本当に大切なものは見えない

古いフィルム・カメラで、ありふれた身の回りを撮っています。日常の中の一瞬を捉え、読み解く写真になっていれば・・・

新幹線の走る公園

新幹線の見える公園が正確な記述だろうが、
インパクトに欠けるので タイトルは「新幹線の走る公園」にした。
撮影するときも インパクトが出るように フレーミングしたがる。
新幹線の見える公園1036-22
カメラにはOrtho25のフィルムが入っていた。
最初に目に飛び込んできたのは、深紅の葉。
Retro25のフィルムなら黒く写るはずだと思った。
黒い葉の植物も面白い。
見たことないように撮れるかも知れないとフレーミングする。
遠くを新幹線が走てくるのに気づく。あれも面白い。
興味を惹いた対象を全て撮ってしまおうとする初心者に戻っていた。
この写真、その場の状況は伝えられても、何に心を動かされたのか不明。
ふらふらしている自分が写っていた。
トリミングしてみる。
新幹線の見える公園1036-22 Trimming
こういうフレーミングするのが、あのときの対象物との出会いだったはず。
何に興味を持ち、どうように撮り、現像し、それを一枚の紙の上(この場合は液晶画面だが)表現する。
それが写真なら、視点の定まらない写真は、表現者の駄目さ加減を暴きだしているようなもの。
フィルムカメラを扱う技術的なことは、ようやくわかってきたが、
未だ小生は写真初心者の域を脱していない。
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冬の寒い時期、深紅の葉の植物。
ポインセチアの仲間だと思うのですが、
いかがでしょう?
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  1. 2017/11/25(土) 11:40:01|
  2. ある場所、ある瞬間
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大井町にて

Ortho25フィルムを軟調現像液(Ⅴ)で現像した。
大井町1036-27
光のダイナミックレンジはそれほど広くないフィルムだと思う。
(赤色に感度がないので)硬調な画像になりやすいが、
軟調現像液で現像するとかなり柔らかなトーンになる。
大井町1036-28
焼け跡時代から続く大井町の飲み屋街。
感度の低いフィルムなので暗いところで使うのが難しいが、
足のあるレトロなフィルム、暗部も潰れていない。
大井町1036-29ad
階段の上に掲げられたポスターも黒潰れせず微かに写っている。
白黒のはっきりとしたコントラストの高いモノトーンとは間逆だが、こんな写真もあってもいいのでは?
大井町1036-31
トーンの調子も素直、白飽和もなく、黒潰れもない。昔は こんなトーンの写真が多かったように思う。
  1. 2017/11/24(金) 19:26:09|
  2. フィルムの眼
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50年前のクラス会

書庫を探していたら、古いネガがでてきた。

先生の名を冠したクラス会の開催通知があったのは9月、
今回は少し沢山の人が集まるようだという。

ネガの束に、3回分のクラス会のネガが入っていた。
その中に、50年前の記念写真があった。
クラス会1967-9 Ⅱ
ネガをスキャナーで取り込みデジタル化、プリントする。
20台前半の懐かしい顔が現れる。
小学校を卒業しても、毎年 先生を囲み、ハイキングなどしていたが、
そのうち先生のお宅で、新年会を開くのが決まりのようになっていた。
この催しは、大学へ進学したものが卒業するまで続いた。
さすがに皆就職し、結婚となると 先生の家へ押しかけるわけにも行かず、
それからは 2,3年に一回のペースで、レストランで会食する(先生夫婦を招待)ようになる。
それも、いつまで続いたか・・・・
クラス会Photo-30
小生が幹事役で会場設定した1995年には、先生も出られたので、これが最後だったかもしれない。
前回のクラス会は3年前、六本木のレストランで行ったが、集まったのは12名。
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今年の7月「ビールでも飲まないか?」の誘いがあり、クラス会メンバー8名ほどが集まり、暑気払いした。
その席で、不定期だと、誰が幹事かわからなくなるという声がでる。(そう画策し、ビールでもと誘ったのだろう)
毎年開催し、そのつど次回の幹事を決めようということになった。
(小生は内心、賛成できなかったが・・・小生を幹事には選ばないだろうと胸算用、賛成していた。)
やはり幹事は、気の利く女性2人に決定していた。
すると 行動は早い。9月には案内の手紙と、返信用のはがきが届いた。
クラス会1037-15
50年前使用したカメラ Nikon Fに Tri-Xフィルムをつめて持っていった。
当時 3回のクラス会で使用したフィルムは NeopanSSS、Neopan F、それにTri-Xの三種類。
現在入手できるフィルムはTri-Xのみ。
隔世の感がある。富士フィルムの白黒フィルムはアクロスのみとなってしまった。
Tri-Xは 価格が高くなったが、入手はまだ可能である。
50年前 フィルムはNeopanSSSを使用。
Nikkor 35mm F:2.8のレンズで、FP級のフラッシュバルブを発光させ 撮影している。
今回は、Tri-X フィルム、Nikkor 24mm F:2.8のレンズ、室内光のみ f:2.8/30秒の手持ち撮影した。

ネガフィルムは本棚の隅に箱にいれておけば、そのまま残り、画像を取り出すことできるが、
デジタル画像はどうだろう?ちょっとした電気ショックでデーターが読み出せなくなったりする。
CDやDVDに焼いて保存して、何年くらい保存できるものか?
バックアップをとり続ければいいのだろうが、個人で定期的にバックアップ保存するとなると限界がある。
画像のフォーマットが変化すると、読めなくなる可能性もある。

写真は記録。
記録して残すとなると なんとなくデジタルは頼りない。


  1. 2017/11/22(水) 18:07:32|
  2. 思い出の写真
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軟調現像 硬調現像

