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本当に大切なものは見えない

古いフィルム・カメラで、ありふれた身の回りを撮っています。日常の中の一瞬を捉え、読み解く写真になっていれば・・・

上大崎の植物                 Super Ikonta Opton-Tessar 105mm F:3.5

カメラの申し子ではないかと思う写真家に アンドレ・ケルテスがいる。
写真家としては、あまり恵まれてはいない。
第一次世界大戦と、第二次世界大戦の間の平和な時代、
パリで活躍した写真家。
たまたまアメリカに仕事ができ滞在しているとき、
第二次世界大戦が勃発、パリ(欧州)へは戻れなくなった。
ハンガリー出身のユダヤ人だったので、帰れば、おそらく命はなかったろう。
気の進まないコマーシャル・フォトで、どうにか生活していたようだ。
彼の写真は構図に厳しく、アメリカ人の好みには合わなかったようだ。

きっちりしたややもすると厳格ともいえる、付け入る隙のない構図ではあるが、
それでいて、やさしさ(親しみ)があり、
ほっとするものを感じる写真が氏の写真の特徴だろう。
クライアント(発注者)の意図には従わず、
写真(被写体)が勝手にしゃべりだす・・・・そんな感じの写真が多い。

アンドレ・ケルテスのように撮れたらすごいだろうなぁとはおもう。
静物1244-5 Ⅱ
そして、アンドレ・ケルテスを意識して撮ってはみるが・・・・
そうはできない。カメラの眼が違う。
--------------------------
ライカが発売されると、その有用性に気づき、早い段階からライカを使っていた。
同じハンガリー出身のキャパに、写真術とライカを教えたのは、
アンドレケルテスではないかと(小生は勝手に)想像している。
(キャパの初期の作品は、ライカカメラにズマールレンズで撮られてたものが多い)

フランスの巨匠カルチェ・ブレッソンにも影響を与え、
ルーマニア出身のブラッサイに写真術の手ほどきをし、
(そのころはルーマニアはハンガリー帝国の中にあった)
夜景の撮り方を伝授した・・・と勝手な想像をしている。
(夜のパリを撮影し、ブラッサイは一躍有名になる)

カメラの眼をもって生まれてきた人、
それが、アンドレ・ケルテスではないかなぁと思う。
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  1. 2019/11/20(水) 21:31:10|
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さつき    

見慣れた写真。
Acros100フィルムを、普通に現像してみました。
さつき1204-4
標準レンズ(100mm)を付けたときの最短撮影距離は1m。
それでは 花を大きく撮れない。
延長(接写)リングをつけ、被写体まで20cmくらいまで近づいて撮影。
倍率は0.8倍くらい。フィルムの幅は56mmなので 花の径は4cmくらいでしょう。
接写しているので 絞りはなるべく絞りたい。
でも そうすると、露光時間は15秒を越えてしまう。(接写による露光倍率は ×3程度と推察)
長時間露光では、風にゆれてはっきり撮れない。
ストロボを焚いて 花を止めてみた。
さつき1204-7
多重露光防止の仕組みのないカメラなので、3回シャッターを切って多重露光した。
レンズシャッターなので、全てのシャッター速度で同調します。
最高速の1/500秒として 3回ストロボを焚いてみました。

失敗するも うまくいくのも 使う人任せ・・・・・だから 失敗しても面白いと 思わざるをえない。
次こそ 撮れるだろう。

  1. 2019/06/15(土) 16:00:48|
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池上梅園にて  7千万画素

池上梅園で撮影会をするとのメールが、
嘗て所属していた写真クラブ「彩遊」のメンバーから届いた。
参加する旨のメールを返送した。

集まったメンバーは9名 小生入れて10名となる。
もともとニコンのデジタル写真講座に参加していた人が母体なので、
皆さんニコンのデジタルカメラをぶら下げている。
なかには、発売されたばかりのニコンのミラーレス Z7の人も2名ほどいた。

小生は 去年秋 買い求めた中古のマミヤプレスを もっていく。
池上梅園1169-1
ニコンZ7は 有効画素数4575万画素の高画素モデルだという。
マミヤプレスは 中判のフィルムカメラ、3600dpiでネガをスキャンすると約7000万画素になる。
Acros100のフィルム、銀粒子が細かいので、かなりの高精細が望める。
池上梅園1169-1 等倍トリミング
画像の一部を切り出し、ピクセル等倍にしたところ、きれいに写っていた。
6400dpiでスキャンしたほうが ディテールがよくわかるかも知れない。
高画質を狙うなら 中判フィルムカメラもありだろう。
フルサイズ以上のデジタルカメラ、高価すぎて手が出せない。
でもフィルムなら、まだ中古カメラで買うことができる。
費用も それほど高くない。
池上梅園1169-7
5万円程度で できるだろうと手を伸ばしたが・・・・
交換レンズなど、必要な備品を買い足すと 8万円ほどかかってしまった。
それでも、デジタル中判カメラと比べたら 雲泥の差だろう。
池上梅園1169-8
問題は、フィルム代のほう。
去年10月ごろには Acros100フィルム手に入らなくなった。
その前 量販店でブローニフィルム(120)を駆け込みで 買い漁った。
5本いり15箱を冷蔵庫に保管し、使っている。
フィルム代で3万円以上出費したから、もうすでに11万円以上 使ったことになる。
Ortho25フィルムとか赤外線フィルム、あるいはRetro80Sなどのフィルムも 使いたいと思う。
欲望は肥大する。
120フィルムをどんどん使っていく予感がしている。
池上梅園1169-2
120フィルム一本で8カットの撮影。
一回 シャッターを押すと、フィルム代だけでも100円の時代になってしまった。
勢い、撮影は慎重にならざるをえない。
フィルムの時代、「量のない質はない」とプロが嘯くと、
深遠な真理を語られているかのごとく畏まり、
妙に感心し、納得したが、
今考えると、要はたくさん撮ってみろと言っているに過ぎない。

