えていた橋は 確かにありました。まだ、無我夢中で写真を撮っていたんだなぁ~と感じる写真です。紅葉が始まっていて、綺麗な風景だったのでしょう。欲張って何でも入れて・・・という感じですね。
土門拳の写真は、大判カメラで撮られたものですが、橋の中央にある建物を中央にし、おそらく左手奥から撮影しています。カラー写真でした。巨匠の写真と比べるなんて、おこがましいですね。
池の映りこみを撮りたいのか、橋を撮りたいのか、右手のお堂を撮りたいのか、紅葉に気をとられたのか、視点が定まりません。
44年前の自分に「何が撮りたいの?」と聞いたら、「この風景だよ、お堂、橋、池の映りこみ、3つのコンビネーション」と嘯くのでしょうね。秋の紅葉ですから、ここはカラーで撮影すべきでしょう。標準50mmレンズで立て位置。
多治見旅行①-2Trimming
カラーにして、映り込みにテーマを絞るべきでしょう。どうなるかトリミングしてみました。実際の撮影では、空の部分を少なくフレーミングするでしょう。モノトーン(白黒)では、映り込みを撮っても、あまり綺麗でないので、どうしてもサブ的な扱いになり勝ちですが、カラーならメインになりえる。デジタルで撮影するようになり、ようやくそのことが分かるようになりました。
多治見旅行①-6
非常に明暗差のあるところを撮影しています。今なら避けるだろうな・・・それとも、やはり、挑戦的に撮るか?
おそらく、黄色く紅葉した葉が、きらきらと美しかったので撮影したのでしょう。Y2かYGフィルター使うところですね。
多治見旅行①-8b
前日は雨だったのか?その記憶も失せています。
傘を見たら誰でも、こんなフレーミングするでしょう。まあ雰囲気もあり、OKとしましょう。暗いところ(屋根の裏)も黒く潰れていませんし、明るいところ(白壁)も白飽和していません。気合入っていたなと、思います。
多治見旅行①-10
これが、永保寺で撮影したベストショットだと思います。
もう一度、同じ場所を訪れて、撮影したいものですね。44年前の自分に会えるか、競争となるか・・・腕比べ、勿論、同じカメラ、同じレンズ、同じフィルムで。
  1. 2013/07/17(水) 12:51:56|
  2. 思い出の写真
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Summarit 昔はライカの No.1 ・・?

