fc2ブログ

本当に大切なものは見えない

古いフィルム・カメラで、ありふれた身の回りを撮っています。日常の中の一瞬を捉え、読み解く写真になっていれば・・・

子供の情景

散歩にカメラを持ちだしたのは、2007年から。
それから「散歩にカメラ」のフィルムに通し番号をつける。
現在その番号は1552に達した。
16年間で1552本のフィルムを使ったことになる。
よくも撮ったなぁと、思う。

「散歩にカメラ」を始めた頃は、スナップで人の姿を撮るカットが多かった。
顔がはっきり写てしまい、現在では憚れるフレーミングになっていた。
でも、秒撮に近い撮影スタイルなので、撮られたことを気づかなかったと思う。
表情は自然体、周囲の光景に溶け込んでいる。
スナップ写真2007年3月23日 戸越公園にて -8
逆光の道のトーンを撮ろうと、しゃがんでフレーミングしていたら、
小さな女の子が、近づいてきた。
遠くにいるお母さんも、微笑んでいたので、撮影OKと判断し、
ピントを合わせた場所に来た瞬間、シャッターを切った。
いまは、こんな写真撮れないだろうなぁと思う。
16年前の写真、2歳児だとしたら、今は18歳、お母さん似の素敵な人になっていると思う。

ことしの正月、近くの小さな公園へいったら、女の子が滑り台で遊んでいた。
父親とおぼしき人がベンチに座り、スマホを操作していた。
スナップ写真1551-23
ちょっと後ろめたいが、その瞬間、透明人間になって撮影。
スナップ写真1551-21
小さい女の子、
この小さな公園に溶け込んでいると思う。
あと16年経ったら・・・・、
小生はこの世にはいないだろうが、
この子も18歳くらいの素敵な娘さんになっているのだろう。

(スナップ)写真の撮り手は透明人間が基本だと思っている。
~~を撮らせたら、私は上手い、経験を積んでいる。ポージングはこうした方がいいと 
写真の撮り手がおもてにでてくると、自然な(素)光景が破壊されてしまう。
写真のクオリティは高いのだろうが、
ありきたりで金太郎飴のような写真だと・・・感じてしまう。

スナップで写真を撮るなら、
被写体には触れない、被写体に影響を与えないが基本。
撮り手は出しゃばるな、透明人間であるべきと思っている。

偶然だが、レンズは16年前に使用したコシナ製Nokton 50mm F:1.5を使用。
カメラがNikon SPから KyivⅡに換わり、フィルムはTri-Xから、Fomapan100になった。
スポンサーサイト



  1. 2023/02/01(水) 12:31:33|
  2. 人物 ポートレート 踊り
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

大井町ライブ

大井町へ出ると、ときたまではあるが、音楽の催し物にぶつかる。
大崎や五反田の駅前では、見たことがない。
駅前に少しスペースがあるので行いやすいのかもしれない。
大井町ライブ1485-2
個人情報保護が言われるようになり、
スナップ写真とはいえ、人の顔を撮ることは憚れるようになる。
断って撮影すればいいのだろうが、それも壁がある。
写真家、鬼海弘雄氏は30年以上浅草に通い、浅草の人を撮り続けていたが、
(被写体になってくれた人は、1000人に満たなかった?)
これはと思って、撮影の許可を取ろうとするが、時には一枚も撮れなかったという。
特に最近は、声を掛けても無視され、そのまま歩いて行ってしまうと嘆いていた。

小生に、どうしても撮りたいという強い動機はない。
もし、どうぞといわれても、撮す人も、撮される人も結果を意識し、
その人の自然さは失われてしまう気がする。
以前は、気づかれぬよう秒撮で撮ることもしたが、
この頃はしない。
大井町ライブ 1
路上の音楽ライブや催し物は、公開が前提なので、
邪魔にならないよう、何カットか写真に記録している。
世の中は、コロナ感染、ウクライナの戦争など、うんざりすることが多いが、
こういう路上ライブ聞くと、なにかホットする。
歌声は撮せないけど、雰囲気は(カラー写真より)伝わると思う。
プロのシンガーの「歌の力」を感じた。

このカットは85mmレンズで撮りたかった。
50mmレンズ、縦位置で撮影し、トリミングして画面を整えた。
  1. 2022/06/13(月) 11:08:22|
  2. 人物 ポートレート 踊り
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

育誠くん                  Super Ikonta Opton-Tessar 105mm F:3.5

2月の初め頃、妻の携帯に(小生の)妹からメールが届く。
ようやく孫が生まれたという。
生後間もない写真も添付されていた。
姪は去年結婚。晩婚だった。

10月になって、用事があり、妹に電話し、用件を伝えた。
返ってきた言葉が「今、孫を連れてきている」という。
書類は郵送するつもりだったが、
それではと 書類を持って、妹の家に出向いた。
育誠君1243-5a

今は、携帯で簡単に撮影し、
それをメールに添付して送ることができる。
確かに優れた点だろう。
「伝えたよ。こんな具合です。」と伝えられても、
それを携帯・スマホの画面で確認するだけで、
記憶に残っていけるものだろうか?

送ってもらった画像を、
プリントしてアルバムに貼る、
あるいは額に入れて飾る人 
どれだけいるのだろう?

