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本当に大切なものは見えない

古いフィルム・カメラで、ありふれた身の回りを撮っています。日常の中の一瞬を捉え、読み解く写真になっていれば・・・

フィルムの眼

撮りたいものを的確に撮りたいとなれば、
「カメラに凝る、レンズに凝る、機材に凝る。」
それも致し方ないだろう。
最新のカメラほど機能は豊かになり、高度な撮影ができるようになっている。
その中から、自分に要求に合ったカメラ、レンズ、機材を選んでいく。
しかし、カメラ、レンズ、機材が、
写真表現の深いところにまで関与できるか・・・・となると、懐疑的な気持ちになる。
カメラ、レンズ、機材に凝っても、カメラに縛られない知性が必要だと思う。

対象の捕らえ方がステレオタイプ(ありきたり)・・・・では、
何のため高価なカメラを、レンズを、機材を揃えたのか と思ってしまう。

フィルムカメラの世界は、自由裁量に任された部分がまだ沢山残されている。
実用感度はISO:400止まり、
モータードライブ(使っている人はいるか?)を使っても1秒4回程度が限界。
オートフォーカスレンズもあるが、今となっては新しい開発はないので、
現在のデジタルレンズから比べたら、低機能だろう。
しかし、それだから、撮る人の 感性、理性、知性が 試される領域が多い。
そんな負け惜しみ的な理由付けして、毎日フィルムカメラで 趣味の写真生活を楽しんでいる。
お堀1157-6
皇居のお堀で一枚。
このシュール感が、面白い。
(どうなるか、わからなかったが、「なにか」は撮れるだろうと一枚パチり)
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別にデジタルを毛嫌いしているわけではありません。
TPO その場にあわせてデジタルで撮ることもあります。

クラス会のときはデジタルカメラを持っていきました。
自己満足で撮るなら 白黒のフィルムで撮りますが、
クラス会は自己満足の撮影会ではない。
集合写真には、きれいなカラー写真が求められている。
部屋の中の色温度は複雑、
ここは、カラーフィルムで撮るより、デジタルで撮るのがいい。
RAWで撮影しておけば、あとで色温度を調整できる。
やはり集合写真はカラーの時代になりました。
便利なものは 利用する。
カメラ、レンズ、機材を 上手に使うだけ。
それに溺れるのは・・・・・いかがなものかと自分に言い聞かせている。
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  1. 2018/12/10(月) 11:24:09|
  2. フィルムの眼
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まだフィルムで遊べる

デジタルになり、フィルムで写真を撮る人は少なくなった。
カラーフィルムをまだ使う人はいるようだが、
白黒フィルムになると、使う人はめっきり少なくなってきている。
ヨドバシやビッグカメラの暗室用品コーナーへ行くと、
毎年、少しずつ小さく狭くなり、置いてある商品の種類も数も減っている。
趣味で写真を楽しむなら、手間はかかるが、撮影から最後のプリントまで、
自らの手で行なえる白黒フィルムが 最適と思うのだが・・・・
そういう趣味人、いまは流行らない。
趣味にまで、効率を求める・・・それがご時勢だろう。

Retro80Sフィルムを使い撮影し、(Ⅳo)と(Ⅱ)の二つの現像液を使う二段現像を 今は楽しんでいる。
中央公園1158-29
品川区役所前の中央公園のこの林は、幾度となく撮影している。
既に2,3回、このブログにも載せたと思う。
しかし、現像液を変え、現像法を変えると、今までとは別もの・・・・違ったトーンになってしまう。
こんなトーンになるとは予想していなかった。
長辺800ピクセルに縮減しているので分かりづらいが、林の調子が変である。
等倍までモニター画面で拡大し、林の右上部分を切り出してみた。
中央公園 等倍Untitled-2
まるで絵画タッチ。
デジタルで作るなら・・・・優秀なレタッチソフトを使用し、エッジ・ポスタリゼーション処理すれば、
似た写真作れるかもしれない。
そのデジタル写真自体、優秀なデジタルカメラのOSによって作られたもの、
写真を撮ったというより、デジカメに撮ってもらったという感覚が残る。
更に、レタッチソフトを使って美しさ、キャッチーさを盛って写真を作るとなると、
撮った人の自由裁量はその写真にどれだけある/残っている、といえるだろう?
金太郎飴のような、綺麗な写真のオンパレードになってしまう。
これが、趣味なのかなぁ・・・・
レタッチソフトを使っても・・・これ(使い方)は自分の「オリジナル」と胸が張れればOKだろうが・・・・

