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本当に大切なものは見えない

古いフィルム・カメラで、ありふれた身の回りを撮っています。日常の中の一瞬を捉え、読み解く写真になっていれば・・・

竹林を追って (林試の森にて)

久しぶりにKievⅡのカメラを使った。
現像すると、林試の森で2回、新橋で2回 撮影していたものが写っていた。
これは、5月初め 筍を追っていたころ、「林試の森」に竹の林を発見し、撮影したもの。
林試の森754-9 Ⅲ
嘗て、林業試験林が、品川区と目黒区をまたぐ地域にあった。今は、役目を終え、林試の森公園になっている。
林試の森754-8 Ⅱ
手前の花が白すぎて、画面が二分割されてしまう。主役を引き立たせるため、正方形にトリミングしてみた。
歩き回り、撮影ポイントを探したが・・・50mmレンズの画角では、ここが、光りの状態、構図を考えると、その時点でベスト位置だと思う。
できれば、広角レンズで、もっと近づいて撮るか、あるいは、もう少し長いレンズで白い花を入れないよう撮影すべきだったろう。
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先日、撮影しようと、「林試の森」へ行ったが、鬱蒼と茂っていた竹の林、綺麗に整えられ、無駄な竹は間引かれて、以前の雰囲気を失っていた。
一期一会。
良いと思った時が、「撮影の時」、それを逃すともう撮れない。
それでも、未練たらしく、今年の秋なら可能か?来年まで待たないとだめか・・・・・などと考えてしまう。
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  1. 2015/06/08(月) 11:04:24|
  2. 竹林
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竹林に遊ぶ

イギリスのタルボットはカロタイプの写真を発明した。
彼はその技術を使い、世界初の写真集、「自然の鉛筆」を出版している。
このカロタイプ写真こそ、現代へとつながる写真の歴史を作ってきた。
ダゲレオタイプでは、複製ができない。一点ものの写真、絵画の世界からまだ抜け出ていない。
一方カロタイプは、ネガを作り、そこからポジを、必要なだけ複製できる。

写真には、誕生の時から、時代/現実を記録し、コピーし、
それを万人の元へと配布する機能を持っていたといえる。
個人でとどまれば、備忘録や家庭のアルバム、メモ。
万人に向かえば、歴史の記憶になる。

細君よりお菓子の空き箱を頂き、カメラを作り、竹林に遊んでいる。
ほとんどタルボットの世界を彷徨ってるような気持ちでいる。
鶏卵紙でも作って、撮った竹林を焼き付けてみるか・・・・そんな気持ちにもなる。
竹林DSC00896
遊んでいる大崎の竹林。
広さは八畳間ほどだろう。
オレンジ色の箱が、零式カメラⅡ号。
箱のなかには、ローテクな仕掛けが入っています。箱が大きいので、仕掛けを工夫し 簡単に入れ替えることができます。アイデアを閃くかがポイント。
写真は、創意工夫によって、表現範囲を広げてきた歴史がある。
原始的だが、根源的な写真(Photograph)機でしょう。
デジタルでは、そのカメラに備わった機能以上のことはできませんが、このカメラなら、アイデア次第。
仕掛けを作り、箱に収めて、撮影する。失敗しても、それが次のアイデアを生んでくれる。
Plate 2
シャッターを押し、写真を撮り、現像する。
PCに取り込んだ後、トーンカーブを派手に使い、効果を強調してみました。
しかし、切り貼り、レーヤー重ね、画像変形など・・・は一切行っていません。
あくまでストレートPhoto、カメラ内のローテクな仕掛けが、効果を生んでくれる。
それが楽しくて、また工夫する・・・今はいいレンズが沢山売られている。デジタルカメラもいいものが出ている。
それを利用すれば、もっとすごい(見ごたえのある)写真、いくらでも撮れるのに・・・何を好き好んで??と、馬鹿にされそう。写真のクオリティー云々を云われたら、駄目ですね。
まぁ、遊んでいるだけですから。
Plate 10 2015年5月14日 
これは、魚眼レンズ風になってしまいました。
デジタルは万能に近い。撮影は、デジタルカメラ任せでも充分。
撮影者の工夫できる範囲は狭くなっている。
誰もが簡単に綺麗な写真が撮れる。
工夫の範囲が狭くなったので、写真の上手下手は、些細なことを強調することになってしまった。
健康/健全な精神のなせる業だろうか? そんな疑問を持っている。
美しい被写体、珍しい被写体、劇的な景観を探し求め、世界の有名スポットへ・・・
行けば、あれば、確実にデジタルカメラで記録できる。失敗は皆無。
人間、厭きっぽい。特に簡単にできることは。
写真を撮る意欲を・・・・よく維持できるなぁ・・・と心配してしまう。(誰が撮っても同じじゃん) 
そこに、写真を撮るという原点の感動はあるだろうか?
「アッ 撮れていた!!」
カメラが古いほど、扱いづらい。撮れていた時の感動はそれだけ大きい。撮れていたぞと、にんまりする。
構図が少々おかしくても、撮ったという感動のほうが、優っている。達成感は高い。
竹林DSC00904
写真の発明者、タルボットは、家の近くで撮った写真が多い。身近の見慣れた光景だが、写真を発明し、それで撮影している、自負と楽しさが漂っているような気がする。
一度、写真の原点に立ち戻り、不便を覚悟、写真のクオリティを無視し、光で描くことの意味を再確認したくて、竹林に遊んでいるのだろう。


