戸越公園の この百日紅 一年間撮り続けたことがあった.
これ以上 撮りようはないだろうと思うぐらい撮ったつもりだが、
それでも 季節が変わり 光が違うと、「こう撮ったどうだろう」と思ってしまう。
撮ってはみるが、過去に撮った写真と見比べると 「なんだ同じか・・・」と思う。
写真を趣味にする者の「業」のようなものだろうか?

去年 11月の終わりごろ撮影したもの。
去年 暮れから現像実験に明け暮れていたので、
中判カメラに触ることがなかった。
フィルムフォルダーには4コマ分のフィルムが残っていたので、
先日 中央公園へカメラを持ち込み、残りのコマを撮影した。
現像したら、この百日紅の画像が出てきた。
(Ⅲd)現像液で現像。
撮影は挑戦と 思えば許されるかも。
もっと違った別の姿の「百日紅」いつかは 撮れるさ・・・
スポンサーサイト
- 2020/03/10(火) 13:19:51|
- 百日紅(さるすべり)
-
| トラックバック:0
-
| コメント:0
5年後ほど前、この百日紅に注目し 一年間撮り続けたことがあった。
当時はまだTri-Xを主に使っていた。
Tri-Xの場合は(A)現像液一種で増感現像、ソラリゼーション現像など行なえたが、
Retro系のフィルムに換えると、満足できる結果にならない。
配合を検討していたら、現像処方は数種類になってしまった。
夕刻、戸越公園を散歩。
フィルムも代わったことだし・・・
どう撮れるか試してみた。

Retro80Sのフィルムを、ISO:100の感度で使っている。(つもり)
古いカメラなので、露光計は内蔵されていない。単体の露光計も散歩には携帯しない。
あくまでも、経験・・・感度100のフィルムなので、空に露光を合わせれば おそらくf:4で1/125秒、
樹の幹に合わせれば、f:2で1/125秒(あるいはf:4/25秒)と読んだ。
百日紅をシルエットで抜こうと思ったので、
百日紅にピントを合わ、f:4/125秒とした。
一瞬、f:8/25秒の選択肢も考えたが、
被写界深度を深くするより、
手振のほうが問題だろうと思い直す。
現像は 硬調な(Ⅳo)現像液で処理した。
あなた任せにできないカメラ。
老人のボケ防止には・・・・やはり純機械式フィルムカメラが一番だろう。
違った姿(トーン)のさるすべりを 撮ることができた。
- 2018/12/05(水) 11:27:07|
- 百日紅(さるすべり)
-
| トラックバック:0
-
| コメント:0
「傷だらけのゾナー」の眼が捉えた戸越公園のさるすべり。

まぶしい。

まばゆい・・・

上を向くが滲んでしまう。
- 2017/09/10(日) 12:44:54|
- 百日紅(さるすべり)
-
| トラックバック:0
-
| コメント:0
R72フィルターと自作したP-フィルター③を重ね、
Retro赤外400Sフィルムで撮影してみた。

4年ほど前にも、この百日紅をSFX-200フィルムで撮ったことがある。
当時と比べ、切り取り方が上手くなったというわけではないが、
写真表現の幅は広がったと思う。
カメラアイ(本質的な観察力、洞察力)は、上げようもないが、
テクニカル(技術的)な面は、工夫次第で向上するということだろう。
カメラの歴史を考えれば、
カメラ技術は常に向上していく。
花の接写撮影は、プロかハイアマチュアの領域だった。
いまは、スマホで簡単に撮れる。
野生の動物/鳥を望遠で撮るのは、プロの仕事と思っていたが、
いまは素人でもピントの効いた綺麗な写真をものにできている。
テクニカルな部分は メーカーに任せるのが、いいのだろう。
しかし、あまり簡単に綺麗に撮れてしまうので、写真に期待しなくなる。
誰もが簡単に写真を撮る時代、写真にたいする需要は増えているが、
相対的に審美眼は低下してはいまいか?と危惧している。
プロとアマの写真技術(テクニカル)の差は、カメラの進歩で出にくくなった。
カメラ・アイの評価は不明瞭。
「いいか悪いか、それはその人の感じ方、直感だよ」といわれると、
自信がないので、どうしたものかと、覚束ない。
周りの噂や評論家のコメントで写真を見ようとしてしまう。
人脈を持っている人、評判が良い人、宣伝の上手な人の写真に高い評価がつく。
写真を見る人の「審美眼」の低下が拍車をかけている。
具眼のカメラマンはすみに追いやられ、世渡り上手のカメラマンが闊歩する。
独自のカメラ・アイを持つプロが、出にくくなっているのでは・・・・
ある写真展をみながら、そんなことをふと思った。
- 2017/09/05(火) 12:19:27|
- 百日紅(さるすべり)
-
| トラックバック:0
-
| コメント:0
4年ほど前、一本の百日紅を、一年かけて撮り続けたことがある。
季節によりどのように変化するか、レンズを替え、フィルムを替え、フィルターを替え、
撮影法を替えて撮影したらどんな百日紅を 捉えることができるか、試していた。
ちょうどTr-Xフィルムの価格が高騰し(今も高いけど)、
いろいろなフィルムを使うようになっていた。
一つの転換点。撮影術の勉強になった。
百日紅の撮影が終わっても、フィルムの選定は続いていた。
現像液の開発や、フィルターを自作し遊んでいたため、
当時より、撮影の選択肢は増えている。

新たに開発した撮影技術を使い、あの戸越公園の百日紅を撮影したら、どう撮れるのか?
また別の百日紅を捕らえることができるかも・・・・
思い立ったら、すぐ行動。
まず P-フィルター③の効果を確認してみた。
今後、機会をみて、ぼちぼち 撮っていくつもり。
一本の百日紅でも、まだまだ 撮り様はある。
- 2017/09/03(日) 17:03:58|
- 百日紅(さるすべり)
-
| トラックバック:0
-
| コメント:0