一月の初旬、
夕刻から東京に雪が降り始める。
暗くなっていたので、フィルターを外し撮ってみた。

カメラには短く切ったフィルムが入っている。
大崎イルミネーションを撮るためテスト撮影中だった。
まだ、2,3枚は撮れるだろう。
このまま積もったら、明日は雪の写真が撮れる、
早く撮りきって、現像しようと思った。

翌朝は快晴の天気となる。
午前中、カメラを持って戸越公園へ。
入り口のところで一枚シャッターを切る。
フィルムが巻けない。最後のショットだった。
帰宅し、巻き戻した。
パトローネは、一度使ったAcros100のものだった。
テープでつなぎフィルムを装填していた。
これだと、最後のショットに光りが入り被ってしまう。
長巻フィルムをNikonF用のマガジンに詰める。
(Nikon F用のマガジンはレンジファインダーのS型ニコンと共用して使える。)
昼食後、Nikon SPに28mmのレンズをつけて戸越公園へ。

雪はあらかた溶け、下草と門の屋根瓦の上に少し残っているだけだった。
フィルムを巻いたらすぐに戻り撮っていたら、少しは雪の戸越公園の様子撮れたかも・・・
絶好の瞬間は待てはくれない。

心がけの問題でしょう。
「幸運の女神は前髪しかない。」
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- 2022/02/01(火) 14:17:10|
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10年ほど前 ミラーレスデジタルカメラを買ったが、段々と使用頻度は減っていく。
一昨年の秋 10本のカラーネガフィルムを購入したが、殆ど使っていない。
もしかしたら、小生の眼がカラー向きではないのかも。
色弱か?なぁと思う。
テストの方法はあるのだろうが・・・恐ろしくて検査を受けていない。
絶対音感というのがある。
生まれつきその能力を持つ人もいる。
訓練を受け、絶対音感を持つた人もたくさんいる。
音波と光波の違いだけ。
絶対音感の人がいるように、
生まれつき絶対色感の人もいるのだろうなぁ。
理論だった訓練をすれば、近づけるはず。
美術学校やデッサンの学校へいけば、おそらく色彩学を学び、その訓練をすると思う。
写真専門の学校でも学んでいるとは思うけど・・・・

舗装の道の色、淡い大豆色が混ざっている感じがする。
これでいいのだろうか?
店舗の青と赤のレイン・・・もっと彩度は高くなかったか?

レンガの色が・・・よく分からなくなった。
こんな小豆色? 壁を這う葉の色が・・・印象と違う。

色彩のバランスは難しい。
こんな色彩あり得ないと思いながら、
それでも見ていて魅了されることもある。
ちょっと不自然だと感じてしまう写真もできる。
なにかがちょっとブランスが崩れているのだろう。
フェークな色を作っているのではないか?と疑ってみる。
でも、それが(見る人に)受け入れられれば・・・それでいいとも思う。
小生はやはり色弱だろうか?
米国大統領選で起きたStop the Steal運動(フェークに扇動された運動)でもあるまい。
写真は芸術だ!と捨て台詞でもしよう。
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写真家のアンセル・アダムスは 風景写真家として高い評価を受けている。
作品の殆どは、白黒モノトーンの作品。
晩年、カラーフィルムが進歩し、
一度カラーで撮った作品も発表しているが、
誰もが撮るような凡庸な作品だった。
その写真集の評判はあまり高くない。
彼も色弱だったのだろうか?
- 2021/01/20(水) 12:39:00|
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本日、先ほど東京の感染者数の発表があった。
206名、有ってもおかしくない数、
でも、もしかしたら、100名程度に抑えられないかと・・・淡い期待はあった。
7月15日の判断を 先延ばしにしたい気持ちがあった。
しかし、アッサリ、防衛線と思った第一波の感染者を越えてしまった。(累積感染者と感染速度)

累積感染者数2倍に達する日数が、
今日(7月12日)8.5日と更に短くなっている。
これでは、第一波より感染が拡大すると判断せざるを得ない。

指数関数的に感染者は増加。
コロナは安倍クンも、百合子にも 忖度することない。

一向に 感染のピークは見つからない。増加を続けている。
第一波より大きなコロナ感染になると、覚悟する必要ある。
この状態になった怒り、誰に向ければいい?
政府の官僚機構?、それを束ねる安倍首相?、うちの百合子? それともこんな議員を選んだ国民?

