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本当に大切なものは見えない

古いフィルム・カメラで、ありふれた身の回りを撮っています。日常の中の一瞬を捉え、読み解く写真になっていれば・・・

苗木原踏切

池袋方面から大崎を通り神奈川へ行く貨物線と、
品川から神奈川へ向かう貨物線(品鶴線)が 合流するのが、
大井町線(東急)下神明駅近く。
撮影スポットとしては、ここが最適だろう。
苗木原踏切1603-16
遠くに新幹線が見えるが、その高架の下を品川から来た横須賀線の電車(品鶴線)が走っている。
大きく湾曲した鉄路は、大崎から延びてきた貨物線で、現在は湘南ライナー線(?)となっている。
合流点は、画面奥の建物の陰辺りだろう。
苗木原踏切1603-24
粘り強く待てば、湘南ライナーの電車と新幹線の列車を 同時に収めることもできるだろうが、
凄い写真が撮りたいわけでもない。(賞賛されるような写真など撮れるはずもない・・・と思っている。)
それより、老人はあれもしたい、これもしたいと せっかちです。
それほど忍耐強く待つことはできない。
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  1. 2024/04/13(土) 10:19:33|
  2. 新幹線の見える街 品川
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品川区 中央公園にて

場所は下神明の駅に近い。
傍を新幹線が走る。
逆光だが、太陽の光が直接レンズに入らないように構図を取り撮影した。
新幹線が行く1594-36
戦前のフィルムは まだ発展途上、乳剤層が厚く、解像度は60~80本/mmだった。
そのときツアイスのレンズ性能は高く、ゾナーの解像度は150本/mm程度はあった。
フィルムの性能が向上し、
ようやく ツアイスのレンズに追いついてきたということだろう。

戦後 コンピューターの発達で、煩雑な(手間のかかる)計算が容易になった。
コーティング技術の発展、レンズに使用する硝子の種類も増え、
レンズ設計技術は飛躍的に向上している。
しかし、可視光を使う限り、解像度には限界がある。
可視光の波長は0.35~0.64ミクロン 
赤い光、0.64ミクロンを識別するには
その2倍の波長(1.2ミクロン)が解像度の限界だろう。
これは830本/mmに相当し、写真用レンズの設計限界になると思う。

物理的には解像度7ミクロン程度(150本/mm)のレンズでも、
デジタルカメラに内蔵された画像ソフトが自動的に鮮明化(エッジを出し、シャープ化している)するので、
物理限界以上の2500万画素とか3000万画素の画像を生成している。
(NEX-5に60年以上前のオールドレンズをつけて撮影したが、極めてシャープな画像を得ている。)
150本/mmのレンズでも、画像処理を施せば300本/mmのレンズに変身か?
デジタルには、うまいこと「だまされている」のではという ちょっとした不信感がある。

人工衛星から地表の画像を送ってくるが、そのまま見たのでは、地表に何が写っているかよく分らないが、
コンピューターによる画像解析で生成した写真の解像度は0.5mまでアップするという。(軍事目的だろうが・・・)
その写真ならば、地表になにがあるか判明するという。
画像処理のアルゴリズムはプログラマーの技量であって、撮影者の技量にはならない。
ここに人間の介在する所は少ない。
見たいものを、望むように自動で生成してくれる。
すごい時代になったものだ。

  1. 2023/09/30(土) 18:59:53|
  2. 新幹線の見える街 品川
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御殿山陸橋にて

新幹線1589-18
1937年5月6日、ドイツの飛行船ヒンデンブルグ号が、
米国レイクハースト海軍飛行場に着陸するとき、爆発炎上する事故があった。
着火の瞬間は船尾付近だった。
ムービーはそのとき船首付近を撮っていて、気づいたときには炎上していた。
たまたま カメラを持っていた若者が、着火直後の船尾を撮っていて話題になる。

その写真は 確かにすごい写真だが、撮った人を「すごい写真家」とは呼ばない。
何故なら、同様な写真を、何回も繰り返して撮ることはできないから。
すごい写真家とは、その人の個性に基づいて、常に何かを感じさせる写真を撮ることができる人である。
(What a great photographer does it they're constantly able to make something in s style that's personal to them selves. by Ken Van Sickle)

6月3日、臨時列車「カシオペア紀行」が栃木県矢板市を通過中、
その姿をカメラに撮ろうと、鉄道ファンが詰めかけていた。
特別な列車で、滅多に走るものではないようだ。
誰よりもキャッチーな写真が撮りたいと、
3名が線路に入り、列車は緊急停止したというニュースがテレビに流れていた。

デジタルカメラの発達により、誰もが美しい写真を撮ることを可能になり、
誰でもちょっとの練習で、決定的な瞬間を捉えられることができるようになる。
個々人の個性に従った何かを感じさせる写真は埋没していく。

一億総Photograperの時代、「いいね」こそ評価の基準。
お洒落な写真、すごい写真、面白い(演出を含めた)写真、キャッチーを狙った(あざとい)写真が氾濫する。

後先考えず、「いいね」の写真を撮りたくて、線路にまで入ってしまうことになる。
「撮り鉄」ということで問題にしているが、
ほかの所でも(観光地など)似たことは、起きていると思う。

昔から(フィルム時代)の鉄道写真ファンは、今どうしているのだろう。
農道で列車を待つ集まりのなかにもいたのだろうか?
それとも、苦々しい思いで 現場には近づかなかったのだろうか?