気になるレンズが、中古カメラ店のガラスケースのなかにあった。
通り過ぎようとしたが、「ライカではNo.1 だったわ、もてたのよ・・・」
大事に育てられたお嬢様が、なりふりかまわず、おいでおいでしているように 思えた。
気づくと いつしか、そのレンズ 「Summarit」が手元にあった。
昔のレンズは、一つ一つマイスターの手作り。工業製品というより、工芸品の世界である。同じレンズでも、少しずつ写りが違い、良い玉に当たったら、手放せなくなるという。
現代のレンズに比べ、解像度、コントラスト、歪、収差、どれをとっても数字的には劣っている。それでもオールドレンズを使いたいという気にさせるのは・・・
いつも100点満点とる秀才より、予想もしないことをする(点数のつけようない)天才/奇才の人を 賞賛したくなるからだろう。
ライカの成功に刺激され、大ツアイスは、世界最高の光学機器メーカーの意地・技術力を見せつけようと、ContaxⅠを販売する。そこには交換レンズとしたSonnar 50mm F:1.5があった。
ライカには、その技術がないため、対抗すべく他社からライセンスを受けて、クセノン(Xenone)を製造していた。1936年のことである。
しかし、クセノンとゾナー、勝負はゾナーの圧勝でしょう。f:1.5で撮影したら一目瞭然。
ゾナーの凋落の原因は、ツアイスのもつコーテング技術が、第2次世界大戦後、戦勝国により公開され自由に使えるようになったことによる。コーテングは、レンズ設計の自由度を増し、更に その後のコンピュータ計算の発達によりゾナーは市場から消えていった。
入手したSummaritはレンズ番号から1954年製。レンズの設計は、クセノンと同じだが、新種ガラスの採用とコーテングで、性能は大幅にアップしたとされている。
Summarit422-6 f28
ズマリットレンズ、f;2.8まで絞るとどうにか鮮明なネガを作ることができる。できればf:4以上が良い。同じ場所で、f:1.5(開放)、f;2で撮影したもの、時計の部分を拡大して提示した。
Simmarit比較
比較対照としてソ連製F:1.5ゾナー Jupiter-3(ユピテルと発音するらしい)を載せた。このJupiter-3は1950年製である。ドイツ・イエナの工場を、そのままウクライナのキエフに移設したので、戦前のドイツ製とほぼ同じもの。ズマリットは3階のテラスから、jupiter-3は2階テラスから撮影。2階の撮影位置のほうが少し遠く、時計は少し小さく写っているが、ソ連製ゾナー、f:1.5の開放絞りにも関わらず、ズマリットのf:2.8より 少し鮮明な写りとなっている。
Summarit431-15.jpg
開放絞りで撮影。光線は午後のやや逆光気味に狛犬に当たっている。ハロがかかり、コントラストが低下する。しかし、狛犬の胸の部分、かなり鮮明で、解像度の高いレンズの片鱗を見せている。
Summarit比較Sonnar432-4
比較に翌日、1939年製の15ゾナーで撮影。しかもTコートレンズ。夕方の撮影で、逆光です。ズマリットより条件は悪くなっています。丸い環になったゴーストがでていますが、狛犬は鮮明に撮影できています。f:1.5で比べたら、ゾナーの圧勝、ズマリットは1,2ランク下の評価となるでしょう。
Summarit422-12.jpg
ズマリット、順光なら使えないことありませんが・・・ソフトフォーカスのような感じです。女性のポートレートには向いているのでしょう。なんとなく頼りない。キリと締まった感じにはなりません。もやがかかった・・・と呼べばいいのでしょうか。
ゾナーが、旧帝大出のエリートなら、ズマリットは深窓のお嬢様というところか。
世間知らずのところもあるが、その裏には良いところも。
ゾナーに比べ、レンズの収差が少ないような気がします。特に点光源のボケ方が素直でいいですね。それが、このレンズの特徴でしょう。
ニコンのゾナー553-13
これは、Nikkor 50mm F:2で撮影したものです。f:2.8まで絞っています。PCのモニター画面では見過ごしてしまいますが、ゾナー特有のボケ方をしています。
Summarit15で554-9
これはズマリットで撮影。絞り開放のコントラスト低下(ソフトフォーカス風描写)を防止できないかとY2フィルター(黄色)をつけています。PCのモニター画面では、比較は難しいでしょう。どちらも満足できる写りです。
画面左上の部分を拡大し、比較しました。
ゾナーとライカ レンズの差
一目瞭然、ニコンはゾナーF:2と同じ系統。f;2.8に絞っても点光源は三角ボケとなります。ズマリットは 点光源、素直な丸いボケです。
ズマリット 個性的なレンズです。開放絞りでのコントラストの低下がもう少し防止できたらと、修理屋さんと相談したら、前と後ろのレンズを新しいものに替え、レンズをオーバーホールすれば良くなりますとの見解、費用は5万円程度。しかし、どの程度良くなるという明快な保障はないようです。
昔はライカでNO.1だったレンズを掌に載せ、美容クリニックへ行かせるべきか 思案しています。


  1. 2013/07/15(月) 18:11:16|
  2. オールドレンズの密かな楽しみ
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東京異国のプロローグ なぜ東京異国を探すのか

先日 六本木のミッドタウンで開かれている 土門拳の展覧会へ行った。東京にいながら、ミッドタウンへ行くのは初めて。展覧会を観たあとは、カメラをぶら下げ、併設された庭を散歩。梅雨開けが告げられると、待っていたかのように急に暑くなり、夏の陽射しになっている。夏の青空に入道雲がわきあがっていた。
2日後、撮ったフィルムを現像し、スキャナーで取り込むと、ドキッとする写真が現れた。
東京異国555-6
写真のできばえからすると、なんの変哲もない、見所のない平凡な写真だが・・・小生にとっては大切な、幼いころの記憶に繫がっていた。
白の割烹着を着たおばさんが、往来で立ち話をしているのを聞いていた、
「また戦争よ。日本って国、本当にやになちゃう。」
おそらく、朝鮮戦争のことを指していたのだと、今思えば合点します。
幼稚園に行くか行かないかの頃の記憶です。父に連れられて行った先で、この世とは思えない光景を見ていた。
広い芝生、瀟洒な家。洗濯したての、こざっぱりした服装の異国の人が数人、芝生に寝転がり、あるいは座り、おいしそうなサンドイッチを食べている。そして今思えばコカコーラ。
「戦争」「負けた」という言葉、幼児の小生に理解できるわけないが、とんでもない世界があることは理解できた。すごいショックだったことを覚えている。
この写真を見たとき、幼児期のそのショックを思い出していた。おそらく当時の日本、生活を楽しむというレベルではなかったのでしょう。塀のなかは、ものがあふれんばかりの豊かな世界。外は・・みすぼらしいわれわれの世界(よれよれの服、それでもハレの日は一張羅の服は着ますが・・・)
塀でそれが 厳然と切り離されていた。
それから60年以上たち、米軍の人は去りましたが、再び、外国人の方がが戻ってきて、六本木ミッドタウンの近くに多く住んでいるようです。
近くに住む白人の女性でしょうか、ビキニ姿になり、公園の芝生で日光浴を楽しでいます。この写真、昔の記憶を呼び覚ますに充分でした。
そう、彼らは、生活を楽しんでいたなぁ..うらやましいというより、圧倒された気分。そして反発する気持ちも少しあったか。彼らの眼に、誇らしげな優越感のようなものを感じ取っていた。
ミッドタウンは、元防衛庁の敷地に建てられたとか、父がつれてきたのも、この近くだったかもしれませんね。
  1. 2013/07/14(日) 06:50:56|
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東京異国 その2

