高層マンションの建ち並ぶ場所を歩くと、
身なりのいい人が、犬を連れて歩く姿を見る。
木造の建物が多い地区では猫を見ることが多い。
猫は放し飼いだ。
家猫と野良猫の違いは、警戒心が強いかどうかだろう。
三ツ木地区の細道を歩いていた。
そばを横須賀線が走っている。
大正時代の地図では、「北品川宿飛び地」と記された地区。
昭和20年代は、小さな町工場と住宅が混在した場所である。

黒猫が横町の細い道を歩いていた。
カメラを構える。
小生の姿を認めると歩きを止め、
眼光鋭く睨み付け、これ以上近づいたら、
一気に逃げていく体勢を整えている。
これ以上近づけない。
シャッターを押し、小生が後ずさりして離れた。

大井町から立会川河口付近まで続く立会川緑道を歩いていた。
豪雨による川の氾濫をおそれ、土嚢が準備されている。
その上に黒猫が寝そべっていた。
近づくと首をもたげ、警戒心を示す。
広角レンズだったので、もう少し近づきたかったが、
これ以上近づくと、猫は逃げていく。
眼光の鋭さから、おそらく野良猫だろう。
現像は軟調現像液(Ⅵr)を使用した。

京急線の北品川から青物横丁の間に旧品川宿は有った。
古い家屋も多い場所。
青物横丁駅近くの諏訪神社には、
周りの住民が面倒を見ている地域猫がいる。
境内の柵に囲われた場所に集団となって居ることが多い。
柵の中に入れないわけでないが、それなりに難しい。
面倒を見ている人以外が入っていったら、一斉に逃げていくだろう。
柵があるので、近づいても逃げることはなかったが、
それでも頭をもたげた。
眼光は相変わらず鋭い。
現像はやや軟調な(Ⅰ1)現像液を使用した。
黒猫を撮すには露光不足だったかもしれない。
体表のディテールが潰れてしまった。
ピクトリアリズム時代の絵画調トーン?になる。
黒猫のディテールを出すには・・・どうしたらいいのか。
フィルム、露光、現像・・・またこれも挑戦、何度か通うことになりそう。
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- 2021/10/15(金) 08:36:15|
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公園の池に毎年寒くなると鴨がやってくるが、
海辺に生息するはずのカモメまで やってくるようになった。

独りぼっち?

鴨の群れを見つめるだけか?

そのうち この群れのなかに 入っていくのではないかなぁ・・・と期待している。
- 2019/02/28(木) 12:45:40|
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曇天だが、蒸し暑い夏の日、勝島運河の土手を散歩していた。
人影はない。蒸し暑さを逃れ、冷房の効く部屋で、高校野球を観戦しているのだろう。

いるのは鳩の集団だけ。それも、飛び立とうとはせず、羽を休めている。
手にしたカメラには21mmの超広角レンズがついていた。
しゃがみ込み、じりじりと鳩の群れに近づく。

暑さに動くのも億劫なのか、飛び立とうともしない。距離を詰め一枚、シャッターを切る。
レンジファインダーカメラなので、最短に近づいても1mまで。これが限界。

面構えのしっかりした鳩が、小生を睨む。
Rollei Retro80Sのフィルムに、R72のフィルターを付けて撮影。かなり無理した撮影だった。
工夫と体力で不足分(キャッチーさ)を補おうとするが、・・・意欲は空回りし、ついでに体力のなさを感じています。
秋も深まれば、渡り鳥もきて、水面は賑やかになるでしょう。
そのころ、また散歩してみよう。
- 2015/08/30(日) 12:45:43|
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8月の中ごろ、老妻がヒマラヤ杉に鳩の巣を発見。位置がいい。枝に隠され中まで良くは見えないが、どうも卵を温めているらしい。空からはヒマラヤ杉の葉に隠され見えない。鴉に狙われることはない。猫がこの樹に上ることもないだろう。確かに産んで子育てするにはいい場所だ。ただし、老妻と小生が、危害を加えない動物であればの話ではあるが。
8月の終わりの昼ごろ、小さな卵が1つ、ヒマラヤ杉の葉の上にあるのを、老妻が発見する。親鳥もいない。
「育児放棄?」老妻は、悲しげな顔をしている。
夜になると、親鳥は、何事もなかったように巣の中にいた。育児放棄ではないようだ・・・・
1週間すると、子供の鳩が巣の中にいるのを発見。親鳥が子供に餌を与えている。
これは、どういうこと??
二匹も同時に子育てするのは難しいという自然の摂理か、一羽生まれたら、雛の孵らない卵は捨ててしまうのだろうか?
だとしたら、捨てたのは誰? 親鳥?それとも先に生まれた雛?残酷な気がするが、そんな想像をして楽しんでいる自分がいる。