趣味の世界に、他人任せにしてしまう「うしろめたさ」は厳禁だろう。
やはり当分の間、ストレートフォトのフィルムに拘りたい。
  1. 2018/12/08(土) 13:19:50|
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戸越公園  飛来した鴨 

夕刻、戸越公園を散歩。
月が出ていた。
戸越公園1156-33
秋が深まると渡り鳥がやってくる。
池の際に立つと、鳥が寄ってくる。
餌を投げ入れてたと思うらしい。
戸越公園1156-32
戸越公園1156-38
ひとしきり、あたりを泳ぎ回るが、また別の人影を見つけると、そちらへ泳いでいく。
毎年やってくるので、何回か撮影している。
時期になると咲く桜のようなものか?
180mmや135mmの望遠で大きく切り取ったこともある。
50mmで近づいたり、夜の公園に三脚を持ち込み、広角レンズで長時間露光したこともあった。
今回は たまたまのスナップショット。
ノンコートの古いゾナーレンズで撮っていた。
フィルムは、硬調な現像液(Ⅳo)を使用した。
暗い部分のディテールは残らないだろうと思っていたが、
ネガを見ると意外に残っている。

3日後、再び戸越公園を散策。
日はほとんど落ちていた。
夕闇の中、鴨が寄ってくる。
戸越公園1157-12
鉄柵の上にカメラを乗せ、スローシャッターを切る。
戸越公園1157-13
レンズはキエフ製Jupiter-3、50mm F:1.5ゾナーのクーロンレンズ。
戦後なのでレンズはコーティング処理が施されている。
暗い部分の銀塩濃度を上げ、トーンの縮減をしようと、
(Ⅳo)現像を途中で止め(Ⅱ〕現像液に切り替えて、二段現像を行なってみた。

中庸な現像液(Ⅰ)や軟調現像液(Ⅲ)あるいは(A)で現像し、途中で硬調現像液(Ⅱ)に換えると、
薄い現像部分の進行が早まり、トーンの縮減、コントラストの調整ができるのだが、
この組み合わせは、意外なことに、薄い銀塩濃度の部分、それほど濃度アップにはつながらず、
光の当たった部分は しっかりと銀濃度は高くなっていた。
今までにないトーンのネガを得た。(現像のメカニズムを考えヒントになる。面白い!!)

カメラの眼ではない、「フィルムの眼」だろう。
もすこし、この組み合わせの現像、行なってみるつもり。
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使用したカメラとレンズです。
ゾナーレンズDSC02695




  1. 2018/12/07(金) 11:21:01|
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戸越公園の百日紅(さるすべり) 再び

5年後ほど前、この百日紅に注目し 一年間撮り続けたことがあった。
当時はまだTri-Xを主に使っていた。
Tri-Xの場合は(A)現像液一種で増感現像、ソラリゼーション現像など行なえたが、
Retro系のフィルムに換えると、満足できる結果にならない。
配合を検討していたら、現像処方は数種類になってしまった。

夕刻、戸越公園を散歩。
フィルムも代わったことだし・・・
どう撮れるか試してみた。
百日紅1156-39
Retro80Sのフィルムを、ISO:100の感度で使っている。(つもり)
古いカメラなので、露光計は内蔵されていない。単体の露光計も散歩には携帯しない。
あくまでも、経験・・・感度100のフィルムなので、空に露光を合わせれば おそらくf:4で1/125秒、
樹の幹に合わせれば、f:2で1/125秒(あるいはf:4/25秒)と読んだ。
百日紅をシルエットで抜こうと思ったので、
百日紅にピントを合わ、f:4/125秒とした。
一瞬、f:8/25秒の選択肢も考えたが、
被写界深度を深くするより、
手振のほうが問題だろうと思い直す。
現像は 硬調な(Ⅳo)現像液で処理した。

