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本当に大切なものは見えない

古いフィルム・カメラで、ありふれた身の回りを撮っています。日常の中の一瞬を捉え、読み解く写真になっていれば・・・

新幹線の走る街  期限切れTRi-Xフィルム

マガジンにつめたTRi-Xフィルムが2つ冷蔵庫に残っていた。
既に期限は切れているが、冷蔵庫の中なので充分使える。
一つはKievⅡ(ContaxⅡ) もう一つはNikon(FとSP用)のマガジンに詰められていた。

TRi-Xの長巻フィルムは、価格が高くなりすぎた。
他社フィルム並みに下がらないと、今後も購入することはないだろう。
最後と思うと、感慨は深い。
ずっと使い続けたフィルム・・・・癖は判っているつもり。
新幹線1110-22
白黒のコントラストを強調(硬調)できるよう、露光を一から二絞り切り詰めて露光した。
(A)現像液を使い いつもより50%現像時間を押した。(延長)
今後 この(A)現像液を 使うことはないだろうと思う。(Retro400Sで使うことは可能だが・・・)
新幹線1110-33a
新幹線の高架線の下には りんかい線、湘南新宿ラインの線路が通っている。
右へいけば すぐに大崎駅のプラットホームになる。
背後には 山手線の鉄路が走る。
撮影場所は、三方を線路で囲われた三角の中にいることになる。
幼い頃、この地点には、地上の踏切をわたって 歩いて来たが、
いつしか、歩道橋が架けられ踏み切りは閉鎖された。
その歩道橋も 掛け替えられ2代目(あるいは3代目?)になっている。
りんかい線1110-12
踏み切りは廃止されても、
JRの職員が保守用に、時々ここを通っていたようだ。
今は、完全に閉じられている。
その時の名残だろう。

役割が終われば、廃止され、次のものに代わっていく。
TRI-Xの栄光はもうない。
イルフォードのフィルム、いいと思うが・・・少し高い。
使うフィルムは ヨーロッパ系のフィルムに 代わっていく。
しかし、やがてデジタルの流れに巻き込まれ、フィルムも消失する・・・・その覚悟はできている。
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フジのアクロスフィルムが販売中止になるという。
これで 国産の白黒フィルムはなくなる。
ネットで探していたら、B&Hというネット通販で、長巻フィルムを扱っているのを発見。
イルフォードやコダックを扱っているらしい。
Kentmereや、イルフォードのPAN F ,FP4 ,Deltaの100フィート長巻が、日本の輸入業者より安い値で販売されていた。
残念ながら、ヨーロッパ大陸のフィルムは扱っていないようだ。
でも まだ探せば フィルムを手に入れる道はあるということだろう。

感光する材料を発見し、
感光材料とカメラを作ったのは欧米の開発者たち。
写真を撮る、記録するという行為に、彼らの文明に根ざした写真文化が、根付いているのだろうと思う。
後追いの日本は、ついにカメラの生産の中心になったが、
デジタルなれば、その波に乗り、デジタル一辺倒へ。
フィルムは忘れ去られるだけ。
ついに日本に、白黒フィルムを生産する会社はなくなった。

彼ら西洋文明の底流には、Photographを作るあげる精神が流れている。
Photographを「写真」と理解し、技術に邁進したのが、日本かも。
カメラ産業は 盛んになったが、彼らの精神までは掴めなかったも知れない。、
欧米のカメラ愛好家、フィルムを使い続ける人は多いようだ。
欧米では、今後も白黒フィルムを作り続ける会社は残るだろう。

そんな希望的観測をしている。
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  1. 2018/07/19(木) 13:28:58|
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135mmレンズで新幹線を撮る

望遠レンズなら遠くにあるものを大きく捉えることができるだろうと思ったが、
実際、撮影してみると、その面白いと思えるものを発見するのが難しい。
新幹線の走る品川1048-24
これなど、下に降り、改札口に近づいて 50mm(標準)か35mm(広角)のレンズで撮ったほうがいいだろう。
新幹線の走る品川1048-29
望遠の圧縮効果を狙って・・・・と思って撮ったが今一の結果。
50mmレンズなら歩き回り、いいなと思うフレーミングを探せるが、
望遠では歩き回るわけには行かない。いいと思える場所は1っ箇所になる。
そこを探すカメラアイは、沢山の失敗からしか学べないだろう。
望遠は技術で撮る。確かにそうだと頷いてしまう。
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Tri-Xフィルムを使用しています。
望遠レンズで撮影するなら 感度の高いフィルムが使いやすい。
明るい望遠レンズは・・・・市販されていても大変高価。
f:4以上の暗いレンズならどうにか手に届く。
被写界深度は浅い。ピントは慎重にあわせなければならない。
手振れをしないようシャッタ速度は早い速度を選ぶ。
撮影に関して難易度が一番高い。
現像液は Tri-X用に開発し、長らく使ってきた(A)現像液を使用。
この現像液だと銀粒子の粒界がぼやけ、滑らかな画質になる。
それでも、デジタル画像なら800万画素程度だろう。
新幹線の走る品川1048-29 当倍
感度の低いフィルムを使えば、2000万画素程度まで画質を上げること(35mmフィルム)は可能だが、それだけ使いにくくなる。