東京は大きな町です。東京を隈なく歩いたら 東京異国と思えるスポット、たくさんあるでしょうね。散歩の範囲が、地元品川中心と狭いので、あまり多く見つけていません。徐々に散歩の範囲を広げていきます。
東京異国277-7 Orange
目黒で撮影。イタリア風? アメリカ、ニューヨークと言っても良いかな。
東京異国409-2b
南欧の明るい春の光を感じませんか?北品川の船たまり、屋形船(日本的ですね)の係留地。乗り合いの釣り船もあるようです。
東京異国470-20
ここは有名。バッキンガム宮殿の門に似ていると思います。
東京異国479-1
林の中の洋館。誰の住まい?切り取り方ですね。明治学院の校舎です。
東京異国553-8
この前を 白人の方が通ってくれたら、イタリアで撮影と言えそうです。
東京異国DSC01382
米国東部の小さなコミュニティーで 同じような標識を見た記憶があります。ここは住宅地域なので、「速度は5マイル以下。」 この家の方は、西海岸をイメージしたのでしょうね。壁の色がオレンジは東部にはなかったような気がします。
東京異国DSC04469Sharp
Pinkkor 超軟焦点レンズで撮影。ベニスには近代的ビルはありませんが・・・なんとなくイタリアの運河の雰囲気が出てませんか? プレジャーボートでランチを楽しんでいます。日本なら、屋形船で宴会でしょう。
  1. 2013/07/13(土) 07:57:05|
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東京のなかの異国 (東京異国 その1)

つい最近、散歩中 何気なく撮った写真のなかに、外国の情景では?と連想するものが混ざっていた。
この6年の散歩中の写真を改めて見直すと 東京異国と思われる写真が 何枚かでてきた。
東京異国2007年5月 丸の内 仲通り -4
散歩にカメラを持つようになったころの写真。コシナがSマウントのレンズを作り販売したので、喜んで購入したNokton 50mm F:1.5のレンズを使っている。ニコンSの製造を止めてから50年近く経ち、復刻版と評しNikonS3 Nikon SPを生産したが、新たなレンズを作り、単品で販売するということはなかったと記憶する。
嬉しくなって、コシナ製レンズ 21mmと35mmも購入していた。
丸の内の仲通りに 2階建てバス(ダブルデッカー)が通るようになったのですね。イギリス、ロンドンの雰囲気が出てきました。ロンドンには仕事の関係で数回 行ったことありますが、ダブルデッカーに乗ったことありません。
東京異国2007年10月14日 大崎ゲートシティ
大崎の再開発でできた"Gate City" 横文字の場所が増えました。ここにもイギリス(グレート・ブリテン)の影がさしていました。アイルランドは英国の西の島国。イギリスに併合されたり、独立運動が起きたりと、苦難の歴史があるようだ。一度 首都のダブリンへ 顧客との打ち合わせで行ったことがある。(日帰り、ロンドンから飛行機ですぐ着いた)ゲール語と英語の世界と聞かされたが、町のパブに入りビールを注文。英語らしいが、聞き取りづらい。こちらの言うことは理解できるようだ、ビールを飲み、現地通貨で勘定を済ませた。20年以上前のことですが・・・ 
東京異国128-10
目黒にある建物。広告写真を撮るスタジオとして利用されているようです。ヨーロッパ、イタリアの雰囲気があります。
東京異国142-6
場所はご存知でしょう。マーハッタン島(ニューヨーク)でないことはすぐ分かりますが・・・東京も無国籍な町になっていくのでしょうか?上部をトリミングし、ビルと道路で画面を構成したら、台湾の台北の町、韓国のソウル、中国の上海でも似たようなアングルの写真が撮れそうです。
東京異国180-6
日本人はフランス風が好きなのか、丸の内にこんなカフェ/軽食店ができていました。今は、似た感じの店 増えていますね。これは その走りかな?
東京異国189-4
アメリカ西海岸、ロス近郊にあるショップの雰囲気があります。オーナーの趣味が前面に出てます。好きな人は、少々遠くても、来るのでしょう。テディーベア・サークル。 同好会ですかなどと聞いていいのでしょうか? 失礼ですかね。そんな軽いものではないといわれそう。
  1. 2013/07/12(金) 09:06:57|
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光 微かな変化に 移ろい 留めることの難しさ それが永遠?

