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本当に大切なものは見えない

古いフィルム・カメラで、ありふれた身の回りを撮っています。日常の中の一瞬を捉え、読み解く写真になっていれば・・・

川面

都会のどぶ川、
カラーで撮るターゲット(被写体)にはならないと思う。

綺麗な湖畔の美しい紅葉の映り込みならデジカメを向けるが、
目黒川1597-18
薄汚い目黒川では、写欲も湧かない・・・・
目黒川1597-20
でも色を失えば、豊かなトーンの世界が広がっている。

「遍界不曽蔵」
全ては隠されていない。
明らかなのに、
あれがいい、これは駄目と 選り好みしていたら、
なにも見えなくなるのかも。
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  1. 2023/11/14(火) 10:43:35|
  2. 映し出された世界
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川面

写真好きなら
水面に美しい映り込みがあれば、
撮ってしまう。
地上の風景と、水面に映る風景の対比(虚実)がポイントとなる。

しかし、白黒のモノトーンとなると、
なかなかそこには眼が行かない。
むしろ水面に映る文様に眼が行き、
現実の地上の風景は喪失する。
水辺の光景1350-12
地上のビルの姿は、
川面の微かな波に歪み、その正体を失う。
撮影しているときは、単なる揺らぎを見ていた。
どんな文様になるだろうか?
そんな軽い気持ちでシャッターを切っていた。

できたネガには、何者か?と疑う、不気味さを感じる画像(虚)が記録されていた。
そうは思っても、
一呼吸のあと、画像を見直していると、
「暗い部分に、もっと深みのある黒があってもいいなぁ」と思ってしまう。
水辺の光景1347-15
R72フィルターをつけて撮影した写真のほうが、黒の締まりはいい。

フィルムを換える、
現像液を換える、
フィルターを換えるなど・・・
そんな些細なことを、気にして撮るのが
フィルム写真で遊ぶ理由。
勿論 そんなこと 気にせず、遊ぶのも有りです。
レンズに凝るとか、カメラに凝るとか・・・
  1. 2021/03/22(月) 09:22:40|
  2. 映し出された世界
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我々は何処にいるのか?

散歩に出る。
いつもと同じ散歩だと言い聞かせても、何故か気分は晴れない。
自粛する気持ちが、抑圧されている気分に変化している。
何ショットか シャッターを押すが、面白くない。
歩き回るだけ歩き、疲れると、すぐに帰宅する。

しょうがないので 読書にいそしもう・・・と思い、
書庫を探す。

昔読んだ方丈記があった。
平安末期の大火、竜巻、飢饉、大地震、パンデミック・・・・
京の都の出来事を記録した覚書が、
今となっては文学作品になっている。

読み進めると、平安末期の京の都の様子が・・・見えてくる。
しかし、惨事の有り様は克明に記録されていても、
時の権力者の対応は、一切記述されていない。
歴史からみたら平氏の勃興と滅亡、
鎌倉幕府の成立という激変の時代。
そのことに、方丈記は一切触れず、事実を淡々と伝えている。

平安末期にあった福原遷都はGo to のキャンペーン?だったのだろうか。
ただ眺めるだけの無策が、貧富の格差を際立たせ、
人心の荒廃が広がっていくことを・・・諦めに近い形で記述されていた。
現実を見たまま記録できるはずの写真でも・・・こうは記録できないなぁと思う。
また、ため息をついてしまう。

4,50年前、
「リッチでないのに
リッチな世界などわかりません。
ハッピーでないのに
ハッピーな世界などえがけません。」
と自殺してしまった天才的CMディレクターがいた。
彼の心にあった暗い思いとは何だったのか?
今でも衝撃的なニュースとしてはっきりと覚えている。
映像(写真)は、人を欺く道具になり得る。

