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本当に大切なものは見えない

古いフィルム・カメラで、ありふれた身の回りを撮っています。日常の中の一瞬を捉え、読み解く写真になっていれば・・・

Minolta Hi-Matic F       コンパクトカメラで赤外線写真

赤外線フィルムの説明書には カメラ内蔵の露出計では うまく撮影できないという但し書きがある。
でも、内蔵露光計が赤外部の光に反応するなら ちょっとした補正(カメラのISO感度を変える)で撮影できるだろうと、
長巻フィルムから12コマ分切り出し、カメラに付けてテスト撮影した。
古い初期形のコンパクトカメラなので、DXコードに対応していない。
カメラのASA(ISOと同じ)目盛りを400にセットし、R72(赤外撮影用)フィルターをつけて撮影した。
R72filter1271-7.jpg
現像した結果は 少し濃いめのネガになったが、 
赤外線写真の定番のようなトーンに仕上がった。
R72filter1271-17.jpg
フレーミングに気を付ければ、
郊外の山へ遊びに行き 撮影したような写真になる。

このカメラ ASA感度の最高値は500、
800くらいにセットしたら いいのだろうが それはできない。
400、あるいは最高値の500にセットし、
現像時間を短く調整し ネガ濃度を合わせればいいだろう。
要は 使い方。
このカメラでも赤外線フイルム使えます。
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  1. 2020/03/19(木) 09:41:02|
  2. フィルムの眼
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フィルター効果

Minolta Hi-Matic Fのため、新たにフィルターを揃えるのは・・・・難しい。
φ52mmなら、Nikon F用レンズ用に 沢山の種類を持っている。
そこで使えるようステップアップリングを入手した。
Filter.jpg
その昔、写真を撮り出した頃、雑誌、本などを参考に、
沢山の種類のフィルターを揃え、使ってみたが、
実際使ってみると、効果が確認できるのは 限られた光の条件の時だけだった。
パンクロフィルムなので、フィルター無しでも(というか無しのほうが)トーンの豊かな写真が撮れることに気づき、
段々使わなくなる。

フィルターを付けての撮影では、
露光の補正をして使っているが、(露光計を使わない)
Minolta Hi-Maticは、カメラ任せの露光になるので、
いい機会だからと、フィルムにFomapa100を使用、
フィルター無し、YA2フィルター(オレンジ色)、G(緑)の三つの条件で 
カメラ任せのテスト撮影をしてみた。
---------------------------------
一本のフィルム(約36枚撮り、実際には39コマ撮れた)に12コマずつ撮影し、中庸現像液(Ⅲd)で現像した。
フィルター無しで撮影。
filtertest1272-3.jpg
明るい空も白飽和せず、暗い部分も黒潰れも避けたダイナミックレンジの広いネガを得た。
filtertest1272-6.jpg
逆光狙い。・・・・この辺りが、通常の使い方だろう。

YA2フィルター(オレンジ色)トーンは縮減するので、
コントラストを高く、青空を暗く落とす効果が期待できる。
filtertest1272-18.jpg
filtertest1272-23.jpg
薄曇りだが、コントラストを上げる効果は高い(順光狙い)。
当時初心者向け、あるいはファミリー向けに作られたカメラだが、
YA2フィルターを付け、コントラストを上げるように撮影すると、かなり精細な画像になる。
四つ切程度に伸ばしてもOKだろう。

G(グリーン)フィルターを付けると オルソクロムタイプのフィルムに似たトーンになると・・・思っていたのだが・・・
filtertest1272-27.jpg
オルソフィルムに更にYフィルター(黄色)をつけて青空を暗く落としたような効果がでた。
この白い家は ちょっと前 フィルムを変え、現像液を変えて撮影している。
また違ったトーンになる。面白いものだと思う。
filtertest1272-37.jpg
レンジファインダーカメラの弱点。
最短撮影距離が90cm 。
もっと近づき、縦位置で撮影したかった。
コントラストの高いすっきりした写真。
フィルター効果を感じるが、
現像液(硬調現像液)を選んでも 
同じような印象のネガは作れるし・・・と思っていたが、
相乗効果で使う手もあるなぁとフィルター効果を再認識した。
------------------------------------------
以前は フィルム写真のブログもあったが、徐々に減ってきている。
写真のほとんどが デジタルカメラになった。
このブログ、デジタルで撮影を楽しんでいる人には、参考にもならないと思う。

それでも、一日数名の人が足跡を残してくれる。
当然、ゼロの日もある。
ジャンルを写真としている人と、
それ以外の人の数、ほぼ拮抗している。(一週間など合計して調べると)
これはいい傾向かも。
その他のジャンルの人は 
物好きだなぁと思いながらも、
フィルム写真、どんなものだろうと、 
興味が引かれているのだと思う。
このブログが フィルムカメラのディープな世界の 入り口になれば・・・いい。