白黒のフィルムで写真を撮っているが、経験を積むほど、光の変化を正確に捉えていない自分を感じるようになっている。それだけ、腕が上がったと、喜ぶべきあろうか?
光は刻々と変化し、ある瞬間、ものの本質を照らし出す。その瞬間を捉え、適切に撮影し、移ろい行く時の中にある被写体(Reality)の本質を(バロックのいうExistanceを)画像として定着する。写真は永遠を撮影しようとしている? そんな思いが このごろ強くなっている。
大崎夜景490-18
今年の1月、撮影の領域を広げようと、"Night walk in Tokyo"のテスト撮影をしていた。50mmの標準レンズだが、手前の歩道からフレーミングし、広角レンズで撮影したような効果を狙っている。遠くの暗闇から何か得体の知れないものが現れるのではという不安感を出したいと思った。しかし、そのような写真にはなっていませんね。
ブラッサイの撮ったNight in Paris 歩道の写真には、パリの猥雑で少し危険そうな雰囲気を漂わせながら、引き込むようなモノトーンの美しさがあります。この歩道(少し湾曲した)を歩いてみたいものと思わせる力があります。ブラッサイの夜の撮影、本当にうまい瞬間を捉えていますね。
大崎517-12a
5月 同じ道を昼 歩いていました。自転車が近づいてくる その瞬間、フレーミングし、思わずシャッターを切っていました。そして撮り終えた瞬間、これ、ソラリゼーション現像してみようと思った。それからは、ソラリゼーションに向く被写体を選びながら1本のフィルム 撮影を終えていました。
レンズは広角35mm、TRi-Xフィルム。午後のやや逆光気味の光。f:16で1/500の露光は適正だったと思います。(散歩に露出計はもっていきません。重いから。)適正と思うのはあくまでも小生の判断です。ローキーにして夕方のようにな雰囲気を出したければ、1/1250で撮ったほうがいいでしょう。夕方から夜のような雰囲気にしたかったので、ソラリゼーション現像を選びました。
もう少し待って、再び、自転車に乗った人を・・・と思えど、来たとしても、同じ光の状態ではない。まさに一期一会の瞬間。
暗闇の向こうの世界から現れた自転車に乗る人のイメージ。ソラリゼーション現像でしか表現できないでしょう。昼なのに夜を感じさせる異次元性があります。成功した写真にはなっていませんが、挑戦する気概だけは まだ持っています。そのうち必ずと・・・
デジタル写真にはポテンシャルがある、いつかデジタルで、Night walk in Tokyoを と思えど、まだ違和感が残っている。
ソラリゼーションの技法ですら、レタッチソフトで似た効果を出せる。これってどういうこと?
一瞬を捕まえる努力や、目の修練は必要ない、構成力さえあれば良い。後の画像処理でどうにかできるということだろうか?
先日、アマチュアカメラマンの展示会を見た。メンバーは10名ほどか。時代はデジタル、フィルムで撮影した作品はない。ほとんど全ての作品は、レタッチソフトで加工され、パステル画のようなものから、現実の世界ではありえない色使いに変換された作品が壁を埋めていた。
「どうです、我がグループの技術力は、(すごいでしょう)」確かにすごい、こんな写真撮ったことなし。何気ない光景を撮っているのだが、レタッチソフトで高度に加工されると、異次元の世界となる。会場を一巡。すると、「さあ、驚け」と催促されているような気持ちがして、なんとなく居心地がわるい。レタッチソフトに習熟すると、異次元世界を写した作品になる。これにポエムを感じろと・・・? 
狙いは(志向は)画家の世界を目指しているように思える。レタッチソフトで画像の加工が進むと、デザインの世界。更に、進んで 現代アートの一分野を目指しているのでしょう。
道のないところに道を作り、人を、馬を そこに貼り付け合成する。絵画の世界では、デッサンを元に画家は自由に筆で描く。カメラマンもレタッチソフト/CG技術を利用し、画家と同じような世界へ入り込むことができるということだろう。
現代アートを目指すデジタル写真があって当然、しかし、デジタル写真の行き着く先は、写真の破壊につながらないだろうか?と危惧もしている。
もともとカメラは 画家の道具、カメラは画家の奴隷に過ぎなかった。19世紀の写真に絵画調写真がある。何枚もの写真を張り合わせ、合成し、絵画のような写真を作り、彩色を施したものまであった。
先人は、努力を重ね、写真でしかできない独自の表現法として、絵画から分離独立したはずなのに、また 逆戻り?
デジタル写真のレタッチソフト加工、CG加工が一般化した未来、事件、風景、日常の生活などを捉えた写真をみても、これが現実そのものを伝えていると 素直には受け取ることできなくなっているでしょうね。
やはり、小生、フィルムにこだわるべきか・・・・
  1. 2013/07/10(水) 07:15:23|
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夜の戸越公園 長時間露光で撮ってみました