Ortho25フィルム 赤い(R)領域は感光しないためか、(G,B領域の光に感光)
普通の現像では やや硬調なネガになる。
軟調現像液を調整し、現像したところ、Retro80Sフィルムを中庸な現像液で現像したのと似たトーンになった。
銀粒子は細かく、赤色に対する感光性が鈍いので、トーンは似てもRetro80Sとは異なったネガを得た。

まだ モデルになってくれた方の承諾を得ていないので、
ポートレート画像をブログに載せるわけは行かないが、
その一部ならOKだろうと、(勝手に)思い込む。

ネガ画像は、3200dpiのフィルムスキャナーで読み取り デジタル化している。
デジタル風にいえば 約1300万画素の画像になる。
その一部を切り取って、ピクセル当倍でブログに載せてみた。
当倍1034-34 軟調現像液(Ⅴ)
普段から お化粧をする方ではない。
ほとんどスッピン。
口紅は付けていないが、オルソタイプのフィルムの特性、唇がくっきり暗く写っていた。
当倍1035-59 硬調現像液(Ⅳ)
硬調な現像液で現像すると、肌の調子はくっきり、凄みを増してでていた。
綺麗なポートレート写真を期待しているなら、このような現像液使うべきではないが、
この人の生き方、人間としての存在感を表現したいなら、この現像液の出番もあると・・・・確信している。
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使用したカメラはNikon F、レンズはAuto-Nikkor 50mm F:1.4を使用した。
50年以上前購入し、今でも現役で使用している。
若い頃は、手に負えず、たいした写真が取れなかった。
ようやくこの頃になり小生の腕が、このカメラに追いついたというところだろう。
ネガを、3200dpi(1300万画素)で取り込んでも、銀塩粒子の「ざらつき」は抑えられている。
ISO:25と低感度フィルムだが、それなりの使い道はある。
6400dpiで取り込めるフィルムスキャナーが欲しくなってきた。
  1. 2017/11/20(月) 13:48:47|
  2. フィルムの眼
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フィルムの眼を育てる現像液 

デジタルで撮っている人には無用・無益な話です.。
でも、フィルムでは、こんなトーンコントロールもできるという話、
興味があったら試してみてください。
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今、ポートレート写真を撮ることに集中している。
「散歩にカメラ」で慣れたトーンでは、人物の皮膚のトーンを綺麗に記録できない。
もっと微妙なコントロールが必要だと感じている。
どんなフィルムを使ったら好いのか、どんな現像液が好いのか、
テストしながら進めている。

ポートレート用に開発した現像液(Ⅶ)
Retro80S、Retro400Sのフィルムでは、
トーンの豊かなネガを得ることができるようになったが、
Ortho25フィルムでは、期待したほどの結果は得られなかった。

テストでは、コダックのグレースケールを撮影し、所定の現像液で現像し、
そのネガをスキャナーで取り込んで、評価している。
(Ⅶ)現像液Retro80SOrtho25
(Ⅶ)現像液は、中庸の現像液(万能)で、液の組成はコダックのD-76とは異なるが、現像結果はD-76に似たトーンになった。
Ortho25フィルムを現像すると、充分綺麗なネガ(画像)を作れたが、ほんの少し被りを生じていた。
(Reto80Sの最低濃度は35、Orthoフィルムでは71と少し濃度が高い)
また、ピークの谷の部分も埋まっていて、
トーン(解像度)はでても、大きく伸ばした場合、細かな像のコントラストは不鮮明になるだろう。
Ortho25フィルム、低感度フィルムで銀粒子は大変細かく、大きく伸ばしても像は滑らか。
このフィルムの特性を生かすために、被りを防止し、
かつピークの切れのいい(ピークの谷の深い)ネガを得ようと、現像液の調整に四苦八苦していた。
軟調と硬調の2つの種類の現像液を開発した。
OrthoFilm現像
Ortho25フィルムを軟調現像液で現像すると、トーンは Retro80Sフィルムを中庸現像液で現像したトーンに似る。
Ortho25フィルム 硬調なトーンになりやすいので、この軟調現像液、使い勝手は好いだろう。
オルソタイプのフィルムなので、赤に対し感光性は弱い。
ポートレート写真では唇のトーンが暗く落ち、くっきりとでる。それだけでも、かなり効果的。
硬調現像を使って現像すると、
肌の微細なテクスチャーがくっきりで、
Retro80Sフィルムでは捉えることのできない調子になった。

テスト現像した結果です。
1036-5 軟調
軟調現像だと、暗い部分のディテールも潰れずにでてくる。
1030-33 硬調現像
赤紫の花を撮影、硬調現像液で現像した。
パンクロフィルムだと白く写るところだと思う。
白飽和も黒潰れもなく、なだらかなトーンのネガになった。
銀粒子も細かく、ざらつきもでない。人物向きであることは確かだし、
風景写真(山岳など)にも向いたフィルムかもしれない。(扱いにくいけど)
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ポートレート写真は、
被写体の許諾がないと ブログに載せるわけに行かないので、
載せるようになっても だいぶ後のことになると思う。
  1. 2017/11/17(金) 23:34:45|
  2. フィルムの眼
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プロフィール

Alchemyst Sasaki

Author:Alchemyst Sasaki
散歩にカメラの生活もついに11年目に突入しました。しかし一向にいい写真を撮ることはできないでいる。まぁこんなものかとも思う。あと何年 カメラと遊んでいられよう? 綺麗な花や、美しい風景を撮るのはもう飽いた。日常のなんでもないものを切り取って、それでも何かの発見がある写真を撮りたいもの・・・もう少し、意固地にならないと駄目かなぁ。 

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