  1. 2020/03/17(火) 12:26:45|
  2. フィルムの眼
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白い壁の家          

モノトーン写真は 白と黒の対比が 表現の源泉。
トーンを見るのは、カメラの眼でも、レンズの眼でもない。
フィルムの眼だ。

白い壁の家を見ると、どう写るだろうと、思わずシャッターを切る。
白い家1264-23
桐ケ谷付近を歩いているとき発見した民家。
カメラは コンパクトカメラのMinolta Hi-Matic F 、
小型軽量、ハンドバックに入れて持っていけますが売りの普及品、
露光は自動なので カメラ初心者用という位置づけのカメラだろう。
Acros100フィルムで撮影、硬調現像液(Ⅳo)で現像した
白い家1266-17
大崎で発見した白い壁の家。
こちらのカメラは、日本のレンジファインダーカメラの最高峰(キャノンだという人もいるけど)Nikon SP、
それに コシナ製 SC-Skopar 21mm F:4 のレンズ フィルムはRollei赤外400。
R72フィルターを付け撮影。
中庸な現像液(Ⅲd)で現像した。

どんなに高価なカメラ、レンズを使おうが、カメラの眼、レンズの眼では、
モノトーン写真の深いところ(表現の源泉)までは 到達できないと思う。

要は、どのような写真にしたいかで、カメラとレンズを選べばいい。
全紙まで伸ばしたいなら 中判カメラ、
4つ切り~半切なら35mmフィルムカメラ。
レンズは、1970年代以降であれば 各社、甲乙つけがたいほどよくなっている。
キャビネ程度までの使用ならコンパクトカメラで充分だと思う。
使い慣れ、使いやすいカメラ 好きなレンズを使えばいいだけ。

今のデジタルカメラ 半切程度まで伸ばせるだけの画質はある。
それを せいぜい200万画素程度のモニターで見たり、
L判程度にプリントして見るのは、ちょっとアンバランスな感じがする。
せめてA4くらい(六つ切り程度)にプリントして見れば、違った発見があり、
もっとおもしろくなるのではないだろうか。

  1. 2020/03/02(月) 10:04:25|
  2. フィルムの眼
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フィルムの眼             Fomapan100

今 世界の電子機器メーカー/光学メーカーは、
電子の眼の高機能化に全力を挙げ、更なる利用開発を進めている。
おそらく今後、電子の眼は 益々 我々の生活・行動に大きな影響を及ぼすことになるだろう。

フィルムの眼が使われてきた分野も、電子の眼に代替えが進む。 
やがて、フィルムの眼が最後に残るのは、好事家の趣味の世界。
閉じ込められた狭い世界になっていくのだろう・・・と思う。
それでも、趣味として楽しむなら こんなに面白いものはないと 思う人が続いたら、
フィルムの生産は細々と続くと期待している。
Fomapan硬調現像1261-45
電子の眼なら、レタッチソフトのフィルター加工すれば、こんなタッチ(トーン)の写真 簡単にできるだろうが、
フィルムでも、現像液を工夫すればこんなトーンのネガを作ることができる。
Fomapan100のフィルムの眼、意外と広い、
こんな現像法を発見し、写真に撮るのが 面白い。
もはやフィルム写真は自己満足の世界になったけど、
趣味です、止められない。
  1. 2020/02/13(木) 16:36:00|
  2. フィルムの眼
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ソラリゼーション現像              Fomapan100

ソラリゼーション現像は、失敗する危険性が高いので、
大事なネガは 取っておきたいという心理が働く。
それで、印画紙に焼き付けるとき行うことが多い。

しかし、ハイリスク・ハイリターンだが、
所詮は趣味、失敗しても 痛い思いをするのは自分だけと、
フィルムに直接ソラリゼーション現像を行っている。

FomapanSol1258-11.jpg
オフ・ホワイトの明るい鼠色の車体だった。
FomapanSol1258-16.jpg
日陰の柔らかなトーンだったが、葉脈まではっきりでている。
硬調な現像液で現像したような描写になった。
FomapanSol1258-20 Ⅱ
目で見たときの印象よりクッキリと年輪がでた。
これはソラリゼーション現像でしか出せないと思う。
FomapanSol1258-21.jpg
現実と非現実の境。
ソラリゼーションはシュールリアリズム時代の技法です。
  1. 2020/02/03(月) 17:20:03|
  2. フィルムの眼
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プロフィール

Alchemyst Sasaki

Author:Alchemyst Sasaki
Phone-Cameraの時代、フィルムで撮ることの意味合い、意義はあるだろうか?と懐疑的になっている。写真の置かれている場所・期待・求められているものが根底から変わってしまったのかもしれないと思っている。
それでも、もう一年白黒フィルムで遊んでみるつもりでいる。

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