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本当に大切なものは見えない

古いフィルム・カメラで、ありふれた身の回りを撮っています。日常の中の一瞬を捉え、読み解く写真になっていれば・・・

予期せぬこと、何だろうと思うことがあるから・・・

雨の季節が終わり、青空の季節になったら使おうと、
冷蔵庫のなかに赤外線フィルムの長巻(100フィート)を保存していた。

赤外線フィルムは変質しやすい。
フィルムの期限は今年一杯で切れる。
冷蔵庫から取り出し、ディロールにセットし、マガジンに詰めて、使ってみた。
赤外フィルム1296-11
ISO:400の高感度フィルムRetro400Sでも使っている軟調な(Ⅵ)現像液を使用した。
問題なく使える。
高感度フィルム特有の、ザッラとした粒子が出るのが嫌だった。
コロナの影響で自粛生活、暇はある。
昔使っていたフジフィルムのミクロファイン現像液のようなものはできないかと、
廃版になっていた(Ⅴ)現像液を改良してみた。
Retro400Sフィルムで試したところ、かなり微粒子になり、ザラッとした風合いは減った。
TRI-X用に開発した(A)現像液に似ているが、配合的にはミクロファインに近づいたので、
現像液は(Ⅴm)とした。
赤外フィルム1301-28
その現像液を試したところ・・・・
一面に黒い粒が出てしまう。
赤外フィルム比較
比較のため等倍に拡大してチェックした。
白い雲の部分、銀粒子同士の粒界はかなり滑らかになり
ザッラとした感じではなくなったが、黒い粒が画面を汚す。

赤外400Sフィルムの現像、
(Ⅵ)現像液では問題がなかった。
(Ⅴm)現像液では、黒い点が出る。
(黒点部は、特異的に、その場所で現像が進行していないことを示していると仮定している。)
①粒界を埋めるため添加した薬剤と赤外線フィルム特性を与える薬剤の相性が合わない。
②フィルムの物理的・表面特性(親和性)と現像液の特性が合わない。
③冷蔵庫から出し室温で一ヶ月、急速に赤外線フィルムが劣化した。(その部分の感光性劣化)
何故 こうなったのか 現像したネガを見ながら あれこれと考えている。

(Ⅴm)の開発 今のところ失敗。
Retro400Sでは問題なく使えるので、
赤外400S 特有の問題だと思う。
でも、失敗こそ面白い。仮説を立てる。その仮説に基づき実験する。
駄目なら 何故?とまた考える。
また仮説を立ててみる。その繰り返し。
また 当分 楽しめそう。

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テド・ウイルスも 不明なところ沢山。
死者推移8月7日
第二波の死亡者の少ないことは驚異的。
定性的にはいろいろな説が出ているが、定量的なデーター(エビデンス)のない話ばかり。
どんなメカニズムを考えたらいいのか・・・?
感染状況8月7日
7日ごとに山がでるのは、東京都の集計の問題(人間)、コロナのせいではありません。
6月の上旬、ピークらしきものを発見したので、すぐに感染は収まるかと思ったが、
すぐに判断ミスに気づく。
そこで 爆発曲線のラインと 拡大曲線のラインを引き、経過を観察する。
未だ感染爆発?
第一波の感染をチェックし気づいたのだが、
この感染の様相は、細かく分けると4つのステージになる。
①爆発的な感染時期 この時 感染者の数は指数関数で近似できる。(Y=A*e^α*T)
②爆発が収まると 毎日一定数の感染者がでる 化学の反応速度では零次反応になる時期。(Y=A*T+B ここで A=0)
③その後 指数関数的な増加を示す拡大期 (Y=A*Ln(T)+B) 「指数関数と対数関数は、逆関数の関係にある。)
④最後は収束に向かう。この時は化学反応の一時反応(半減期)で近似できた。(Y=A*e^-α*T) ①の係数がマイナスになる)
③④の様子は現像飽和の式ともよく一致した。
①~④まで統一して記述できる式ができたらいいのだが・・・・残念ながら数学的な理解力は、
大学2年の教養課程で修了。それも50年以上前のこと。高校の数学すら ようやっとというレベル。
無理です。
でも、化学反応と考え、コロナを観てみたい。(専門が実験化学だったもので・・・)
閑ですから・・・罹りたくないから。