画像はメモリーに記録されているので、見たければそれを読み出せばというが・・・・
時が流れると、メモリーが壊れたり、フォーマットの違いから読み出せなくなったりすることもある。

思い入れのある写真は、
紙にプリント、あるいは印画紙に焼きつけ、
「もの」として保存するのが、一番確実だと思う。

6×9の中判カメラで撮ってる。
それをスキャナーで取り込み約7千万画素のデーターに変換。
顔料プリンターで、A4サイズの光沢紙にプリント。
印画紙なら六つ切りくらいの大きさになる。
白飛びも、黒潰れもない豊かな階調、
ぶつぶつの銀粒子は出ていない。
(モニター画面では分からない)細部のディテールも はっきり出ている。
プリントし、手に取ると、はっとする美しさがある。
これは、モニター画面ではまだ表現できないレベルのもの。
プリントし、手に取り、そして額に入れて飾る、
あるいは台紙に貼り、書棚に納める。
これが、白黒(フィルム)写真の楽しみ方だよなぁと思う。
--------------------------
プリントし、表紙つきの台紙に貼り、二部 妹のもとに郵送した。
メールをチェックするが、まだ着いたとの返事はない。
別件の用事もあるので、夜にでも電話してみようかと思っている。
  1. 2019/11/18(月) 10:32:42|
  2. 人物 ポートレート 踊り
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

ポートレート・スナップ 習作

歳をとったのだから致し方ないだろうが、
9月中頃 妻は健康を崩し病院通い。
11月後半になってようやく快復、
それではそろそろ「遺影」につかうポートレートを撮ろうかという段になって、
小生が発病してしまう。
平衡感覚が滅茶苦茶になり、病気が通り過ぎていくのを、待つのみ。
ようやく この頃になり、薄皮をはぐように良くなってきた。
もう年末になってしまった。
ポートレートを撮影する気分にもなれない。
おそらく来年の春、桜の咲くころ 撮影することになるだろう。

平衡感覚が狂っているので、椅子に座るか寝るかの生活。
椅子に座り読書しようと文字を追うが、意味を理解する前に めまいがしてくる。
そこで、手慰みにデジタルカメラをいじっていた。
PotrateDSC04291.jpg
デジタルで撮影するとすぐJPGの画像ファイルを得ることができる。
一本分撮影する必要もないし、現像液を調整し現像、定着、水洗、乾燥の煩雑な操作も必要ない。

フィルムだとこんな写真撮っただろうか?と思う。
こんな構図で撮ろうとしたら、それなりに用意する。
露光計で明るい部分、暗い部分の光を測定、
三脚を持ち出してカメラを固定、フレーミング、そして絞り、シャッター速度をセットしピントを合わせ撮影する。
そんなことしていたら、妻は撮られていることに気づくだろう。

4カット撮ったなかで一番手ぶれの少ないカットを選ぶ。
こんなに簡単に撮れるのだ・・・とデジタルカメラのすごさを感じている。

フィルムだと、沢山とってその中から選べばいいという選択肢はない。
フィルムの無駄づかい・・・と抑制がかかってしまう。
その抑制がないのだから、
なんでも、撮りたいとおもったら気にせずシャッターを押せばいい。
沢山撮って、そのなかからベスト・ショットを選べばいい。
とすれば、フィルムよりデジタルのほうが いい写真が撮れていいはずなのだが・・・・

明日からカメラをもった散歩再開しようと思っている。
その時は、リハビリ兼ねてデジタル・カメラを持って散歩してみようかと思案している。




  1. 2017/12/22(金) 21:54:01|
  2. 人物 ポートレート 踊り
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

ポートレート写真 習作(2)

ボードにどのような影が落ちるか・・・それが興味の中心だった。
モデルになってくれた方には申し訳ないと思ったが、素直に要望に答えてくれた。
ストロボの閃光にボード上一瞬 陰が落ちる。
ファインダー越しに見るが不鮮明で確認は難しい。
10カットほど撮った中の一枚。勿論、顔の表情がくっきり捉えているカットもある。
もし、私家版のポートレート写真集を作るとしたら、文句なく入る一枚だろう。
陰陽 再定-18 Ⅱ
明るく見やすい部分が実体か、薄ぼんやりした陰が実体か、
判断するのは難しい。
人はえてして明るく明瞭な部分に目がいく。
目で見ていたら、月も太陽も、地球の周りを回っているように思える。
それを実態だと錯視・誤解・確信してしまう。
--------------------------
ストロボの光を浴びた後ろ姿か、ボードに落ちた影か、
どちらが この方の存在をあらわしているだろう?
両方??
両方なら、まるで 不確定性原理の量子論のよう。



  1. 2017/12/03(日) 11:18:21|
  2. 人物 ポートレート 踊り
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0
次のページ

プロフィール

Alchemyst Sasaki

Author:Alchemyst Sasaki
未だフィルムカメラの沼から抜け出せない。
もう一年白黒フィルムで遊んでみるつもりでいる。

最新記事

月別アーカイブ

カテゴリ

読み解く写真、心に残る写真を・・・ (139)
フィルムの眼 (166)
レンズの眼、カメラの眼 (62)
写真の技法 (144)
写真にとり憑かれた人達 (4)
青写真 (28)
新幹線の見える街 品川 (11)
映し出された世界 (30)
水辺の光景 (21)
立会川 (9)
勝島運河 (23)
旅行・観光 (7)
ある場所、ある瞬間 (172)
デジタルカメラは記録機器 (13)
デジタルで遊ぶ (30)
Silent City (9)
??? (31)
Street Photograph (27)
都会の景観 Tokyo (266)
思い出の写真 (25)
遥かなる寧夏 (35)
Night walk in Tokyo (41)
散歩 (334)
猫、犬、鳥 (10)
白木蓮 (31)
黒い花 怪しい花 (87)
樹、草、花  (105)
桜  (188)
ひまわり (46)
竹林 (11)
八つ手 (10)
百日紅(さるすべり) (29)
オールドレンズの密かな楽しみ (38)
人物 ポートレート 踊り (37)
Photo彩遊 (27)
品川宿 (21)
その他  (33)
オリンピック残映 (5)

メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

検索フォーム

RSSリンクの表示

リンク

このブログをリンクに追加する

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード

QR