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本当に大切なものは見えない

古いフィルム・カメラで、ありふれた身の回りを撮っています。日常の中の一瞬を捉え、読み解く写真になっていれば・・・

ユニオンジャックのはためく横町

荏原中延の駅を曲がり
横町に入ると、短い飲屋街があった。
まだ、夕暮れのゴールデンタイムには早い。
ユニオンジャックのはためく横町1588-40
こんな場末の飲み屋街に、
ユニオンジャックの旗とは 洒落たもの。
英国風パブ?
そうは見えなかったが、面白いとカメラを構える。
「あの お爺さん 何しているのだろう??」
傍を訝しそうに少女が過ぎて行く。
・・・・決して怪しい者ではありません。

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  1. 2023/09/07(木) 19:03:01|
  2. Street Photograph
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戸越銀座のひと

PAM-BRATARという スクリュウーマウントのレンズを持っている。
第二次世界大戦のとき、ライカが輸入が止まった米国で、
需要を見込んで開発されたレンズ。
残念ながら 完成したとき戦争は終わり、あまり売れなかったようだ。
そのレンズが 日本にあるのは おそらく朝鮮戦争で 日本に来た米国軍の人によってもたらされたものだと思う。
レンズには、ブルーのコーティングが施されている。製造した会社はニューヨークにあったというが、今はもうない。
105mm F:4.5の望遠レンズ、ポートレートを撮るなら うってつけの画角だろう。

そのレンズが、防湿庫の中で眠っていた。
何を思ったのか・・・・使ってみたくなった。
ただし、今までの撮影結果は、ピントがうまく合わないことが多かった。
レンズのバレルの繰り出し精度がよくないのか、
小生の腕が悪いのか?

デジタルカメラにつけて ピント合わせして撮ると、
切れのいい、色のくっきりした写真が撮れるので、
レンズそのものの光学的な精度はいいのではないかと 思っている。
今は珍しいトリプレットのレンズらしい。
レンズの枚数が少ないので、コントラストの高い写真が撮れる・・・・・はず。
夕方、戸越銀座の通りを散歩した。
戸越銀座の人1221-7
戸越銀座でも 素敵なひとは 歩いています。
ピントは顔から少し外れてしまったが、素敵さ出ているなぁ。
戸越銀座の人1221-8
存在感のある人だと思う。

スナップは秒撮が基本。
あれっと思った瞬間には、小生のカメラ下げられている。
誰も自分が撮られたとは思わないだろう。

撮影結果は画像の崩れが大きくて ぼんやりとした画質になる。
秒撮による手振れかも・・・・
戸越銀座の人1221-9
戸越の猫娘をモデルにしてテスト撮影。
手振れが原因とは言えないようだ。
f:4.5開放絞りなので被写界深度が浅く、画質(解像度)もよくない。
古いレンズ、絞れば急速に解像度は上がる。
絞りをf:8程度まで絞れば・・・・スナップに使えるだろう。(ISO:400のフィルムを使えばいいということだろう)

しかし、そもそも こんなスナップ写真、撮っていいものか?
考えないといけないこと いろいろ出てくる。
いま思案中。
  1. 2019/09/10(火) 12:52:52|
  2. Street Photograph
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浅草の人

鬼海弘雄さんの写真集、
「世間のひと」に触発されたわけではないが、
上野の専門書店(写真集ではありません。満州の記録を記した本を求めて)へ出向いた折、
ここからなら浅草は近いと 足を延ばした。
浅草の人1222-38
浅草の人1223-4
浅草の人1222-44
浅草の人1222-40 Ⅱ

スナップは「い合い抜き」のようなもの、いいなと思ったシャッターを切る。
1時間弱の間に16回シャッターを切っていた。
こんな撮影(態度)で いいのか? このごろちょっと疑問に感じている。

それに比べ、やはり鬼海弘雄さんの撮影姿勢 ドシッと地に着いている。
志(こころざし)があり、覚悟が違う。だからプロと呼べる。

小生の写真は 生ちょろい。
さっと、浅草の町の表面をなぞったようなものだろう。
それでは、被写体に失礼ではないかと、ちょっと弱気になる。

散歩する老夫婦の姿を(その人生を感じさせる何かを)写しとめられたら いいなぁと思うが、
さて、どうしたものか・・・・
  1. 2019/09/08(日) 14:05:59|
  2. Street Photograph
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池袋の人

友との待ち合わせは西口だったが、
欲しかった写真備品があったので、少し早く池袋へ。
東口のビックカメラへ行く。
そこから、西口へは、地下の道を抜けるか、陸橋を渡るか。
時間があったので陸橋を選び、ぶらぶらと行く。
池袋の人1196-23 Ⅱ
女物の日傘・・・・左手に小さなバッグ、
悠然と歩いていく。
陸橋を渡れば、西口の少々いかがわしいホテル街近くに出る。
予想とおり、陸橋を渡ると、右の道を選び、ホテル街へ。
まるで映画のワンシーンのようだ。
池袋の人1196-26
金髪、異様に肌が白い。白人かと思ったが、東洋系の可愛い顔をしていた。
中国?韓国?、おそらく日本人だろう。
池袋の人1196-35
いつもの散歩は戸越の里が中心。
こういう人にはなかなか出会えない。
さすが池袋、多様性の街。
歩くたび、目を引く(いや惹く)人を見つけてしまう。
見ていても厭きない。
それぞれ、何らかのバックグランドがあり、人生があり、何かを背負っているのだろう。
それを切り取るカメラの眼があれば・・・・なぁと思う。
  1. 2019/05/11(土) 09:57:32|
  2. Street Photograph
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三社祭にて

息を吸うように写真を撮ろうと思いながら、
圧倒的な数を目の前にすると、それを忘れてしまう。
いつもの撮影スタイルになってシャッターを切っていた。
祭りはデジタルで撮るべきだった・・・・
いつもの癖が出てしまい、無意識にも縦位置のフレーミングになる。
三社祭1093-65
三社祭1093-57
三社祭1093-56
三社祭1093-72
三社祭1093-74 Ⅱ
三社祭1093-79a
三社祭1093-83
ファインダーを覗き,いまだとシャッターを切ろうとすると、
空気のように さっとスマホを持った人が視界に入ってくる。
アッといった瞬間、ファインダーが遮られる。
ネガをチェックすると、そんなコマが多かった。
息を吸うように撮りたいなら、デジタルを手にすべき。
スマホを持った人の撮り方が、理にかなっていると思う。



  1. 2018/05/27(日) 11:09:21|
  2. Street Photograph
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Author:Alchemyst Sasaki
未だフィルムカメラの沼から抜け出せない。
もう一年白黒フィルムで遊んでみるつもりでいる。

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