今までの生活を戻そうとしても、同じ業態では立ちいかないのは確か。
でも、まだ 昔のままのやり方で商売を続けたいという人が多いようだ。
有効な対策を今のところ政府も都も出していない。
有効な対策を何も示せない以上、第一次の感染のような感染者の減少はないだろう。
しかし、景気を浮揚するため、逆の舵を切り、
旅行業者、旅館などの救済のためキャンペーンを始めようとしている。
休業補償しても、救済のキャンペーンしても、
また同じやり方(業態)を続けるようなら、負債を 更に増大させるだけ。
健全な民間は、政府より柔軟性は高い。
時代に合わない商売は、市場で淘汰されると覚悟している。
アフターコロナ時代の商売を育成するキャンペーンに、力を入れるべきだろう。
(教育投資が、長い目で見たら 一番の投資効率だと思うのだが・・・)
今必要なのは、首相のリーダーシップ、都知事のリーダーシップだが、見えてこない。
だれが、かじ取りしているのでしょう?
- 2020/07/12(日) 20:48:56|
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11月の終わりの休日、息子が結婚した。
新郎の父親がカメラを抱えて、式の様子を撮影するのは如何なものか・・・と思えど、
どうしても撮っておきたい。
フィルムで記録しておきたかったが、ここはデジタル・カラーだろうと、
密かに、ソニーのNEX-5、18mm-55mmのズームレンズ付を持っていく。
式の合間、披露宴の合間にスナップ、それでも50カットほど撮影していた。
その中から写真を選びPhotoBookを作って、
これを息子夫婦と、相手の御両親にさしあげたら喜ぶだろうと、
20カットほど選び、Dummy Bookを作ってみた。
妻と娘にできたDummy Bookを見せ、チェック、最終的な校正をする。
画像データ(JPG)をUSBメモリーにいれ、戸越銀座の写真ショップに行く。
できたDummy Bookを見せ、このようなPhotoBookを作って欲しいと頼んだ。
「それなら」と・・・入力用のPCを示し、「御自分でやってください」という。
表紙は、妻が書いた金文文字にしたかったが、
本のカバーのデザインは、決められた中から選び、
文字の入力はできるが、決められたフォントから選ぶことになると・・・説明を受ける。
画像(金分文字)をカバーに印刷はできないとつれない対応。
「うちではできないが、○○ならサービスできるかも知れません、そちらに相談されてみては・・・・」
という言葉を待ったが、それもなし。
これで商売しているのかと・・・若い(30歳くらいか)の店員の顔をみる。(割合美人です)
じゃ自分で作ると捨て台詞して店を離れた。
便利・簡単なのは、システムに乗ったことだけ。
マニュアルにないことはできない、
これがAIの行き着く先に・・・・ならないかなぁ。
デジタルカメラ そのものの功罪ではないか?とも思う。
自分で考えない。
ネットで調べ、わかった気になり、思考は停止する。
確かに、デジタルカメラになり、簡単にクオリティのたかい写真を、誰でも写せるようになる。
でもそれはシステムの中だけ、それを外れると、途端にだめになる。
きれいで美しいが、金太郎飴のような写真ばかりになっている。
とうわけで PhotoBookを作ってみた。

妻の助言で二つ折りした写真、重ねて作る綴葉装(てっちょうそう)にしたが、
糸で止めず接着剤で固めたので、
粘葉装(でっちょうそう )に近いだろう。
問題のカバーは和紙を使うことにしたが、
妻の出す和紙はビックリするくらい高価だった。
失敗したら大変と、その中で一番安い和紙をいただく。
薄いので、丈夫な画用紙で裏打ちしたが・・・・職人ではないので難しい。
できたカバーに 妻の書いた金分文字を印刷した。
写真は 顔料プリンターを使用。
写真諧調にこだわったので、厚手光沢のクリスピア(エプソン)を使う。
しかし紙の厚みでうまく折れない、製本するのも大変だった。
そこで、薄い光沢紙のライト(エプソン)を使う。
これならどうにか上手に製本できそう。
作るたびに改良点に気づき、うまくなる。
3部つくった。
最初のPhotoBookは家に保存、あと2部は、一つは息子夫婦へ、もう一つは嫁さんの実家へ送るよう作る。
8日土曜、息子夫婦が挨拶に来たので、そのとき手渡しした。
式場では、専属のカメラマンが2名ほどつききりになって撮影していたが、
その写真ができるのは、年が明けてからになるという。
喜んでいた。