雛はあっというまに大きくなっていた。親鳥ともうそれほど変わりはない。巣までは2mほど、枝が邪魔して写真に撮れなかったが、ようやく、巣立ちが近くなったか、巣をでて枝に止まるようになる。
まだ、人間が凶悪だとは知らないのだろう。三脚をセットしカメラを構えてもきょとんとした顔をさせている。
鳩までの距離は1.5m程度。身を乗り出し手を伸ばせば届く。
何枚か、記念に写真を撮る。

それでも、お腹をすかせると、巣に戻り、親鳥の帰ってくるのを待っている。
いつになったら一本立ちするのだろう?
撮れた写真を、PCのモニターに映し、老妻に見せる。
「生まれたばかりの時は、もう少し白く可愛げだったのに・・・・」「これでは、恐竜の顔」
すこぶる評判が良くない。公園で見かける羽の綺麗な鳩を期待していたようだ。
数日後、図書館から帰ってきた老妻曰く、「あれは土鳩」と一言。
そして、鳩は、無事巣立ちしていきました。
- 2014/10/05(日) 15:57:57|
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以前 近所を散歩していると、猫の姿をよく見かけ、その姿をカメラに納めていたが、この頃は少なくなった気がしている。
猫好きな方は、猫の愛らしい姿を うまく捉えるのですが、あまり猫好きでないにのかなぁ~ 猫の生態をうまく捉えることができません。
と思っていたら、散歩中、立て続けに3匹の猫に遭遇。やはり猫はいますね。猫を見る眼のない人には、猫もその姿を見せないということでしょう。
これはラッキーと、撮影させてもらいました。

老女に撫でられ安心しきった顔で、猫が眠っています。場所は、林試の森。ベンチに座っている老女いわく、「今はノラ猫とは呼びませんよ。地域猫です。」とのこと。公園に来る人が、替わり番で猫の世話をしているようです。確かに以前撮影した林試の森の猫たちも、人に馴れ馴れしい感じでした。

二日後、上大崎から目黒駅に向かって散歩していると、住宅地の歩道に野良猫が寝そべっています。毛並みに輝きがないので老猫でしょう。見ると左耳がありません。昔、けんかして失くしたのでしょう。嘗ては このあたりを取り仕切ったやくざ猫??それとも馬鹿にされ、いじめにあっていた猫なのか? いじめは 人間界だけの悪しき行為、猫界にはないでしょう。気性の荒い猫なのでしょう。カメラを向けると、「ふぅーー」と威嚇の声をあげますが、声をあげるだけで、動こうともしません。ノラなら、起き上がり、すぐにどこかへ消えていくのが普通です。疲れているのか? こいつは危害を加えてこないと踏んでいるのか?
林試の森の猫と境遇が違いすぎます。鼻もたれ 情けない貧相な猫ですが、愛猫家の人は、こんな猫も被写体にするのでしょうかね? 「親分 さようなら」と言って別れました。

更に 3日後、洗足池を散歩。池の周辺は 大会社の幹部社宅などが点在する高級住宅地になっています。この猫は、散歩歩道の脇に座り、優雅に池の景観を楽しんでいました。鈴が付いているので、近くの豪邸に住む猫様でしょう。小生が、撮影で近づいても、あまり関心を寄せません。「写すの?いいわよ。綺麗に撮って」という感じか。育ちのいいおっとりとした顔立ち、横すわりした、足の出し方も 妙になまめかしい。
いろんな猫さんが、いますね。
- 2013/05/20(月) 08:17:36|
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