FC2ブログ

本当に大切なものは見えない

古いフィルム・カメラで、ありふれた身の回りを撮っています。日常の中の一瞬を捉え、読み解く写真になっていれば・・・

そして誰もいなくなった    ・・・・品川区役所前 中央公園にて

夜 7時ごろ帰宅を急いでいた。
品川区役所を通るとき、区役所前の中央公園をショートカットしようと思ったが、
カメラには まだ10カットくらいの撮り残りがある。
久しぶり"Night walk in Tokyo"を行なっていた。
そして誰もいなくなった1050-36
区役所前の歩道橋に登り、鉄柵にカメラを置き、スローシャッターを切った。露光不足、f:2/2秒くらいが適正かも。
そして誰もいなくなった1050-30
公園のベンチに座る人はなく、ときたま帰宅を急ぐ人影が足早に横切っていく。
そして誰もいなくなった1050-32
すこし前まで、このフィールドには ボールを追う人が集っていた。
そして誰もいなくなった1050-38
やがて照明も消され、そして誰もいなくなる。
-----------------------------
カメラは1951年製のKievⅡ 、レンズは1931年製のツアイスのSonnar T 50mm F:1.5。
当時大変高価なレンズで、家一軒を買えた値がついたのでは・・・と思う。
大事に取り扱われてきたのだろう。バルサム切れもなければ、レンズに傷も見当たらない。
いまは、びっくりするほど安くなり、お小遣いでも手に入れることができた。
古い時代のツアイスのマイスターに敬意を払い、大事に使っている。
(よくぞ戦前の古い昔、こんなにすごいレンズを作ってくれた・・・・)

もし、当時ISO:400のTri-Xのような高感度フィルムがあったら、
小生の撮る写真よりすごい写真を、当時のカメラマン 撮ったのでは・・・・と思ってしまう。
F:1.5の明るいレンズでも 夜景の撮影は難しかっただろう。
三脚なしの撮影は無理、それが、高感度フィルムができたことで手持撮影が可能になった。
その幸運を感謝、感謝。

今はデジタルの時代。
最新のデジタルカメラに、高価な最新のレンズを付ければ、
フィルムで撮影したこの写真より、画質(クオリティー)の高い写真は容易に撮れるだろう。

フィルム時代のレンズを取り上げ、「このレンズ、四隅部分になると像は崩れ駄目レンズ」と、上から目線で得意げに薀蓄を語る人がブログに現れる。(部分は伏字、言葉、文字に出したくない汚らしい言葉なので伏字にしました。)
メーカーの光学設計者(おそらく定年退職している)が そんなブログ読んだら・・・どう思うだろうか?
古いそんなレンズをありがたがって使っている小生など・・・・馬鹿にされるだけかも。
しかし、このブログは有名らしい、「いいね/拍手」を付ける人は多い。(時には100を超える)
こういうカメラ好きが、写真ブログの主流なのだろうと思う。

四隅まで像が崩れないレンズがいいレンズ?
それが いい写真を撮るための要素の一つだろうか?
ピントがしっかり合った写真がいい写真の要素の一つ?
適正露光で撮られた写真がいい写真の要素の一つ?
それなら、最新のデジタルカメラに高価なレンズを付ければいい。
ピントも自動で合わせてくれる、手振れ低減する仕組みも入っている。
ISO感度はフィルムを超えた、露光もカメラが設定してくれる。
笑顔を検知してシャッターを押してくれる機能もカメラには組み込まれてきた。
カメラは常にその時代の最新技術を取り込んで発展してきた。
今後は、AI搭載のデジカメに進化し、ネットにつながり有名写真家の画像と、使い手の癖を学習する。
その人好みのフレーミングの手助けをし、最適のシャッターチャンスにシャッターを切ってくれるようになるだろう。
「あなたは、このデジタルカメラを買うだけ、あとは カメラのシステムにお任せ」の時代がくるのだろう。
そうやって撮影してもらった写真・・・は、「いい写真」を学習しているから、「いい」写真なのだろうなぁ。

古いフィルムカメラで 写真を撮るとは いったいなんだろう?
段々と写真が判らなくなっている。
新しい幕が上れば、新しい表現が開く、では、デジタルで可能になった新しい表現とは?
比較明合成、切り貼り、HDR(合成)画像・・・ソフトに頼った画像の加工 そんなに面白いだろうか?と思ってしまう。
スポンサーサイト



  1. 2018/01/17(水) 18:02:43|
  2. Night walk in Tokyo
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