(写真に真実を)伝えられる(力)あまりないのに、
自分の心を伝えられる(自己表現)、と豪語するのは・・・いささか気が引けてしまう。
キャプション文字の誘導がなかったら、そんな大したものではないと、通り過ぎてしまう。
写真は記録だと胸を張っても、不確かなもの。
見方を変えたら、いかようにも解釈できる 不確かさを持つ。
立会川河口1299-2
立会川河口1299-4
「いかにも」というキャプションで誘導すれば、・・・なるほどと納得し、写真に見入てしまう。
写真は、その程度のものかも。

「知らず、生まれ死ぬる人、何方よりきたり、何方へか去る。」
方丈記の最初の段にあった言葉に行き当たる。

同じころ読んだ、ペルシャの大学者にして詩人オマル・ハイアームの、
詩集ルバイヤートに呼応する。

もともと無理やりつれ出された世界なんだ、
生きてなやみのほか得るところ何があったか?
今は、何のために来り住みそして去るのやら
わかりもしないで、しぶしぶ世を去るのだ!

鴨長明は仏教的無常観で著し、
ハイアームは絶望的無神論者?(快楽論者)で詠う。
昔は ハイアームに惹かれたが、鴨長明もいいなぁと思うようになった。
もう一度、日本の中世の本 読み直してみようかという気になっている。
時間はたっぷりある。
問題は、理解力が低下したことと、
寿命の残りが少なくなっているだけだ。

方丈記を読みながら、今のパンデミックを うつらうつらと 考えている。
------------------------------
何処にいる  累計 1
累計の感染者でみれば、まだ指数関数的、感染爆発の状態にいる。
何処にいる 新規 1
新規感染者で追うと、対数近似の感染拡大の中にいるとも解釈できる。
今、我々は何処にいるのか?
爆発か、拡大か・・・・?
未だ、その判断はつきかねている。
爆発であれ、拡大であれ、事態がいいところにないのは明白。
今のところ、事態を好転させるための方針は示されず、
新たな対策もとられていない。
方丈記に記された状況によく似ている。
民の犠牲で惨事が収束するのを待つのみかなぁ・・・


  1. 2020/08/04(火) 20:53:04|
  2. 映し出された世界
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異界を泳ぐ・・・・魚だと思う。

ピントを合わせるのが難しい。
構図が掴めない。
露光を失敗したようだ。
異界を泳ぐ1207-4
どう撮ったらいいか、考慮中。
次回は もう少しまともな写真を撮る/いや撮りたい。

  1. 2019/06/17(月) 16:03:00|
  2. 映し出された世界
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大崎 夕景

大崎夕景1162-7
大崎夕景1162-8
デジタル技術の発達で、誰もが映像を簡単に記録できるようになった。
その映像をインターネットにつなぎ、ブログ、SNS、Yutubeなどに投稿する。
そして、「いいね」の数を競うようになる。
人間、自己顕示欲があるから、なるべく 沢山の「いいね」が欲しい。
時には、過激なやらせの画像も載る。
沢山の「いいね」をもらうサイトには、広告が載り、
それが投稿者の収入にもなる場合があるらしい。

もし、沢山の「いいね」を貰いたかったら、フィルムをやめて、デジタルカメラにしたほうがいいだろう。
しかし、小生、モノクロフィルムで何処まで写真表現が可能か試すのが面白くて写真を撮っているようなもの。
「いいね」を欲しがるほど、若くない。
なにをいまさら・・・・とおもう。

白黒フィルムの写真が主のサイト。
ランキングを気にしていたら、デジタルで撮る。
そうなると、フィルムでは撮れないなぁ・・・・・。
もう人の眼を気にするなんて 馬鹿げたこと。
すきなことができればいい。
ランキングのチェックを はずしました。

そんなに沢山の人がくるブログではありません。
一日、せいぜい数人の人が見に来てくれる程度です。
たまに ポチッと拍手が入るぐらい。
それで 十分満足。
愧ずべくんば、明眼の人をはづべし。
  1. 2019/01/24(木) 12:50:08|
  2. 映し出された世界
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Alchemyst Sasaki

Author:Alchemyst Sasaki
未だフィルムカメラの沼から抜け出せない。
もう一年白黒フィルムで遊んでみるつもりでいる。

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