PhotoBookを作る。
新しい体験だった。
写真を選び、配置、効果を考え校正する。
それを手作りで製本する。
なんでもないカットが意外とアクセントになる。
何を撮りたかったのか、どう撮ったか、足りない点はなにか・・・が次第に明らかになる。
これも 写真の楽しさの一つ。
PhotoBook作成ソフトを使うより、ずっと面白いと思う。
PhotoBookの形式は、自由。
型があって、その中なら選ばねばならない不自由さはない。

コツがわかってきたので、3年ほど前 撮った阿波踊りの写真をPhotoBookにしてみた。
モデルになってくれた人に、Dummy Bookだがと断って見せると、
喜んでいたので、そのまま渡してしまった。
モデルになってくれた人とは、その後 約6ヶ月の間、9回ほど踊りの練習を撮影している。
膨大(フィルムで30本くらいあるだろうか〕なネガが残っていたので、
いま それでDummyBookを作っている。
作ると 今までは気づかなかった新しい発見がある。
これを、完成させ見直せば、人物写真の撮り方・・・・少しはわかるのではないかと思っている。
- 2018/12/19(水) 22:16:19|
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小人閑居・・・不善を・・・・なす。
東京は雨、YouTubeで Lightroomの使い方を解説した動画を見ていた。
デジタルカメラで撮った風景写真をモノトーンに変換し、いかにドラマチックな白黒写真を作るかのビデオだった。
ごく当たり前の見栄えしない風景写真が、あっという間に ドラマチックな写真になっていく。
今日の散歩はできないだろう。
「作ってみようか」という気になっていた。
使ったレタッチソフトは、PhotoShop Ver.6 2003年ごろ手に入れたソフトで、日本語版でなく英語版。
当時はwindow98で使っていた。
Window XPでも問題なく動いたが、
今使用しているWindw10では 文字を画像に打ち込むことができなくなり、
大きな画像を複数枚取り込むと 動作が遅くなる。
メモリへの負荷が大きくなると上手く動かなくなるので、この頃はあまり使っていない。
機能はシンプルで使いやすい。
PhotoShop Ver.6を使ってみた。
画像は、オリンパスの∞Stylus 35-70で撮影した写真を使った。
(昨日の記事に載せた4番目の画像にした。そのほうが比較しやすいので)

PhotoShopにJPGファイルを取り込み、
image→adjust→ Gradient mapsをクリックし、
その中から最適なGradient mapを選ぶ。
空の部分が暗く反転したものを選んだ。
次に、
image→adjust→Levelsをクリックし、
最低、最高、中間の△印を動かし、レベル調整をした。
地上部分の画像を見栄えく出すため、
image→adjust→curvesを選んで、
白い部分を抑え、暗い部分を出すように調整した。
まるで赤外フィルムを使い、
赤外線フィルターをかけて撮った赤外線写真のような画像になる。
しかし、空の部分は、黒く無表情だった。
見栄えがよくない。
そこで、別の画像から、雲が写っている画像を選び、その部分を切り取り、
貼り付けた。
貼り付けた部分の濃度を
image→adjust→Levels
で調整し、境界の黒濃度を合わせ継ぎ目が判らないようにする。
二つの画像を一つにまとめる、画像は完成。
ちょっと試行錯誤を繰り返したが、30分くらいで画像を作ることができた。
一種のFakePhotoです。
慣れれば、古いPhotoShopでも、ものの10分もあれば こんな画像作ることできる。
キャッチーな画像ができればそれでいいのだと、割りきったら・・・・
今のPhotoshop Lightroomの機能はすごい。
もし、Lightroomのソフトを手に入れたら、
すばやい操作で、質の高い画像を作ることができる。
「明かるい暗室」で現像しましたと称し、
息を吸うように、キャッチーな写真を「作っている」ことになる・・・・
なんでもありが写真なのだから。
だましているようなものかも、自分も人も。
それを承知で写真を見る・・・「それが写真」ということになりそうな予感がしている。
- 2018/06/15(金) 16:00:11|
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