  1. 2023/06/13(火) 12:42:57|
  2. 新幹線の見える街 品川
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撮り鉄には なれないけれど・・・・ 新幹線の走る町

新幹線が通るようになって、もう60年ほど経つ。
生活に溶け込み、誰も気にとめることはない。
大崎ガーデンタワー1562-#2-24
まだ、桜は咲いていなかった。
大崎ガーデンタワー1567-10
東京の開花(靖国神社)は20日ごろだったろうか・・・・
目黒川沿いの桜は ややそれより遅い。
川より少し上った斜面なので、川沿いより少し早い。
大崎ガーデンタワー1568-42
ほぼ満開に近い。
大崎ガーデンタワー1574-22
あっという間に散り、青葉になっていた。
大崎ガーデンシティの横を、新幹線は走る。
数分待てば、列車が走っていく。
ちょっと待てばいい。
桜と新幹線、一緒に撮らない手はないと、シャッターを切った。
---------------------------------
散歩すれば、新幹線の走るのを見る。
それを見ると、咄嗟にカメラを構え、撮ってしまう。
撮ったところで、また同じようなもの・・・と思いながらも、
条件反射のようにシャッターを切ってしまう。
新幹線1555-29
新幹線1557-4
新幹線1557-9
新幹線1577-24
新幹線1577-8
撮り鉄と呼ばれる人は、明快なテーマを持っている。
何を撮るか、どう撮るか、ふさわしい場所は、時刻は・・・・撮影対象を決め、ブレることはない。

単に写真を撮って楽しんでいる小生に、明快なテーマがあるかと言われると・・・・
口ごもってしまう。
何がテーマだろう?

内的な必然に突き動かされて、シャッターを切っているわけでもないようだ。
フィルム写真が好きなだけだろう。
動機は脆弱かなぁ。
強いて言うなら単に面白いから。
「小生の写真のテーマは○○です。」と言った瞬間、
なにを格好つけて、嘘だろうと心の底で呟いてしまう自分がいる。

たかが写真、されど写真と心の中で呟きながら、遊び、
そしてフィルムを浪費している。


  1. 2023/05/22(月) 12:06:18|
  2. 新幹線の見える街 品川
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新幹線を掴まえて・・・            Nikon SPにツアイスのSonnarレンズをつけて。

戦前のドイツ、ツアイス社のContaxⅡカメラ用 Sonnar T 50mm F:1.5 レンズを
戦後になって日本で作られたNikon SPカメラにつけて使っている。
写りに遜色はなく、現役として通用する一流レンズだと思っている。
-----------------------------
新幹線の走っているのを見つけると、撮影するようにしている。
新幹線の見える街1557-24
新幹線はさっと通り過ぎていく。
特にこの場所は、タイミングを取るのが難しい。

幾度となく通る道。
いつかは 「これだ」 というショットが撮れるだろう・・・と淡い期待をしている。
新幹線の見える街1555-29
むしろこの場所のほうが、列車の音が聞こえてくるので、シャッターチャンスを掴みやすい。
新幹線の見える街1557-4
居木橋から新幹線の列車を撮るのは初めてのことだった。
新幹線の列車を見ても、当たり前の景色で、余り関心を向けなかった。
たまたま、山の手線と並走していたので、シャッターを切っていた。
-----------------------------
江戸時代、江戸の入り口、品川宿の近くに東海寺という大きな寺があった。
上野の寛永寺と同じく、徳川幕府の寄進によって建立された寺院。
西から攻めてくる敵に対する城郭の意味もあったと思う。
明治になると、寺領は新政府に没収され、
今はその中の塔頭の一つ(玄性院)が東海寺を名乗っている。
新幹線の見える街1557-9
明治新政府にとって、この一帯は使い勝手のいい場所。
品川神社の近くには板垣退助の墓があるし、
大山墓地には、日本鉄道の父と呼ばれた井上勝の墓がある。

今は、その墓の左を、新幹線、横須賀線(品鶴線)と山の手線が走り、
右を京浜東北線、東海道線が走っている。
「鉄道の父」の墓にふさわしい場所だと思う。

数年前、その場所の前に、
昭和の歌姫、島倉千代子の墓が設置された。
以来、献花の絶えたことはない。

「鉄道の父」は忘却の彼方へ消え、
今は、昭和の歌姫の前に弔いの人が集まるが、
歌姫を知る人も少なくなっていく、
また20年も経ったら、この風景も変わるのだろう。

進歩が全てと時代は進む。
写真フィルムメーカーも淘汰され、
記録はデジタルデータに集約されるようになるだろう。
デジタルデータの保存性、意外ともろい、大丈夫だろうか?



  1. 2023/03/06(月) 18:33:33|
  2. 新幹線の見える街 品川
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