散歩写真では、戸外に三脚を持ち出すことは ありません。なるべく軽く、そしてすばやくが撮影の原則です。せっかく手に持ち自由にアングルを変えられるカメラを固定して使うなんて・・・かさ張るし、重いし・・・と 三脚に悪態をつけ、三脚はいつも家の中でお留守番。
今年の春 夜桜を撮影しようと思い、夜桜を撮影するのではいたし方なしと、連れ出しましたが、慣れない撮影だったため、三脚を倒し、大事にしていたNikonSPを破損、NikonSPは入院する羽目となりました。
しかし、このとき、三脚を使用した夜の撮影もいいものだと気づきました。
手持ち撮影にこだわるか、三脚を使うか、・・・悩むところです。
夜の戸越公園537-1
昼の見慣れた戸越公園と違う表情を見せています。f:8まで絞っているので、先鋭な写真が撮れました。
深い森の大木という風情があります。YGフィルターで、木の緑が少し明るくでたのも良かったようです。
夜の戸越公園537-2
街灯の光が逆光気味に入り、美しい諧調となりました。昼の撮影では無理ですね。夜だからこその撮影です。
夜の戸越公園539-7
富士には月見草が・・・ 戸越の大木にはアカンタス・モリスが・・・良く似合う。
夜の戸越公園DSC04990
3月、夜桜を撮影しようと、デジタルカメラでテスト撮影。手持ちで撮影しています。三脚を使ってくっきりと写したカットもありますが、こちらのほうが断然面白い。
アレ、ブレ、ボケ、60年台後半から70年代(西暦です)コンポラ写真なるものが流行りました。ほとんどが横位置の画面で、構図はきっちり決まったものではなく、余分なものも写っている、ブレていたり、増感現像したようにアレ(荒れ)ていたり、焦点をわざとずらしボケていたりという写真です。時の権威、権力に反逆する(したい)という当時の若者の心の動きがあったのでしょう。木村伊兵衛、土門拳などのうますぎる写真への反逆もあったか?(巨匠を超えられないなら、違った道へ) カリスマ的な人気があったのは森山大道。当時の若いカメラマンはみな影響受けていたのでは?
これ、コンポラ写真?ブレも意外と雰囲気がでるなぁ。三脚を使用し鮮明に写した写真には面白みがない。あまりに即物的で、イメージが膨らんでいきません。このほうがベターです。なお写っている影は、撮影する小生の姿です。
先月、恵比寿の写真美術館で、森山大道のオリジナルプリントを見ました。アレ、ブレ、ボケの一切ない、非常に美しいプリントでした。キャベツ、自動車などを撮影したものですが、黒は締まって、並々ならぬ暗室技術・・・うまい、すごいと・・・しばらくその前で 釘付け状態でした。
「アレ、ブレ、ボケ」がコンポラ写真と勝手に思い込んでいた了見の狭さを反省しています。コンポラ写真とは何? もう一度 見直してみようか、青春時代が戻ってくるかなぁ~?
  1. 2013/07/08(月) 10:31:50|
  2. Night walk in Tokyo
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夜 禁断の撮影?  ・・・いえ、撮影の範囲を広げたいだけです。

