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本当に大切なものは見えない

古いフィルム・カメラで、ありふれた身の回りを撮っています。日常の中の一瞬を捉え、読み解く写真になっていれば・・・

Rollei赤外400フィルムを使う。    軟調現像液(Ⅵf)

軟調な現像液を試してみた。
(Ⅵf)軟調現像1267-8
中庸な現像液(Ⅲd)に比べると トーンはなだらか。
空はそれほど暗く落ちない。
緑の葉も白く輝くほどではない。
(Ⅵf)軟調現像1267-9
パンクロフィルム(普通の)でも出せるような なだらかなトーンの写真になったが、
緑の葉は 明るく写っている。
こういうトーンの写真、パンクロフィルムでは撮れないと思うが、
しかし、何も言わなかったら、赤外線写真とは気づかない人が 多いと思う。
デジタル・レタッチで トーンを自由に調整できる時代・・・・
写真のトーンなど、あまり気にしていないと思う。
(この写真など、フィルム写真と断らないと、
デジタル調整したものと見なされ、気にも止めないと思う。)

白黒フィルムでは、
フィルターを付けると、特定の波長の光をカットするので 
コントラストは上がり、トーンの豊富さは減少する。
その効果は、黄色より、赤のフィルターの効果の方が強い。
赤外線用のフィルターは 特殊だが、付ければ硬調なトーンになるはずだと考え、
現像液は中庸な現像液(Ⅲd)とやや軟調な(Ⅰf)、軟調な(Ⅵf)の三種で 現像条件を決めていた。
硬調な現像液(Ⅳ)系統でも 現像条件チェックしておくべきかもしれない。


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  1. 2020/03/12(木) 18:34:54|
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大崎ビジネス棟

新しくできた大崎のビジネス棟
大崎1266-5
大崎1266-6
この場所は 建設が始まった数年前から、
散歩で歩いたとき 折に触れ撮影している。
過去のネガをチェックしたら、色々な写真がでてくるだろう。
そのうちまとめてみる つもりでいる。

Rollei赤外400フィルム(ポリエステル・ベース)を使って撮影した。
現像は中庸な現像液(Ⅲd)を使っている。
アグファのRetro系フィルムは、トーンカーブがS字になり、暗部にも画像は残る。
使ってみると中間トーンは 少し硬調気味になる。
市販の現像液では、中間トーンが飛び勝ち、
それで 扱いにくいフィルムと 言われるのかも。
しかし、軟調の現像液を使うと、全体を通して豊かなトーン(白飽和も黒潰れもない)になる。
軟調と硬調の現像液を途中で切り替えて使う手もある。
手を掛ければ それだけのリターンがあるフィルム。

市販の現像液の選択肢も少なくなっている。
従来のセルローズ・ベースフィルムに慣れた人には、
中間トーンが出しにくい 扱いにくいフィルムなのだろう。
  1. 2020/03/11(水) 11:51:37|
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五反田にて

60年以上前のことだが、
五反田や大井町の繁華街は 
戦後のどさくさが残こり、危険な街であった。

先生から 子供同士で五反田や大井町の繁華街に遊びにいかない(近づかない)ようにと 言われた記憶がある。
級友の中には、母親が(夜の)街で働いている人もいた。
なんということを言うんだろうと、違和感を覚えたことがあった。

時は経ち、そんなに危険な街ではなくなった。
ビルが建ち、風景は変わる。
五反田1262-32
しかし、いまだその猥雑さは残っている。
五反田1262-35
街の猥雑さを強調しようと、意識的にコントラストを高くした写真が、1960年中ごろから現れる。
アレ、ブレ、ボケ・・・その感覚は 今になっても 続いている。
五反田1262-34
コンパクト・カメラ Minolta Hi-Matic F Fomapan100フィルムを使い、ISO:200として使用。
硬調現像液(Ⅳo)で 現像を押して2倍増感した。
アレ、ブレ、ボケ時代の 白黒のコントラストの高い、ザラッとした写真にしたかったから。
--------------------
別の日 同じカメラにAcros100フィルムを詰め、ISO:100で使用、同じ(Ⅳo)現像してみた。
五反田1264-42a
このフィルムは どんな現像液で現像しても中庸な、端正な表現になる・・・・
硬調な写真になったが、
1960年中ごろから1970年中ごろの10年間の「アレ、ブレ、ボケ時代」のテーストは出ない。
やはり当時のTRI-Xかなぁ。(Tri-Xの乳剤、何度変わている。今のTri-Xで出せるかは不明)
五反田1264-43a
五反田1264-44a
こんな写真ではなく、
階調性のある、きっちりとした構図の、鮮明な都会の雑踏の写真があってもいいと 思うが、
そんな写真を撮るプロ 日本にいないだろうかと思う(いて欲しいと期待する)。
フランスのパリの街を撮ったアッジェのような・・・・時代が違う、いるはずないか・・
いや、すでにいるのかも・・・・
  1. 2020/03/05(木) 14:39:53|
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初冬  東京  紅葉         フジのカメラ Cardia と コダックのフィルム