7月30日までのデーターで もう一度予想ラインを引き直してみた。
累計感染者予想8月7日
累計感染者で見ると 第二波はまだステージ① 感染爆発中。
12日~14日で二倍の感染速度です。
バラツキが大きい毎日の感染者数では、判断に迷うが、
感染者指数と二倍日数の動きを見ると、
微妙なところに差しかかっていることを示している。
もうすぐ ステージ② そしてステージ③に進むのでは・・・と希望的観測をしながら
毎日データーをプロットしています。
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  1. 2020/08/08(土) 15:38:41|
  2. フィルムの眼
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R1フィルターをつけて撮ってみる   下神明付近を散歩

戦前の古いノンコートレンズ 
それに合うフィルターサイズは 今となっては特殊になってしまった。
なかなか手に入れにくい。
さがすと、フィルターを入れた箱のなかに、小さなフィルターを見つける。
R1フィルターDSC06877
Elmar 50mm F:3.5にぴったりと嵌った。
かなりレアなフィルターだが、
いつ、どこで購入したのかも、忘れている。
オレンジ色のフィルター、 今の分類ではYA2フィルターという所だろう。
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どうも老人になると記憶があいまいになる。
ネガを調べていたら、既にこのフィルターを付けて撮影していた。

老人はせっかち、思いついたらすぐ実行するが、
すぐに実行したことも忘れてしまう。
もう済ませたのに「朝ごはんまだ?」と催促するぼけ老人レベルになったのかなぁ?
下神明1293-42 Ⅱ
下神明の駅近くにある中央公園から撮影。
空を主体のフレーミングをした。
半逆光で撮影。
下神明1293-40
これも半逆光で撮影。もう一絞り分絞るか、シャッター速度をあげて撮影したほうが、
空の調子は出たと思うけど、暗部は潰れてしまう。
ギリギリの選択でした。
左は大崎から来た湘南ライナー線が走り、
右の高架部分には新幹線が、地上は品川から来る横須賀線が走る。
そして、東急線・下神明駅近くで合流する。
下神明1293-43
Retro80Sフィルム やはりかなりコントラストの立つフィルムです。
中庸から軟調の現像液がいいと思う。でも、特殊効果を試すなら・・・硬調現像液でしょう。
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コロナウイルスの感染は、目に見える形の災害ではないが、
暮らし方そのもの、社会の仕組みそのものを変えざるをえない災害になっている。
いま、東京は第二波の感染拡大の中にいる。
秋冬に来る第二波の感染対策が重要と語る専門家もいるが、
東京は、もう既に、第二波の真っただ中にいると思う。(専門者会議とはなんだったのでしょう?)
第二波は来ている
今のところ、(うちの)百合子も、政府も、こういう対策をとり、感染を封じ込めるという具体策を出していない。
手をこまねいていたら、今月末には毎日400~500名の陽性者が出ても、おかしくない・・・
前回(第一波)のように、都民・国民の民度が高いから、
「先手、先手の対策」と掛け声を発すれば、
自発的に食い止められると・・・国のリーダーは思っているのか?
この時期、すでに国会は閉会している。責任のたらいまわし、決められない政治が続くのかなぁ。
  1. 2020/07/08(水) 15:03:23|
  2. フィルムの眼
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空を撮る       上海GP3,Fomapan100,Retro80S・・・・