1930年代のパリで ブラッサイは 夜のパリを撮影しています。
フィルムの感度があまり高くない時代、写真は明るい戸外、あるいは光の調整できる写真館で撮影するのが常識でした。その常識を覆し、夜のパリを魅力的に写しだしたブラッサイの写真は評判を呼んだようです。
散歩にカメラを持ち出し、6年。ブラッサイの時代に比べ フィルムの感度は上がっています。昼の散歩で歩いたところを、夜撮ったら面白いのでは、という思いに取り付かれていました。とはいえ、夜 カメラを持って彷徨するのは胡散臭い。ボディーガードになる若者でも探さねば・・・と考えると、気持ちも萎えがちになります。
まずはテストと 今年の1月 夜の散歩を行ってみました。
夜景490-13
手持ち撮影にこだわりました。ISO400のフィルムと明るいレンズで 撮影できないかとテスト撮影。f;1.5、1/25秒で、大概のところは撮影できそうです。レンズはツアイスの15ゾナー、1939年製です。月の明かりに少しゴーストが出ています。木の枝もフレアーが掛かり、面白い味を出しています。現代の高性能レンズだと、もっと抜けの良い優等生的な写真が撮影できるでしょう。ブラッサイの時代に戻ったようで このほうがいいでしょう。2010年代の夜の東京です。ブラッサイから約80年後です、この間の進歩は、フィルムの性能があがったこと、カメラの基本的な機能は変わっていません。
50mmレンズだと手ぶれ防止に1/60秒くらいのシャッターを切りたいところです。1/25秒は手ぶれの危険が高いのですが、致し方ない。柵などに肘を固定して撮影すれば、もう少し遅いシャッターも切れるでしょう。
夜景494-13
店からの明るい光があるので、f;2、1/50秒で撮影。ピントも合い、手ぶれも感じません。
夜景494-14
f:1.5で1/25秒ならf:4、1/5秒はほぼ同じ露光条件。しかし、手持ち撮影は無理ですね。歩く人の脚はぶれて写っていますが、全体もぶれています。どこか固定できるところに肘でもつけてシャッターを切らないと駄目です。やはり、三脚が必要でしょう。
夜景490-16
目黒川は暗かったので、f;1.5、1/5秒で撮影しました。橋の鉄柵に肘を固定し、そっとシャッターを押しました。手ぶれは、ほぼなしです。古いレンズ、ボーとフレアーがかかった感じです。このほうが夜という雰囲気になりませんか?
夜景490-17
大崎駅、標識の文字もすっきり読めます。ツアイスのレンズいいですね。74年前すでにこんなすごいレンズができていたとは・・・驚きです。
夜景490-19
街路灯の光に、ゴーストが出ています。これも味ということにしましょう。
夜景490-20
非点収差とレンズ面の反射防止が不十分なため、周辺部の明かりの形が変形し、フレアーも多めです。
夜景494-17
この写真は、柵に肘をつけて撮影。ピントの効いた写真になりました。
アンドレ・ケルテス風の構図が狙える場所ですね。いつかここで 挑戦してみます。
以下2枚の写真は5月、21mmの広角レンズで撮ったものです。21mmなので、注意すれば1/10秒くらいまでは手持ち撮影ができるでしょう。f;4と暗いレンズでしたので、残念ながら1/10秒の撮影は無理でした。
夜景536-2
手すりに肘をあて、撮影しましたが1秒では、手ぶれが分かってしまいますね。
夜景536-4
柵に肘を固定すれば、1/2秒でも、どうにか手ぶれ防止できました。f:8 1/2秒なら、f;4、1/10秒でも同じです。この条件で撮影すべきでした。そうすれば、アングルをもっと自由に決めることができたでしょう。
もし、手持ち撮影にこだわるなら、もっと感度の高いフィルムを探すか、増感現像をするかどちらかです。
デジタルなら、ISO6400程度でもノイズの少ない写真が撮れるカメラも出てきたし、手ぶれ補正のレンズもあるのに、なんで好んで、フィルムなのか?古いカメラなのか?と詰問されると、・・・説明に窮します。
デジタルカメラにより新しい時代がきたことを感じます。今はこのデジタルカメラ どう写真表現に生かしていくか試行錯誤しているときでしょう。
デジタルで"Night in Tokyo" そのうちすごい写真家が現れるのではないかと、期待しています。
  1. 2013/07/06(土) 12:34:48|
  2. Night walk in Tokyo
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新たな技法を習得したら、話は別、美容柳に再挑戦だ。

美容柳の季節はほぼ終了。美容柳の撮影は、来春に持ち越しと思っていましたが、引き伸ばしレンズでも接写撮影ができると分かり、美容柳を探し、再度撮影に挑戦。
美容柳FujinonEP105mmDSC08259
カメラはSony NEX-3 NEX/L39マウントアダプターと、PAM-Britarの鏡胴をつなぎ、Lマウントの引き伸ばしレンズをつけ撮影。レンズは富士フィルムのFujinon-EP 105mm f:5.6 レンズ先端から被写体までの距離46cm~62cmでピントが調整できます。倍率は0.26倍~0.19倍。これでは、マクロレンズの方が使い勝手はいいですね。Micro-Nikkor 55mm F:2.8 の場合、最短で25cm(フィルム面から)レンズと被写体の距離は10cmくらいで倍率は約0.5倍。
美容柳DSC07855a
これは、Lucky 75mm F:4.5で撮影。倍率は0.44倍でニコンのマクロレンズとほぼ同じ倍率です。
美容柳DSC07894a
EL-Nikkor 50mm F:4で撮影。倍率は1.18倍。このあたりになると、マクロレンズでも撮影できなくなり、新しい撮影領域に入ります。(マクロレンズ+接写リングなら、できますが・・・・)
風の影響が強く出てきます。揺れると、被写界深度が極端に浅いので、すぐにout-of-focus、絞りたいところだが、シャッター速度を優先せざるを得ません。
美容柳Fujinon38mmDSC08064
Fujinon-EP 38mm F:4.5で撮影。倍率は1.88倍。長辺(縦)で12.5mmの世界を撮影しています。先端の紫の雌蕊の径は0.27mmです。
絞りをf:8まで絞りました。そのためシャッター速度は1/60秒。風の揺れが収まった瞬間シャッターを切りましたが、ほとんどout-of-focus、ぼけた写真でした。80枚ほど撮った中の1枚、どうにか撮影に成功。こんなこと フィルムではできませんね。小遣いがなくなってしまいます。デジタルの威力です。
花図鑑の写真とは少し違ていると感じていただけたら嬉しい。天へ登ろうとする動き/願い/美しさ を感じませんか? 写真表現の領域が広がった感じです。
  1. 2013/07/04(木) 06:06:57|
  2. 樹、草、花 
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紫陽花に挑戦(4) 引き伸ばしレンズで接写すると・・・

