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本当に大切なものは見えない

古いフィルム・カメラで、ありふれた身の回りを撮っています。日常の中の一瞬を捉え、読み解く写真になっていれば・・・

異界を覗く? 

大きな葉の植物があった。
なにかちょっと変。
葉脈を見ていると、見慣れぬ異様なトーンに気づく。
これは 違う、こんな葉の植物は存在しないだろう。
案内札には、植物の名が記され「むさしあぶみ」となっていたが、
現実の植物ではないぞ・・・・という気がしてくる。
怪しい草1199-18 Posi
一瞬、呆然となったが、我に返り、
カメラをセットし、シャッターを切っていた。
現像するとネガにはその葉が記録されていた。
こんなものだったかも知れない。
もっと暗いトーンだったかも。

中世の頃、白金長者の屋敷があったという。
だからといって、
そのとき庭に植えられていた武蔵鐙が 
時空を超え ここにあるとは思えない。

写真に捉えたこれは、「むさしあぶみ」存在そのものかも・・・・

真理は、全て白日の元にあり、
誰にも隠されてはいない。
しかし、偏見・思い込みがあるとそれが見えなくなる。
「花はこうだ、こうあるべき」と確信してしまう。
それが、カメラの眼を曇らす。

真理は細部に宿っていてもいいなぁと、
妄想している自分がいた。
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  1. 2019/05/19(日) 18:15:29|
  2. 黒い花 怪しい花
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西大井

見てもらうような写真ではない。
単に柵に囲まれているだけ。
西大井1196-9
でも 小生にとっては、感慨深い場所。
塀のなかには嘗て日本光学の工場があった。
小生の使っているNikon FやNikon SP  それにNikomart FTnもこの工場で作られたもの。
Nikon FやNikon SPを使って50年以上の時がたつ。
未だ 厭きもせず、手放そうともせず、大事に使っている。
故障すれば、修理してもらうため、何度かここにあったサービスセンターへ来ている。
西大井1196-10
工場が壊され整地されているのを知ったのは去年。
故障したので直そうとしたが、
機械式カメラは、もはやニコンでは修理を受け付けいていない。
ネットを探すと、ニコンOBの人達が作った会社で修理できることを知った。
場所は ニコン工場の近く。
頼むため、散歩がてら 西大井を散歩したときだった。
西大井1196-17
ここにニコンの工場があるのは 子供のころから知っている。
小学校、中学校のクラスメートの中には この会社に就職し、この工場で働いていた人もいた。
中学のクラスメートの中には、役員の息子もいた。
(出来たばかりのNikon F 50mmF:1.4付を・・・父親のもの・・・持ってきて見せてもらったこともある)

どんどん変化する。
あの工場群は 何処へ消えたのか?と思う。
キャッチーな映像の氾濫する時代にはなったが、
Photograph そのものは衰退していくのかも。

一種の挽歌(挽写) 
この工場で作られたNikon SPとNikkor 28mmのレンズで、
日本光学の工場「(荒城)の跡」を撮影してみた。
NikonSP DSC03987
もう 50年以上の付き合い。
使い良さと、この描写力 充分満足している。

一時、デジタルを使ってみたが、面白さが違う。
デジタルは うまく使えばいいだけ。
きれいに撮れるが、工夫して撮ったという面白さを実感できない。
デジタルには戻れないなぁと思う。

小生が写真を撮っていられる期間も それほど残っているわけではない。
しかし、あと一年分のフィルムは 既に確保し、冷蔵庫の中。
常に買い足して在庫量を確保(一年分)すれば、どうにか この趣味 続けられるだろう。
それでいいではないか と思っている。
  1. 2019/05/18(土) 18:46:36|
  2. 散歩
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自然の都心  都心の自然

令和になったこの時期、ニュース番組で、半蔵門の画像をよく見るようになった。
皇居の周りは、時々散策する。
皇居一周してみるかという気になっていた。
東京駅で降りて、反時計周りで歩き、日比谷濠へでて、有楽町から帰宅するか、
有楽町で降り、時計回りで歩き、和田倉門をゴールにして、東京駅から帰宅するか、ちょっと決めかねたが、
反時計回りは 何回か経験しているので、時計回りの道を選んだ。

天気は残念ながらあまりよくない。
夕方になると小雨が降るとの予報であった。
有楽町に駅に着いたとき雨は降っていなかったが、すぐにポツリポツリと雨粒が落ちてくる。
すぐ止むだろうと、日比谷公園へ入り、大きな木の下で雨宿り。
自然の都心1197-18
曇天、彩り(RGB)は豊かではない。
デジタルカメラだと彩りが乏しく、撮ろうとは思わない場所だろう。
しかし白黒のフィルム、硬調な現像をすればネガのトーンは豊かになる。
自然の都心1197-19
こう切り取ると都心の風景には思えない。
自然の都心1197-27
小降りになったので、桜田濠横を歩き、半蔵門へ。
カラーでは地味すぎるだろう。おそらく狙わない。
狙って撮っても、すぐに液晶画面で確認し、削除してしまうと思う。
しかし、ここもフィルム向き。