写真に費やす時間とフィルム代+αの費用はアマチュアのボトムネックだった。

今はデジタル、撮ろうと思えば量は稼げる。
機関銃のように連射し、
そのなかからベストショットを選べばいい。
しかし、それで果たして写真の質は上がったのだろうか?と小生は訝しく思うが・・・
おそらく上がったのでしょう。
デジタルカメラはすばらしいから。
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森山大道は100フィート長巻缶を一週間で使い切ったという。(年間52缶)
小生だと、一番沢山撮ったときでも2ヶ月かかった。
アマでも 年間100本のフィルムを使えば多いといわれた時代、
長巻缶に換算すると5缶程度にすぎない。
プロは 35mmフィルムを年間1000本以上使っているのだろう。
それがプロ。
「量のない質はない」といわれたら、その通りと頷かざるをえない。
一桁多く練習する人と少ない人、勝負になるわけがない。



  1. 2019/02/23(土) 10:27:00|
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銀杏 公孫樹 いちょう

「銀杏」をいちょう と読んでも 「ぎんなん」だろう、食欲に関係してしまう。
「公孫樹」を、いちょうと読んでも「こうそん樹」 なにやら 偉そう。
孫の代にならないと実がつかないことからそう名づけられたらしい。(中国語 由来)
いちょう は平仮名だから・・・・
止まった蝶(てふ)の羽が、いちょうの葉の形に似ている。
い(る)てふ(蝶)がなまり 「いちょう」となると勝手に早合点。
和語(やまと言葉)かと思たが、どうもそれではないようだ。
中国語の発音のなまったものという説が定説になっている。

銀杏でも公孫樹でもない「いちょう」が撮りたいもの。
定説に当てはまらない、独自の「いちょう」が撮れないものか・・・・
手垢に汚れたありきたりの「美しい いちょう」でなくとも いいではないか。
誰も捉えたことない「いちょう」の写真撮れないものかと・・・・
この頃は、いちょうの樹を見ると、シャッターを押している。
銀杏1167-8
荏原神社近く、品川図書館脇にある小さな神社の「いちょう」、過去にも何回か シャッターを切っている。
銀杏1167-5
気根?なんですかね。
狙いは ここでしょう。
大崎1166-10
大崎 居木橋近くにある清水稲荷神社の「いちょう」。
ストロボを発光させ撮影しています。
大崎1166-9 a
どう撮ったらいいのか・・・・思案中。それが楽しい。



  1. 2019/02/18(月) 12:48:17|
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お撮り初め(おとりぞめ)・・・・さてどんな年になるのでしょう。

右膝が痛くなり、それまで月に10回くらいフィルム現像していたが、
去年の12月は2回現像しただけ。
元気に散歩できなくなると、生活は一変する。
椅子にすわり、なにか欲しいときは、妻を呼ぶ。
「これでは、ぼうくん(暴君)○○だね。」 (○○に小生の名前が入る)
「ボク○○でしょう。あなたは、わたしのしゅうじん(主人)よ。」と切り替えされてしまった。

そんな膝の痛みも、ようやく癒えたが、
でも、正座することができなくなっている。
年をとるとはこういうことか・・・
2時間程度の散歩なら、問題なくできている。

せっかく買い求め、使えるように整備したマミヤプレス、
肩にさげ近所を散歩した。
これが、今年最初のカット。
新年お撮り初め1160-7 Trimming
そして今年初めてのフィルム現像。

新しい年を迎え、
この頃、天皇譲位が、TVでは盛んに放送されているが、
日本の特殊事情は、世界に大きな影響を与えない。
もっと関心をもつべきことは多いのに、マスコミは避けたがる。
こんなんでいいのかとも思う。
世界は激変の予兆を奏でている。

朝鮮半島の将来を握っているのは、
トランプ大統領と習近平主席だろう。 
文在寅大統領と金正恩元帥、
カードは切れても、方向舵に手を乗せることもできない。
方向が決まれば、いかんともしがたい。
半島の悲劇。

両雄並び立たず。これから激しい駆け引きとなる。
日本の首相は、どちらに組し、どちらに雄を見ようとするのか?

さて今年はどんな年になるのか。
呑気に「散歩にカメラ」していたいもの。
  1. 2019/01/05(土) 14:37:43|
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プロフィール

Alchemyst Sasaki

Author:Alchemyst Sasaki
Phone-Cameraの時代、フィルムで撮ることの意味合い、意義はあるだろうか?と懐疑的になっている。写真の置かれている場所・期待・求められているものが根底から変わってしまったのかもしれないと思っている。
それでも、もう一年白黒フィルムで遊んでみるつもりでいる。

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