大崎・五反田散歩

家でグズグズしていたら、陽は傾いてしまった。
慌てて日課の散歩に出る。
大崎駅から目黒川沿いに五反田を回り 戸越へもどる いつもの散歩コース。
夜の大崎散歩938-30
大崎の駅に着いたとき、ほぼ日没。
夜の大崎散歩938-35
目黒川沿いは遊歩道になっている。
女性二人、外まわりの仕事が終わったのか、ホット一息。
それでも仕事の打ち合わせ・・・?
夜の大崎散歩938-39
遊歩道にはギャラリーを兼ねたレストランもできている。
夜の大崎散歩938-40
五反田駅近く、目黒川に大崎橋が架かっている。
地番は西五反田、ちょっと奇妙だと思うが、
大崎地区には百反坂という名が残っている。
5反より百反のほうが広い。
おそらく、古くはこの辺りも大崎の一部だったのでは?
目黒川を更にさかのぼり、目黒駅周辺まで行くと、
西五反田から、上大崎という地番に変わる。
これは、そのときの名残では?
夜の大崎散歩938-42
長らく改装工事をしていたが、ようやく完成した大崎広小路駅。
夜の大崎散歩938-45
第二京浜国道沿いを戸越へ戻った。


  1. 2017/02/02(木) 12:21:34|
  2. Night walk in Tokyo
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

Retro400S フィルムを4倍増感で使ってみる。(3) Night walk in Tokyo

夜の撮影に挑戦。
露出計を内蔵しているカメラを調べた。
ISO:1600に設定したところ 測定限界はf:4で1/30秒だった。
それより暗いと露光計の針は動かなかった。
明るい繁華街、華の銀座なら露光計に頼ってもOKでしょう。
それより暗い所の撮影となると、手持ちカメラの露出計に頼るわけには行かない。
ここは経験を積むより致し方なしと、
Nikon SP にコシナ製 SC-Skopar 21mm F:4をつけて夜の街にでた。
夜の戸越銀座の繁華街は、f:2.8/30秒~f:4/30秒で撮影できますが、
ちょっと横道にそれたら、露光計は動かない。
戸越銀座通りの明るさを思い浮かべ・・・何段 露光を増やせばいいか?
勘と経験で エイャと決めて撮影。
ISO1600夜間926 #1-23
21mmの超広角レンズ選んだのは、
街並みをハッキリと撮りたかったことと、
スローシャッターになっても手振れが誤魔化せる(目立たない)ことにある。
ISO1600夜間926 #1-4
近場の繁華街 五反田に向かった。 
f:4/30秒でも撮影してみた。
電灯のあるところは綺麗に撮れているが、
暗い所は潰れてしまい「足のない」画像になる。
この辺りがフィルムの弱点だろう。
デジタルなら暗い所でも、感度は直線的に記録できるが、フィルムは急激に感度は低下してしまう。
銀塩は、白飽和には強いので、少し多めに露光して撮影したほうが良いようだ。
ISO1600夜間926 #2-9
五反田駅前。
それほど光が豊ではない。

しかし、これならF:2の明るいレンズで1/30秒が切れる。
壁に背をもたれかかる女性、50mmあるいは85mm F:2のレンズでスナップしたら・・・・雰囲気あるカットになるかも。
ISO1600夜間926 #2-11
(Ⅰ)現像液 現像時間を延長しても「被り(かぶり)」はほとんど起きない。
現像時間を延長しても銀塩濃度の高い部分は抑制気味になるので、現像は押すことができる。
上の写真をトリミングしピクセル等倍にしてみた。
押しても銀塩、粗粒になっていない。
ISO1600夜間926 #2-11 等倍
これなら使える。

しかし、「夜の街の光」 読むのが難しい。
もう少し 経験を積まないと・・・
ISO1600夜間926 #2-17
21mmの広角レンズ 1/8秒までなら手持ちで撮影できそう。
しかし 1/2秒となると鉄柵に肘を固定し撮らないと無理だった。
21mm F:2の明るいレンズなら 1/8秒は切れる。
そんなレンズ、あったとしても高価だろうなぁ。
三脚とか一脚の使用考えないとNight walk in Tokyoの撮影は難しいかも。
----------------------------------
三脚を使って 天王洲アイルの夜景や、戸越公園の夜桜を撮影したことがある。
その時の経験では ISO:400フィルムで f:8×8秒が標準だった。
シャッター速度が遅くなると、フィルムは相反則不軌の現象を起こすので、
暗い夜桜の撮影では15秒、30秒、1分とシャッター速度を変えて撮影したのを覚えている。
東急 池上線の五反田駅の撮影ではf:4/2秒でトーンの美しい夜景を捉えることができた。
(f:4/8秒では 暗い部分のディテールはでなかった。)
ISO:400なら f:4×2秒となる。
これはf:8×8秒と同じ。
ようやく 夜景の経験値とつながった。
  1. 2016/12/25(日) 10:32:34|
  2. Night walk in Tokyo
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