Micro-Nikkor 55mm F:2.8 をアダプターを介してミラーレス一眼 Sony NEX-3につけて、接写撮影したことはあるが、せいぜい倍率で0.5倍程度。持っている機材で、LマウントのSummaritを接写に使えないかと工夫しているうち、引き伸ばしレンズを使った方法があるのに気づき(ジャンル:写真の技法 参照) 再度 紫陽花の撮影に挑戦。倍率は等倍以上、小生にはおそらく初めての撮影領域です。(もしかすると、40年以上前ですが、NikonFに接写リングをつけて、白黒フィルムで蟻の接写をしたことがあります。それが等倍だったか? 写真、ネガが残っていないので記憶の霧の中 判然としません。そのとき使った接写リングは手元に残っています。この撮影で、Fマウントアダプターを介しニコンの接写リングを使えば、Fマウントのレンズはたくさん持っているので、簡単にできたでしょうが、Lマウントを使うという点に固執して撮影しています。なにせ趣味の世界ですから)
昔、接写撮影したとき、「レンズはリバースにつけて撮影する」と本で読んだ記憶がありますが、今回の撮影では固定する方法がなかったので、普通につけて撮影しました。リバースでというのは、常識のようになっていますが、いかなる理由なのでしょう?光学理論に暗いので良くわかりません。普通につけても良く写りましたが・・・・
EL-Nikkor50mmDSC07880 f4a
引伸ばし機用 EL-Nikkor 50mm F:4を使用し、絞り開放 f:4で撮影。焦点深度は紙の厚さくらい。長辺の長さは2cmくらいなので、花の径は6mm程度でしょう。
絞ると、焦点深度は深くなります。
EL-NikkorDSC07883 f11
その分 シャッター速度は遅くなります。少しの風で、あわせたいところが揺れてぼけてしまうので、シャッター速度は速いほうが良い、だけど、焦点深度もほしいというジレンマがあります。カメラが自動で露光を調整してくれるのでわからないでしょうが、実は、高倍率の接写では、暗くなり、露光倍率が増えるので、撮影は更に難しくなります。
EL-Nikkor50mmDSC07876 f8
液晶画面を見ながらピントを合わせていると、偶然 蜂がやってきたので、ピントがあっているかどうか良く確かめもせずシャッターを押していました。この間2,3秒の出来事です。思わず、昆虫写真家の栗林慧さんの世界だ・・・とPCのモニター画面で感嘆、ピントも合っていたようです。
次にレンズを富士フィルムのFujinon-EP 38mmに替えて撮影。
Fujinon38mmDSC07934.jpg
長辺で1.3cmの小さな領域の撮影です。花の径は6mm程度、長さで画面の半分を占めています。接写倍率は1.88倍。
FujinonDSC07989.jpg
立体感がありますね。オシベの先端の径0.6mm程度です。
Fujinon38mmDSC07996a.jpg
花の蕾の径3.4mmです。
Fujinon38mmDSC08027.jpg
接写の世界は、科学技術の世界にも近づきます。研究所時代、走査型電子顕微鏡(SEM)や、実体顕微鏡で ミクロの世界を撮影していたことがあります。その入り口付近まで来てしまいました。そのうち顕微鏡レンズをカメラにつけて撮影? できないことはないと思いますが・・・(顕微鏡も所有しています。)おそらく露光が足りず、長時間露光、あるいは強力なストロボを使った撮影となるでしょう。外での撮影は無理、動かない標本の撮影となるでしょう。生きたものを、自然の中で撮影するのが、好きなので、やはりこれ以上先に進むことありませんね。むしろこの技法を、「いかに写真表現として使うか」が関心事です。

  1. 2013/07/03(水) 06:41:37|
  2. 樹、草、花 
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L マウントレンズで接写 顚末記

