小山八幡のスダジイは、見たときから引きつけられた。
ジッと見ていると、却ってスダジイに見つめられている気がする。
どう撮ればいいのか惑う。
ファインダーに目をあて、切り取り方を模索する。
しかし自信が持てない。
これは一面に過ぎない、こうじゃないだろう。

現像法を工夫しネガを作るが、
「これでいいのか?」となると、
「いや、こんなトーンではない。」
と自問してしまう。
このスダジイ 何回か撮ってみたが、
「これだ」という写真 撮れていない気がしている。
まだ 通うことになるだろう。
それも楽しい。
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- 2023/08/10(木) 11:23:21|
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"Who am I ?"

見世物じゃないぞ。
こんなものをぶら下げられて、一体俺は何者だろうか?
呟きの幻聴を聞いた気がする。
- 2023/01/03(火) 15:01:25|
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何の植物か知らなかった。

近くに「うばゆり」という案内板があったが、この植物か隣のものを指しているか判断が付かない。
家に帰って、ネットで「うばゆりの画像」を検索する。
白い花の画像が多量にでてきたが、枯れた「うばゆり」は撮影の対象にならないのか 見つからない。
これでは判断できないと、他のサイトを探す。
ようやく島根県松江市の人のサイトを見つける。
島根県の植物を、8万に及ぶ画像で紹介していた。
https://matsue-hana.com/
地元愛に満ちた人で、 「松江の山・歴史の径を歩く」 「松江の神社」などの紹介もされている。
書きぶりから 謙虚な方だと見受けられた。
こういう方もいるんだと思うと、すがすがしい気分になる。
それに比べて、小生は、カメラをぶら下げ 品川区内を散歩しているが・・・・漫然と歩くだけ、
一年で100本のフィルムを使うとしても、年間3600枚の画像。
被写体も、町の風景や花や樹など、対象は分散している。
記録にも記憶にもならない写真を量産している。
これといった取り柄はないなぁと思ってしまう。
植物だけで8万枚!すごいものだとその量に圧倒される。
「量のない質はない」などと著名な写真家が言っていたことを思い出す。
自然教育園の秋を撮るといっても、実体は、現像液のテストのようなことをしている。
いつまで 初心者のようなことをしているのだろう?

二段現像

(Afx)-(BⅢ)の二液現像。 (BⅢ)液は 硬調促進液

(Afx)-(BⅠ)の二液現像。 (BⅠ)液は 中庸な促進液(現像成分は入っていない)、
D-76に近いトーンになることを期待して作った配合になっている。

撮影時にフラッシュを焚いて、二段現像したもの。

フラッシュを焚かず、二段現像したもの。
それだけで、トーンが極端に変化する。

フラッシュを焚いて、通常の一液現像。
一番 硬調な現像液(Ⅱof)を使用した。
このトーンが一番いいかも。
あとは画面の切り取り方に気をつけないと、
人にお見せする作品にはならないだろう。
- 2022/12/18(日) 10:53:06|
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この植物を撮りたくて、何度か撮影を試みている。





しかし未だ、
泥の中に地下茎をのばし成長する、ちょっと不気味な「みつがしら」の姿を捉えることができたとは思っていない。




春になると、綺麗な白い花を咲かせる。
しかし花の咲く綺麗な姿より、今の姿に興味が湧く。
この地下茎は異形の存在、心に引っかかっるものがある。
それを捉えたい。
勿論、レタッチ(合成)なしのストレート・フォットで・・・・
- 2022/12/16(金) 11:18:51|
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時間は矢のように進み、戻ることはない。
それが我々が知る世界。
原因があり結果を生じる、
その結果が原因となり、また結果を生じる。
原因結果の果てしない繰り返し(輪廻)は続く。
おろち(大蛇)の松は、
自然教育園の中を散策すれば、誰もが気づく有名な松。
3年前、ポートレートが撮りたくて購入した中古のマミヤプレスを
腕試しと持ち出し、教育園の風景を撮影した。

そのとき「大蛇の松」が倒れたことを知る。

10月16日 前日東京を襲った台風により倒伏したという。
撮影は約一ヶ月後だったので、散策路は綺麗に整備されていた。
記録にと、マミヤプレスのアオリ機能を使って撮影してみた。
前から無限遠まで幹の部分にピントがくるよう調整し、撮影してみた。

手前の根っこの先端部分から、

遠方の幹までピントが出るよう調整し撮影した。
できるアオリはバック・ティルトだけだが、このカメラの蛇腹は使いやすい。
蛇腹を伸ばし草花の接写撮影にも使える。
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3年ぶりにその前に立つ。
大きな幹の部分は切り取られ、整地されたのようだ。
草が生い茂り、遠くを見渡すことはできない。
やがて朽ち果て、土に戻っていく・・・・輪廻を記録するようなもの・・・と思いながら、シャッターを切った。

光が足りないので、ストロボを発光させ、現像はManRay法のソラリゼーション現像を行った。

現像結果は、予想できないことが多い。
輪廻の逆転を記録できた訳ではないが、
この世の光景とは 思えない写真になった。
当時の「シュ-ルリアリズム」運動に即発されてできた現像法。
現像は、物理化学の原理に従っているが、現像結果は予期したものにならないことが多い。
その点は、レタッチソフトで作るのソラリゼーション現像風映像との違いだろう。
レタッチだと、画面を見ながら調整し、人為的な恣意性を入れ込むことができる。(これが、写真家の言う「自己表現」かも)
現像は、むしろ、陶芸の窯焼きの偶然性に近いと感じている。(最善を尽くすが、最後は現像液任せ)

一番 硬調なトーンになる(Ⅱof)を使い現像した。

もうすこし、常識的な見慣れたトーンもいいかなと 思い、
マミヤプレスの代わりに、SuperIkonta 531/2 Opton Tessar T 105mm F:3.5のカメラで撮ってみた。
この写真が 一番眼に優しいかも。
SuperIkontaは、6×9cm(ブローニ)フィルムが使えるカメラとしては、一番軽量だろう。
ちょっとクラッシックな感じがするのが欠点、
出して撮ろうとすると、
まだ使えるのですかと衆人の注目を受けてしまう。
もうフィルムの時代でないことを痛感している。
また、マミヤプレスを持ち出し、
自然教育園の花(植物)の接写撮影をしてもいいかなぁと 思っている。
- 2022/12/14(水) 16:32:35|
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