自粛生活が長かったせいか、心境の変化か、
撮るものが少し変化してきたように思う。

長年Tri-Xで撮ってきた流れから、
選ぶフィルムはISO:400の高感度フィルムが多かったが、
この頃はISO:100のフィルムの使用が増えている。
平和坂1288-4
以前なら地上の建物に注目し、黒潰れがないよう少したっぷり目の露光をするところだが、
この頃は、空の明るさ注目し、露光を調整するようになった。
戸越1291-18
空を見上げ、空を主体に切り取ることが増えている。
心境の変化なのでしょうねぇ。
でもこれが小生の心象風景かとなると別物です。
できた映像は、単なる風景のコピー、
それをどう解釈するかは、見る人の見識に依存している。
大崎の空1294-25
写真は趣味です。
どんなトーンになるだろうと、遊んでいるだけ。
---------------------------
空の表情を上手に撮りたいと思ったら、
少し露光を少な目にし、現像を押さず、薄めのネガを作り、
硬調な4号印画紙に焼き付ける。
露光オーバーは厳禁、雲の微妙なトーンが飛んでしまう。
フィルターは黄色(Y)フィルターより、
橙色(O)か、赤(R)を使用し、青い空を暗く落とし、雲の白さを際立たせる。
そんなアドバイスが、古い雑誌に載っていたと思う。
(撮って沢山失敗すれば、言わずとも分かってくる)

Fomapan100は一番硬調な現像液(Ⅳo)で現像した。白飽和はしていない。
上海GP3は やや硬調な現像液(Ⅲd)で現像。白飽和も、黒潰れもしていない。
Retro80Sは、やはり使いにくいかも。
(Ⅲd)で現像したが、白飽和ぎりぎり、明るい部分の銀粒子濃度は高い。
フィルム自体が硬調なトーンになりがちなので、
中庸の(Ⅰ)現像液か軟調の(Ⅵ)現像液で現像したほうが良かったかも。

古いノンコートレンズを使ている。
古いレンズに対応したフィルターは、あまり持っていないが、
橙色のフィルターはあったはず。それを付けて再度撮ってみるつもりでいる。
  1. 2020/07/06(月) 12:15:23|
  2. フィルムの眼
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どう撮るか、それが思案のしどころ・・・

ネット社会になり、知りたいと思うことは 
ちょっと検索すると(ググルと呼ぶらしい)すぐに回答が見つかる。
ことの真偽を深く考えることなく、それで分かった気になるらしい。

一つの本を何回も読んで、
ようやく納得するという訓練はなされていないのだろう。

デジタル写真も、そんなものかもしれない。
今、デジタル写真の主流は、
デジカメよりPhone-Cameraに移っている。
スマホで撮ったらすぐネットに載せる。
夥しい数の写真がネットを行き交う。
写真は消耗品扱いになっていく。

単なるコミュニケーションの道具、
アイコンとして機能すればいいから、
同質の写真になってしまう。
それでは、面白くない。
注目されたいと、奇をてらって、レタッチソフトで加工し、
どうだ!と威張っているような人もいる。
しかし、それもすぐに常態化するだろう。
キャッチーさが平準化したら、すぐに厭きてしまうのでは。
写真の時代は終わったのかも。