デジタルカメラの発展で、簡単に花のクローズアップ写真が撮れるようになりました。
紫陽花E16mmDSC07253
これは ソニー純正のE16mm F:2.8のレンズで撮影した紫陽花。カメラを向け、液晶画面を見てフレーミングしシャッターを押せば、それだけで紫陽花のクローズアップ写真が撮れてしまう。露光だの、ピントだのと考える必要もない。簡単便利です。
なんで好んで、古いLマウントレンズ? そういう疑問もわきますね。
しかし、カメラを趣味としてきた小生にとっては、工夫して撮影するというのが、一番の楽しみ。物事をネガチブに捉え、無理でしょうとか、~~だからやってもしょうがない、と考えるより、どうしたらできるか考え、試すのが面白い。
手元には、ミラーレスのSony NEX-3と、Summaritという 個性的な(悪女風)レンズがある。これで接写できないだろうか?ここから 「古いLマウントレンズで接写する」という 沼に踏み込んでしまいました。
手元の機材を調べると、ソ連製レンズで、固定鏡のInduster-50がある。沈胴式のInduster-50は、携帯に便利なので時々使うが、このレンズは ほとんど出番がない。実はこのレンズ、分解すると、ソ連製一眼レフカメラ ゼニットにレンズを流用できるようになっている。(ということを、ネットで知った)ゼニットカメラ自体、ソ連のLマウントカメラのフェッドにペンタプリズムを載せたもののようである。Lマウント一眼レフ!! M42ではありません。(Induster-50は、フェッドの標準レンズのようです)これは 使えますね。
取り付け方DSCN2868
分解し、袴部分を接写リング替わりに使いました。L39のネジになっているのでSummaritもしっかり固定でき、絞りも、ヘリコイドも問題なく動きます。
撮影装置DSCN2879
NEX/L39のアダプターで、カメラに装着した姿です。
ためしに、物差しを撮影し、どの程度の接写が可能か調べてみました。
接写倍率DSC07919
比較に Micro-Nikkor 55mm F:2.8を FマウントアダプターでNEX-3につけて撮影してみました。
Micro-Nikkorの最短距離は25cm程度、これは撮像管(フィルム)と被写体の距離なので、レンズ先端と被写体の間隔は10cm程度です。残念ながら Induster-50の袴では、そこまで近づけません。
紫陽花SummaritDSC07651
「Summaritで接写を・・」と宣言してしまったので、撮影はしましたが・・・少々不満がのこりました。それでも、画面の長辺で4.5cmですから、花の径は2cm程度でしょう。Summaritでも接写はできています。まあ、成功。
それでも、更に、なにか いい手はないかと探したところ PAM-Britar 105mmレンズに気づきました。このレンズ、先端部分のレンズと、ヘリコイドの鏡胴部分が簡単に外れます。
PAM鏡胴での撮影DSCN2859
鏡胴にヘリコイドがあるので、これなら引き伸ばしのレンズ(ヘリコイドありません)が使える!、引き伸ばし用レンズは、ライカのおかげでL39マウントに統一されています。今は使わなくなった引き伸ばし用レンズを机から出してきました。みな古いレンズです。2つほど、曇りが出ていました。38mm、50mm、7.5cm、105mm 4種類のレンズが使用できそうです。ただし、105mmレンズをつけて見たところ 最短が1.5mでした。無限遠で20mあたりに合うので、接写には使えないと判断しました。
接写PAM利用DSC07911
物差しを被写体にしてテストすると、接写倍率が、Micro-Nikkorより高いのは、EL-Nikkor 50mmと Fujinon-EP 38mm。このレンズで、接写撮影すれば、今より違った世界を撮影できるかも。
ということで、この2つのレンズで 花の撮影をして見ました。「引き伸ばしレンズで接写」として、改めて載せます。
代わりに Lucky 75mmで撮影した例を載せます。
Lucky75mmDSC07735 f4
さすが引き伸ばしのレンズです。古いとはいえ、絞り開放からしっかりした描写力。
Lucky75mmDSC07741 f16
絞ると、バックの葉の葉脈も出てきました。「Lucky」レンズ 今となっては知らない人も多いでしょう。国産の引き伸ばし機メーカー藤本写真工業のブランド名です。小生最初は Luckyの50mmを使用していました。一方、日本光学製(ニコン)のレンズは、倍くらいの価格がついていました。よっぽど良いのだろうと、無理してEL-Nikkor50mmを購入し、もっと良い印画紙が焼けると期待したのですが、ほとんど区別つかなかったことを覚えています。
Luckyは 専用メーカーだけに レンズの個数も出ていたのですね。問題なくいいレンズです。ところで、藤本写真工業 今は何を生産しているのでしょう?ケンコーに引き伸ばし機事業を移譲したとのうわさがありましたが・・・
初代の引き伸ばし機は、ラッキーでした。二代目は、富士フィルム製です。その引き伸ばし機も使わなくなり、納戸に入ったまま。今は、フィルムスキャナーでネガを読み取り、デジタル化し、EpsonのPX-5600で印刷。また、いつの日か 暗室を整備し、印画紙に焼付けるか・・・・かなわぬ夢かなぁ~

  1. 2013/07/02(火) 08:18:50|
  2. 写真の技法
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Alchemyst Sasaki

Author:Alchemyst Sasaki
Phone-Cameraの時代、フィルムで撮ることの意味合い、意義はあるだろうか?と懐疑的になっている。写真の置かれている場所・期待・求められているものが根底から変わってしまったのかもしれないと思っている。
それでも、もう一年白黒フィルムで遊んでみるつもりでいる。

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