デジタル写真かぁ~~これは、これで 面白い。
竹林に遊ぶ七賢人なら そう云うだろうなぁ。
「楽しめるものなら、なんでも楽しめ。」

デジタル写真、楽しんでいますか?
厭きていませんか?
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写真の始まりは、フランスのニセフォール・ニエプスでしょう。
1818年より前に成功していたようです。それはモノトーンで、ヘリオグラフと名づけ、
1827年 世界最初の写真として View from a Window at Gras が残っている。
露光時間は8時間かかっていた。
ニエプスの狙いは、モノトーンではなく、カラー写真の開発を考えていたようだ。
ダゲレオは、画家で、カメラオブスキュラを使い、パノラマ絵画を描き、それを見世物にして成功していたようです。
かれは、その成功に飽き足らず、記録できないかと模索、ニエプスに会い、彼の協力者となる。しかし、ニエプスが1833年死去、ニエプスの技術を遺族から買い取り、ダゲレオタイプの写真を完成させたようです。
それに、イギリスのタルボットがいる。写真の黎明期、調べたら面白い。
  1. 2015/05/15(金) 10:43:16|
  2. 竹林
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竹林に遊ぶ

竹林の知識人にも成れなかったし、
七賢人の命がけの批判精神も、持ち合わせていない。
ただ、竹林を遊び場に使っただけ。
零式カメラ2号 Plate No1 Ⅱ
細君から、お菓子の空き箱を拝領し、零式カメラ2号を作りました。
4時間ほどの作業で終了。レンズは2年前作った1号機の残りものです。
零式カメラ2号 Plate No6-Ⅱ
1号機を探した見つからない。邪魔だと捨てられたのだろう。
1号機には35mmカメラ換算で24mm位の広角レンズがついていた。
今回は16mm位の画角だろう。まだ、正確に計算していない。(するつもりないけど・・・)
竹林の撮影を楽しむのが目的。
光画(PhotoGraph)の原点で遊んでいます。
  1. 2015/05/09(土) 11:54:21|
  2. 竹林
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全てはこの筍から始まった (大崎の筍)