母の使っていたカメラに、カラーフィルムを詰めて撮影してみた。
露光からピント合わせ、フィルムを巻くことから、巻き戻すまですべて自動で、カメラ任せ。
あとはDPE店にパトローネを渡し、現像してもらうだけ。
初冬の紅葉1251-37
30年くらい前のカメラだが、今でもちゃんと動く。
ピント、露光とも問題ない。
すすきの穂に当たった光の滲み具合いいなぁと思う。
初冬の紅葉1251-35
デジタルカメラほどの高精細感はない。
でも、光に奥行きがあるような気がする。
デジタルは高精細、高解像度だが、光が平坦になり、のっぺらぼうになる気がしている。
例えば、建物の壁を撮影すると、目地などが直線でくっきり出るが、壁の色調は平坦になり、綺麗過ぎる。
フィルムで撮ると、目地はくっきりとせず微妙に揺れる。
壁には汚れのような濃淡がでて、のっぺらとした綺麗さにはならない。
それが眼に優しく、ほっとして・・・いいなぁと思ってしまう。
初冬の紅葉1251-45
一枚一枚の葉の色が違っているように思う。
デジタルだと、隣り合った一枚一枚の色彩、似通っているのでは?と感じている。
そのため、綺麗な色彩だが、奥行きがなくのっぺらぼう・・・という印象を受ける。
この空気感、紅葉の色の深み、デジタルでもでるだろうか?

これは小生の勝手な思い込みかもしれませんが、
確かめたくて、FC2ブログ、写真ランキング 上位100位までの方で、
紅葉の写真を撮っている人のブログを拝見、そんな感想を持ちました。
馴れの問題なのかなぁ・・・・
デジタルにはデジタルの美しさがあるのだろう。

  1. 2019/12/19(木) 16:34:19|
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巣鴨にて              Super Ikonta Opton-Tessar 105mm F:3.5の切れ味

巣鴨の町をスナップ。
巣鴨1231-2
巣鴨地蔵通りの入り口にある地蔵菩薩。
江戸の出入口6箇所に丈六の地蔵菩薩坐像を造立したという。
これはその一つ。
品川の旧東海道の品川(ほんせん)寺にもその一つが鎮座している。
一体は失われたというが、まだ5体は健在、
散歩がてら回ってみるのも面白いかも。
カメラはSuper Ikonta 105mmレンズ ブローニーフィルム一本で8カット撮影できる。
一カットが、6×9cmのネガになる。(実際は57mm×87mmぐらいの画像ネガ)
映像を、フィルムスキャナーで3200dpiで取り込み、デジタル化すると約7千万画素のデーターになる。
Acros100フィルムの粒子はかなり細かい。
ピクセル等倍まで拡大しても、銀粒子はあまり目立たない。
ピクセル等倍1
昔使用したNeopan SSのフィルムよりずっと粒状性は改良されている。
これなら、現像液を超微粒子対応に改良すれば、
6400dpiで取り込んで、更なる高画質画像を狙えるのではと思う。
古いカメラだけど よく写るものだと・・・・感心している。
素人の使うカメラではなく、凝ったアマチュアか、職業写真家が使うカメラだったのかも。
(super Ikontaの 6×6とか6×4.5のカメラは、比較的多く 中古屋さんの棚に並んでいるが、6×9は少ない)
巣鴨1231-4
距離ファインダーとフレーミングファインダーが別にあるのは、ふるい機械式カメラには多い。
ファインダーを替えてフレーミングするので、スナップ向きではないが、
往時の写真愛好家を思い浮かべ、使っていると、どうにかなるものだ。
巣鴨1231-5
テッサーレンズ、高解像度でコントラストも高い。さすがだ・・・・・
  1. 2019/11/03(日) 14:29:23|
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プロフィール

Alchemyst Sasaki

Author:Alchemyst Sasaki
Phone-Cameraの時代、フィルムで撮ることの意味合い、意義はあるだろうか?と懐疑的になっている。写真の置かれている場所・期待・求められているものが根底から変わってしまったのかもしれないと思っている。
それでも、もう一年白黒フィルムで遊んでみるつもりでいる。

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