時たま皇居ランをする人とすれ違うが、人影は少ない。
都心にもかかわらず、人影は少ない。
人のいない風景を沢山撮っていた。
今日は「人」より「自然の景観」だろう。
千鳥ヶ淵で、右に折れ、より人影の少ない北の丸公園への道を選んだ。
自然の都心1197-32
北の丸公園への遊歩道にも人影はない。
歩くのはカメラをぶら下げた小生の姿だけ。
雨が降り出しそうな空模様、誰がここを散歩する?
自然の都心1197-39
北の丸公園の池に鵜が一匹。
人影はなかった。
空模様も怪しい。
これまでかと、北の丸公園を田安門から出て、神保町まで歩き、都営地下鉄伝いに戸越の里へ帰還した。

都心を歩きながら、出会う人影はごくわずか、こんな散歩も 面白い。

「都心の自然」を撮影したというより、「自然の都心」を撮影した気分。
どちらを主とするかで、切り取りかたも変わる。
  1. 2019/05/15(水) 18:30:19|
  2. 都会の景観 Tokyo
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五反田散歩         D76静置現像テスト

ペットボトルにD76が入っていた。

静置現像法を確かめるため今年の2月27日に作ったもの。
約2ヶ月経っている。
まだ使えるかチェックしてみた。

24枚撮りになるよう長巻フィルムを切り、詰め替え用パトローネに詰め、
五反田あたり散歩して使ってみた。
五反田1198-4
24枚撮りなので D76液10mlを水で薄め330mlにして、(36枚撮りならD76を15ml使う。)
100フィート巻きフィルムを入れてあったプラスチック容器を改造して作った現像タンクにいれ、静置現像した。(室温で16時間放置する。その後定着、水洗してネガを作った。)
五反田1198-7
ネガの濃度は適正に出ていた。
希釈現像なので、銀粒子は精細になり、高解像度。
しかしトーンは 使っている現像液とは違っているように思う。
五反田1198-13
ネガのトーンは豊かなのだが、写真のトーンは「豊かさ」というより「鋭さ」を 感じてしまう。
五反田1198-16
ひりひりと切れるようで、しっとり感が薄い。
五反田1198-18
要は使い方なのだろう。
どのようなものが、この現像法にあうのか・・・・
五反田1198-20
まだ 判明しない。
また1ヵ月後、D76液の保存性を知りたいので、テスト撮影するつもりでる。
さてその時は・・・・どうしようか。
  1. 2019/05/13(月) 10:46:43|
  2. 散歩
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池袋の人

友との待ち合わせは西口だったが、
欲しかった写真備品があったので、少し早く池袋へ。
東口のビックカメラへ行く。
そこから、西口へは、地下の道を抜けるか、陸橋を渡るか。
時間があったので陸橋を選び、ぶらぶらと行く。
池袋の人1196-23 Ⅱ
女物の日傘・・・・左手に小さなバッグ、
悠然と歩いていく。
陸橋を渡れば、西口の少々いかがわしいホテル街近くに出る。
予想とおり、陸橋を渡ると、右の道を選び、ホテル街へ。
まるで映画のワンシーンのようだ。
池袋の人1196-26
金髪、異様に肌が白い。白人かと思ったが、東洋系の可愛い顔をしていた。
中国?韓国?、おそらく日本人だろう。
池袋の人1196-35
いつもの散歩は戸越の里が中心。
こういう人にはなかなか出会えない。
さすが池袋、多様性の街。
歩くたび、目を引く(いや惹く)人を見つけてしまう。
見ていても厭きない。
それぞれ、何らかのバックグランドがあり、人生があり、何かを背負っているのだろう。
それを切り取るカメラの眼があれば・・・・なぁと思う。
  1. 2019/05/11(土) 09:57:32|
  2. Street Photograph
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プロフィール

Alchemyst Sasaki

Author:Alchemyst Sasaki
未だにフィルムカメラを使っています。
それが最後に残った趣味なので、冷蔵庫に100フィート長巻フィルム5缶、ブローニ 5本いり13箱をストックしている。
これだけあれば、あと一年は撮り続けられるでしょう。
だいぶ体にガタがきたようだけど、来年は、来年の風が吹く。
たいした写真が撮れるわけでもないが、今年も写真撮り続けるでしょう、たぶん。

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