あなた任せにできないカメラ。
老人のボケ防止には・・・・やはり純機械式フィルムカメラが一番だろう。

違った姿(トーン)のさるすべりを 撮ることができた。



  1. 2018/12/05(水) 11:27:07|
  2. 百日紅(さるすべり)
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洗足池にて

寒くなると 池の水の透明度が少しよくなる。
マミヤプレスで 洗足池の鯉を撮ってみたい。
このカメラならいろいろ工夫して撮れるだろうと思っている。

まずは偵察、池の状態を調べようと、
Nikomart FTnに105mmレンズを付け散歩にでた。
池の鯉を撮るので、レンズにはPLフィルターを装着、
ISO:100でガイドナンバー16の小さなストロボを付けている。

池に着くと銀杏が紅葉(黄葉と呼ぶべきか?)していた。
洗足池1155-1
カメラを持ったカップルが写真を撮っている。
思わずカメラを構え、撮影。
PLフィルターをはずせば もう少し絞りを利かせることができるが・・・・
アッと思ったら間髪をいれず、フレーミングしシャッターを押す、それがスナップ。
男性は鳩を、女性はベンチに落ちた銀杏の葉を狙って撮影。
狙いがはっきりしているし、目の付け所がいい。
映像関係の専門校あるいは大学へ通っているカップかも。
洗足池1155-10
絞るか、もう少し後ろから撮るか迷ったが・・・PLフィルターをはずし、紅葉記念に一枚撮影
洗足池1155-5
まだ水は暗く濁り、ストロボの光も届きにくい。
洗足池1155-9
暗い水底から銀鱗を輝かせ現れた鯉の姿を捉えたいと思っている。

自動化される以前、
機械式カメラの操作は撮る人裁量に任されていた。
写真の出来不出来は、そのまま撮影者個人の能力に直結している。
上手な人のプリントを見せられ、圧倒されていた。

昔は差があったけど・・・この頃は 誰もが綺麗な写真を撮っている。
デジカメで撮ったほうがきれいに撮れるのは、認めざるを得ないが、
裁量に任されたカメラで、いいものが撮れたときの達成感はデジカメよりずっと高い。

写真はプリントされたもので評価される。
古い機械式カメラで撮ろうが最新のデジカメで撮ろうが、
評価の土俵は同じ場所。
デジタルで撮れば、もっと綺麗でかっこいい写真が簡単に撮れるのに、何でフィルムカメラ?
それも、自動化されていない古いカメラで撮る??

いまやフィルムカメラは、自己満足のための道具にすぎないのかも知れません。
撮って楽しかったという達成感は自己満足に過ぎない。
只それだけ・・・・・でしょう。

マミヤプレスはレンズシャッターなので、1/500秒の最高速度までストロボに同調する。
あおりも使えるし・・・・
工夫すれば 違った写真表現ができるだろう。
もう少し寒くなり、水の透明度がもう少しよくなったら、
重いマミヤプレスを担いで洗足池へ行こうと思っている。
  1. 2018/12/02(日) 10:01:53|
  2. 散歩
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プロフィール

Alchemyst Sasaki

Author:Alchemyst Sasaki
散歩にカメラの生活もついに12年目に突入。10年も続ければ、何かを掴めると思ったが、デジタルカメラの渦に弾き飛ばされ、未だ写真の眼を掴めないでいる。
絶滅危惧種のフィルムカメラでは、無理なのかなぁと嘆息。
冷蔵庫に100フィート長巻フィルム4缶、保存してあるので、
あと一年は撮り続けられます。それからどうするか考えることにしました。

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