デジタルカメラを片手に近所を散歩。
筍DSC00178
4月半ば、大崎の小さな竹林に筍を発見。
持っていたデジカメで広角接写を試みる。
液晶画面で結果を確認。意外にいけてる。広角接写かぁ~~
Sony NEX-3の16mmレンズは、フルサイズで24mmに相当する。
翌日、Nikon Fに  Rollei Retro80S フィルムを詰め、広角の24mmレンズをつけて撮影していた。
意識の刷り込みがあったのだろう。
9日後、そろそろ筍の撮影日和と、Nikon FにKentmere400のフィルムを詰めた。
その当日は、ちゃんとISO:400で撮影している。
筍737-14
時間的に早く、光線の具合が良くない。3カット撮って止めてしまう。
筍737-15
ネガの階調性は申し分ない。なだらかに繋がり、ダイナミックレンジも広い。
でも見どころのない写真になっている。
大崎の町を散歩し、町の様子をスナップして戻った。
それから三日後、Kentmere400が入っていることを完全に忘却、Retro80Sフィルムと勘違いしていた。
筍737-18
薄曇りの天気で、柔らかく光が回っている。
Retro80Sフィルムで少したっぷり目に露光すれば、階調性の高い写真になるのではないかと期待していた。
筍737-19
構図がパッとしないなぁ~~と、この時も数カット撮って終わっている。
このカメラを、洗足池に持っていてしまった。
ISO:25のつもりで撮影しているので、ネガは黒い。しかし意外とよく写っている。
懐の広いフィルムだとおもう。露光過度に対し耐性は強い。
失敗が失敗にならない。どうとでも撮れるではないか!ぽちっとシャッターを押せばいいだけのこと。
結局、写真を撮るのに大切なのことは、写したいもの/人/風景がある場所を探し、そこへ行くことだろう。
その場所に行けさえすれば、あとはカメラがどうにか撮ってくれる。
その写したいものがはっきりしないのは問題だろう。
テーマはない。
望みは、見えない大切なものを撮りたいだけ。
カメラ片手に、ふらふらと散歩するしかないだろうなぁ・・・と思う。
  1. 2015/05/05(火) 14:34:53|
  2. 竹林
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洗足池の筍    ・・・失敗もまた楽しい

Nikon Fにフィルムが入っている。
Rollei Retro80Sのフイルムを詰め、ISO:25の低感度で使っていたものだろう。
まだ10枚くらい撮れそうだ。
広角の24mm f:2.8のレンズを付けて 洗足池に向かう。
洗足池の筍737-26
12カットほど撮り終了。家に帰ってフィルムを取り出すとKentmere400フィルムだった。
~~ぅ、失敗。
Nikon Fに露光計は内蔵していない。
露出を決めるのは、あくまでもシャッターを押す人間が決めること。
携帯の露光計をもって出ないので、露出は、いつも勘(経験値)で決めている。
大部分はISO:400のつもりで使っていた。
減感現像すれば、かなり助かるかもしれないが、ISO:400で撮ったものは、薄いネガになり写真にならないだろうと、ISO:400の軟調現像を行っていた。
今のフィルム大変使いやすくなっている。16倍もの光を入れたのに、半分くらいのコマ(6カット)はどうにか画像になっていた。粒子も荒れていない。階調性が少し乏しくなっているだけ。
洗足池の筍737-30
常用しているISO:400、フィルム(Tri-X、Formapan400、Kentmere400など)なら、f:2.8/500秒の光線状態。
分かっていたならf:5.6/125秒で撮影してだろう。
洗足池の筍737-24
過度に光を与えたが、銀粒子の荒れは少ない。Tri-XやFormapan400では難しかっただろう。Kentmere400恐るべし、良いフィルムだと再確認。めったにできない経験をさせていただいた。
階調性は乏しいが、新しい表現法に応用できるかもしれない、覚えておこう。
かぐや姫を追っていたのに、結局は、怪獣を撮影したことになった。
失敗も楽しい。
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今年2月ころKentmere400 100フィート長巻を購入、8000円くらいだった。そろそろなくなりそうなので、注文しようとしたら12000円くらいに上がっていた。Tri-Xは3万円以上の値がついている(誰が買う?) ネットで調べたらFormapan400が8000円くらい、粒状が好きになれないフィルムだが・・・これからフィルムの撮影どうなるのだろう?
フィルムでの撮影は、趣味から道楽になるのかもしれませんね。
中国製の長巻ないかなぁ・・・そんな夢想をしています。
(お散歩カメラを始めた頃、Tri-X 100フィート缶 3800円か4200円だった記憶が残っている。)

  1. 2015/05/03(日) 17:16:51|
  2. 竹林
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プロフィール

Alchemyst Sasaki

Author:Alchemyst Sasaki
Phone-Cameraの時代、フィルムで撮ることの意味合い、意義はあるだろうか?と懐疑的になっている。写真の置かれている場所・期待・求められているものが根底から変わってしまったのかもしれないと思っている。
それでも、もう一年白黒フィルムで遊んでみるつもりでいる。

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