フィルム写真は前世紀の遺物。
しかし、時代に取り残されているだけだ。
まだ、デジタルより遊べる余地が残されている。
大崎ガーデンシティ1295-30
古いKievⅡカメラに戦前のゾナーを付けて撮影してみた。
フィルムはRolleiブランドのRetro400S、スーパーパンクロという新しい概念のフィルム。
それにどういう訳か、Retroという名称がつけられている。
感光領域は、赤外部にまで伸びている。
大崎ガーデンシティ1295-32
ここは、可視光を除いて使ってみようとR72(720nm以下の可視光をカット)フィルターを付けて撮影。
空の雲の様子はより鮮明に、そしてビルのコントラストが上がったネガを得た。
フィルターを付けなくとも、露光を絞れば空の調子を落とし、雲のトーンを出すことはできるが、
コントラスの美しさ、鮮明さから、R72フィルターの効果は大きい。
大崎ガーデンシティ1295-37
勿論、植物の葉は、赤外線効果で白く輝く。
普通ではありえないトーンになる。
とはいえ、デジタル画像でも、レタッチソフトを使って加工すれば、
トーンを変え、キャッチーな写真になる。
普通ではないトーンを求め、写真表現を広げたいという思いに差はない。
差がないなら、わざわざフィルムで撮る意味はない。
これ正論だろう。
写真は、最終的には 出来た画像で評価される。
それがフィルムであれ、デジカメであれ、Phone-Cameraであれ、
同等に扱われるべきものだから。
やはり フィルム写真の時代は終焉を迎えている。
そして、おそらく、写真そのものも、それほど評価の高いものではなくなっている。
簡単に、綺麗に、誰でも撮れる写真に、敬意を払う人はいない。
-----------------------------
情報はネットに溢れる。
しかし、情報は同じようなものの再掲載が多い。
(みんながそうだと ネットで言うのだもの・・・と)それで分かった気になってしまい、
同じような当たり触りないコメントの氾濫になる。
でも、具体的な議論、方策、その実施は進まない。
気がかりでしょうがない。
もう第二波の中にいるのに・・・・
第二波解析7月3日ー 3
4月8日 緊急事態宣言がでた。
今日(7月3日)、その時の累積感染者数を越えた。
第一波の二倍日数は約6日、今回は約11日で2倍ほど遅いことは確かだが、
感染の速度はじりじりと上がっている。
第二波解析7月3日ー 1
毎日の感染者数は大きくばらつくので、感染のピークを短期間で見つけるのは難しい。
日ごとに、指数関数近似し、二倍になる日を求め、それまでの累積数を割り算し、一日の感染者数を求めると、
バラツキは平準化し、感染のピークを見つけやすくなる。
しかし、未だピークは見つからない。
感染は拡大基調。
第二波解析7月3日ー 2
6月22日~27日のデータを基に近似計算した式の上に、累積感染者数は載っている。
指数関数に従って増加しているのに、これが感染爆発でなくて、なんだと言えるのか?
東京は、もう第二波の感染爆発の中にいる。
------------------
東京都の公開する「都内の最新感染動向」のデーターをチェックしている。
データは明らかに第二波が始まっていることを示ししている。
おそらく都の専門家は、ちゃんと都知事に説明しているはずなのだが・・・・
それが「うちの百合子」の限界か、都のトップなのに、まだ広報部長のままでいる。
理解はしているが、あくまでも権限は自分にあると見せつけたいのか、
それとも、やはり、科学的、理数ロジックは理解できないのか・・・
記者会見を見ていたが、都知事の口から実効性ある具体的な方策は出てこなかった。
・・・・暗澹たる気持ちでいる。

コロナウイルスの話題など、写真のブログにそぐわない話の数々。
どうしようもない駄目なブログであること、承知している。
  1. 2020/07/03(金) 21:15:15|
  2. フィルムの眼
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破堤したトーン

軟調な現像液と、硬調な現像液を 途中で切り替え、二段でフィルムを現像すれば、
フィルムのトーンを (理論的には) 軟調から硬調まで無段階に調整することができる(はず)。
とは言え、やはりコントロールは難しい。
暗部を潰さない硬調なトーンの写真に挑戦したとき、最後の手段としてつかうことが多い。
そうすると、ときとして一本のフィルムに中にトーンの破堤したコマも混ざる。
破堤したトーン1287-26
明るい部分からハーフトーンまでは通常の現像に近いが、
光の当たらない暗部にまで、現像が過度に進行することがある。
その効果はソラリゼーション現像に似る。
破堤したトーン1287-31
被写体の光の当たり具合、現像液の切り替えのタイミングを選ぶと、
たんなる硬調なトーンのネガではなく、
時としてソラリゼーション現像とはまた違った、
面白いトーンのネガが作成できる。

でも それが可能なのは今のところRetro80SとRetro400Sフィルムだった。
(Tri-X,Kentmere400 ,RPX400のフィルムでは試していない。)
Fomapan100,Acros100,上海GP3では、白黒の対比の大きな(美しい)硬調なネガができるだけ。
この効果はでなかった。
  1. 2020/07/02(木) 11:50:48|
  2. フィルムの眼
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プロフィール

Alchemyst Sasaki

Author:Alchemyst Sasaki
Phone-Cameraの時代、フィルムで撮ることの意味合い、意義はあるだろうか?と懐疑的になっている。写真の置かれている場所・期待・求められているものが根底から変わってしまったのかもしれないと思っている。
それでも、もう一年白黒フィルムで遊んでみるつもりでいる。

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