本当に大切なものは見えない

古いフィルム・カメラで、ありふれた身の回りを撮っています。日常の中の一瞬を捉え、読み解く写真になっていれば・・・

戸越公園の桜 拾遺

桜を撮るのはもう厭きた。
今年はいいだろうと思いながら、花が咲くと桜を撮っている。
すぐ散ってしまう・・・と思うと、いてもたってもいられなくなる。
脅迫されているのか??不思議な花です。

今年は3月末に兄が緊急入院、
撮影する場所は、兄が入院した旗の台の病院近くか、
自宅近くの戸越公園に限られてしまった。

桜の季節も終わり、ネガを整理する。
変わり映えしない、ありきたり写真ばかり。
進歩ないなぁと思いながら、それでも、
今年の桜の「落ち穂」拾いをしてみました。
撮影したのは戸越公園。
毎年撮っている馴染の桜。
戸越公園の桜967-16
戸越公園の桜968-18
戸越公園の桜968-8
28mm、105mm、50mmのレンズで撮影。
50mmレンズ(Jupiter-3)で撮ったものが、画質がトロンとしていて面白い。
レンズの味?か、たまたま光線の具合が良かったからか?
フィルムで撮ると、予期せぬ階調になることがある。
職人芸/陶芸作家の「焼き物」に似る? そんな大したものではありませんが。
戸越公園の桜967-30
戸越公園の桜967-34
戸越公園の桜968-9
戸越公園の桜968-23
レンズを替えたり、フィルターを使ったり、あるいはストロボを照射したり。
撮影するアングル、切り取りのフィレーミングを変えたりしても、
それほど多くの選択肢があるわけでもない。
名前を伏せて、一枚の桜の写真を見せたら、
誰が撮ったか判定しようにも、それは不可能。
撮り方で個性を出そうとしても、
良ければ、すぐに真似られ、誰が撮たかわからなくなる。

しかし、同じ桜の樹を、複数の画家に描いてもらったら、
それぞれが 違う桜の絵を描くだろう。
(タッチや色の使い方、その人の個性で、簡単には真似できない)

カメラの機能が進歩しすぎた。
一枚の写真に写真家の個性を表出することは、困難だろう。
そこが決定的に違うとおもう。
写真家は、デジタルカメラを手にして職人の世界に留まり、
芸術の世界には入り込めないと思う。

写真を芸術にと志向するなら、
写真を素材に、合成、モンタージュ、コンポジットし、写真を作る方向へ進むべきと思う。
デジタルカメラの機能を最大限利用し、画像を「作り」、
最新のフォトショップやライトルームを使い、いままででは不可能だった画像をつくる。
デジタルによって、その道が 開かれたことは確か。
写真は、何をやっても(加工しても)写真だろう。
そう思い切らないと、写真表現は萎縮/縮小し、単なる手慰みの遊びになってしまう。


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  1. 2017/04/23(日) 12:32:39|
  2. 桜 
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花を弄ぶ??

昔、写真を撮り始めた頃、
カメラ雑誌にはオルソフィルムで育ったカメラマンが健在で、
フィルターの特性など、こと細かく解説しているのを読み影響を受けてしまった。
しかし、当時でも、市販されているフィルムはほとんどがパンクロになっていて、
眼で見たトーンと、あまり変わらない感度特性を持っていた。
最初は使ていたが、だんだんと減り、街でのスナップには使わないようになっていた。

フィルターを選んで付けるのは、
対象を飾り立て、ドラマチックに仕上げようとする意図を持っているから。
ある意味姑息な手段かもしれない。

それでも、意図したトーンにしようと、
今でも、必要と感じたらフィルターを使う。

しかし、更に特殊な効果がある、ソフトフィルター、クロスフィルター、ハーフフィルターまで 手は伸びなかった。
一種の悪ふざけのようなうしろめたさを感じるのだろう。

これは遊び・・・と割り切れば、身の回りにあるものを工夫してフィルターを自作すればいい、その程度のものだろう。
戸越公園の桜966-27
戸越公園の桜966-18
戸越公園の桜966-15
フィルターになりそうなものを、家の中の不用品のなかから探す。
透かして見て、どう撮れるか想像しながら、フィルターをつくってみる。
それは、それで面白かった。

キャッチーな写真を作りたくてフィルターを作る。
創意工夫は、すべきだが・・・
動機不純だなぁ。厚化粧させても 結果オーライならいい?
これ、花を弄んだことになりはしまいか?
ちょっと 心の中がざわついています。
  1. 2017/04/21(金) 11:06:53|
  2. 桜 
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花筏

池袋に用事があった。
用事を済ませ、時刻を確かめると、まだ午後の5時。
これなら、目黒川の桜を撮ることができそう。

山手線を目黒で途中下車し、目黒川沿いを大崎方向へ歩いた。
花筏970-6
満開の桜は過ぎたが、花は残り、散り始めていた。
水曜日の夕刻、思ったほど 人は出ていない。
遊覧船の時間も終わったのだろう。
カヌーが数艘、川の流れに任せ、ゆっくりと河口に向かって進んでいた。
花筏970-9
これならば、花筏が見えるかも。
雅叙園近くが、一番いいポイント。
足を速めた。
花筏970-11
最初で最後の目黒川の花見になった。

  1. 2017/04/19(水) 18:53:13|
  2. 桜 
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雨の公園

2日ほど前、立会道路をあるいて帰宅したことがある。
途中にある公園の桜を思い出していた。
雨が降っていた。
何かきっと撮れる・・・そんな予感があった。
雨の桜969-27 Ⅱ
人の姿の消えた公園は、別の表情を見せていた。
雨の桜969-31
曳かれるように雨に濡れたベンチに眼が行く。
雨の桜969-34
雨の桜969-35
雨の桜969-37
ネガを整理し、
改めて見返してみると、あれはなんだったのか?と思う。

五輪真弓の歌声を、耳の奥底に聞いていたのかも。
無意識だったよなぁ・・・と思うけど。

YouTubeで「恋人よ」を探し、聞いてみる。

「雨に壊れたベンチ」がそこにあった。
  1. 2017/04/17(月) 11:25:39|
  2. 桜 
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立会道路の桜

来た時は電車だが、兄を見舞ったあとは、
散歩コースの立合道路を歩き、帰宅した。
小雨が時々ぱらついてくる。
立会道路の桜968-38
立会道路の桜968-37
立会道路の桜968-40
立会道路の桜968-39
広角レンズや、望遠レンズを 使うように努めてるが、
広角レンズや、望遠レンズをカメラに付けていると、妙に身構えてしまう。
やはり、50mm(標準)レンズの画角が一番落ち着く。
まぁ馴れの問題なのでしょう。

この頃が満開だったのでしょう。
雨の桜もなかなかいいものだ、
桜を静かに愛でる気持ちさせてくれる。


  1. 2017/04/16(日) 12:47:30|
  2. 桜 
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プロフィール

Alchemyst Sasaki

Author:Alchemyst Sasaki
散歩にカメラの生活もついに11年目に突入しました。しかし一向にいい写真を撮ることはできないでいる。まぁこんなものかとも思う。あと何年 カメラと遊んでいられよう? 綺麗な花や、美しい風景を撮るのはもう飽いた。日常のなんでもないものを切り取って、それでも何かの発見がある写真を撮りたいもの・・・もう少し、意固地にならないと駄目かなぁ。 

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