今はデジタルの時代、感度は飛躍的に高くなっている。
レンズあるいはカメラに手振れ防止も付いている。
オートフォーカスも組み込まれた。
望遠ズームを使えば、フレーミングの自由度はあがっている。
「望遠は技術」は 段々死語になっていくのかも。

でも、望遠は技術だと小生は実感している。
「遠くにあるものを拡大して撮る」という安易な考えでは、無理があるだろう。
撮りたい被写体/発見があり、それを撮るため位置を選び、望遠レンズでそれを切り取る。
望遠レンズを使いこなすには、かなりの習熟が必要だと痛感している。

  1. 2018/01/25(木) 12:06:49|
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新幹線の走る街 西品川

去年暮れ、正月用品を買いに大井町へ行く途中で撮影した写真。
新幹線1043-28
時刻は3時を過ぎていた。
月が出ていたので、空を暗く落とそうと、赤のフィルターを付けて、撮影。
新幹線が通過する間に、2カットほど撮影した。そのうちの1カット。
24mmという広角レンズだが、大きく拡大すると月の文様も判読できた。
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歳のせいだろうが、物忘れが大変良くなっている。
昔だと考えられないようなミスをしてしまう。
正月の三箇日にとったフィルムを現像したら、何も写っていない。
初歩的なミスだった。
今年はいったいどうなるのだろう?
暗澹たる思いをしている。

・・・・でも明日になれば、何事もなかったように またカメラを持って散歩にでていると思う。
なにしろ、喜ぶべきことに、物忘れが大変良くなっている。
  1. 2018/01/06(土) 16:06:04|
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ネガは楽譜、プリントは演奏

その昔、身分不相応な高級カメラを手に入れ、最初に写していたのは、雄大な風景だった。
Ortho25フィルムを使ってみて、今、それを思い出している。

アンセルアダムスのオリジナルプリントを見たのが、転換点。
圧倒されてしまい、手も足もでない・・・・
小生は、単に美しい風景写真を撮りたいと思っただけ。
しかし、アンセルアダムスの写真は違っていた。
小生には、腹に一物もなければ、何かを撮らなければという志も希薄だった。
すごすごと風景写真からは撤退していた。

今も、楽しみで撮っているだけなので、レベルは当時とあまり変わらない。
志は 考えるまでもなくない。
でも、楽しめる。
「ネガは楽譜、プリントは演奏」
アンセル・アダムスの言葉、
フィルムで撮っているので、納得できてしまう。
その通りだと思う。
新幹線1040-37
これが最初に感じたイメージ。レタッチソフトの調整は最小限に抑えた。
印画紙に焼き付けるなら3号印画紙で焼くことになるだろう。
小春日和の暖かな空を、新幹線が走っていく。
新幹線1040-37 Ⅱ
レタッチソフトをいじり、少し暗くし トンカーブをコントラスト高めに設定した。
印画紙なら4号印画紙で焼くところだろう。
晩秋の澄んだ大空を新幹線が疾走するイメージになる。
新幹線1040-37 Ⅲ
更に 暗くしトーンカーブをいじる。
こうなると、見慣れた天候ではなくなる。
異常性を感じる。
何か訴えかけているのでは・・・と思ってしまう。
腹に一物・志がなくても、暗いほうに調整すると写真はキャッチー(目をひく)になりやすい。

写真とは恐ろしいと思う。
写真には 写真を撮った人が映っているから。
どうだすごいだろうと演奏した写真は、己の浅薄さ・幼稚さをさらけ出ているようなもの。
いい演奏は心に響き、写真の世界に引き込まれる。

「ネガは楽譜、プリントは演奏」
いい楽譜をつくり、よき演奏者になる・・・・それが写真だろう。
写真を撮る行為は、その人の人間性が試されていると思う。


  1. 2017/12/12(火) 18:57:02|
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新幹線の見える街

品川の駅をでた新幹線は高架線の上を走っていく。
散歩すると、時々 新幹線の列車が通り過ぎるのを見る。
見慣れた光景、撮っても・・・と思いながらも やはりシャッターを切っている。
新幹線の走る品川1038-5
走る列車を間近で撮影するとしたら、西品川のこの場所か、東海寺の墓地だろう。
新幹線の走る品川1038-4
このガードの上を、新幹線は走っていく。

品川を走る新幹線、散歩のついで、見つけたら撮るのも(暇つぶしに)いいかも。

  1. 2017/12/10(日) 18:27:47|
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プロフィール

Alchemyst Sasaki

Author:Alchemyst Sasaki
Phone-Cameraの時代、フィルムで撮ることの意味合い、意義はあるだろうか?と懐疑的になっている。写真の置かれている場所・期待・求められているものが根底から変わってしまったのかもしれないと思っている。
それでも、もう一年白黒フィルムで遊んでみるつもりでいる。

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