大崎駅 歩道にて

夜の長い季節になった。
散歩に出ると すぐに陽は暮れてしまう。
劇場920-32
大崎駅についたとき 辺りは暗くなっていた。
駅前をスローシャッターで、撮影してみた。
劇場920-29
手持ちでシャッターを切る。
歩く人のぶれ方(流れ)とカメラのブレ具合(小生の撮影スキル)を知っておきたいので、
1/10秒と1/5秒の二水準で 数枚撮影した。
劇場920-31
1/10秒なら50%くらいの確率で背景のブレを感じさせない写真が撮れたが、
1/5秒は ほとんど失敗。
1/25秒なら カメラブレなく撮れそうだが、そうすると人の動きが中途半端。
やはり 夜景の撮影には三脚が必要か?

現像液は(Ⅳ)の系統を使い増感現像を試みているが、
ISO:1600まで上げると階調性が乏しい写真になる。
ISO:800相当で打ち切っている。
ISO:1600 相当の現像が可能か、他の現像液でテスト中。
今年中には 決着つけたい。
来年は Retro400Sフィルムをメインに使う予定。
  1. 2016/12/21(水) 17:56:35|
  2. Night walk in Tokyo
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

新宿、夜の街 古いノンコートレンズで・・・・

冬の陽はすぐに落ち、4時半を過ぎると、空は夜へと変化していた。
キエフ・カメラを肩にかけ、四ツ谷から新宿駅めがけ歩いていた。

カメラには1936年製のツアイス、ゾナー50mm F:1.5 ノンコートレンズを付けている。
ブラッサイが 夜のパリを撮影したころ製造されたレンズである。

Night in Tokyo の始まり(テスト)には、
フレアーのかかりやすい このレンズと
Retro400Sフィルムの組み合わせが、最適だろうと思った。
新宿920-19
絞は開放F:1.5に固定、シャッター速度も1/50秒に固定した。
そして、ISO:800相当の増感現像を行っている。
新宿920-20
被写界深度が浅いので、置きピン(目測)ではピントを外す。
ファインダーを覗きピントを合わせるのだが、
暗くて合わせづらい。
撮影に数秒はかかる。
暗さが そんなもたもたした撮影者の愚かな所作を隠してくれる。
新宿920-21
レンズのコントラストが低いので眠い感じになる。(増感現像でコントラストを上げるようにしたのだが・・・)
最新のデジタル一眼なら、もっとすっきりと、夜景を捉えることができるだろうが、
(クオリティーが高い写真と自慢されてしまう)
デジタル写真と張り合うつもりはない。
これも、フィルム写真の「味」だと・・・抗弁しておこう。
新宿920-22
はっきり写り過ぎるのも、人の想像力を掻き立てないので、問題だと思うのですが・・・如何でしょう?
  1. 2016/12/12(月) 09:45:46|
  2. Night walk in Tokyo
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0
次のページ

プロフィール

Alchemyst Sasaki

Author:Alchemyst Sasaki
Phone-Cameraの時代、フィルムで撮ることの意味合い、意義はあるだろうか?と懐疑的になっている。写真の置かれている場所・期待・求められているものが根底から変わってしまったのかもしれないと思っている。
それでも、もう一年白黒フィルムで遊んでみるつもりでいる。

最新記事

月別アーカイブ

カテゴリ

読み解く写真、心に残る写真を・・・ (114)
思い出の写真 (25)
遥かなる寧夏 (35)
新幹線の見える街 品川 (6)
フィルムの眼 (74)
レンズの眼、カメラの眼 (31)
デジタルカメラは記録機器 (13)
映し出された世界 (27)
水辺の光景 (18)
勝島運河 (16)
写真の技法 (146)
旅行・観光 (7)
ある場所、ある瞬間 (90)
デジタルで遊ぶ (29)
Silent City (8)
??? (19)
Street Photograph (26)
都会の景観 Tokyo (190)
Night walk in Tokyo (33)
散歩 (228)
猫、犬、鳥 (9)
白木蓮 (18)
黒い花 怪しい花 (50)
樹、草、花  (63)
桜  (118)
ひまわり (37)
竹林 (11)
八つ手 (9)
百日紅(さるすべり) (29)
オールドレンズの密かな楽しみ (31)
人物 ポートレート 踊り (35)
Photo彩遊 (27)
品川宿 (9)
その他  (30)

メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

検索フォーム

RSSリンクの表示

リンク

このブログをリンクに追加する

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード

QR